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Continental Circus - Road Racing World Championship
 
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第16戦 オーストラリアGP: 中野vs.ジャック、激戦の果て

Round 16 Qantas Australian Grand Prix: Phillip Island, Australia, October 27-29, 2000

 

ジャック、暫定ポール - 予選1日目

500cc - バロス、暫定ポール
2000シーズン最終第16戦は再び南半球へ。春のオーストラリアはフィリップアイランドである。ブラジルから日本への移動がインターバル無しで、日本からオーストラリアへは1週間あいているというのは釈然としないと思っていたら、来シーズンの暫定スケジュールでは改善されているようだった。500ccクラスの予選1日目、1'35.141のタイムで暫定ポールを獲得したのはアレックス・バロス。2番手にケニー・ロバーツ、ヴァレンティーノ・ロッシ、4番手に阿部典史が続いた。来期からはWSBへの参戦となる岡田忠之は9番手、青木宣篤は15番手、原田哲也は17番手、小西良輝は18番手、嘉陽哲久が19番手となった。

250cc - ジャック、暫定ポール
チャンピオン決定が最終戦まで持ち越された250ccクラス、暫定ポールはオリヴィエ・ジャックが獲得。タイムは1'35.879で唯ひとり35秒台に入れている。2番手に宇川徹、3番手にラルフ・ワルドマン(Ralf WALDMANN)、4番手に中野真矢が入った。加藤大治郎は7番手、松戸直樹は17番手。
タイトル争いは2ポイント差のジャックと中野に加藤を加えた3人に絞られている。加藤は11ポイント差とやや離されており自身の優勝とジャック、中野の表彰台圏外という条件で逆転優勝が決まるが、これはやや厳しいか。おそらくジャック、中野の両者で前でフィニッシュした方がチャンピオンとなるだろう。

125cc - ヴァンサン、暫定ポール
125ccクラスの暫定ポールは1'40.210でアルノー・ヴァンサン、2番手にルーチョ・チェッキネッロ、3番手にエミリオ・アルツァモーラが続いた。東雅雄は5番手、上田昇は6番手、宇井陽一は8番手。

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中野、逆転ポール - 予選2日目

500cc - マクリウィリアムズ、ポール
500ccクラスのポールポジションは驚きのアプリリア、ジェレミー・マクウィリアムズが獲得した。2番手にアレックス・バロス。3番手にレジス・ラコーニ、4番手にケニー・ロバーツが続いた。岡田忠之は10番手、阿部典史は11番手。青木宣篤は13番手、嘉陽哲久は15番手、小西良輝は18番手、原田哲也は19番手となった。

250cc - 中野、逆転ポール
250ccクラスのポールポジションは1'33.713で中野真矢が獲得。2番手にオリヴィエ・ジャック、3番手に加藤大治郎、4番手にマルコ・メランドリが続いた。宇川徹は6番手、松戸直樹は23番手。

125cc - ロカテッリ、ポール
125ccクラスは新チャンピオン、ロベルト・ロカテッリが1'38.296でポールポジションを獲得。2番手に宇井陽一、3番手にジャンルイジ・スカルヴィーニ、4番手にルーチョ・チェッキネッロが続いた。東雅雄は5番手、上田昇は7番手。

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中野、及ばず/ジャック、チャンピオン獲得! - 決勝

500cc - ビアッジ、2勝目
500ccクラスの決勝はヤマハのマックス・ビアッジがムジェロでのレースを思い起こさせる、ロリス・カピロッシ、ヴァレンティーノ・ロッシとのバトルを制して今シーズン2勝目を挙げた。2位にカピロッシ、3位にロッシ。地元のギャリー・マッコイは5位、新チャンピオンのケニー・ロバーツは7位に終った。阿部典史は6位、岡田忠之は9位、青木宣篤は10位、嘉陽哲久は13位、原田哲也は14位、小西良輝は15位。

250cc - 中野、及ばず/ジャック、チャンピオン獲得!
250ccクラスは予想通りポールポジションからスタートの中野真矢と2番手からスタートのオリヴィエ・ジャック、タイトルを争うチェスタフィールド・ヤマハ・テック3のチームメイト同士の一騎討ちとなった。終止トップを走る中野真矢と背後でチャンスを窺うジャック。決着はファイナルラップの最終コーナー、それまでここでは仕掛けなかったジャックが立ち上がりのスリップから中野を抜きにかかり僅か0.014秒差で先にフィニッシュし、チャンピオンを確定した。2位に中野、3位に加藤大治郎。宇川徹は6位、松戸直樹は12位となった。

125cc - 東、優勝!
125ccクラスの決勝は新チャンピオン、ロベルト・ロカテッリがリード、これにシモーネ・サンナ、ルーチョ・チェッキネッロ、宇井陽一、東雅雄が続いた。しかし、ロカテッリは125cc最後のレースをクラッシュで終えてしまった。さらにチェッキネッロがサンナを道連れにしてクラッシュ。トップは追い付いてきたアルノー・ヴァンサン、東、宇井の争いとなった。しかし、ヴァンサンもピットイン、リタイアとなり、最後は東が宇井をかわして最終戦で今シーズン初優勝を飾った。2位に宇井陽一、3位に上田昇と鈴鹿以来の日本人ライダーの表彰台独占となった。

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Grand Prix in Japan

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