2015年の山田久美女流三段の情報です。いわゆる過去ログ。
(写真の無断転載はご遠慮ください)

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2015年12月18日(金) 女流名人位戦予選・対島井咲緒里二段戦

勝ちました! 予選2回戦は竹俣紅1級との対戦です。


2015年11月8日(日) 大宮将棋センター・指導対局

大宮将棋センターにて久美先生の指導対局があります。
時間は午後1時〜午後5時。料金は1500円。席料別途
詳しくは大宮将棋センターのWebサイトにて。


2015年11月2日(月) 将棋対局 〜女流棋士の知と美〜

新宿・紀伊國屋サザンシアターにて公開対局があります。
トークショー、サイン会なども開催されます。

時間:18時開場、19時開演
会場:紀伊國屋サザンシアター 紀伊國屋書店新宿南店7階
対局:山田久美女流四段 対 山口恵梨子女流初段
早指し対局:塚田恵梨花女流2級、カロリーナ・ステチェンスカ女流3級
解説:深浦康市九段、藤田綾女流初段
司会:戸塚貴久子
入場料:3500円(税込)、全席指定

全席指定のため、予約(電話)が必要です。 詳しくは日本将棋連盟Webサイトのイベント案内ページをご参照下さい。


2015年10月22日(木) 王座戦一次予選・対大平武洋五段

残念ながら負けました。 対男性棋士2勝目はお預けです。


2015年10月17日(土) 大宮将棋センター・指導対局

大宮将棋センターにて久美先生の指導対局があります。
時間は午後1時〜午後5時。料金は1500円。席料別途
詳しくは大宮将棋センターのWebサイトにて。


2015年10月2日(金) 王座戦一次予選・対上野裕和五段

勝ちました!
男性棋士と対戦3局目にして初勝利です。 次の対戦相手は大平五段です。


2015年9月16日(水) 女流王位戦予選・対中村桃子初段

残念ながら負けました。
今年はなかなか勝てません。


2015年8月30日(日) 大宮将棋センター・指導対局

大宮将棋センターにて久美先生の指導対局があります。
時間は午後1時〜午後5時。料金は1500円。席料別途
詳しくは大宮将棋センターのWebサイトにて。


2015年8月1日(土) マイナビ女子オープン予選

1回戦で室田二段に負けました。
来年もチャレンジマッチからの出場となります。


2015年7月25日(土) 大宮将棋センター・指導対局

大宮将棋センターにて久美先生の指導対局があります。
時間は午後1時〜午後5時。料金は1500円。席料別途
詳しくは大宮将棋センターのWebサイトにて。


2015年7月22日(水) 将棋オープン戦・対松本佳介六段戦

残念ながら負けました。
男性棋士との公式戦初勝利は次の機会までお預けです。


2015年7月18日(土) マイナビ女子オープン・チャレンジマッチ

今回は2敗失格のトーナメント方式で11人が勝ち抜けることになっていました。
久美先生は第5ブロックの決勝で負けたものの、出場者決定戦トーナメント第6組で勝ち抜け、8月1日に行われる一斉予選への進出を決めました。
対戦者は順に、山田美晴アマ(○)、小高佐季子アマ(○)、佐藤陽子アマ(●)、久津知子初段(○)でした。


2015年7月10日(金) 倉敷藤花戦・対室谷由紀初段戦

負けました。 連続挑戦はなりませんでした。


2015年5月31日(日) 女流王座戦予選・対塚田恵梨花2級戦

一斉予選で、2回戦からの登場でしたが、負けました。


2015年5月16日(土) 大宮将棋センター・指導対局

大宮将棋センターにて久美先生の指導対局があります。
時間は午後1時〜午後5時。料金は1500円。席料別途
詳しくは大宮将棋センターのWebサイトにて。


2015年5月11日(月) 女流王将戦予選・対島井咲緒里二段戦

島井二段には勝ちましたが、予選決勝で中村(桃)初段に負けて、本戦入りはなりませんでした。


2015年5月8日(金) 倉敷藤花戦・対和田あき初段戦

勝ちました! 3回戦は上田初美三段と室谷由紀初段の勝者と対戦します。


2015年4月18日(土) 大宮将棋センター・指導対局

大宮将棋センターにて久美先生の指導対局があります。
時間は午後1時〜午後5時。料金は1500円。席料別途
詳しくは大宮将棋センターのWebサイトにて。


2015年3月29日(日) 女流棋士との親睦将棋会2015

恒例の親睦将棋会が今年も開催されます。皆様お誘い合わせの上、ぜひご参加下さい!

○会場
 日蓮宗大本山池上本門寺「朗峰会館」(東京都大田区池上1−2−1)
 東急池上線・池上駅より徒歩15分、都営地下鉄浅草線・西馬込駅より徒歩12分
○時間
○内容
 女流棋士とLUNCH(11:15〜12:00)
  ・要予約、先着50名
 将棋イベント(12:30〜18:00)
  12:30 受付開始
  13:00 開演
  18:00 閉会
  ○第1部(13:00〜16:00)
   ・指導対局
   ・席上対局★リレー将棋★
   ・新人紹介トークショー
  ○第2部(16:15〜18:00)
   ・ぐるぐる指導将棋
   ・30秒将棋で2面指し!
   ・次の一手名人戦
○会費
 女流棋士とLUNCH:3500円
 将棋イベント
  一般:11,000円(前売り10,000円)
  駒桜会員:9,000円(前売り割引なし)
  女性、障害者、中学生以下 7,000円(前売り割引なし)
   いずれも記念品付き

申し込み方法など、詳細は女流棋士会公式web site



 参加してきました。
 今回は写真撮影は許可制(有料)となっていました。 筆者は許可をもらっていませんでしたので、写真なし・文章のみでレポートしてみたいと思います。

 今回の会場は女流棋士のタイトル戦も行われたことがある、東京都大田区の池上本門寺でした。 池上本門寺は日蓮聖人が入滅したところで、日蓮宗の大本山の一つにもなっています。 その中の、朗峰会館の4階の大広間がイベントの舞台となりました。 東急池上線の池上駅が最寄り駅ですが、朗峰会館自体は地下鉄浅草線の西馬込駅からの方が近いです。 ただし、うかつにも地図を持って行かなかった筆者は、途中で道に迷ってしましました。
 開始直前に到着すると、女流棋士の皆さんは大広間の扉の前に階段の所に並んでスタンバイ中。 当然のことながら、開会の際の順に大広間の中に入っていく、という演出のためと思われます。 受付の近くには大きな花輪が3つ飾られており、乃木坂46の伊藤かりんさん、乃木坂46の山本さんと白石さん、AKB48と乃木坂46、の名前が書かれていました。 伊藤かりんさんは現在『将棋世界』の上達講座に登場中の方ですね。
 受付を済ませて会場に入り、まずは配置の確認。 正面奥が舞台、その前に観客席。 手前は指導対局のための机が、大きなコの字型(より正確には凹の字型)に並べられていました。 右側の通路沿いにも指導対局の机、左側の通路は将棋盤や色紙、カレンダー、写真などの販売所でした。 指導対局の机を一回り見てみましたが、久美先生の名前はありませんでした。 前半の部で久美先生を含め4人の棋士はサイン会があるため、指導対局が割り当てられていないのでしょう。

 しばらく待つと定刻になり、司会の村田二段のアナウンスと共に、女流棋士の皆さんが登場。 2人ずつ並んで扉から入って来られました。 タイトルホルダーが先頭で、以降は女流棋士会会長の矢内五段とクィーン四冠の清水六段をを除いて、女流棋士番号の順でした。 ちなみに久美先生の女流棋士番号は6番です。 扉から入って、会場の中に向かって挨拶をしてから1人ずつ左右に分かれて、広間の端をぐるっと回ってから前の舞台に歩いて行くのですが、時々2人とも同じ方に行ってしまうことがありました(段取りが行き渡っていないようです……)。
 久美先生は5番目くらいに登場。 衣装は濃紺の袖無しワンピースに、肩から薄緑のベールを掛けたような感じ。 真珠のネックレスも掛かっていました。 ワンピースのスカートは膝上で、腰の右側の辺りに大きなリボンがついていました(色が服と同じ濃紺なので、遠目には目立ちません)。 なお腰の左側には赤い花が付けられていましたが、これは女流棋士皆さんにもついていました。 服装について、詳しくは日本将棋連盟のWebサイトに掲載されているイベントレポートの写真を見ていただくのがよいかと思います。
 全員の入場が終わり壇上に揃うと、今回の親睦会の実行委員長である谷川五段から挨拶がありました。 谷川五段は「皆様の行いのよさのおかげで、雨の予報だったのがまだ降らず……」と今日の天気のことや、会場から見える庭園の桜についても挨拶に含めておられました。 続いて、連盟の会長である谷川九段が登場して挨拶。 さらに池上本門寺の僧侶からも挨拶をいただきました。 親睦将棋会は人と人との交流の場であるが、池上本門寺も昔からの人と人との交流の場であり、出会いを大切にして欲しいということことや、このような素晴らしいイベントを、今日参加できなかった人にも伝えて欲しい、という非常に丁寧でありがたい内容でした。 (このお言葉に従い、今回のレポートはかなり長めに書いてみました)
 挨拶が終わると、司会の村田二段が一人ずつ女流棋士の名前を呼んで紹介し、壇上で改めて挨拶。 それが終わって第一部が開始されました。 ほとんどの女流棋士は指導対局ですが、8人ほどは舞台の席上リレー対局及びその解説、数人の棋士は販売のお手伝い、そして久美先生たち4人はサイン会。 久美先生がサイン会をするのは、昨年の倉敷藤花戦で挑戦者になったからでしょうね。 なおその他の3人は、甲斐二冠、香川王将、矢内五段です。 タイトルホルダー経験者に混じって久美先生がサイン会を担当するというのは、喜ばしいことです。 ちなみにサイン会は二部制で、後で別の4人によるサイン会もあります。

 サイン会でサインをもらうには、受付でチケットを買わねばなりません。 色紙は3000円で、パンフレットには書いていませんでしたが、扇子は1万円でした。 チケットには数に限りがあり、急いで買わねばならないかと思ったのですが、サインを求める人というのはさほど数が多くないのか、サイン会が始まってからでもチケットを買うことができました。 ただし、サインを行う8人分全てのチケットを買っているファンもおられたようです。 筆者が久美先生の分のチケットを買ってサイン会のテーブルの方に行くと、久美先生は既に2枚の色紙を書き終えておられ、「どちらにしましょう?」と訊かれました。 一方は「天馬行空」で、もう一方は「一念通天」でした。 どちらも久美先生がよく色紙に書かれる言葉ですし、どちらも欲しいのですが、最も欲しいのは「駒魂」なので、それを久美先生に言うと、「それはそうですよね」とおっしゃりながら、改めて「駒魂」を揮毫して下さいました。 「四段」と書かれた色紙をようやく手に入れることができました。 どうもありがとうございました。
 「駒魂」の色紙を戴いた後、少し離れたところから見ていると、久美先生は寒いのか、上からコートを羽織っておられました。肩の辺りは薄いベールが掛かっているだけで、腕はむき出しなわけで、やはり今日の気温では室内とはいえ文字通り肌寒かったようです。 さて4人でテーブルに並んで色紙を書いているわけですが、棋士によって人気に少々差があり、一番人気は香川王将でした。 ファンの方と話をしながら書いておられるので、結構時間もかかっていたようです。 色紙を求める人の列がなくなったところで、久美先生はいずこかへ退場。 おそらく控え室に戻られたものと思います。 筆者は大広間に戻ってイベントの様子を見学。
 舞台上のリレー対局は、関東若手チームと関西若手チームが対戦中。 関東チームは加藤二冠(奨励会)、和田初段、竹俣2級で、関西チームは西山二段(奨励会)、山根初段、北村1級でした。 谷川九段と清水六段が解説で、途中から谷川九段は上田三段へ交代。 その後、色紙やサイン入りカレンダーなどを売っているところを覗いてから、3階に降りてみました。 ちょうど休憩スペースがあったのでそこで休憩。 雨が降り出していましたが、庭園「松濤園」がよく見えました。 築山があり、池には鯉が泳いでいて、桜はまだ咲き始め。 晴れていたら庭園を歩いてみたかったです。 もっとも、特別公開の時でなければ入れないらしいですが。

 大広間に戻ると、リレー対局が終わっていて、感想戦をやっているところでした。 関西チームが勝ったようです。 感想戦が終わると舞台は新人紹介トークショーに転換。 椅子を6脚並べ、伊藤(沙)初段、塚田2級、高浜3級、山口(絵)3級の4人を、司会の村田二段と鈴木二段がはさむ形でした。 趣味の話などを訊いていたようです。 その後も大広間と下の休憩スペースを行ったり来たりしていましたが、大広間の入り口で中村九段がポラロイドカメラで女流棋士とファンの方のツーショットを撮っていたり(1枚1000円です)、休憩スペースのところで女流棋士と囲碁将棋チャンネルのスタッフが番組用の撮影をしていたりしたのを見ました。 また、女流棋士の控え室は3階にあったようです。
 何度目かに大広間に戻ると、久美先生も戻ってこられていて、前述のポラロイド撮影に応じたり、ファンの方とお話をしたりされていました。 筆者も少しお話しをさせていただきましたが、寒そうにされていたのでそれを訊くとやはり「寒いです」とのこと。 しかし春は少々寒くても春らしい服装をするのがおしゃれというものですので、久美先生はそれを実践されているのだと思います。 「指導対局は受けられましたか?」と訊かれたので、指導対局は希望していませんでしたと答えると、「ああ、そうなんですね」。 筆者が久美先生以外の指導対局を希望していないので仕方ないです。 今日は出番が少ないですねと訊くと「そうなんですよ。今日は指導対局もなくて」という答えが。 風邪気味なので今日はあまりしゃべらないようにしたいそうです。
 最近のイベントの情報を尋ねると「電王戦でニコファーレに行ってました」。 前日(3月28日)の電王戦の解説会に出演されていたようです。 すいません、チェックしていませんでした。 また、最近はイベントよりも研究会の方が多いそうです。 その成果が倉敷藤花戦挑戦ということでしょうか。 倉敷藤花戦は1勝2敗と惜しいところでタイトルを逃しましたが、久美先生自身は第1局が一番惜しかったと思っているそうです。 またタイトルに出られるように頑張りますとのことでした。
 舞台のトークショーが終わり、前半終了直前に抽選会がありました。 親睦将棋会の招待はがきに書いてある番号で賞品が当たるという趣向です。 トークショーに参加した女流棋士が箱の中から番号札を引いていました。 筆者は普段はくじ運が悪いのですが、この時は珍しくも当選し、里見名人の揮毫入り扇子が当たりました。 その他の賞品には渡辺棋王のサイン色紙などがありました。

 前半終了前から久美先生の姿が見えなくなりましたが、後半が始まる少し前(3時30分頃)にまた戻ってこられて、司会席の辺りで何事か相談をしておられました。 後半開始に当たって会長の矢内五段が登壇し、挨拶されました。 引き続き席上対局と次の一手名人戦ですが、解説はその矢内五段と久美先生でした。 「NHK杯」「囲碁将棋ジャーナル」の先輩・後輩コンビですね。 ショートヘアで美人という共通点もあります。
 先手香川王将、後手甲斐二冠で対局開始。 さて、もちろん途中には次の一手名人戦があるのですが、参加する方には専用のパンフレットが配られていました。 表紙が赤、裏表紙が青、中が黄色という構成で、これを次の一手の選択に使おうというアイデアです。 このパンフレットについて、久美先生は「私と矢内さんはこの対局についてコメントを出したんですが、どこに載っているんだろうと思ったら、このパンフレットに載っていたんですね」。
 対局の方は香川王将の居飛車、甲斐二冠の中飛車になり、さらに相穴熊になりました。 そこで矢内五段が久美先生に質問、「相穴熊の戦い方のコツは何でしょう?」。 これに対して久美先生の答えが「自分の囲いを崩される前に相手を崩す!」。 この時に変に突っ込まず、素直に「はい」と相槌を打つところが矢内五段のいいところだと思います。 だてにNHK杯で5年も聞き手を務めた(女流棋士として最長)わけではないということです。 久美先生も同じタイプですが、女流棋士2人の司会コンビとしては、ベストかも知れません。

 しばらくして、最初の「次の一手」が出題されました。 先手の香川王将が封じてから、候補手を考えたのは、会場で撮影をしていた囲碁将棋チャンネルの社長と、スタッフの田中誠さん(元奨励会二段)。 「誰にしましょうか」と言って選んでいましたが、もしかしたら誰が候補手を考えるかを、事前に決めていなかったのでしょうか? 2つの候補手と「その他の手」の3つの中から参加者に一つを選んでもらい、パンフレットを頭の上に上げてもらって、正解を発表しましたが……すいません、どんな手が正解だったかを忘れてしまいました。
 対局は進みますが、久美先生と矢内五段は指し手の解説はほどほどにして、将棋界の裏話を紹介しておられました。 前述のとおり、お二人ともNHK杯の聞き手を担当していましたので、例えばその時の裏話が以下のようなもの。
矢内「仲の悪い先生同士の対局になることもありますよね」
山田「私の時にあったのは、リハーサルをしようとした時に、お二人とも「そんなことしなくていいよ」とおっしゃるんですよ。それで、対局が終わった後、お一人は飛行機で、もうお一人は新幹線で帰られたんです」
矢内「それだけで誰かわかっちゃいますね(笑)」

 それからしばらくして、2回目の「次の一手」が出題されました。 後手の甲斐二冠が封じて、久美先生と矢内五段が候補手を検討。 会場の回答は3つに分かれましたが、正解は久美先生の考えた候補手でした。 矢内五段が「さすが、この前にタイトル戦で甲斐さんに挑戦されただけありますね」と言うと、久美先生は「甲斐さんになりきって考えました(笑)」。 その後は第3局の記者会見で久美先生が泣いた話で盛り上がっていました。 「記者会見での久美さんのお話しには感動しました」と矢内五段が言うと、久美先生は「あれは他の人から聞いた名言なんですけどね」とかわしていました。
 3回目の「次の一手」では矢内五段の候補手が当たり、その次は全員が外れたのでやり直し。 5回目は会場にいた女流棋士が候補手を挙げて、たった一人だけが選んだ手が正解になり、「次の一手名人」が無事決まりました。 この頃には中盤から終盤にさしかかりつつありましたが、久美先生と矢内五段の「雑談」は留まるところを知らず。
矢内「NHK杯の時の衣装はどうされていましたか? 私は結構同じ服を使い回していましたが」
山田「私は服を買うのが好きなので、NHK杯にかこつけて買った服が多いですね。ほとんど捨てましたけど」
矢内「囲碁将棋チャンネルの時はほとんど貸衣装でした」
山田「今日の対局者の服装ですが、香川さんは濃い色の着物が似合いますね。甲斐さんも今日はスーツですが、和服もよくお似合いですよね」
 久美先生は服装の話をしながら、上着のベールを何度も肩に掛け直しておられました。 やはり寒かったようです。
山田「今日の持ち時間は20分ですが、20分って意外と長いですよね」
矢内「記録係の時は5分でも長く感じますね。でも自分が考えている時の5分は一瞬ですよね。っていうか、5分って考えているうちに入らないくらいですから」
 その他には家でご主人と将棋をするかどうかとか、既婚者らしい話題も出ましたが(のろけ話ではなく自虐ネタなのがこのお二人らしいところです)、家庭不和の元になるかも知れませんので省略します。

 最終盤になるとさすがに雑談はなくなり、指し手の解説ばかりになりました。 甲斐二冠が優勢になり、香川王将も受けの手で粘りましたが受けきれず、甲斐二冠が勝ちました。 意外に早く対局が終わったようで、感想戦のための時間が20分以上もありました。 感想戦では香川王将が自ら駒を動かすサービスぶり。 振り袖を着ていたので、袖をぶんぶん振り回しながら自戦解説をやっていました。 久美先生や矢内五段も最初は感想戦に参加していましたが、途中からは香川王将と甲斐二冠の2人でやっているような状態に。 香川王将のおしゃべりには、饒舌な久美先生も敵わないということでしょうか。
 感想戦が終わると、対局者から一言ずつ挨拶があり、それから次の一手名人に賞品を授与。 その後、解説のお二人からも挨拶がありました。 久美先生は「駒桜のファンクラブはなくなってしまいますけれども、親睦将棋会は来年以降も続ける予定ですので、皆さんぜひご来場下さい」とコメント。 大変まとまった挨拶だったのですが、その後で矢内五段が「久美さんがまるで閉会式の締めのような挨拶をしてしまいましたが……」と言い、会場から笑いが漏れていました。
 その後、閉会までまだ時間があるため、グッズの販売所を見に行きました。 解説の途中で久美先生が、矢内五段とのコラボ色紙(久美先生が「駒」、矢内五段が「桜」)があるとおっしゃっていたのですが、どうやらとっくの昔に売り切れてしまったようです。 代わりに矢内五段が「真」、久美先生が「実」と書いたカレンダーがありました。

 閉会式では関根五段が挨拶。 そして例年通り、女流棋士の皆さんが花道を作って見送って下さいました。 受付で抽選会の賞品と、今回の女流棋士の集合写真を戴きました。 外に出ると小雨が降っていましたが、駅に着く頃には止みました。 谷川五段の開会の際のお言葉どおり、将棋ファンの行いのよさの為せる技だったかも知れません。


2015年2月24日(火) 女流名人位戦予選・対渡部愛初段戦

負けました。 初手合いの相手には結構弱いです。


2015年2月22日(日) 大宮将棋センター・指導対局

大宮将棋センターにて久美先生の指導対局があります。
時間は午後1時〜午後5時。料金は1500円。席料別途
詳しくは大宮将棋センターのWebサイトにて。


2015年2月5日(木) 女流名人位戦予選・対本田小百合三段戦

勝ちました! 緒戦から強敵を降して順調です。 次は渡部初段との対戦です。


2015年1月25日(日) 大宮将棋センター・指導対局

大宮将棋センターにて久美先生の指導対局があります。
時間は午後1時〜午後5時。料金は1500円。席料別途
詳しくは大宮将棋センターのWebサイトにて。


2015年1月13日(火) 竜王戦・対宮田利男七段戦

男性棋士との初公式戦でしたが、負けました。 次回にも出場できるよう頑張って下さい。


2015年1月4日(日) 第5回 上州将棋まつり

高崎のヤマダ電機で将棋まつりが開催されます。

場所:ヤマダ電機 LABI1高崎4F「LABIGATE」(JR高崎駅東口徒歩1分)
時間:10時開場、10時30分開会、17時30分閉会
参加費:無料
出演棋士:谷川浩司九段、渡辺明棋王・王将、佐藤康光九段、木村一基八段、中村太地六段、金井恒太五段、
     甲斐智美女流王位・倉敷藤花、斎田晴子女流五段、山田久美女流四段、本田小百合女流三段、 上田初美女流三段
内容:新春スペシャル対局(渡辺明棋王・王将 対 佐藤康九段)、席上対局(木村八段 対 中村太六段)、
     新春女流対局(甲斐女流王位・倉敷藤花 対 本田女流三段)、トークショー、書籍サイン会、指導対局、
     詰将棋クイズ、物販コーナー など
詳しくは日本将棋連盟Webサイトのイベント案内をご覧下さい。


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