2008年の山田久美女流三段の情報です。いわゆる過去ログ。
(写真の無断転載はご遠慮ください)

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2008年12月7日(日) ハーバーランドふれあい将棋まつり

小学生を対象にした神戸のイベントです。村田女流初段企画です。親子でぜひお越し下さい。

時間:10時〜16時
場所:神戸ハーバーランドセンタービル地下1階・スペースシアター(JR神戸駅・地下鉄ハーバーランド駅より東(海の手)へ徒歩5分)
内容:子ども将棋大会、指導対局、ふれあい対局、目隠し将棋、駒製作実演、模擬対局など
参加費:無料
出演:井上八段、矢内女王・女流名人、山田久三段、村田初段、岩根初段



 見に行ってきました。
 場所はビルの中の吹き抜けです。 屋外とは扉一枚なので、寒いのではないかと思っていたのですが、やはり寒かったです(笑)。 10時少し前に到着すると、将棋大会に参加する子供たちは既にたくさん集まっていました。 村田初段も走り回っていました。 定刻ちょうどくらいになって、久美先生他の棋士の皆さんが登場。 久美先生は真っ赤なフェルト地のツーピース(下はスカート)に黒のストッキング(チェック模様)で、季節柄サンタクロースのように見えました(笑)。 どこかに白いアクセサリをつけていて下されば良かったかも?
 定刻に村田初段の司会で始まり、最初に井上八段の挨拶。 すぐに将棋大会は始まらず、まず模擬対局ということで「対局開始時に何をするか?」を説明するため、矢内二冠と岩根初段が盤に就きました(机ですが)。 そして井上八段と久美先生が説明。 初めに久美先生が子供たちに大きな声の挨拶を呼びかけ。 子供たちも元気に挨拶。 やはりこういうところはうまいですね。 そして駒の出し方から説明を始め、振り駒で先後を決めるというところで、久美先生が振り駒を実演。 駒が一つ机から落ちてしまいましたが、子供たちを前にして元気が良すぎたでしょうか(笑)。 場所が狭い時は5つじゃなくて3つでもいいですなどのフォローが入りましたが、それから挨拶して対局を始めましょうということになり、みんなで声をそろえて「よろしくお願いします」で子供大会も開始されました。
 場所が吹き抜けということで、上から見ていましたがなかなか壮観でした。 対局が始まると久美先生たちは係員の皆さんと共に子供たちの周りを巡回。 対局が終わったら手を上げて係員の人を呼んで下さいということになっていましたが、ものの二・三分で手を上げる子供たちが出現。 対局が終わると対局カードに記入をしてもらうのですが、久美先生たちはそのお手伝いをしていました。 しかし一時は手が足りなくなるほどの対局終了ラッシュで、皆さん大忙しでした。 11時前に一段落したので、ご挨拶をしようと下に降りましたが、よそ見をしているうちにいつの間にやら久美先生が近くに来られ、挨拶をしていただきました。 大変失礼しました。 子供大会でお忙しいため、挨拶は手短に済ませました。
 11時になると指導対局開始。 会場の一角に机を四角に並べ、親睦将棋会などでおなじみの「ぐるぐる対局」形式で指導が始まりました。 指導棋士は久美先生と矢内二冠と岩根初段。 途中から井上八段も来られましたが、将棋大会の方も見るため、出たり入ったりしていました。 場所は入り口付近で少々寒いのですが、棋士の皆さんは対局しながら歩いているのであまり気にならないのかもしれません(ご挨拶した時に久美先生もそうおっしゃってました)。 しかし見ている方(子供の親とか)は寒かったと思います。 対局している子供たちはたぶん平気だったでしょうが。 久美先生は小さい女の子に「三手の読み」について説明しながら指導をしておられました。 11時半になると舞台の方では大道芸が始まりました。 将棋イベントに大道芸とはものすごい組み合わせですが、子供たちは喜んでいたようです。
 12時になると久美先生たちは食事のためいずこかへ行かれました。 おそらく中華かフレンチではないかと。

 13時からは舞台で目隠し対局。 対局をするのは矢内二冠ですが、「化粧が落ちると困るので」ということでアイマスクはせず(女流棋士はみんなそうだそうです)、そっぽを向いての対局。 当たり前ですが、目は閉じてます(頭の中の将棋盤を見るためですね)。 指し手を言うと岩根初段が指すという形式でした。 解説は井上八段と久美先生。 対局相手の子供はかなり強いらしく、井上八段の話によると(対局後ですが)、関西将棋会館の道場でいつも指しているようです。 対局開始で、矢倉模様の出だしに。 20秒将棋なのでどんどん指し手が進み、大盤解説は変化を説明する余裕もありませんでした。 矢倉にはならず、急戦になりましたが、子供の方が指しきり模様で、これから矢内二冠の反撃かというところで、子供の方が突然投了して対局が終わりました。 これには井上八段も久美先生もびっくり。 指し切りと判断しての潔い投了だったようですが、もう少し粘った方が良かったかも。 何しろ相手は目隠しですからね、間違えるということもあります。 まあ間違いを期待するのは子供にはお勧めしませんが(笑)。
 14時からはまた指導対局。 久美先生は途中で抜け出し、舞台横の机で賞状を前に何やらやっている様子。 どうやら名前書きを頼まれたようです。 しかし途中で中断? 理由は後でわかりました。 14時半からはまた大道芸。 さっきとほぼ同じネタをやっていました。
 15時少し過ぎ(大道芸が延びた)から表彰式でしたが、その前に岩根初段と久美先生が賞状に子供たちの名前を記入。 それを会場中央の、子供たちが見ている前でやっていました。 面白い趣向と思います。 他の大会でもやってみたらどうかと。 自分の名前が記入されていくのを見るのは、大人でも気分がいいと思いますよ。 それから表彰式。 賞状読み上げは矢内二冠で、久美先生はマイク持ちと賞品手渡しなどのお手伝いをしておられました。 表彰式が終わると大抽選会。 まずは対局数の多い子供たちに賞品をプレゼント。 しかし朝からの数時間で30局も対局するとはすごいですね。 それから対局カードに書かれた番号による抽選。 棋書、盤駒など豪華賞品がたくさんの子供たちに当たっていました。
 最後は村田初段の挨拶で終了となりましたが、何となく唐突な終わり方だなと思っていたら、久美先生がもう一度最後の挨拶をして締めておられました。 それから舞台袖では女流棋士の皆さんと写真を撮る子供たちが多数(要するに写真を撮ろうとする親が多数)。 井上八段は舞台から下にいる子供たちと握手をしていました。 なかなか楽しい大会でした。 来年以降も続くことをお祈りいたします。 そして来年以降も是非久美先生を(笑)。

会場全景 指導対局 大盤解説 免状署名


2008年11月29日(土) 大宮将棋センター・指導対局

大宮将棋センターにて久美先生の指導対局があります。
11月は29日の午後1時〜午後5時。
料金は1500円。席料別途
詳しくは大宮将棋センターのWebサイトにて。


2008年11月22日(土) 女流棋士と普及指導員の交流会

女流棋士と普及指導員の交流会です。一般参加を募集します。

時間:12時30分開場、13時開会
場所:健保プラザ(東京・将棋会館隣)
内容:指導対局、懇談会、立食パーティー
会費:1万円
出演:谷川四段、関根四段、長沢四段、宇治三段、山田久三段、古河二段、早水二段、中村初段、野田澤1級、伊藤1級、山口2級(予定)
申込:はがきに住所、氏名、電話番号、棋力、指導対局の有無を明記の上、下記まで
   151−8561 渋谷区千駄ヶ谷2−39−9 日本将棋連盟女流棋士会事務局「女流棋士と普及指導員の交流会」係


2007年11月21日(金) 女流王位戦予選・対竹部松尾さゆり三段

勝ちました! 次の予選2回戦は長沢四段と大庭初段の勝者と対戦です。


2008年11月13日(木) マイナビ女子オープン・対村田智穂初段

勝ちました! 2回戦(ベスト8)進出です。 次の対戦相手は清水二冠です。


2008年10月18日(土) 大宮将棋センター・指導対局

大宮将棋センターにて久美先生の指導対局があります。
10月は18日の午後1時〜午後5時。
料金は1500円。席料別途
詳しくは大宮将棋センターのWebサイトにて。


2008年10月13日(祝) かわちながの将棋のひととき

※掲示板でも情報をいただきました。ありがとうございました!

「公開対局 かわちながの将棋のひととき 第2手“神武以来の天才”加藤一二三九段vs“凌ぎの名手”井上慶太八段」

時間:開場13時、開演13時30分
場所:大阪府河内長野市 ラブリーホール(南海高野線・近鉄南大阪線河内長野駅から西へ徒歩7分)
   (小ホール)
料金:一般 前売2000円、当日2500円
   学生・女性・障害者とその介護者(1名) 1000円(前売・当日とも)
   Lカード会員 1500円
内容:
 第1部:席上対局(勝者予想クイズ、次の一手予想クイズを出題)
     大盤解説:畠山鎮七段、聞き手:山田久美女流三段
 第2部:トークショー「加藤一二三、伝説を語る」
     お楽しみ抽選会



 見に行ってきました。

 関西でのイベントなのに、なぜ関西の女流棋士を司会役に使わないのかというところですが、たぶん加藤九段からご指名があったのだと思います。 最近、日本シリーズなどでも加藤九段は久美先生を聞き手に指名されるらしいですからね。
 さて、第一部は席上対局ということで、対局者の加藤九段と井上八段の紹介がまずありました。 司会の女性、河内長野市のことを「南大阪のプロヴァンス」などと対局者に宣伝していましたが、そんなこといつから言われ始めたんでしょうか(笑)。 筆者はかつて河内長野の近隣の市に住んでいたことがあるのですが、そんな別名はついぞ聞いたことがありません。 それはともかく、続いて大盤解説の畠山七段と久美先生が登場。 ちなみにこの4名の先生方は、誰一人として河内長野に来たことがなかったそうです。 まあ河内長野に限らず、南大阪といえば堺市くらいしか行く機会がないんでしょうなぁ。
 出演者の紹介が終わると、振り駒をして加藤九段の先手で対局開始。 戦型は二人とも居飛車党ということで、当然のように相矢倉となりました。 しかも、かなりクラシックな駒組み手順です。 聞き手の久美先生は、畠山七段と組むことはあまりないでしょうが、非常に息の合った解説を見せてくれました。 二人ともしゃべりすぎず、黙りすぎず、読み筋を説明するところの駒操作も非常にスムーズでした。 ところでこの日の久美先生の服装は、青い長袖のカットソー(というのかどうかよくわかりませんが)の上着に、白のタイトスカートという、身体の線に自信がないと着られない(笑)代物でした。 大盤操作で上の方に手を伸ばすと上着の裾がずり上がってくるため、後で何度も下に引っ張る姿が見られました。 また、髪をばっさりと切ってショートヘアにしておられました。 筆者はこれくらいの長さの方が似合うと思いますね。
 途中で「次の一手」があったのですが、これは非常にいいタイミングで封じ手が入り、5五歩、7五歩、1五歩の三択になりました。 畠山七段が久美先生に先に候補手を出すように勧めたので、畠山七段が先に言うだろうと(おそらく)思っていた久美先生は「えっ、私が言うんですか」と少しびっくりしたようでした。
 再開後、互角の戦いが続いていたようですが、先手の加藤九段が5八飛と回ったのが気が付きにくい好手で、畠山七段も久美先生も感心していました。 当然のように6九銀の割り打ちを喰らいますが、金を取らせても5四歩と中央から攻めれば有利になるはず、という大局観とのこと。 その後井上八段はさらに玉頭から猛攻を仕掛け、加藤九段が凌ぐという争いになりました。 両者ともに時間が切れてくると、お約束どおり「一分将棋の神様」という言葉が解説のお二人の口から出てきましたが、加藤九段の手を久美先生がよく当て、井上八段の手を畠山七段がよく当てるという不思議なことに。 加藤九段が凌ぎきるかのように見えましたが、先に一歩渡していたのがまずく、最後にその一歩がぴったり間にあって詰まされてしまいました。 投了後に対局者と共に大盤解説で感想戦をやりましたが、久美先生は舞台の端っこの方で大人しく加藤九段の感想を聞き、時々笑っておられました。

 休憩を挟んで第二部はトークショー。 舞台左手に9つのお題目が隠された巨大なパネルが置かれ、右手に棋士4人が並んでトークを繰り広げるという趣向。 司会は久美先生で一番左に座り、右に加藤九段、井上八段、畠山七段の順に並びました。 パネルに駒の絵が描かれており、これを回転させるとお題目が現れるという仕掛け。 まず初めに加藤九段が左下の「銀将」を選びましたが、何も変化が起こらず。 久美先生が「もしかして私が回転させるんですかね?」と立ち上がってパネルの裏を覗き、誰もいないことを確認してから(ここで場内から笑い)久美先生が手動でパネルを回転させました。 回転させる担当者がいないのに、久美先生が回転させようとすると音楽が流れるところはさすがに大阪(笑)。 以下、お題目とトークの概要をまとめることにします。

・『駒音』: 加藤九段といえば確かに力一杯駒音を立てて指す様子が有名。 駒を割ったことはありませんかという質問には「ありませんけど、盤が割れたことはあります」と答えて場内爆笑。 旅館がタイトル戦用に盤を用意していることがありますが、何年かに1回しか使わないことも多く、保管が悪いと乾燥して勢いよく指したショックで割れてしまうこともあるとか。
・『モーツアルト』: なぜか名人戦で中原名人と対戦して十局指した末に名人を獲得したときの話になり、延々これを話し続ける加藤九段。 かなり長くなったため、久美先生が途中で「すいません、モーツアルトの話を」と合いの手を入れ、また場内爆笑。 結局「モーツアルトを聴いていたお陰で精神的な状態が良くなり、勝てた」ということに。 また、「私とモーツアルトの共通点は、ローマ法王から勲章を受けていること」という話もしていましたが、「全部終わらないと困るので」と久美先生が先を急ぐように進行していました。 たぶん、こういう制御をできるのが久美先生だけなので、加藤九段のご指名を受けるのでしょう。
・『ライバル』: 若い頃は大山十五世名人をライバルとされていたらしく、最初に大山名人の名前が挙がりました。 大山名人と123局戦ったと加藤九段が言うと、すかさず久美先生が「一二三(ひふみ)ですね(笑)」と合いの手。 その後、二上九段、中原十六世名人、米長永世棋聖の名前が挙がりました。 なお、そういったライバルや、最近の若い人と対局するときにあらかじめ棋譜を調べたりするんですかという質問には「余りそういうことはしない」とのこと。
・『空咳』: これについて対局相手からあまりとやかく言われたことはないらしいのですが、一度だけ大内九段がタイトル戦の前に理事会に申し入れをして、空咳を遠慮してくれということになったそうです。 しかし加藤九段は空咳を我慢して3連勝したとか。 また、ある人から聞いた話では、人にはストレスを発散する方法がいろいろとあり、加藤九段の場合それが空咳ではないのですかと言われたそうです。
・『あと何分?』: これについてもあまり言われないのですが、銀河戦で関西の若手が記録係に「見ればわかるんだから言わなくていい!」と言ったのでびっくりしたとか。 また、終盤で「あと何分?」を連発する加藤九段に、対戦相手の森内九段(当時の段位は不明)が吹き出していたのを憶えておられるそうです。 久美先生は何かのテレビ対局の記録係で「6、7、ありません!(早口)、8、9……」と秒を読んだことがあると言っておられました。 と、この辺りで「あと15分ですね」ということになり、また久美先生が場内の笑いを誘うことに。
・『背後から盤を覗く』: 対中原戦で、相手が席を外したときに反対側に回り込んで局面を見てみたらいい手を思いついたので、たまにやってみることにしたらしいです。 さすがに相手がいるときに回り込むという失礼なことはしないとか。 「大山名人の後ろに回ると禿げてるのが見えちゃいますからねぇ」ともおっしゃってました。
・『うな重』: 若い頃は2日に1局対戦がついたこともあったので、元気を付けるためにうな重を食べ始めたのがきっかけとか。 また、天ぷら定食を食べることもあるそうですが、たまに出前の届くのが遅くて困ることもあるそう。 鍋焼きうどんを頼んだときは、熱々でなかなか冷めないので食べるのに時間がかかることがあり、やはりうな重が届くのも早く食べやすいとのことでした (最近は特上寿司を食べているという話を以前聞いたような気がするのですが、全く触れられませんでした)。 畠山七段は「大阪で対局されているのを見たとき、うな重と天ぷら定食を頼んで、天ぷらをたくさん残しておられましたね」という話をされていました。
・『滝を止める』: 対局の時、うるさいのでホテルの中庭の滝を止めさせたという伝説が残っていますが、加藤九段が憶えているのは2回だけのはずなのに、ある時羽生名人と話をしていて「5ヶ所くらいの対局場でそういう話を聞いてますけど(笑)」と言われて不思議に思ったことがあるとか。
・『1分将棋』: あまり時間がなかったので、昔の棋士はのんびり指してた人も多く、1分将棋に強い棋士は限られていたけど、現代の棋士はみんな1分将棋が強いですねということで終わりました。

大盤解説1 大盤解説2 トークショー1 トークショー2


2008年9月23日(祝) 川西ダリア将棋大会

時間:9時受付、9時30分開会
場所:山形県置賜郡川西町 中央公民館(JR米坂線羽前小松駅から西へすぐ)
会費:一般1500円、高校生以下1000円(昼食・参加賞付き)
   A〜C級、各級5位まで賞品
剱持末治八段、山田久美女流三段の指導対局あり


2008年8月24日(日) 女流棋士ゆかたまつり

女流棋士ゆかたまつりを今年も開催します。指導対局やサイン会、記念写真撮影会などを予定しております。
定員制となっておりますので、ご予約はお早めにどうぞ。

時間:13時受付、13時30分開会
会場:将棋会館2階「研修室」
会費:5000円(おみやげ付き)※限定50名
内容:指導対局、トークショー、記念撮影会、オリジナルグッズ販売、他
出演:斎田晴子四段、山田久美三段、安食総子初段、藤田綾初段、伊藤明日香1級、井道千尋1級、熊倉紫野1級、山口恵梨子2級
申し込み:日本将棋連盟女流棋士会事務局 TEL03(3408)6172 将棋会館道場でも受け付けています。

ゆかたまつりパンフレット(pdf,143kbyte)


2008年8月16日(土)〜17日(日) 直弼杯将棋大会

彦根市による「井伊直弼と開国150年祭」事業の一環として、直弼杯将棋大会が開催されます。
山崎七段、久美先生らが審判と指導対局を行います。(久美先生の出演は16日のみ
注意:参加者募集は既に終わっています。

日時:小学生の部・中学生の部 8月16日(土)9時30分受付 10時開始
   一般の部 8月17日(日)9時30分受付 10時開始
場所:彦根商工会議所(JR東海道線・近江鉄道「彦根駅」下車、徒歩15分)
   彦根城博物館能舞台(公開対局会場)
参加対象:アマチュアの方
クラス:小学生の部・中学生の部=Aクラス(2級以上および希望者)、Bクラス(3〜7級)、Cクラス(8級〜初心者)
    一般の部=Aクラス(三段以上および希望者)、Bクラス(二段・初段)、Cクラス(1〜4級)、Dクラス(5級以下)
参加料:一般…1000円 小中学生…500円(昼食付き)
賞:各部門Aクラス優勝者には直弼杯を授与します。
  各クラスとも上位4名に賞状・賞品を授与します。
  参加者全員に昼食および彦根城・玄宮園・博物館の入場券をお渡しします。
競技方法:各クラスとも2勝通過2敗失格の予選後、決勝トーナメントを行います。
審判:特別審判長 ひこにゃん
   16日 山崎隆之七段・山田久美女流三段・鈴木環那女流初段・中尾修六段
   17日 中尾修六段
イベント:
  懸賞詰将棋出題……会場で懸賞詰将棋を出題します。正解者の中から抽選でひこにゃんグッズが当たります。
  指導対局(無料)……希望者先着順に指導対局を行います。
  公開対局……16日15時から、山崎隆之七段と小学生の部・中学生の部それぞれのAクラス優勝者との公開対局および大盤解説を彦根城博物館能舞台で行います。


2008年8月14日(木)〜15日(金) 山田久美杯争奪将棋大会 他

8月恒例・長浜支部の将棋大会が今年も開催されます。

☆山田久美杯争奪将棋大会☆
日時:8月14日 9時受付開始 10時対局開始(申し込み不要・当日受付)
会場:長浜サンパレス(長浜市八幡中山町1316−3、長浜駅から北へ約1キロ)
ランク:A・B・C級
参加費:一般2000円 支部会員・中高生1500円 小学生1000円 女性無料(昼食付き)
    予選敗者は午後からの早指し名人戦に無料参加可能
賞品・賞状:各クラス3位まで
※9時30分から山田女流三段の実戦将棋講座
※山田女流三段の指導対局あり
※大会終了後、山田女流三段を囲んで懇親会あり

☆長浜早指し名人戦将棋大会☆
日時:8月14日 12時45分受付開始 13時20分対局開始(申し込み不要・当日受付)
会場:長浜サンパレス
ランク:A・B・C級(手合割りトーナメント)、小学生の部
参加費:一般500円 小学生300円 女性無料
    山田久美杯の予選敗者は参加無料
賞品・賞状:3位まで賞品、2位まで賞状

☆第42回長浜市長杯争奪将棋大会☆
日時:8月15日 9時受付開始 10時対局開始(申し込み不要・当日受付)
会場:長浜サンパレス
ランク:A・B・C級、小学生の部
参加費:一般2000円 支部会員・中高生1500円 小学生1000円 女性無料(昼食付き)
    予選敗者は午後からの鈴木環那杯に無料参加可能
賞品・賞状:3位まで賞品、2位まで賞状
※9時30分から山田女流三段の実戦将棋講座
※山田女流三段・鈴木環那初段の指導対局あり
※大会終了後、山田女流三段・鈴木環那初段を囲んで懇親会あり

☆鈴木環那杯将棋大会☆
日時:8月15日 12時45分受付開始 13時20分対局開始(申し込み不要・当日受付)
会場:長浜サンパレス
ランク:A・B・C級(手合割りトーナメント)、小学生の部
参加費:一般500円 小学生300円 女性無料
    長浜市長杯の予選敗者は参加無料
賞品・賞状:3位まで賞品、2位まで賞状



 14日のみ、見に行ってきました。

 当日は9時過ぎに会場に到着。 早過ぎて将棋大会の参加者もほとんどいないような時間についてしまいました。 9時30分から実戦将棋講座ということでしたが、その時間を過ぎても久美先生は到着せず。 大会参加者も少なめでした。 他のイベントと重なったのでしょうか? じっと待っていると9時50分頃に久美先生が、日比野支部長らと共に到着。 滋賀県出身で女流育成会の豊田奈都美さんも一緒でした。 初めに久美先生の挨拶があり、「夏の暑い日はクーラーの効いた部屋で将棋を指すのが一番のレジャーだと思います」という恒例のお言葉がありました(笑)。
 それから実戦講座開始。 聞き手は豊田さん……でしたが、久美先生は「私が聞き手をやりますので豊田さんが解説をお願いします(笑)」と解説役を押しつけようとしていました。 題材となったのは去年の12月に開催されたマイナビ女子オープン1回戦の船戸二段との対局。 ずいぶん前の対局、という気がしますが、何しろ久美先生は今年は対局が少ない! おそらく15日は、2回戦の千葉三段との対局が取り上げられたことでしょう。 さてその船戸戦は相矢倉模様の将棋でしたが、後手番の久美先生は「三手角」を狙う3三角〜3二金が工夫。 そしてその狙いが見事に的中したのが船戸二段の焦りを誘ったのか、数手後に3七銀と上がったのが船戸二段曰く「悪手」で、久美先生は普通の手と思っていたようですが、船戸二段は終局までずっと気にしていたのが敗因のようです。 それはともかく、お互いに矢倉特有の玉頭攻めで攻め合いましたが、船戸二段が指し過ぎや手順前後で攻めきれないのに対して、久美先生は中央突破から矢倉を一方的に崩し、「焦点の歩」等の手筋も決めて快勝。
 講座が終了すると滋賀県の連合会長から挨拶、そして日比野支部長からルールの説明がありました。 駒から手を離す時のタイミングや、二歩の「時効」、時間切れ負けと相手を時間切れに追い込むための王手の無駄合いが有効か無効かなど、適度な笑いを交えて説明するため、久美先生はポイント毎にくすくすと笑っておられました。

 将棋大会が始まると、久美先生は指導対局のための部屋に移動。 いつもは2階の大広間でやるのですが、この日は大会参加者が少ないためか(やはりイベントが重なるなどして予想できた?)1階の和室で行われました。 その移動の間に久美先生に改めてご挨拶。 筆者が早く着ていたので「張り切っている」と思われたのか、今後の予定などを色々と教えていただきました。 それによると、
 ・対局はまだしばらくありません。マイナビ女子オープン(本戦)も11月の予定。
 ・将棋連盟でナイトスクール始めました。講師やります。
 ・10月13日に大阪でイベントがあります。加藤一二三先生関連。神吉さんが司会をする予定?
 ・12月6〜7日に神戸でイベントがあります。去年できた新しい建物だそうですが……(筆者は思い当たりません)。
 ・12月に倉敷で普及指導員の方の定年慰労会?をやります。
 ・秋田のさきがけ将棋まつりでは落語やってきました(笑)。
 ・今度北海道に4日間遊びに行きます。旭山動物園とか行ってきます(笑)。
ということだそうです。 関西でのイベントが2つも! 詳細はわかり次第お知らせします。
 指導対局は3面指し。 いつもは立派な盤を使うのですが、今回は2つしかないということで、机の上にビニール盤を3つ置いての対局でした。 最初に入った3人は全て二枚落ち(うち1人は連合会長でした)。 連合会長は袖飛車風、後の2人は二歩突っ切り戦法で挑みましたが、2人とも攻めをいなされて上手の勝ち。 次に子ども大会の参加者が入り、2枚落ちで。 次いで日比野支部長が入って平手で挑戦しました。 少年は中飛車、支部長は四間飛車でした。 少年の方はあっさり指すので早めに終わりましたが(上手勝ち)、支部長と連合会長は12時頃にそろそろ昼食時間ということで指しかけ。 支部長は潔く敗勢を申告。 連合会長は久美先生が下手の勝勢と判定していました。 その後、机を入れ替えて昼食。 日比野支部長のお薦めにより、筆者も一緒にお弁当をいただきました。 いつもすいません(スイカもいただきました。ありがとうございました)。

 1時からは豊田さんと記念対局ということになっていましたが、指導対局の順番を待っている子どもがいたため、そちらを先にすることになりました。 駒落ちには慣れていないのか、平手を所望。 相矢倉から上手が攻めを一歩先行したため、そのまま短手数で上手勝ちとなりました。 時間も30分くらいしかかかりませんでした。 その後、1時30分頃から記念対局。 ビニール盤をやめて脚付きの立派な盤に入れ替え、振り駒をして久美先生が後手に決まりました。 相矢倉から先手が3五歩と突いて歩交換、後手は腰掛け銀の構え。 先手は2筋、3筋から仕掛けましたが、後手は交換されたところを歩で埋めて(感想戦では埋めなくてよかったという意見がありました)、逆に6筋から仕掛けていきました。 桂馬を飛ばし、玉頭をたたいてから桂交換、その後9五桂から玉を中段に引きずり出す、という矢倉崩しの筋の見本のような手が決まり、最後は即詰めに討ち取りました。 感想戦では9五桂と打たれる前に先手は7筋に玉の逃げ道を開けておけばどうだったか、というところから、それで後手の攻めが切れそうという結論が出たようです。
 その後、3時前頃からまた指導対局3面指し。 男性が2人、女性が1人入り、男性は平手、女性は二枚落ちでした。 平手の1局は乱戦、もう1局は右四間対雁木、二枚落ちは下手銀多伝でした。 乱戦は下手が大駒四枚取られて負け、右四間も下手が攻めをいなされて負け、二枚落ちは上手が少し緩めたような感じでしたが、最後は上手が「即詰みにしてください」と注文を出して下手の勝ちになりました。 この時点で4時。 隣でやっていたA級戦は既に終わり、表彰式をやっていました。 この後、別の部屋でやっている子ども大会の参加者が指導対局に来るかと思っていたのですが……結局来ず。 もう来ないんですかねえ?と訝しがっていた久美先生が席を外したところに支部長がやってきて、何や指導対局もう終わったんか、とテーブルを片付け始めたので、そのまま本当に終わりになってしまいました。 戻ってきた久美先生も、座布団を片付けるなどしてお手伝い(ほんとに掃除好きですね)。 そして5時過ぎからの予定になっていた懇親会は、結局4時過ぎから始めることに。 しかしやはり、「山田久美杯」なんだから優勝者には久美先生が賞状と賞品を手渡すことにした方がいいんじゃないかと思うんですけどねぇ(以前はやってた時もあったのに)。 ということで来年もまたよろしくお願いいたします。

将棋講座 指導対局 3人でポーズ 記念対局


2008年8月9日(土) 大宮将棋センター・指導対局

大宮将棋センターにて毎月久美先生の指導対局があります。
8月は9日の午後1時〜午後5時。
料金は1500円。席料別途
詳しくは大宮将棋センターのWebサイトにて。


2008年7月27日(日) さきがけ将棋まつり

会場:秋田市文化会館大ホール(秋田市山王七丁目3−1)
時間:10時〜16時(開場9時半)
出演棋士:佐藤二冠、森内九段、島九段、山田女流三段
入場料:一般・大学生2500円(前売り2000円)、中・高校生1500円(同1000円)、小学生以下無料
前売り券販売:さきがけ大町センター、トピコ、サークルKサンクス各店、魁支局・販売店
問い合わせ:企画事業部(電話018−888−1857)

なお、前夜祭があります。
日時:7月26日 18時〜20時
会場:レストラン「ニューたけや」(秋田市中通2丁目6−44)
予約申し込み:先着150人
会費:一般・大学生8000円(まつりチケット込み)、高校生以下4000円(同)


2008年7月19日(土) JT将棋日本シリーズ2008・静岡大会

久美先生が聞き手として出演します。2回戦第1局、渡辺竜王−信越・北陸大会勝者の対局です。
解説は加藤一二三九段。
会場はツインメッセ静岡南館大展示場。14:00〜
入場無料の公開対局ですので、みなさまお誘い合わせの上、ぜひご来場下さい。


2008年7月6日(日) 大宮将棋センター・指導対局

大宮将棋センターにて毎月久美先生の指導対局があります。
7月は6日の午後1時〜午後5時。
料金は1500円。席料別途
詳しくは大宮将棋センターのWebサイトにて。


2008年6月21日(土) とよたふれあい将棋フェスティバルinフォレスタヒルズ

棋聖戦第2局に合わせて現地でイベントが開催されます。
会場は愛知県豊田市岩倉町一本松1−1「フォレスタヒルズ
開場は9時。内容は以下の通り。
(1)大盤解説会
 15時30分より。入場料2000円。
 解説:青野九段、藤井九段、杉本七段。聞き手:山田(久)女流三段、室田女流初段。
 NHK衛星第2放送の中継解説に久美先生が出演。
(2)子ども将棋大会
 小・中学生対象。参加費500円。
(3)指導対局
 参加費無料。
 指導:杉本七段、近藤六段、山田(久)女流三段、室田女流初段、他。


2008年6月5日(木)〜6日(金) 第66期名人戦第5局

NHK衛星第2放送の中継解説に久美先生が出演。
対局場は山梨県甲府市「湯村常磐ホテル」 。


2008年5月31日(土) 大宮将棋センター・指導対局

大宮将棋センターにて毎月久美先生の指導対局があります。
5月は31日の午後1時〜午後5時。
料金は1500円。席料別途
詳しくは大宮将棋センターのWebサイトにて。


2008年4月26日(土) 第18回 女流棋士との親睦将棋会

好評の親睦将棋会が今年も開催されます。皆様お誘い合わせの上、ぜひご参加下さい!

○会場
 品川区立総合区民会館「きゅりあん」7Fイベントホール
 JR京浜東北線・大井町駅より徒歩1分
○時間
 10:00 開場
 10:30 第1部(〜13:20)
 14:00 第2部
 16:30 閉会
○内容
 第1部
  ・指導対局(1回目10:30〜11:50、2回目12:00〜13:20)
  ・席上お好み対局 清水女流二冠vsお客様代表(1回目10:40〜、2回目12:10〜)
    大盤解説は戸辺四段、佐藤天四段
 第2部
  ・チーム対抗リレー将棋
    居飛車チーム(矢内、千葉、貞升)vs振り飛車チーム(斎田、里見、藤田綾)
  ・ぐるぐる将棋
  ・チャリティーサイン会
  ・グッズ販売
  ・長沢四段フィナーレショー(閉会式)
○会費
 一日券:(おみやげ・軽食付き)
  一般  12,000円(前売り11,000円)
  女性   9,000円(前売り 8,000円)
  小中学生 6,000円(前売り 5,000円)
 二部券:(第2部のみ参加可、おみやげ付き)
  一般   7,000円(前売り6,000円)
  女性   6,000円(前売り5,500円)
  小中学生 3,000円(前売り2,500円)

申し込み方法など、詳細は女流棋士会公式ホームページ



 参加してきました。
 都合により遅れてしまったため、挨拶などは見られず、既に指導対局が始まっていました。 会場は奥がステージと観客席で、手前(位置的には中程)にテーブルを大きな四角に並べて指導対局コーナーが2つ作られており、久美先生は一番手前の方で5面指しをされていました。 普通なら部屋の手前というのは末席で、中堅の女流三段の位置じゃないのですが、おかげですぐに見つけられてこちらには都合が良かったです(笑)。 お召し物は花模様の黒い和服(振り袖)に明るい灰色の袴。 信玄袋(緋色)もちゃんと持っておられました。
 指導対局の手合いは角落ちが3面に二枚落ちが2面。 いずれも中高年の男性で、スーツを着ていた人がやけに多かったです。 途中から見ていたので経過はさっぱりわかりませんが、見始めてしばらくしたら(開始から1時間くらい?)角落ちが1局終わって久美先生の勝ち。 感想戦はわりあい長めでした。 続いてもう1局角落ちが終わってこれも久美先生の勝ち。 3番目に終わったのは二枚落ちでしたが、これも上手の勝ち。 4局目でようやく下手が勝ちましたが、最後はうまく必死をかけられて、下手玉には全く王手が続かない形にされたのでこれは完敗。 と、それからしばらくして司会の高橋三段から「そろそろ感想戦を」とのお知らせ。 いつもならそれからも結構長く粘る久美先生なのですが、この日はわりあいあっさりと引き分けを宣言。 今回は時間厳守のお達しが出ていたのでしょうか? ともかく指導対局第1回目は3勝1敗1引き分けでした。
 それから久美先生と目が合ったので軽くご挨拶。 休憩を取っていただくためあまりお引き留めしませんでした。

 小休止の後、指導対局2回目。 また5面指しのはずでしたが、久美先生の前に座ったのは1人だけでした。 後で聞いた情報によると、指導対局の相手が0だった女流も数名いたとか。 久美先生もどうなっているのかと訝るような感じで指導対局(1面指し)開始。 どうも、今回は参加者が少なかったようで、指導対局券が余ってしまったようです。 おそらく女流棋界が分裂した影響でしょう。 まあそれはともかく、その唯一の対局者は自分の駒を持ってくるという気合いの入りようで、飛車落ちで久美先生に挑戦していました。 久美先生は他の対局者がそのうち現れるのかときょろきょろしながら対局していました。
 1対1の対局なので指し手もさっさと進み、30分ほどで対局終了。 上手の勝ちとなりました。 感想戦が済んでもだいぶ時間が余っているので久美先生は会場内を歩きつつ関係者に挨拶回り。 筆者は今回はあまりつきまとわないようにしていたのですが、少し目を離している間に久美先生はまた指導対局を再開。 どうやら先輩棋士の誰かに頼まれて特別指導対局をしていたようです。 非公式?の1局なので、こちらの勝敗はカウントしない、ということで、今回の指導対局は6局指して4勝1敗1引き分け。 その後、昼食休憩となりました。 余談ながら、指導対局に使われていた駒箱には各指導棋士の似顔絵が貼ってありました。 どこの席に座ればいいかわかりやすくするための試みと思います。 いいアイデアと思いますが、似顔絵の似具合は今ひとつという感じですかね。 美人はもっと美人に描いていただかないと(笑)。

 昼食後は2時から再開。 まずは女流棋士全員が壇上に上がり記念撮影タイム。 それから司会の高橋三段から一人ずつ紹介を受けて、第2部のイベントが開始されました。 久美先生は「ぐるぐる将棋」を担当。 指導対局に使っていた四角い対局コーナーで行われましたが、女流棋士の皆さんはどちらを専任にするというわけでもなく、2つの四角を行ったり来たりしながらぐるぐる回って指しておられました。
 対局は2回に分けて行われましたが、1回分の持ち時間は指導対局と同じ1時間20分くらいでした。 しかし、1回目も2回目も投了まで指せず、途中で引き分けあるいは判定になる人が続出。 女流棋士側の指し手が進まなかったことが原因と思うのですが、このぐるぐる将棋というのは、前に指した棋士の指し手の意図を次の女流棋士があまり理解できないまま、10秒将棋並の早指しでどんどん指し次いでいく(そしてそこで思わぬ失着が出てしまう)ことが面白味ではないかという気がします。 ですから、女流棋士側はもっとさっさと指して、なるべく多くの人の対局が終わるように(そして女流棋士側が多く負けるように)すべきではなかったかと思います。 また、午後の部はチャリティーサイン会を覗けばこのぐるぐる将棋に参加するかチーム対抗リレー将棋を観戦するかという2択しかなかったわけですが、何となくアイデア不足という感じがしました。 もう一つコーナーを作っても良かったのではないかと思います。
 最後は矢内名人の挨拶、そして長沢四段のフィナーレショーの後、恒例のお見送りで終了となりました。 来年は女流棋士発足35周年で、その記念パーティーが開かれるものと(勝手に)思っているのですが、LPSAと合同での開催を期待します。

指導対局(1) 指導対局(2) 立ち姿


2008年4月19日(土) 大宮将棋センター・指導対局

大宮将棋センターにて毎月久美先生の指導対局があります。
4月は19日の午後1時〜午後5時。
料金は1500円。席料別途
詳しくは大宮将棋センターのWebサイトにて。


2008年4月17日(木) 倉敷藤花戦・対船戸陽子二段

負けました。
次の対局はいつ?


2008年3月21日(金) 女流名人位戦予選・対鈴木環那初段

負けました。B級復帰ならず。
来期は対局数が少なくなりそうです……


2008年2月23日(土) 大宮将棋センター・指導対局

大宮将棋センターにて毎月久美先生の指導対局があります。
2月は23日の午後1時〜午後5時。
料金は1500円。席料別途
詳しくは大宮将棋センターのWebサイトにて。


2008年2月14日(木) マイナビ女子オープン・対甲斐智美二段

負けました。 準決勝で敗退です。 最後、勝ちがあったようですが、残念!


2008年2月11日(祝) 女流名人位戦第2局

倉敷市で行われる女流名人位戦第2局でイベントが開催されます。

開場 倉敷市芸文館(倉敷市中央1丁目18番1号)
時間 12時開場、13時開演
出演 清水倉敷藤花、山田久三段、船戸二段、古河二段、山田初段、中村真初段、伊藤1級、井道1級、坂東2級、熊倉2級、中村2級
内容 大盤解説、指導対局、勝利者当てクイズなど

大盤解説:
  第1部 13:00〜13:40 清水藤花、古河二段
  第2部 14:30〜15:10 船戸二段、中村真初段
  第3部 16:00〜終局まで  山田三段、井道1級
指導対局:
  第1部 13:45〜14:25
  第2部 15:15〜15:55

問い合わせはアルスくらすき TEL086−434−0505。



 見に行ってきました。

 開演時間は13時となっていましたが、その少し前から大盤解説を行うホールにて本日出演する女流棋士の紹介がありました。 女流棋士会会長の谷川四段を先頭に女流棋士の先生方が舞台下手から続々と登場して椅子に着席。 さすがに11人も女流棋士が並ぶと壮観です。 久美先生は光沢のある真っ青なジャケットに膝丈のスカート、ダークグレーのブーツという出で立ち。 非常に若々しく見えましたし、若手女流棋士を差し置いて一番おしゃれに見えました(笑)。 一人一人のご紹介の後、谷川四段の挨拶が終わると、みなさんすぐに退場して行かれました。
 指導対局は13時45分からということなので、まずは清水倉敷藤花と古河二段の大盤解説で、昼前までの手順を確認。 後手の斎田四段が中飛車から向かい飛車にして穴熊に潜り、矢内名人は銀冠で対抗。 解説している間にも手が進んでいましたが、なぜかそこまでは解説しませんでした。

 13時45分になるとロビーで指導対局が始まりました。 女流棋士が11人いて、各9面指しということで、99人が対局する姿もこれまた壮観でした。 対局時間は40分ということになっていましたが、さすがに9面指しでは超特急で指さないと終わるはずもなく、予定時間を大幅にオーバー。 船戸二段や中村真初段は次の大盤解説に間に合わないため、大盤解説が終わってからまた指す、という処置までとられる有様でした。 指導対局の面数と時間は一考の余地があると思います。
 久美先生もなるべく早く指しておられたようですが、下手側も結構考えるためなかなか進みません。 結局15時頃まで指導対局の時間が延長されていましたが、それでも1局終わりませんでした。 結果は6勝2敗1指しかけ。 ちなみに久美先生の対局相手は、大人の男性が6人に子どもが2人、若い女性が1人でした。 若い女性は結構指すようで、久美先生は対局後に「女流棋士を目指される予定は?」と訊き、相手がいいえと答えると「それはよかった。ライバルは一人でも少ない方がいいですからね(笑)」とジョークを交えて女性の強さを褒め称えておられました。

 2回目の大盤解説が遅れたのを受けて、5分ほど遅れて13時20分頃から指導対局の第2回がスタート。 3回目の大盤解説は16時からということになっていたので、40分くらいしか時間がありません。 久美先生も今度は超特急で指されていたようですが、感想戦の時間を長めにとっておられたのがどうだったか。 事情が事情だけに、もう少し簡単でも相手は許してくれたのではないかと思います。 結局、16時から大盤解説が始まる予定が16時30分からということになり、持ち時間が1時間20分あったわけですが、それでも3局しか終わらず、6局が指しかけ。 まだ中盤という対局もありました。 盤解説を始めるためにせかされて感想戦も十分できなかったようです。 久美先生と井道1級は先に始めるとかいう処置があってもよかったのでは? ところでこの時の相手は先ほどよりも平均年齢がぐっと上がった感じ(笑)で、対局者は全員男性、子どもは一人しかいませんでした。 子どもがいるとぱぱっと指すから早く終わりやすいんですけどねぇ。

 3回目の大盤解説は16時35分からスタート。 対局の進行状況を久美先生らが理解するために5分ばかり時間を要したようです。 2回目の大盤解説が終わった時点からの進行を久美先生の主導で説明されていましたが、途中で余談を挟むなど余裕モード。 どちらが勝って欲しいかというアンケートを採ったりしておられました。 しかし結構終局が近そうなのでまたすぐに指し手の解説を再開されました。
 そしてようやく現局面に追いついたところで、久美先生がぽつりと一言。 「これ、先手の勝ちじゃないですか? 斎田さん、ここまでで何か変な手指してましたっけ?」 大盤解説が始まる時点で得た情報ではほぼ互角ということだったのでしょうか。 9三に香を打って端を攻めたのはいいが、9筋から玉が逃げてしまったのでどうも攻め筋がぼやけてしまったようです。 斎田四段は桂馬を駆使して先手玉に迫っていましたが、これは先手玉はもう詰まないでしょうなどと言って久美先生らが検討をしていると、司会者の方から有吉九段に交代してくださいと告げられてしまいました。 と、ここで舞台上に設置されたモニターを見ると、どうやら斎田四段が投了した様子。 交代を告げられたまさにその時の局面が投了図になっていました。 久美先生は一番おいしいところを持って行かれてしまったというわけです(笑)。 20分くらいしか解説していなかったもで、もっと解説して欲しかったです。
 そして久美先生らはここで退場。 筆者も都合によりそれから10分後くらいに帰ることになってしまい(5時で終わると思っていたため)、残念ながら最後に何があったかを確認することができませんでした。 きっと対局者を呼んで感想戦をしたり、最後にまた女流棋士全員からのご挨拶があったりしたんではないか、と推察します。

指導対局(1) 指導対局(2) 大盤解説


2008年2月9日(土) 将棋オープン戦公開対局・大盤解説会

将棋オープン戦の準決勝と決勝が公開対局で実施され、大盤解説会があります。
久美先生が聞き手で出演します。

開場 有楽町朝日ホール(千代田区有楽町2−5−1 有楽町マリオン11階)
時間 10時開場、10時20分開演
出演 解説・島朗八段、聞き手・山田女流三段
内容 午前に準決勝2局、午後に決勝の解説

申し込み等の詳しい内容は将棋連盟サイトでご確認ください。


2008年1月23日(水) マイナビ女子オープン・対千葉涼子三段

勝ちました! ベスト4進出に加え、来年のシード権を確保しました。
準決勝は甲斐二段−里見初段の勝者と対戦です。


2008年1月19日(土) 大宮将棋センター・指導対局

大宮将棋センターにて毎月久美先生の指導対局があります。
1月は19日の午後1時〜午後5時。
料金は1500円。席料別途
詳しくは大宮将棋センターのWebサイトにて。


2008年1月4日(金) 新春女流棋士フェスタ2008特別感謝祭

将棋会館が女流一色に! 指導対局や席上対局、女流棋士カフェ、その他のイベントやミニ企画など盛りだくさんです。
詳しくは女流棋士会のサイトをご覧ください。

会場 東京・将棋会館・地下から5階まで
時間 13時〜17時(10時開場)
料金 5000円(完全事前予約制) ※ただし2007年6月末までにMINERVAに入会された方は入場無料
   お支払いは受付当日です。
   指導対局は別料金で1局5000円(女流棋士カレンダー付)
内容 指導対局、お楽しみ席上対局、カフェ「ビーナス」、他
出演 女流棋士会所属棋士31名
申込 10月10日より、ハガキまたは、メールでの受付を開始(応募者多数時抽選)。
   郵便番号・住所・氏名・電話番号・指導対局希望の有無・MINERVA会員の方は会員番号を明記の上、下記まで。
   ハガキは 151−8516 東京都渋谷区千駄ヶ谷2−39−9 日本将棋連盟「新春女流フェスタ係」
   メールは女流棋士会のサイトから送付できます。
   締め切りは12月10日
   ※また、2007年6月末までにMINERVAに入会された方で、当イベントに不参加の方は、将棋連盟所属女流棋士の扇子を1本進呈。
   ご希望の方は、郵便番号・住所・氏名・電話番号・MINERVA会員番号・希望女流棋士名・扇子希望と明記の上、上記まで。


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