2006年の山田久美女流三段の情報です。いわゆる過去ログ。
(写真の無断転載はご遠慮ください)

メニューへ現在のニュースへ2005年のニュースへ2004年のニュースへ2003年(後半)のニュースへ2003年(前半)のニュースへ2002年(後半)のニュースへ2002年(前半)のニュースへ2001年(後半)のニュースへ2001年(前半)のニュースへ2000年のニュースへ1999年のニュースへ1998年のニュースへ


2006年12月 NHK−BS2 囲碁・将棋ジャーナル

12月の聞き手は久美先生でした。
放送時間は毎週土曜日、12:10〜13:30。


2006年12月24日(日) 大宮将棋センター・指導対局

大宮将棋センターにて毎月久美先生の指導対局があります。
12月は24日の午後1時〜午後5時。
料金は1500円。席料別途
詳しくは大宮将棋センターのWebサイトにて。


2006年12月14日(木) レディースオープン・対矢内理絵子名人

残念ながら負けました。 しかしベスト4進出ですので来年は予選免除です。


2006年12月7日(木) 女流名人位戦・対松尾香織初段

残念ながら負けてしまいました。 これにて今期のリーグ戦は終了。 結果は1勝8敗。 来期はB級3位です。


2006年11月28日(火) レディースオープン・対石橋幸緒四段

勝ちました! 準決勝進出です。 次の相手は矢内名人です。


2006年11月26日(日) 大宮将棋センター・指導対局

大宮将棋センターにて毎月久美先生の指導対局があります。
11月は26日の午後1時〜午後5時。
料金は1500円。席料別途
詳しくは大宮将棋センターのWebサイトにて。


2006年11月22日(水) 女流王将戦予選・対中倉宏美初段

負けました。 予選2回戦で敗退です。 予選で勝ち星を稼いでいただきたかったですが……


2006年11月6日(月) 女流名人位戦・対中井広恵六段

負けました。 すでに降級が決まっていたとはいえ、残念。


2006年10月21日(土) 大宮将棋センター・指導対局

大宮将棋センターにて毎月久美先生の指導対局があります。
10月は21日の午後1時〜午後5時。
料金は1500円。席料別途
詳しくは大宮将棋センターのWebサイトにて。


2006年10月18日(水) 女流王将戦予選・対古河彩子二段

勝ちました!
予選2回戦では中倉宏初段と対戦します。
史上4人目の通算300勝達成おめでとうございました!


2006年10月15日(日) JT将棋日本シリーズ2006・大阪大会

久美先生が聞き手として出演します。準決勝第2局、森内名人棋王−佐藤棋聖の対局です。
解説は久保利明八段。
会場は大阪府立青少年会館。13:00〜
入場無料の公開対局ですので、みなさまお誘い合わせの上、ぜひご来場下さい。



 見に行ってきました。

 開始の13時直前に会場に着きましたが、後から聞いた話では開場時に久美先生がお出迎えされたとか。 惜しいことをしました。
 開始時間になり、舞台が開くと、司会の女性が登場。 続いて関西理事の淡路九段が開会の挨拶を述べられました。 そしてまずは小学生大会の決勝戦から。 それに先立って、解説の久保八段と久美先生が紹介されました。 続いて低学年の部の決勝に残った2人が登場。 凛々しくも可愛らしい和服姿に、会場から笑みが漏れました。 指し手はピシピシと早く、あまり考えてない様子にもかかわらず正確なため、久美先生も久保八段も「とても小学校3年生とは思えない」と感嘆。 しかし対局が終わって感想戦になると、プロからの質問にも少々恥ずかしそうにするという、子供っぽさが戻ってきて会場も和みました。
 引き続き、小学校高学年の部の決勝。 対局開始時に「宜しくお願いします!」と会場に響き渡るほどの元気な声。 久保八段が「やっぱりプロもこれくらい元気よく挨拶しないといけませんかね」と言うと久美先生も「後で二人に言っておきましょう」と言って笑っておられました。 対局は相振り飛車になりましたが、久美先生がプロフィールを見ながら「二人とも居飛車党と言うことだったんですが……」と驚くと、久保八段がすかさず「決勝のために振り飛車を隠しておいたのかもしれませんね」。 しかし指し手はプロ並みに正確。
 最後、先手のうっかりで決着が付いていましたが、感想戦でも「ここ以外間違いが見当たらない。正確に対処していればまだまだ難しかった」と久保八段も感心するほどでした。 余談ながら、久保八段はずっと標準語で解説しておられたのに、感想戦の時には関西弁に戻っていました。 さすがに子供達に合わせられたのでしょう。 しかし個人的な好みですが、関西の先生はできればずっと関西弁で喋っていただきたいですね。

 15分の休憩を挟んで、いよいよ第2部のプロ対局。 森内名人棋王と佐藤棋聖が客席両脇からスポットライトを浴びながら登場。 もちろん舞台では久美先生と久保八段がスタンバイしていました。 振り駒で森内名人棋王の先手と決まり、対局開始。 残念ながら?挨拶は小学生ほど元気ではありませんでした(笑)。 局面は後手の中飛車に、先手が古風な急戦策で対抗すること。 随分昔にあった手ですねと久美先生が言うと、久保八段も「アマチュア時代に並べてました」と答えたということで、20年以上前の形ということでしょうか。
封じ手の局面
 20分ほど経過して、中盤の入り口にさしかかった辺り(←左図の局面)で「次の一手」となり、森内名人棋王が封じました。 先手が攻めを継続するか、いったん自陣を固めるかが悩ましいところでしたが、久美先生の「一目で最初に思いつく手を」との質問に対し久保八段が飛車を一つ引く3六飛を挙げました。 久美先生お薦めの手は(久保八段が3六飛とどちらにするか迷った)3七桂。 そして他にありそうな手として6八銀と8六歩を挙げ、休憩時間に入りました。
 休憩後、封じ手が開封されると指し手は3七桂(筆者も久美先生を信じたおかげで当たりました(笑))。 その後は先手が細い攻めをつなぎ、後手がそれを余しに来るという展開。 しかし飛車交換の後、先手が(飛車撮りの後で)成り込んだ桂馬と、敵陣に打った飛車が思うように動かず、終盤に後手が玉頭から殺到。 佐藤棋聖が勝利を挙げました。 久美先生と久保八段の解説の方も充実。 普段はあまり喋らないタイプの久保八段ですが、久美先生が色々と聞いて話を引き出しているうちに調子が出てきて、後半は積極的な解説が楽しめました。

 終局の後はお楽しみ抽選会。 筆者はせっかく次の一手を当てたのに(いつもどおり)はずれ。 全てが終了すると、勝者の佐藤棋聖が出口でファンに一人一人握手をしてお見送りしておられました。 今年から始まった企画ですが、非常によいと思います。 が、できたら久美先生との握手もあればもっと良かったのに、と思いました(笑)。 握手はなしで、お見送りだけでもいいですから是非来年からの新企画として採用下さい(笑)。

対局者の挨拶を見守る 指し棒を持って解説


2006年10月13日(金) 指導対局@関西将棋会館

関西将棋会館の道場で久美先生が指導対局を行います。
時間は16:00〜18:00。 ※20:00までに変更になっていました。
指導料、申し込みなどについては関西将棋会館サイトの指導対局のページでどうぞ。



 少しだけ見てきました。(他に用事があったため、中座)

 16時5分前に関西将棋会館に到着。 既に久美先生は席に着いており、最初の指導対局の方と駒並べをしていました。 筆者に気付くと、少々驚かれた様子でご挨拶をいただきました。 おそらく、筆者が来るにしても18時頃と思われていたのではないでしょうか。 平日の16時に一般の会社員が将棋会館に現れたら確かにびっくりするかもしれませんね(笑)。 (余談ながら17時前頃にはスーツ姿の方が続々と現れて対局をしていました)
 今日の久美先生の服装は、濃紺のピンストライプスーツ(下はスカート)に、スカイブルーのニットシャツ。 靴は見えなかったのでわかりませんが、おそらくスーツと揃いの色のパンプスでしょう。 暑かったのか、来て早々にスーツの上着を脱がれました。 この日の大阪は、日が射しているところは暑く、日陰は少し寒いくらいという、秋にはよくある天気でした。

 指導対局は3面指し。 既に2人が席に着いており、残る1人は少し遅れてこられるとのこと。 最初の2人の手合いは平手と飛車落ちでした。 平手の方は盤が少し傾いてカタカタしており、久美先生は鞄からティッシュを出して盤の下に詰め、動かないよう調整されてました。 15分ほど遅れて3人目の対局者が到着。 「初心者なので」と二枚落ちを所望されました。 しかしその初心者氏は銀多伝を採用。 どうやら並の初心者ではないのかもしれません(笑)。
 最初から指し手の早かった飛車落ちが、30分ほどで投了。 下手の三間飛車に対し、抑え込んでから玉頭攻めで勝ちました。 今日は時間があるためか、感想戦の時間を割合長めにとっておられました。 隣の平手は下手の振り飛車穴熊に対して、上手も居飛車穴熊で対抗。 ねじり合いを制して上手が勝ちました。 これで2勝目。
 そして二枚落ちの方は下手に攻めるだけ攻めさせ、上手が入玉を狙う、という時々見かける展開。 下手が竜で上手玉を後ろから追い、最後は9九からの桂打ちで上手玉を受けなしに追い込んで勝利を上げました。

 さて、対局が終わった後には順次対局者が入り、飛車落ち、六枚落ち、二枚落ちでした。 六枚落ちの方は「本物の」初心者の女性で、対局中に指し手について上手に色々と話しかけるという、これも時々見かける展開(笑)。 初心者教室等ではそういう感じで対局しているのでしょう。 久美先生も色々とアドバイスしつつ、ひょいひょいと玉を逃げ回っておられました。 残念ながら時間の都合により最後まで見届けることはできず、隣の飛車落ち(下手右四間飛車)に上手が勝ったところで筆者退場となりました(17時30分頃)。
 ご挨拶もせずにいなくなってしまい、申し訳ありません。 (でも指導対局を見に来て帰り際に挨拶するファンというのも何か変な感じですかね)

指導対局のご案内 じっと盤面を見る


2006年10月4日(水) レディースオープン・対高群佐知子三段

勝ちました! 2回戦は石橋四段対上田初段の勝者と対戦です。


2006年9月23日(祝) 大宮将棋センター・指導対局

大宮将棋センターにて毎月久美先生の指導対局があります。
9月は23日の午後1時〜午後5時。
料金は1500円。席料別途
詳しくは大宮将棋センターのWebサイトにて。


2006年9月8日(金) 女流名人位戦・対本田小百合二段

負けてしまいました。 7回戦を終えて1勝6敗。 本格的に降級のピンチ!


2006年8月31日(木) レディースオープントーナメント2006予選

予選1回戦はシード。 2回戦で香川アマ、決勝で久津初段に勝ち、本戦進出を決めました!


2006年8月27日(日) 大宮将棋センター・指導対局

大宮将棋センターにて毎月久美先生の指導対局があります。
8月は27日の午後1時〜午後5時。
料金は1500円。席料別途
詳しくは大宮将棋センターのWebサイトにて。


2006年8月17日(木)〜20日(日) 第8回京急将棋まつり

京急百貨店上大岡店にて毎年恒例の夏の将棋まつりが開催されます。
なお久美先生が出演するのは18日(土)です。
会場:京急百貨店上大岡店(横浜市港南区、京浜急行電鉄または横浜市営地下鉄上大岡駅)7階催事場

18日の内容:
10:30〜 森内名人杯将棋大会
11:00〜 森内名人に挑戦(小学生大会(17日開催)優勝者) 解説藤井九段、聞き手山田女流三段
11:00〜 指導対局(1回目) 鈴木(大)八段、斎田女流四段、安食女流初段
13:00〜 女流対決 山田女流三段 対 安食女流初段 解説鈴木八段、聞き手斎田女流四段
13:00〜 指導対局(2回目) 森内名人、藤井九段
15:00〜 トークショー 森内名人、藤井九段、山田女流三段
16:00〜 早指し対局 藤井九段 対 鈴木(大)八段 解説森内名人、聞き手安食女流初段
16:30〜 指導対局(3回目) 斎田女流四段、安食女流初段
17:00〜 特選対局 森内名人 対 早指し対局勝者 解説早指し対局敗者、聞き手山田女流三段 「次の一手名人戦」あり

(他の日のイベント内容は雑誌などでご確認下さい)


2006年8月15日(火)〜16日(水) 山田久美杯争奪将棋大会 他

8月恒例・長浜支部の将棋大会が今年も開催されます。

☆山田久美杯争奪将棋大会☆
日時:8月15日 9時受付開始 10時対局開始(申し込み不要・当日受付)
会場:長浜サンパレス(長浜市八幡中山町1316−3、長浜駅から北へ約1キロ)
ランク:A・B・C級、早指し名人戦(アマチュアの方ならどなたでも。県外の方歓迎!)
参加費:一般2000円 支部会員・中高生1500円 小学生1000円(昼食付き)
    女性は参加無料、5人以上の団体は1名分キャッシュバック
    早指し戦(午後から)のみ参加は一般500円、小学戦300円、女性無料(昼食付き)
    ABC級の予選敗者は早指し戦に無料参加可能
賞品・賞状:各クラス3位まで
※9時30分から山田女流三段の実戦将棋講座
※大会終了後、山田女流三段を囲んで懇親会あり

☆第41回長浜市長杯争奪将棋大会☆
日時:8月16日 9時受付開始 10時対局開始
会場:長浜サンパレス(15日に同じ)
ランク:A・B・C級、早指し名人戦(アマチュアの方ならどなたでも。県外の方歓迎!)
参加費:一般2000円 支部会員・中高生1500円 小学生1000円(昼食付き)
    女性は参加無料、5人以上の団体は1名分キャッシュバック
    早指し戦(午後から)のみ参加は一般500円、小学戦300円、女性無料(昼食付き)
    ABC級の予選敗者は早指し戦に無料参加可能
賞品・賞状:各クラス3位まで
※9時30分から山田女流三段の実戦将棋講座

お問い合わせは日本将棋連盟長浜支部長 日比野様(TEL 090−8578−2543)まで



 16日のみ参加してきました。

 9時30分より少し前に筆者が会場に着くと、既に久美先生は指導対局用の盤の前に座ってスタンバイ中でした。 目が合ったのでご挨拶すると久美先生は「こないだは挨拶だけで失礼しました!」。 13日の彦根でのイベントの際、挨拶だけでお話など伺わなかったことを気にしてくださっていた模様。 あまり筆者の存在を気にせず、空気か置物のように扱っていただきたいところですが、久美先生はお優しいためそうもいかないようです。 これからはイベントの合間に適当なタイミングで挨拶+αをしておかないといけませんね。

 それはさておき、定刻9時30分から久美先生の実戦将棋講座がスタート。 久美先生は「今年の梅雨はなかなか終わりませんでしたが、私もついこの前不調から脱け出したところでして……」と、彦根で言ったのと同じような前置き(ばらしてしまった(笑))。 「これに負けてたらどの棋譜を持ってこようか迷うところでした」と、連敗明けとなった女流名人位戦の斎田戦を題材にして講座が始まりました。 なお、「この棋譜はまだ報知新聞に載ってないと思うので、講座に使ったらいけないかもしれないから、終わったら棋譜も結果も忘れてください(笑)」とおっしゃってましたが、棋譜はともかく結果の方は連盟のHPで既に知らされているので、問題ないんじゃないでしょうか? ともかく、棋譜は忘れてくださいとのことなので、内容についての言及は避けて、感想戦で斎田四段が「この手が悪かった」「ここでこうしたら勝ってましたよね」「ここもこうしたら……」としつこいくらいに自己批判(?)されて、久美先生は「ええ」とか「そうですね」とかひたすら相槌を繰り返すばかりだった、というネタだけ紹介しておきます。
 将棋講座が終わると、市長杯争奪将棋大会の開会に当たって、久美先生からご挨拶。 続いて市会議員の方からもご挨拶があるなど、相変わらず長浜支部の力の入れようはすごいです。 そして参加者の数もすごい。 久美先生の講座中にも続々と参加者が集まってきて、出入り口付近が混雑するので、支部長が空いてる席を見つけて誘導しなければならないほどでした。 支部の方は、団体割引があるのが効いて学生がいっぱい集まったのだろう、とおっしゃってましたが、100人以上は来てたと思います。 挨拶の後にルール説明があり、将棋大会がスタート。 筆者は参加せず(すいません)、久美先生の指導対局を見学していました。

 さてこの日の久美先生の出で立ちですが、白地にストライプと楕円の模様がいっぱい入った半袖インナー(説明不能)に、グレーの膝丈スカート。 温度調節用にグレーの長袖ジャケットを脱いだり羽織ったりされてました。 胸元に付けたハート形のブローチがお洒落のワンポイントアイテム。

 指導対局はいつも通り3面指し。 飛車落ち、角落ち、平手が各1面ずつでした。 ちなみに平手で挑戦したのは、先ほどご挨拶された市会議員の方で、実は長浜支部の顧問をされている方です。 最初に終わったのはその平手で、相居飛車で下手が玉頭から攻めるも受けとめられて完切れになり、上手の勝ち。 ずいぶん急いで指しておられたようなので、次回はゆっくり指導将棋を楽しんでいただきたいです。
 次に終わったのは飛車落ち。 盤面が見えにくい位置から見ていたので戦型などがよくわかりませんでしたが、これも上手勝ち。 どうやら終盤、下手の方に決定的な失着があったようです。 最後に終わったのが角落ちで、最後の方は久美先生が負けていた場面もあったようなのですが、最終的には上手勝ち。 どうも下手が即詰みを逃したようです。

 午前中の指導対局はこれで終了。 途中から見えていた長浜市長と久美先生が挨拶。 それから一緒に昼食(1階の和室)に行かれました。 筆者も支部長から昼食に誘っていただいたのですが、所用により30分ほど遅れて行きました。 どうもすいません。
 昼食では、久美先生が将棋の歴史(発祥地や伝承経路など)を説明したり、長浜市長が県政(竹生島の鳥害問題など)を説明したりと、少々「硬いめ」の話題が多かったです。 時節柄、小泉首相の靖国参拝についても話題になっていました(そこに偶然置いてあったスポーツ新聞がネタ元)。 市長を始め、その場にいた全員(10人くらい。久美先生も)が参拝賛成派だったのが最近の民意を表しているといったところでしょうか(笑)。
 午後からも指導対局をやる予定でしたが、久美先生がこの日は3時に帰られることになっており、なおかつ盤や色紙に揮毫しなければならないため、指導対局が中途半端に終わるのはよくないからやめようということになりました。 それで、久美先生はひたすら揮毫。
 なお、長浜支部では市から助成金をもらって子ども大会を開催することを検討されているそうなのですが、支部長と市会議員の方が相談しているところに、久美先生が時々アドバイスをする、といった形で熱心に検討が進んでいました。

 揮毫が終わると、「将棋世界」の年間購読紹介作戦開始。 将棋連盟では最近、年間購読を熱心に勧めているそうなので、久美先生もそれに一役買う形に。 将棋大会が行われている部屋に行き、久美先生自らが「将棋世界」年間購読についてセールストークをされました。 「将棋世界」そのものも内容に関して刷新を図っており、以前は上級者向けの内容が多かったものを、初中級者でも楽しめる講座や読み物などを増やす方向に変わっているそうです。 今回申し込みされた方にはもれなく久美先生のサイン色紙進呈とのことだったので、数人申し込みがありました。 領収書などは出していなかったみたいですが、久美先生直々に申し込めばそんなものいらないくらい信用度が高いから大丈夫かな? これから棋士の先生方は普及のために、年間購読の申込用紙(郵便振替用紙?)を持ち歩かれた方がいいかもしれませんね。
 それが終わると、懸賞詰め将棋の解答発表と当選者抽選。 久美先生がご自分で作っておられる似顔絵・詰め将棋入り扇子の詰め将棋が懸賞問題として朝の時点で発表されていました。 13手詰めだったので筆者は解けず(笑)。 賞品は久美先生のサイン色紙でした。

 3時になったので久美先生はお役後免に。 この日は自宅へ帰るのではなく、次の日に名古屋で月例のお稽古があるため、そちらに向かうことになっていました。 去年同様、久美先生と滋賀県連合会長と一緒にタクシーに同乗させていただき、米原駅へ向かいました。 車内では連合会長と久美先生がねんりんピックや久美先生の家族のお話などをされていました。 久美先生の姉上は時々久美先生の家に電話してきて「たまには実家に帰ってきなさいよ。せっかく一緒に美味しい物食べに行こうと思ってるのに」などとおっしゃって、里帰りを強要されるそうです(笑)。
 駅に着くと、連合会長は例によって久美先生にお土産を買って持たせておられました(タクシー代払っていただきありがとうございます)。 そしていつもなら久美先生は新幹線へ、となるのですが、今回は在来線の普通列車で名古屋に向かうことに(新幹線で行くと早く着きすぎるからだそうで……)。 でも普通列車は大垣まで2両編成で、しかもこの季節は18きっぷで旅行される人が多いから、大混雑だったのでは? 特急料金を払って特急「しらさぎ」に乗っておくのが無難だったかも……。


手合いはどうされますか? 扇子を畳に突いて 揮毫中


2006年8月13日(日) 滋賀県彦根支部将棋イベント

会場:平和堂彦根銀座店4F(彦根市銀座町6−10、彦根駅から南西へ約1.5キロ)
参加費:1500円
内容:
10:00〜10:30 トークショー
10:30〜12:00 席上対局(山田女流三段とアマ強豪、次の一手出題あり)
12:00〜13:00 昼食
13:00〜16:00 指導対局(三面指し、希望者当日受付)
16:00〜17:00 懇親会

主催:日本将棋連盟彦根支部



 参加してきました。

 彦根支部のイベントは今年で2回目となるわけですが、残念なことに参加者が少ない! 前宣伝が少ないせいだと思います(筆者のところへは案内葉書が来ましたが、雑誌等での案内がありませんでした)。 せっかくプロ棋士を呼んでイベントをしているのに、これではもったいないと思います。 来年以降も続けるなら、将棋世界、近代将棋、週刊将棋等にぜひ告知記事を出してください!

 10時少し前に行くと、久美先生は既に到着していて控え室で支部の方と歓談中。 すぐに始まるのかと思いきや、10時20分頃になってようやくトークショーが始まりました。 人が集まるのを待っていた? でも開始時点での参加者は十数人と、少し寂しい感じ。

 トークショーは特にネタを用意してこられなかったのか、バラエティに富んだ内容でした。 名人戦主催社移行問題が出るのは当然のことかと思いましたが、ファンの中には名人戦の期間だけ(3ヶ月くらい)毎日新聞を購読する人がいる、というのは初耳でした(普段は地方新聞を取っている?)。 現在は共催案を検討中ということですが、女流棋士は全く発言権がないため、動向を見守るしかないようですね。 その他には将棋まつりのこと。 最近は将棋まつりが減ってしまって残念ですが、久美先生は将棋まつりを始めイベントで全国いろいろなところへ行かれているのに、今のところ和歌山県と鳥取県には行かれたことがないそうです。 そういうことですので、和歌山県・鳥取県の将棋関係者の方は、タイトル戦などのイベント開催には、ぜひ久美先生をご指名下さるよう、お願いいたします(笑)。
 続いて、最近の対局のこと。 久美先生はこのところの不調を、なかなか明けなかった今年の梅雨に例えて、「この間の女流名人位戦に勝って、やっと梅雨が明けた感じ」と感想を漏らされました。 年度後半は調子を上げていきたい、ここ何年か負けが込んで年間対局数も少ないため、毎年25局は指せるように頑張りたい、と抱負を語っておられました。 それから、一部の女流棋士の脱会問題について。 そもそもは春の親睦将棋会のことで連絡を取ろうとしてもなかなか返事が来ないことが原因だったそうですが、脱会が決まってからは、女流棋士間の連絡が非常にスムーズに取れるようになったそうです(笑)。
 そんなこと等々を30分ばかり話しておられましたが、開始が遅れたのにトークショーの時間を削らなかったのは??? そもそも、なぜ開始が遅れたのでしょう?

 さて今日の久美先生の服は、薄手の白い上掛けに、黒のインナー、スカートは裾の形が複雑、柄も長方形が複雑に入り組んだ格子縞?という、言葉で表しにくい(けどおしゃれ)な衣装。 どういう衣装かは、写真を見てもらわないと何とも……


 引き続き、「次の一手」出題付き席上対局。 お相手は彦根支部の小島アマ四段(と書いてあったけど、漢字が違うと誰かが言っていた)。 相居飛車になり、先手小島四段が無理矢理矢倉、後手久美先生が雁木模様になりました。 序盤が終わって、中盤に入る仕掛けどころで「次の一手」第1問。 小島四段が封じましたが、やはり最初は久美先生の手番(しかも序盤のもっと簡単なところ)にしておいた方が無難だったのでは? 非常に難しい場面だったので、正解者はなしということになってしまいました。
 第2問は久美先生の飛車が攻められたところで、逃げ方を問う問題。 逃げ場は4つしかなかったため、これは必ず正解が出るということで、8人正解して抽選で3人に賞金(商品券?)が配られました。 そこから難解な終盤戦に突入。 秒読みに入ったところで、第3問はまた小島四段の手番。 「次の一手」問題をどこで出すかは難しいものですが、プロとアマが対戦する時で、3問くらい出す時はタイミングとして「序盤の簡単なところで、プロが封じる」「中盤で、まだ考慮時間がある時にアマが封じる」「終盤で秒読みの時にプロが封じる」という感じにしては如何でしょうか?
 なお、筆者は一問も正解しませんでした(笑)。

 1時間の昼食休憩を挟んで、午後からは指導対局。 3面指しで、盤面はよく見ていませんでしたが、飛車落ちが2面、平手が1面だったと思います。 まず飛車落ちの一つがあっさり終わり、久美先生の勝ち。 続けてもう1局の飛車落ちが終わり、これも久美先生の勝ち。 残りの平手は結構時間がかかりましたが、これも久美先生の勝ち。 「梅雨明け」宣言からは調子がいいようですね(笑)。 その後に、飛車落ちが2局、角落ちが1局、平手が1局ありましたが、飛車落ちを1局負けただけで、他の3局は久美先生の勝ち。 ここまでで3時過ぎになり、その後誰も指導対局に入らなかったので、もう終わってしまうのか?と思いましたが、残りは休憩の後、ということだったようです。 で、対局が終わると「15分休憩を」とのお言葉が支部の方からあったのですが、久美先生はハイハイと返事をしながらも一生懸命感想戦。 おかげで残りの指導対局が始まったのは、終了予定時刻だった4時の少し前でした(笑)。
 休憩の後の3局(手合いはわかりませんでした)ですが、どれも時間を使った好局になり、終了予定時刻を30分過ぎても終わりませんでした。 ここで筆者は所用により脱落。 対局結果も、懇親会も見届けることができず、残念でしたが、3日後にまたお会いできる予定なのでまあいいかと(笑)。


トークショー 対アマ対局 指導対局・思考中


2006年8月4日(金) 女流名人位戦・対斎田晴子四段

勝ちました!
7回戦以降も頑張ってください!


2006年7月29日(土) 王座戦女流対局大盤解説会と特別指導対局

第55期王座戦一次予選に出場する女流棋士4人の一斉対局に伴い、大盤解説会と特別指導対局が開催されます。
場所:将棋会館2F研修室
出演:渡辺竜王、先崎八段、中井女流六段、山田女流三段
料金:大盤解説会のみは2500円、大盤解説会+指導対局は5000円
申込:日本将棋連盟 道場課 TEL03−3408−6167
   指導対局は先着順、解説会は当日も受付あり。


2006年7月19日(水) 女流名人位戦・対石橋幸緒四段

負けました。
5連敗となってしまいましたが、残留へ向けて今後の巻き返しを期待します。


2006年7月17日(祝) 大宮将棋センター・指導対局

大宮将棋センターにて毎月久美先生の指導対局があります。
7月は17日の午後1時〜午後5時。
料金は1500円。席料別途
詳しくは大宮将棋センターのWebサイトにて。


2006年7月5日(水) 倉敷藤花戦・対矢内理絵子名人

負けました。3回戦敗退です。
今期はなかなか勝ち星を挙げられませんが、これから始まる他棋戦でぜひ勝利を!


2006年6月23日(金) 女流名人位戦・対千葉涼子王将

負けてしまいました。
これで名人位戦は4連敗。 残留にはこの後のがんばりが必要です。


2006年6月4日(日) 大宮将棋センター・指導対局

大宮将棋センターにて毎月久美先生の指導対局があります。
6月は4日の午後1時〜午後5時。
料金は1500円。席料別途
詳しくは大宮将棋センターのWebサイトにて。


2006年6月1日(木)〜2日(金) 第64期名人戦第5局

NHK衛星第2放送の中継解説に久美先生が出演。
対局場は群馬県渋川市伊香保温泉「福一」 。


2006年5月23日(火) 倉敷藤花戦・対藤田麻衣子1級

勝ちました!
今年度初勝利です。
3回戦も頑張ってください。


2006年5月15日(月) 女流名人位戦・対岩根忍初段

負けてしまいました。 これで3連敗。 残留のための今後の巻き返しを期待します。


2006年5月14日(日) 大宮将棋センター・指導対局

大宮将棋センターにて毎月久美先生の指導対局があります。
5月は14日の午後1時〜午後5時。
料金は1500円。席料別途
詳しくは大宮将棋センターのWebサイトにて。


2006年4月30日(日) 大宮将棋センター・指導対局

大宮将棋センターにて毎月久美先生の指導対局があります。
4月は30日の午後1時〜午後5時。
料金は1500円。席料別途
詳しくは大宮将棋センターのWebサイトにて。


2006年4月25日(火) 女流名人位戦・対甲斐智美初段

負けてしまいました。 開幕から連敗です。 そろそろエンジンをかけないと……


2006年4月23日(日) 障害者親睦将棋会

久美先生が主催する、障害者対象の親睦将棋会のお知らせです。

時間:12時30分〜受付 13時〜開会
場所:群馬県太田市・社会教育総合センター4F
   (駐車場・エレベーター・障害者トイレ完備)
会費:無料
内容:講話
   参加者同士の対局(対局時計なし)
   指導対局(障害者の方全員を予定)
   参加者全員に当たる抽選会(何が当たるかはお楽しみ)
主催:山田久美
協力:群馬県支部連合会太田支部(太田市将棋会)

*近隣(もちろん遠方でも)の愛棋家の方、是非ご参加下さい。
なお、障害者の方を対象としておりますが、見学や交流対局は自由に参加できます。
指導対局は障害者の方を優先。
対局時計を使う大会とは違い、勝負にこだわらず楽しく交流できる会をと思いますので、
初心者の方でも気軽にいらして下さい。



 見学してきました。
 群馬県太田市はやはり神戸からは遠かったです。 片道約5時間!

 会場の社会教育総合センターは駅から北へ15分ばかり歩いたところにありました。 立派な建物ですが、実はずいぶんと古く(戦時中くらい?)からあるものだと後で伺いました。 筆者は12時過ぎに到着しましたが、まだ会場設営の最中でしたので、もう少ししてから出直すことにしました。 よく考えたら設営を手伝った方がよかったかも?
 もう一度見に行ったのは13時少し前くらいでしたが、参加者は5〜6人くらい。 久美先生が何度も携帯電話で対応されていましたが、きっと遅れて来られる方が多いのでしょう。 開会時間になったのでとりあえず久美先生から参加者の皆さんにご挨拶。 もう少し人数が集まってから正式に開会宣言ということになったため、サービスとして先週の女流親睦会でもやった落語(本題だけ)を披露されました。 挨拶が終わると久美先生は「まさかここで落語をするなんて思わなかった(笑)」と苦笑しておられました。

 13時40分頃、参加者が続々と到着。 上尾市(埼玉県)から団体で来られたそうです。 久美先生のお稽古先の方々だとか。 これで参加人数が20人弱になったので、改めて開会宣言。 久美先生のご挨拶の後、太田支部長から立派なご挨拶がありました。
 それから「詰将棋講座」。 久美先生が考えたものではなく、「詰むや詰まざるや」から持ってきた69手詰めを鑑賞するという趣向。 この日応援に来てもらっていた指導棋士五段の渡辺恭位さんに盤面操作を手伝ってもらいながら久美先生が解説を加えていました。 ちなみに渡辺さんはこの詰将棋を15分くらいで解かれたそうで、「これで渡辺さんがどれくらいの実力者かわかりますよね」と久美先生は渡辺さんを持ち上げていました。
 その後、抽選で1回戦の相手を決めて、対局開始。 対局が始まっても久美先生は休む暇なし。 支部からお手伝いに来てもらっている人たちと打ち合わせしたり、対戦テーブルの間を歩いて対戦の様子を視察したり。 しかし、今回のイベントで一番興味深かったのは久美先生の立場でした。 普通の将棋大会のイベントでは「山田先生」と呼ばれて色々とおもてなしを受けてるのですが、今回の場合は全く逆と言っていいでしょう。 なにしろ、太田支部の人と久美先生の家族(母上と姉上)で主催してるので、周りは小さい時から久美先生を知っている人ばかり。 言うなれば久美先生が一番「下っ端」で、みんなから「久美ちゃん」と呼ばれていました。 そのせいか、久美先生のこの日の服装は「お嬢さん」(お嬢『様』ではありません)を意識したかのような可愛らしい?服装(厚手のボレロ風ジャケットに、胸元が襞になったブラウス、フレアのミディスカート)でした。

 少々時間が遅れているため、「対局時計はないけどなるべく早く指す」という方針で対局が始まりましたが、中には15分ほどで終わってしまう対局も。 そこで、久美先生の指導対局を早めに始めて、参加者どうしの対局が早く終わった人から随時指導対局に入ってもらうことになりました。 参加者どうしの対局は比較的早く終わるため、指導対局の人数は増える一方。 最大8人を相手に指導対局をして、これ以上入ると大変なため、他の人は後回しということに。 久美先生の方もいつもの指導対局に比べてスピードアップ。 ぱっと指しては早足で次の人に移動、を繰り返していました。
 その甲斐もあって指導対局は4時前頃に全て終了。 今回の趣旨である「勝負にこだわらず楽しく交流」に従い、指導対局の勝敗はカウントしないことにします。 参加者どうしの対局も2回戦が始まりました。 久美先生もここでちょっと休憩タイム。 見学席(筆者と、掲示板でおなじみのやちみろくさんが来ていました)で少しお話させていただきました。 今回の大会や開催の経緯、今後の抱負(埼玉の方でもお稽古先が多いのでそちらでもやりたいとか)などを伺っていましたが、そのうち将棋連盟の現在の活動内容や、久美先生が手伝っている委員会、名人戦の主催社移動問題、女流棋界が抱えている問題、久美先生に関する切実な?問題など、色々聞かせていただきました。

 4時半を回った頃、残念ながら参加者どうしの対局は終了。 予定では各参加者とも3対局してもらうことになっていましたが、開始時間が遅れたことと、会場が5時までしかとっていないことと、この後お楽しみ抽選会をやるので早めに切り上げることになりました。 さて、そのお楽しみ抽選会。 久美先生は事前に商品のことを色々と考えておられらのですが、姉上に相談したところ、画期的な?賞品をいくつか提案してもらえたそうです。 まずは参加者全員にくじを引いてもらい、サイン色紙や山田久美特製扇子が当たった人もおられましたが……
  画期的賞品その1:サイン入り紳士物ソックス……将棋に関する賞品ばかり考えておられた久美先生にとっては目からウロコ
  画期的賞品その2:お誕生日プレゼント……当たった人は誕生日に久美先生からのプレゼントが届く!
  画期的賞品その3:1対1指導対局権……久美先生の指導対局が1対1で受けられる、まさに夢の?画期的賞品
と、確かに普通の抽選会ではあまり当たらないような一風変わった賞品の数々でした。

 最後に久美先生のご挨拶で親睦会は終了。 お疲れさまでした!

 また今回、久美先生の母上と姉上にご挨拶させていただきました。 いつも筆者がお世話になりっぱなしなのに、丁寧なご挨拶をありがとうございました。 これからも頑張ってサイトを維持していきますので、今後とも宜しくお願いいたします。

開会のご挨拶 詰将棋の解説 光速の指導対局(1) 光速の指導対局(2) 閉会のご挨拶


2006年4月15日(土) 第16回 女流棋士との親睦将棋会

好評の親睦将棋会が今年も開催されます。皆様お誘い合わせの上、ぜひご参加下さい!

○会場
 品川区立総合区民会館「きゅりあん」7Fイベントホール
 JR京浜東北線・大井町駅より徒歩1分
○時間
  9:40 受け付け開始
 10:10 第1部開演(〜13:00)
 14:00 第2部開演
 16:30 閉会
○内容
 第1部
  ・指導対局
  ・チャリティーオークション
  ・懸賞詰将棋
  ・将棋ソフト体験コーナー
  ・グッズ販売
 第2部
  ・選択ブース(要事前申し込み)
    ・10秒将棋(定員120名)
    ・お気楽コンビとの撮影会(定員60名)
    ・女流棋士クイズ(定員108名)
  ・自由参加コーナー
    ・席上対局 東西新鋭対決
    ・女流ミニ寄席(ビシバシ亭さちお=石橋幸緒四段、高飛車おくみ=山田久美三段)
    ・書籍サイン会
    ・スタンプラリー
○会費
 一般  13,000円(前売り12,000円)
 女性  10,000円(前売り9,000円)
 小中学生 5,000円(前売り4,000円)

申し込み方法など、詳細は女流棋士会公式ホームページ



 参加してきました。

 3年ぶりに午前中からの開催になりました。 関西地区からでも6時台の『のぞみ』に乗れば余裕で間に合うのですが、やはり早起きというのはつらいですね(笑)。 しかし、女流棋士の先生方と親睦を深める時間が長くなると思えばそれくらいの苦労は当然かも?

 第1部開演の定刻の頃には女流棋士の先生方も会場に入ってスタンバイ。 指導対局の駒並べも終わり、早くも対局を始めている方もおられました。 久美先生はオレンジ色(ラメ入り)のノースリーブのワンピースドレスに、同色のベールで上半身を包んで登場。 髪は後ろでおとなしめにまとめてありました。 もっとアップにしてコサージュを付けたりする方が久美先生らしい感じがするのですが、第2部で落語をするため、和服にも似合う髪型にされたのでしょう。 目が合った時に「朝が早くて大変でしたね」と挨拶していただきました。 掲示板をチェックされてしまっていたようです(笑)。
 指導対局の方は5面指しで、3つのテーブルに跨ってコの字型になっていました。 隣の指導対局との境界線が明確にされていなかったため、一瞬紛らわしかった?ようです。 女流棋士会会長・藤森三段から挨拶があり、早速指導対局開始。 手合いは平手が3面、二枚落ちが2面。 年齢層がバラエティに富んでいて、女性が二人も入っているし、指し口がみんな違うのかと思いきや、平手の3局はみんな相居飛車(矢倉系)になっていました。 二枚落ちは銀多伝に二歩突っ切りと2局とも定跡形。 こういうのは指導対局をする側にとっては楽?

 最初に終わったのは二枚落ちの銀多伝で、これは手合い違いと言っていいほど上手の完敗。 次からは飛香落ちか飛車落ちでお願いしますね(笑)。 次に平手が1局終わり、こちらは上手の完勝。 下手は攻めるだけ攻めて完切れ。
 そこから後は皆さん指し手が結構遅く、制限時間一杯まで頑張っておられましたが、そのうち二枚落ちが陥落。 馬をただ同然で取られたらさすがに下手はやる気をなくして投了せざるを得ません。 それから平手のもう1局が終了。 本筋の手を指す方でなかなかの好局でしたが、さすがに平手ではと言ったところ。 最後に残った平手の1局は、最終的には時間切れ。 指し手が遅く、ようやく終盤に入る頃だったので、優劣不明でした。
 休憩に入られる前に少しお話を伺うと、「午後からの落語のことで頭がいっぱいです(笑)」とのこと。 枕の部分に女流棋士関連の新ネタを入れたりしたので、覚えるのが大変だったとか。 定跡は外せないし、手順前後は利かないし(笑)、と言うことだったので、すぐに控え室に戻っていただきました。

 15分間の休憩を挟み、指導対局の2回目が開始。 5面指しだったはずなのですが、手合いが付いたのは2面だけ。 1局も手合いが付いていない先生もおられました。 参加者が予想よりも少な目だった? それはともかく、手合いは角落ちと二枚落ち。 角落ちの下手は振り飛車(三間飛車)で、二枚落ちはまたしても銀多伝。
 さて、舞台の方では既にオークションの商品紹介が始まっていたのですが、ここで当サイトもよくお世話になっているやちみろく様が「原宿将棋通り」のために作った写真パネルが商品として登場。 指導対局をしながらこれを耳ざとく聞きつけられた久美先生は、舞台の方にすっ飛んで行かれ、この商品が女流棋士会からの出品であることを説明。 将棋会館の女流棋士の部屋にずっと飾られていたそうです。 最低落札価格は5000円から、ということでした。
 ちなみに、今回のオークションは『上限額』が決められた商品があって、その額を上回ると落札できないそうです。 これなら落札値段が暴騰することもなく、非常にいい制度だと思います。 久美先生が出品したのは、女流棋士との親睦将棋会を記念して作られたテレカ3枚セット。 全部持ってる人は女流棋士でも少ないため、相当な貴重品?だとか。

 さて指導対局2面指しで、先に終わったのは角落ち。 上手の一手負けでしたが、一手差にするのもさすがにプロの芸か? 二枚落ちの方は下手の攻めそこないを機に、上手がするすると入玉。 こうなっては下手は勝てません。
 結局、本日の対局は4勝2敗1持将棋でした。

 昼食タイムと模様替えの後、第2部が開始。 10秒将棋、撮影会、女流棋士クイズと並行して、本日のメインイベント?である女流ミニ寄席が始まりました。 トップバッターは『高飛車おくみ』こと久美先生。 演目は「と金の謎」。 出囃子の音が小さかったり、マイクがうまく音を拾ってくれなかったり、枕の新ネタで少し詰まったりと少々不穏な出だし。 それでも本題の方はしっかり演じきることができ、オチもちゃんと決まって一安心……だったのですが、最後の一礼の時にマイクに頭をぶつけてしまい(音を拾いにくかったので久美先生の方に近づけてあった!)、予期せぬ笑いを取ってしまったのはご愛敬と言ったところでしょうか。 舞台袖に帰った時に、晴れ晴れとした表情に戻っておられたのが更に印象的でした(笑)。
 後でインタビューしたところ、「枕を変えたのはやっぱりやりにくかったです。もう一度舞台に上がったら完璧にできる自信があるんですけど(笑)」とのことでした。 さすがに本職でないことをするときは非常に緊張されるようです。 しかしそのうちそういう緊張感がだんだんと楽しくなってきて、病みつきになるんじゃないかと思います(笑)。
 ところで久美先生の和服姿ですが、鮮やかな赤字に白い桜の花を散らせた振り袖に、黒の帯地にも桜。 「『極道の妻たち』の高島礼子さん風です(久美先生談)」とのことでした

 ミニ寄席が終わっても久美先生の出番は終わりではなく、この日auが出品していた「女流棋士Online」のキャンペーン活動へ移動。 携帯電話で女流棋士とオンライン対局ができる!というすばらしいサイトの宣伝なのですが、アナウンス不足のため人の集まりがよくない様子。 そこで久美先生はオークションの合間にマイクを握って「今なら会場で体験できますよ!」と広報活動。 筆者も協力?として久美先生がパンフレットを持っているところを写真に撮らせていただきました。

 「原宿将棋通り」の写真パネルにサインなどをしているうちに、親睦会も終了時刻に。 最後は恒例の女流棋士による「花道」で参加者の皆さんをお見送り。 その前に次週の障害者親睦将棋会などの予定も確認させていただきましたが、果たして筆者は行けるかどうか?
 ともあれ、今回も楽しい親睦会をありがとうございました!

指導対局開始 和服姿 極道の妻? 宣伝で〜す と金入りサイン


2006年4月7日(金) 女流名人位戦・対清水市代二冠

残念ながら敗戦。
新年度最初の一番を勝利で飾ることはできませんでした。


2006年3月26日(日) 大宮将棋センター・指導対局

大宮将棋センターにて毎月久美先生の指導対局があります。
3月は26日の午後1時〜午後5時。
料金は1500円。席料別途
詳しくは大宮将棋センターのWebサイトにて。


2006年3月10日(金) 特別大盤解説会

朝日オープン将棋選手権の決勝戦(挑戦者決定戦)郷田九段−藤井九段戦と、順位戦B級2組11回戦内藤九段−田中寅九段戦の大盤解説会があります。
場所は将棋会館。 解説は森下九段、聞き手は久美先生
18時会場、18時30分からは米長会長のトークショー「内藤九段の強さを語る」。 20時から終局まで大盤解説。
入場料は一般3000円、女性等割引対象者2000円。
お問い合わせは将棋会館道場へ。


2006年2月5日(日) 大宮将棋センター・指導対局

大宮将棋センターにて毎月久美先生の指導対局があります。
2月は5日の午後1時〜午後5時。
料金は1500円。席料別途
詳しくは大宮将棋センターのWebサイトにて。


2006年1月19日(木)〜23日(月) 日韓将棋文化交流事業

文化芸術分野における海外との共同活動を通じた国際交流の推進事業「日韓将棋文化交流事業」が実施されます。
詳細は以下の通り。

開催場所:韓国・ソウル
派遣棋士:所司和晴七段、矢内理絵子女流四段、藤森奈津子女流三段、山田久美女流三段、中倉宏美女流初段
内容:
  ・韓国将棋(チャンギ)プロ棋士との記念対局、意見交換
  ・韓国ブレインTV(ケーブルTV韓国将棋専門チャンネル)にて日本将棋紹介
  ・韓国初等学生特技適性教育生(日本将棋を勉強した小学生)への技術指導
  ・韓国将棋協会との意見交換


2006年1月11日(水) 女流王位戦予選・対竹部さゆり三段

負けてしまいました。
これにて今年度の対局は終了?


メニューへ現在のニュースへ2005年のニュースへ2004年のニュースへ2003年(後半)のニュースへ2003年(前半)のニュースへ2002年(後半)のニュースへ2002年(前半)のニュースへ2001年(後半)のニュースへ2001年(前半)のニュースへ2000年のニュースへ1999年のニュースへ1998年のニュースへ