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Wind's Twelve Quarters - Motorcycle Touring Scene
 
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北海騎行 (3)

北海道 August 8-15, 1998 Kawasaki D-Tracker

 

上陸! - 8月10日

本州最北端
なんとか11:30のフェリーに乗れるようになった。待ち時間があるので本州最北端、大間崎に行ってみる。日本最北端と比べると数段以上「地味」なのだが朝早くからもう土産物屋が店開きしていて「到達証明書(ここにもあるのだ!)」あるよ、オリジナルテレカあるよ、と呼びこまれてしまった。絵葉書とテレカと証明書を買って写真を撮ってもらう。遠くうっすらと北海道が見える。わずか19kmの彼方だという。
葉書を書いているうちに「シャッター押してください」ってのが3件。頼み易そうに見えるのだろうか。まるで「左のオクロック」である。
給油してフェリーターミナルに戻りぼけらっと時間をつぶす。朝ご飯替りに「いかぽんぽん」を食べる。歯ごたえがあっておいしい。

ばあゆ
10:45、ばあゆ(インド神話の風の神、凝った名前である)乗船。海峡を渡るという割には小振りである。1時過ぎには函館着予定。この間にツーレポの推敲をする。今回はなぜかとてもマメに書いているのだ。なぜだ? うとうとして目を覚ますと目の前に北海道があった。

上陸!
函館に上陸。さらに北へと進路を定める。森で「いかめし」、長万部で「かにめし」、中山峠で「あげじゃが」と名物を食いつなぎながら北上。札幌を越えて日本海側、増毛辺りまで行ければと思ったが、夜になってしまった。しかもR231が夜間通交止めで走れない。急遽、内陸側へ迂回。最初のロングツーリングの晩のように夜を走る。走る。走る。完全にハイになっている。今回はどうも夜走るツーリングである。とはいえ途中で止まってもそれこそ何もないのだ。
結局、一夜の宿を求めて道央道の砂川SAに。先客のヤマハのライダーと高速バスの待合所で寝袋にくるまって寝る。

本日の走行:380km

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