海を目指せ - 8月16日
ON & OFF
寒くて目が覚めてしまった。仕方がないのでゆるりとバラしにかかる。強風のためにテントをたたむのが難しい。出発は6時半。
南四国のツーリング情報を見ると必ずと言っていいほど出てくるのが、広見町にあるペンション兼喫茶店「ON & OFF」である。到着したのは8時15分。しかし泊まりのライダーの朝食時間にあたってしまい席がない。マスターの「ちょっと待ってくれるかー、そんな急ぐ旅でもないやろ」という言葉でしばし待ちである。
これからカルストに行くというIMPULSEとBARIUSの二人組や、帰省してて挨拶にきたという地元のCB400SFのライダーなんかと情報交換しているうちに席が空いた。
店の中は一面ライダーの写真で埋め尽くされている。そう、ここを訪れたライダーは皆、出発の時に写真を撮ってもらうのだ。壁に貼った後も半永久的に保存されているというこの写真、いったい何枚になっているのだろうか。
モーニング(450円、コーヒーが旨い)を食べ、写真を撮ってもらって出発。えらくゆっくりしてしまった。
山から海へ
宇和島市に出てから海岸沿いに南下。人気のない海が見たくて、延々1.5車線の細い道を辿って高茂岬というところに寄った。海の色は濃いブルー。空は心なしか秋の雲になっているようだった。
道の駅「すくも」で遅い昼飯。
宿毛からはR321(足摺サニーライン)を走る。R56もそうだったが、景色がよく、路面もいい、走りやすいルートである。ハイスピードクルージングを楽しむ。右カーブの感触がだいぶ掴めてきた。
足摺岬手前の有料道路は無料になっていた。岬付近は車は交通規制で乗り入れ禁止になっていたが、バイクはOKということで先に進む。四国の最南端である。ここで京都から来たというTDMのライダーと会い、R56沿いの窪川町にある喫茶店を教えてもらう。明日の朝食になるか。
大岐の浜
キャンプ場がある大岐の浜海水浴場。ただの砂浜である。そして、ここも星が凄い。パッと見ただけで北斗七星から北極星を見つけた。夏の三角形というのはどれのことだったか。テントの入り口を開け、仰向けになって星を見ながら寝た。
本日の走行:四国カルスト−宇和島−高茂岬−足摺岬−大岐の浜 280km
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