すっかりバリニーズ気分のオジサン達がホテルへ戻ると、すでにもう9時近くになっている。 ふとMさんが「あれ、確か今晩エナの所へ行くんじゃなかったっけ?」と思い出したようにつぶやくと、「あ、そうか、そんな事言ってたよな。」「もう連絡来たのかな?」と、全員完全にバリモードになっちゃっている。 とにかく大沼さんに聞いてみようという事で、集合場所の中庭へ行くがどうした訳か姿が無い。いつもビール片手に我々の帰りを待っているはずなのに、こんな事初めてである。 我々が戻ったのに気が付いたのか、「悪いけど体調壊したから今日は寝かしておいてくれ。」と元気なく言っている。エナ氏からの連絡の事を聞くと、ずっと寝ていて連絡があったのか不明だと言う。もし招待するつもりでエナ氏が準備していたら誠に申し訳ないが、親分一大事じゃしかたがない。 我々オジサン達は、いつもの中庭でしばらく雑談しながらビールを飲んで解散。私は今日の海の状況から判断し、カメラのレンズをマクロ105mmに付け替えてから就寝。これで明日マンタが出たらその時はその時、マンタのドアップでも撮ればいいやと半分開き直り状態である。 1998/12/31 今朝も散歩へ出かけるために6時に目覚まし時計をセットしておいたが、その前に目が覚めてしまった。日本じゃ目覚まし鳴らないと起きないのに、何でバリに来るとちゃんと起きちゃうのか不思議である。日本より1時間遅い時差のせいだろうか。それとも適度の緊張のせい?かくして元気に今日も朝の散歩に出発である。 今朝は昨日の裏道から海岸へ抜けて、ダイビングボートのあるビーチと反対側へ探索である。遊歩道が続いているから別に通行禁止ではないのだが、私とYさんにとっては未知の領域なのだ。 ホテルに戻り朝食をとろうとレストランへ行くと、いつもの顔ぶれに大沼氏の顔がない。今日は完全にダウンの様子だ。今日は我々だけで出発するしか無さそうだ。 今朝もボイルドウオーターでブルマンと、ガーリックトーストにカラシケチャップ。昨日はスクランブルエッグしか出来ないと聞いていたのでそうしたが、試しにと思いサニーサイドと注文したらOKだと言うではないか。日本人の朝はやっぱり目玉焼きです。 S2さんのBCのインフレーターの調子が悪くフローしてしまうので大沼氏に修理を頼んでおいたらしいが、親分ダウンしちゃって直っていないらしい。大沼氏のBCを借りる手はあるが、慣れたBCじゃないとどうも不安らしい。何度か自分で開けた事があるので、ダメ元で私が直してみる事にした。 しかし、大沼氏のダウンは本当にコリャタイヘンダ!である。何せ今回のポイントを一番熟知しているのは大沼氏なのだ。スタッフは普段このポイントは潜らないし、ましてやガイドのサディは今回が初めてだ。昨年もこのポイントを潜っている我々の方がまだ判っているのだから、とりあえずYさんにポイント決めをお願いして、イザ!出発である。 |
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