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10.やっぱ、アジのサシミランチは最高ッス!

1999/1/1

 昨晩遅くまで飲んでいたので今朝の散歩は少し出発時間が遅なってしまった。とはいえ、私とYさん、よくもまあ毎朝ちゃんと起きられるなと我ながら感心してしまう。日本じゃこうはいかないのに、本当に不思議とバリの散歩の時間には間に合うように目覚めてしまうのだ。
 今朝の散歩はあまり遠くまで行かずに戻り、いつものようにホテルのレストランでブルマンブレンドとガーリックトーストで朝食。そして元気にダイビングに出発と、もういつものパターンで進行。大沼氏はだいぶ良くなったようだが、まだダイビングに参加は無理。今日もYさん筆頭にオジサン達だけでのダイビングである。

 今朝もボートには昨日の残りのビールをしっかりオバサンから受け取ってから、昨日延縄を引っかけたコースとは反対のコースでポイントへ。たぶん今日も延縄引っかけちゃった漁師が我々を捜しているだろうから、当分はビーチ側を通るのは御法度なのだ。(ボートマン、しっかり見張れよナ〜!)
 私は他のオジサン達より一足早く帰るので今日が最後のダイビングである。そろそろスピアに手を出したい気もあるが、今回はカメラ〜!と決めて来たのだから最後まで自分の意志を貫き通すのだ。(エライ!)



 そろそろ潮が流れはじめたのか、今日の一本目のダイビングでついにS2さんが大きなアジを仕留めて上がって来た。待望のアジである、ヤッター!ヽ(^o^)丿

 やはりアジのサシミが一番旨い。昨年はゴロゴロ捕れたのに、今年は初めてのアジである。かわりに潮流のせいか、かなり深場まで行ってみたが私の写真は全然ダ〜メ! ま、ここへ来てアジのサシミランチ食えれば、それはそれで良いか。
(帰ってからYさんから聞いた話だと、この時水深50メートル付近で巨大なマンボーに出会ったそうだ。すぐ後ろにカメラを持った私が付いて来たのでしきりに合図を送ったらしいが、気が付かずに浮上しちゃったそうである。幅はYさんが体を目一杯伸ばしてもまだ届かず、「何か変なのがオレの横でさわいでいるな!」みたいな目で睨まれたらしいが、さすがにこの大きさに1人きりでは手が出せず捕るのを諦めたとの事。)

 さっそくYさんの包丁さばきでアジのサシミの完成である。 油がのっていてずいぶん量があるのでさすがのオジサン達全員でも食べきれそうもない。今回仕事の都合で参加出来なかったSさんがいれば丁度良い量なのにな〜、などとワイワイ言いながらみんなでアジのサシミランチ、いやあ最高ッス!
 スタッフにも食べろと勧めたが、サディ以外はやはり恐る恐る口に運んでいる。たぶん彼らは「何て野蛮な連中なんだ!」と思ってるだろうが、ドッコイこちとらジャパニーズ。


捕れたての活きの良い魚を煮るとか焼くなんて、もったいなくって出っ来ませ〜ん。やっぱりサシミが一番で〜す!

 残ったサシミは昼休みの釣り大会のエサとして再利用。もったいないけど食べきれないのだからしかたがない。けっこうアカモンガラがかかってくれました。

 二本目はこれが最後とふたたび深場へ行ってみたが、上がる途中でカメラの被写体として穴の中にエビジャコを発見したので夢中で接写。ところがターゲットライトの電池が切れてしまい、ファインダーからの視界は真っ暗で被写体がせんせん見えないのだ。 エビジャコの目玉のマクロ写真はまるで宇宙人の目玉みたいで面白い写真になるはずなのだが、ファインダーから被写体を確認出来ないのでは勘で距離を合わせるしかない。幸いストロボの光は何とか回る位置にセット出来たので、距離さえうまく合ってくれれば目的通りの写真になるはずである。 距離を目一杯マクロにセットしてカメラのほうを寄せたり離したりしながら撮ってみたのだが、現像から上がってきたフィルムは全てピンボケで全滅。ア〜、あの時ターゲットライトの電池交換さえしてれば!って、今となっては後の祭りです。(×_×)


 てな訳で、この時は上手く写真が撮れているつもりで興奮のあまり早めに上がってしまい、ボートの上から他のオジサン達のエキジット姿をデジカメでバシャバシャ撮影に成功。あまり格好良くないですが、ご披露させていただきます。

 Y さ ん

S2さん
Mさん

 私、水中でガイドのサディが大きなアジを仕留めた所までは目撃したんですが、エキジットの時に何故かMさんがこのアジを捕獲して上がって来たので不思議に思って問い合わせてみたところ、私の目撃後にサディが取り込みに失敗して逃がしてしまったアジを、ご丁寧にMさんがもう一度スピアで仕留めたんだそうです。(2度も捕獲されたアジにはとんだ災難。でも、ボートまで上げたMさんの勝ち〜!なのかナ〜・・・?右は、一度目に仕留めたサディと二度目に仕留めたMさんの二人の記念写真デス。ハイ!)
 これは今回最大の大物である。しかし今日はもうオジサン達にサシミを作る予定はないので結局スタッフに進呈する事になった。サディが一番気に入った所を奥さんに持って帰ったそうだ。(おいおいサディ、なんで尻尾の部分持って帰るんだよ、鯨の尾の身ならわかるけど、アジなら腹の方が油のってて旨いのにナ〜!バリの人間って、ジャッパニーズには良っくわっかりませ〜ん!奥さん日本人なんだから、しっかり旨いとこ持って帰れよな!)

 とうとう私の今回最後のダイビングも終わってしまった。明日は飛行機に乗るので減圧休みを取らなきゃならない。午前中だけなら潜れそうだが、今回のポイントへ同行するのであれば半日では済まないはずだ。機材も乾かして出来るだけ軽くしておきたいし。あ〜ァ、本当に終わっちゃったんだナ。さよなら、ヌサペニダ!思い出を、アリガト〜!なんて感傷に浸りつつ、ボートは帰路に。

 ところが、なのである。昨日の一件でビーチ側を通る事が出来ないボートは来たときと同じコースを引き返すしか道がない。アジが捕れた今日は潮の流れが戻って来たのか、けっこうきつい流れが発生しているのだ。こんな時はビーチ側を通るのが正解なのだが、昨日の失敗でそれは出来ない。やはり潮の渦巻く灯台側を通らなければ無事に帰れないのだ。

 途中スコールに出遭うが、開き直ったオジサン達はわざわざ下からウエットスーツとダイビングマスクを取ってきて、スコール相手にデッキで雄叫びを上げながらスコールに向かって大騒ぎ。イヤ〜、このショット撮りのがしたのは本当に残念!今回最高のオオバカ大傑作写真になってたはずなのだが、撮りのがして紹介出来ないのは、ホンット〜に残念である。

 かくして無事にダイビングを終えたオジサン達は、一路ビール瓶の帰りを首を長くして待っている飲み物屋のオバサンが出迎えてくれるビーチへと帰って行ったのである。

ダ イ ビ ン グ ロ グ

1 ダ イ ブ

2 ダ イ ブ
エントリー 10:39 エントリー 13:21
エキジット 11:31 エキジット 14:01
潜水時間 00:52 潜水時間 00:39
最大水深 45.5m 最大水深 40.8m
平均水深 17.0m 平均水深 14.3m
水  温 28.3度C 水  温 29.4度C

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も く じ
 1.バリ直行便は気分爽快、半日得した気分ナノダ!
 2.着いたその日に、お待ちかね屋台探検隊へ出発!
 3.早起きは三文の得、朝の散歩は発見がいっぱい!
 4.やっぱり今年もサシミランチ。ウマいんだな、これが!
 5.帰りにスコールの中へ。いやあ寒い寒いでマイッタ!
 6.バリでいい店見〜つけた!ついでに最悪の店も?
 7.大沼親分ダウン、コリャタイヘンダ!
 8.ヤッタ!マンタだ。(^○^) でも・・・?
 9.バリの新年は「サルマタ・フンバルー!」ナノダ?
 10.やっぱ、アジのサシミランチは最高ッス!
 11.サルマタ・フンバルー!うどんパーティーをやろう!
 12.オジサン達、屋台囲んでBAKSOパーティーだい!
 13.出発するまでアラックで、気分はすっかりバリニーズ!
  オ マ ケ

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