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(下の3)_ − 2001.10.27 −_ |
<ヘッドフォン篇> ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ラルクの音比率はほぼ対等である。ところが、購入したヘッドフォンは比率の重きが低音に置かれていたのだった。それも異常なバランスで。たとえば「Blame」はこう聞こえ、「C'est La Vie」はこうなり、「Caress of Venus」はこういう具合に。全部同じではないかって? そう、どの曲聴いてもデンドンデンドン tetsu と sakura による低音バトルが繰り広げられるのである。美曲も名曲もへったくれもない。「C'est La Vie」では相撲取りがドスコイドスコイと四股を踏み、「Caress of Venus」の女神はゴツイ格闘派になってしまった。 初めは「こりゃ面白い」とげらげら笑っていたが、聴き進めていくうち冗談ではすまなくなった。どの曲も低音のみがドカンドカン喚き散らして1本調子になってしまうのだ。おまけに聴き疲れをする。ボリュームを落としてもアルバム全曲を通して聴くことができない。4曲目あたりで耳がヘトヘトになってしまうのである。イカン。このままでは tetsu と sakura を嫌ってしまいそうだ。 ‥‥そうしてこのヘッドフォンは早々にお払い箱となった。秋葉原の中古オーディオ専門店で、定価の1/4で売れた。オーディオは買い取りの割がいい。いったい、世のどんな鋼鉄の鼓膜の持ち主が、どんな音楽を趣味とする者がこのヘッドフォンを使っているのだろう。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 次に購入したヘッドフォンは当たりだった。秋葉原で4店舗ほど見聴きして回り、いちばん安い店で購入した。やけにピアノとストリングスの響きがいい。開発・製造元がドイツだからクラシック寄りなのか? ま、いいか。音バランスも音再現力も申し分ない。230gと軽く、首に負担もかからない。電磁波も一般のヘッドフォンの1/3だそうだし、長時間聴いても体に安心。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ <購入時の注意> |
_ | 【文献】 講談社 「ジャズ喫茶ベイシーの選択」著 : 菅原正二 出書房新社 「JAZZオーディオ悶絶桃源郷」著 : 寺島靖国 楽之友社 「Audio Beginner's Club」「stereo10月号」 ステレオサウンド 「季刊ステレオサウンド秋号」 |
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■ yukihiro攻略 |
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