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1月から揃え始めたCDがシングル7枚、アルバム7枚の計14枚になった。買い過ぎである。6年かけて発表されてきた全29枚のうちの半分をたったの10ヶ月で掻っ込むさまは、CD屋へ行って「こりゃあいいもんみっけた。陳列棚の在庫総ざらえだワッハッハ」てなものだ。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 「REAL」のジャケットに写っているのは、パリにある世界遺産・ノートルダム寺院の鐘塔部分に鎮座する怪獣でガーゴイル(GAGOYL=米、ガルグイユ・GARGOUILLE=仏)という。ノートルダム寺院は前後左右の4面それぞれから見る外観がとても同一の建物とは思えないほど異なって見えるという、ユニークな造りをしたゴシック建造物だ。ガーゴイルはステンドグラスと並んで典型的なゴシック様式の特徴であリ、用途は水落としだが守り神という意味合いもある。 ウ〜ム『目には目を、歯には歯を、怪獣(邪悪)には怪獣を』か? それはハムラビ法典。いやまて、ハムラビ法典は後にイスラエル人に伝えられ、イスラエル人はモーゼと共に出エジプトしてユダヤ教典(旧約聖書・救世主の出現を預言)を作ったら、めでたくキリストが誕生して新約聖書が出来たのだから、おぉ、まったく繋がりがないわけでもない。それなら怪獣が守り神という公式も成り立たなくもない。本当にそうだったら面白い。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ またジャケットの中面には、顔は「虎」、首から下は鱗が覆っている所からして「蛇」であろう怪獣を題材にしたシンボルが描いてある。 実際には装丁家の真意や意図する所がどこにあるのか定かでない。それでもお気に入りのアルバムを聴きながらジャケットを眺め、世界史へ芸術界へ様々な方向へ思いを巡らす秋の夜長もまた楽し。そのうちガーゴイルがなんだか歌っている様にも見えてきてなお愉し。 |
_ | 続・ガーゴイルくん |
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■ yukihiro攻略 |
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