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− 2000.10.25 −
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 シングル「NEO UNIVERSE」は、通常ならc/w曲となる2曲目の「finale」も1曲目と見なす『ダブルA面』と名打って発売された。ジャケットにはどちらの曲のイメージも盛り込まなければならない。これは難しい。なにしろタイトル通り曲調が正反対なのだから。
 ところで、今回は2人のデザイナーが手掛けているが、なぜだろう。装丁デザインの受注からCD発売までの間に時間的な余裕がなかったのだろうか。

<回想シーン>

Koichi__「勝った方が色彩デザインな」
Masanari「オッケー。負けた方は絵柄デザインね」
Koichi__「ジャンケン」
Masanari「ポイ」

 こうして蝶を題材に用いた禍々しい「finale仕様」のデザインの上に鮮やかな「NEO UNI〜仕様」の色彩が乗ったのであった。実際は文字デザインとの分業だったのだろうが、話としてはこっちの方が面白い。

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 冗談はさておき「REAL」の時のようにキリスト教美術の観点から見てみると、蝶は魂が形となったもの、または美女が変身したものとされている。おぉ!「NEO UNI〜」と「finale」、それぞれの歌詞が示すキーワードにぴったり当てはまるではないか! 意匠を凝らしたジャケットが提示するいくつかのヒントから真相を解き明かし(たような気になり)、自分が抱いている曲のイメージとシンクロした時のこの満足感、くせになる。
 もちろん、こちらのジャケットも装丁家の真意や意図するところがどこにあるのか定かではありません。嗚呼、真実は常に霧の彼方。

 いやしかし紙ジャケットはいい。目にも手にもしっくりなじむ。それでつい手に取ってしまうのかもしれない。ラルクに限らず、プラスチックケースではなく紙ジャケットを標準仕様にすればいいのに…と思っているレコード世代は多いのではないか? 印刷技術も発達している。色の劣化は問題になるまい。自然にも優しい。それがいい、是非そうして下さい。紙ジャケットを標準仕様に!

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   ‥‥‥‥(上)
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