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(下の1)_ − 2001.11.03 −_ |
音を見ることに取り憑かれた者をオーディオーマニアという。渡辺は違う。興味深い世界だが、とり憑かれてはいない。だから「音を見る」ことはジャンボ宝くじの1等が当たらない限り一生、叶うまい。叶うまいがスッパリあきらめきることもできない。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ <ケーブル 篇> 「おまけケーブル」で聴いたラルクのなんとそっけない演奏であったことよ。やせ細った ken。ギスギスした yukihiro。荒い tetsu 。感情を失った hyde。書いているだけで悲しくなってくる。結局、1曲通して聴くに耐えず、すぐ元のケーブルに接続しなおしてしまった。 彼らの演奏が粗雑なのではない。「おまけケーブル」の音情報伝達能力が低すぎるのだ。粗雑な音は耳にも心にも優しくない。初めから「おまけ」で聴いていたらこの音が基準となり何の疑問も感じなかっただろうに。目玉が飛び出るほど高いものを使っているわけではない。それなのに生じる格段の差。見た目1本のたかがケーブル。されどケーブル。 「おまけ」と「別売り」のケーブルの差は、音の厚みに出る。「おまけケーブル」が再現するラルクは紙のようにペラペラな音である。それに比べ、いま使っている「別売り」のものでも厚さ1cmのカマボコ板(当社比)にはなる。紙 hyde に比べ、カマボコ板 hyde の声は伸び、通り、表現力が豊かだ。 ken のギターは艶をぐんと増し、色気たっぷりで背筋がゾクゾクする。tetsu ベースは躍動感と迫力を増して元気だ。yukihiro は、スネア=ドラムもタムタムも音の輪郭が浮きでて、バス=ドラムと低音ベースとの質感の違いもくっきり鮮やかに分かる。どうです、読んでいるだけで聴きたくなってくるでしょう。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 音情報伝達能力の高いケーブルは音に厚みを出し、生々しさを生み、存在感をかもしだす。そうして原音に近づけていってくれるわけだ。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ <購入時の注意> (2)使用しているCDプレーヤーが数万円のものなのに、数十万のケーブルを付けても無意味。ケーブルに音の伝達能力があっても、CDプレーヤーに音の再現力がなくてはしょうがない。 |
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■ yukihiro攻略 |
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