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Wind's Twelve Quarters - Motorcycle Touring Scene
 
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最初のロングツーリング (3)

信州 May 1-4, 1991 Kawasaki GPX250R

 

ソロライダーの夜 - 5月3日

川中島
戦国武将ということになると外せないのが川中島である。長野市郊外の千曲川沿いにある古戦場へ向かってR18を北上する。川中島古戦場趾についたのは10時くらいか。八幡宮があり、信玄+謙信一騎打ちの像があるくらいで、あとはただの広場だったような気がする。
駐車場で声をかけられた。「へー、これ(バイクのこと)で京都からきたの」てなもんで驚かれてしまったのだ。確かに改めて見てみると小さいよなあ。わずか250ccのエンジンでここまで走って来たのかと、ちょっとマシンを見直してしまった。

戸隠
川中島から長野市街を横切って戸隠へ。善光寺参りの善男善女のおかげで市内大渋滞のあげく道を間違ってバードラインに乗り損ねてしまった。とはいっても、そのおかげでのんびりした県道をゆっくり走れたのだからそう悪いこともない。徐々に高度をあげていき、戸隠方面への道と合流するところで左手にくっきりと北アルプスの山並が見えた。思わずバイクを止めて写真を撮ったのである。
戸隠はやはり奥社を見なければと歩きだしたところは、やや暑いくらいのいい天気だった。しかし進むにつれて次第に道の両側に残った雪がその面積を広げてくるのだ。それでもさくさく歩いていくとそれは見事な杉並木が姿を現す。持っていたパノラマの使い捨てカメラを縦に構えてなんとか収めようとするが、なんか縮尺が狂ってるんじゃないかてな写真が出来上がった(豆粒みたいな小さな人)

春日山
雪の奥社から戻ってくるとはや日は西に傾いてきた。さらに北へ、こんな片側1車線の国道でゴールデンウィークに道路工事すんなーと悪態を付きながら、日本海に面した上越へとバイクを走らせる。もう夕方かなという頃、春日山城趾に到着。川中島に行ったら次は謙信の居城でしょう。春日山城趾はその名の通りの山城でぐるぐると山登りをして屋敷跡などを訪れた。

月と一緒に
さてこれからどうしようか? 京都に向けて少しでも近づいておくかとR8を西へと走る。北陸道と並走しているこの道はなかなかにアベレージが高くなかなか止まる機会が無い。親不知駅の表示を見つけてやっと休憩。既に夜になろうかという時間だった。駅前の食堂で晩ご飯を食べ外へ出たのが7時頃。さてどこまで走れるのか、今夜の宿はどうするのかと考えながらさらに西走。

朝日IC 9:00 p.m.
調子に乗って走っていたら宿がなくなった。駅宿にしようかとも考えたが、思い直してミッドナイトランを決めこむことにした。なにしろ天気は上々で奇麗な月が出ているのだ。富山に入ったところで朝日ICから北陸道へのった。

有磯海SA 10:00 p.m.
暗闇の中を西に向かって疾走する。最初のSA有磯海で休憩。なんだか、気持ちが高ぶって落ち着かない。コーヒーを飲んでいると、メットに無線をつけたSRXとBROSのカップルがいた。ちょっといいなぁと思った。高速は一人で走っていると飽きるのだ。テレビの時代劇がひどく場違いに思えた。

小矢部川SA 0:30 a.m.
走っているうちに日付が変わってしまった。とにかく寒い。缶コーヒーを両手で包みこんで感覚がもどるのをまつ。昔立命生協のバイクコーナーで買った安物のカッパを着て寒さ対策とする。誰もいないSAは少し怖い。

尼御前SA 2:00 a.m.
金沢の灯を左にながめつつ走る。ここでは売店が開いていた。ラッキーとばかりキツネうどんをかきこむ。人間は体温を維持するために食べるのだ。

南条SA 4:00 a.m.
目標物がない暗闇の中でまっすぐに走るのがそろそろ危なくなってきた。ここで会ったライダーの勧めで仮眠を取ることにした。SAのベンチの上でシュラフにくるまってオヤスミナサイ。上田から福井県までの長い長い一日。

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