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1.トラブル発生、でも災い転じて福となるナノダ!

1997/12/28

 いよいよ待ちに待ったバリ島クルージングツアーである!
 今回も仕事の都合で私だけ1日遅れの出発となり、またまた他のメンバーとは別行動である。
 今回は日暮里駅から京成スカイライナーで成田空港へ。早速ツアーデスクで荷物を預けようとしたが、どういう訳か私の名前がリストに載っていない!トラブル発生、ツアーデスクの女の子が右往左往するが、丁度日曜日ということもありなかなか確認が取れないようなのだ。
とりあえずカウンターの外で待つこと約1時間半、ようやくツアー会社の男性が現れ手続きを開始。デンパサールまで絶対に到着させるとの言葉に、まあ何とかなるさと悠長に構えていたが、心の中ではヒヤヒヤしていた。
しばらくして先ほどの男性が現れ、ガルーダ航空は間に合わないので出発便をANAに変更するから急いで別のカウンターに来て欲しいとの事。
出発は30分遅れるが、到着はほとんど一緒だからとの言葉に従いANAのカウンターに行くと、何やらANAの従業員が待ちかまえており、チッキ預けの荷物を抱えて走りだした。後ろに付いて行くと急いでチェックイン、出国手続き、そして裏口を通りバスで搭乗機まで到着。従業員はさっさとチッキ預け荷物を引き渡しそそくさと退場。ぎりぎりセーフだったようだが、何とかバリまで行けそうである。(皆さん、大変お世話になりました。日本人でなければ絶対にここまでやってくれませんよね!)

 成田からANAでバリ島、デンパサール空港へ約8時間。(日本との時差マイナス1時間、途中ジャカルタでのトランジットを含め実質9時間のフライト。)
 昨年、往復とも出発時間が遅れしかも最近事故の多いガルーダよりも日本の航空会社の方が安心と今回のトラブルを幸いと考える事とし、ANAのサービスとの比較検討をする事にした。以下の表が私なりの比較結果であるが、とても快適なフライトが楽しめた。

 

ANA

ガルーダ
 安全性 ○ 事故は皆無 × 最近国内便で大事故
 時刻の正確性 ○ ほとんど定刻通り × 1〜2時間遅れは常
 機内空調 ○ 丁度良い

× 寒い、時々フィルターの清掃が悪く機内に霧が発生
 機内食 ○ 日本食中心
緑茶、日本のビール有り
国際線という事を忘れるほど日本人嗜好の味付け
△ カルチャーショック有
タンゲリンジュースには初めての日本人ほとんどがその青臭さに顔をしかめる
 放映画像 ○ ニュース、映画、到着地案内、申請書類記入案内、現在の飛行マップ等、常時放映 × 映画のみ
放映が終わるとさっさとスクリーンをしまってしまう
 スチュワーデス ○ 全て日本人、細やかな心使いと素敵な笑顔に感激 × インドネシア人、日本語はほとんど通じない。

 パイロットの質
○ 乱気流を避けるために細かくコースを変更
着陸はまさに神業、タッチダウンが大変スムーズで、思わず拍手を送りたくなる
× コースはほとんど初期設定のままで、乱気流の中へ平気で突入、ジェットコースター気分が楽しめます
着陸はドスンとショック有
 特別サービス × 特になし ○ 機内に入国審査官が常駐
到着前に入国審査を済ませられる(さすが国営航空会社)
 料金 × 高い ○ 安い
トータル評価 ○ 料金は高いがくつろげる
安心感がなによりのサービス
日本に居る雰囲気のままインドネシアへ到着
△ 到着前にインドネシアの雰囲気を満喫できる、また到着後の手続きが早く済む
最近事故が多いのが難点


 ANAの放映する飛行マップには関心させられた。現在の飛行地点がリアルタイムで地図上に示される。地図は3段階でズームアップして行き、高度、外気温、巡航速度、到着までの残り時間などの飛行データも確認できる。正に飛行機版カーナビである。
窓からの風景に島影が見える度に飛行マップで確認。現在地がはっきり判る事は、乗客へ安心感を与える。

 バリへ到着すると昨年と違い入国審査が待っている。長蛇の列に並んで待つこと約30分、ようやく自分の番となり手続きを終了。
 チッキに預けた荷物を回収して空港を出ると、今回お世話になるENA DIVE CENTERのスタッフが待っていてくれた。車を呼びに電話をして来ると一人が離れた瞬間、もう一人がチップをくれと言い出した。スタッフには一切チップは必要なしと聞いていたので問いただすと、何とスタッフの一員と思ったその人物は空港のポーターだったのだ。ドサクサに紛れて頼みもしないのに勝手に私の荷物を運び、しかも500円(約17,500ルピア)をチップでくれと言ってくる。現地のチップは500ルピアが相場なのできつくその旨を申し渡し、100円玉をチップで渡して追い返した。100円は約3,500ルピアだから7倍を払ったことになるが、細かいルピアを持ち合わせていなかったから仕方がない。まったく油断も隙もあったものではない。これはバリを追放された中国商人達が残していった悪習なのだが、とにかく隙あらば人をごまかして儲けようとするやり方である。
 純粋で常に笑顔が溢れていたバリに、このような悪習を持ち込んだ中国商人に怒りを感じるが、バリは現在観光が大きな収入元である。今後この国はこういった悪習を無くして行かない限り大きな発展は望めない様に思う。

 空港を後にし、ようやくメンバーの待つホテルへ到着。現地時間でPM 10:30になってしまったが、ようやくオジサン5人組全員が揃ったのである。
 大沼氏以下全員と顔を合わせたが、みんなもう飲み過ぎたと言ってさっさと寝床へ行ってしまう。どうも今夜はアラックで祝杯をあげていたようだ。しばらく大沼氏とS2さんとでビンタンビールを飲みながら翌日のスケジュールを確認。その後自分の部屋で機材とカメラを準備して寝床へ、明日のダイビングに備えることにした。


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