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最後の桜を訪ねて (2)

信州 May 1-2, 1998 Kawasaki GPZ900R

 

最後の桜を訪ねて - 5月2日

予定変更
北の方をまわろうかと思って長野駅前に宿をとったが、気が変わって乗鞍へ行くことにする。このあたりがソロでしかも何も予定を決めてない強みである。まあ最初から乗鞍のつもりなら松本に泊まるべきではあった。が、それもたいしたことではない。
松本までは上で。とにかくリエゾン区間はなるべく短縮しておいしいところに時間を掛けるのだ。天気予報によると今日の夕方から長野も雨になりそうなのである。本当はもう一泊したいが大雨らしいんで今日中に帰ることにする。近づく低気圧に向かって南から風が吹く。それも強風である。久しぶりなんでちょいとふらふらしながら高速を走った。

乗鞍高原
松本からR158で乗鞍方面に向かうも車が多い。上高地へ向かう人が多いのだろう。安房峠トンネルが開通していることとも関係があるのかもしれない。途中でR158を離れて木祖方面に向かう県道に入った。目標は乗鞍林道なのだ。こちらはさすがに交通量が少ない。舗装した林道だからそれほど道はよくないが、これはこれで趣がある。
林道は乗鞍高原に向かって山肌を縫っていく。ところどころに桜が残っていて新緑にはまだ早い。もう数週間あとならきれいな緑が見られたのだろう。そうこうするうちに白樺の林を抜けて乗鞍エコーラインとの分岐点に到着した。
さて、当初のもくろみではエコーライン、スカイラインと走りたかったのだが、ゴールデンウィークではまだ開通していないのであった。志賀草津道路が問題なく走れただけに期待していたのだがちょっと残念。 ここで山菜うどん(信州なのになぜにうどんしかないのだ?)の朝昼兼用の食事をとり気をとり直して乗鞍林道のB区間白骨温泉へと走る。

白骨温泉
白骨温泉には11:00頃到着。この時間帯は泊り客でなくても温泉に入れる宿もあってちょうどいいタイミングだった。一番最初に見つけた泡の湯に入る。泡の湯は入湯料700円。ちと高いかなと一瞬思ったが、ここの売りは脱衣所のみ別れて中はつながっている大きな混浴露天風呂なのだった(男女別内湯もあり)白骨の名の通り乳白色のお湯のためか、時間限定で観光客向けに開けているためか結構女性の姿も見うけられるのであった。といってもほとんどはカップルなのである。

今年最後の桜
天気の具合と相談しながら突然決めた高遠行きである。ぎりぎり降らないうちにたどり着けるか。再びリエゾン区間ということで松本から伊那まで50kmほどを上で走る。相変らず風が強い。右手の山間ではどう見ても雨が降っている。こっちに来るなよーと思いながら伊那着。っと、途中の辰野PAで遅い昼ご飯に牛丼を食べてたか。
伊那から東の山の中に向かって走るとそこが高遠である。なぜに突然高遠なのか? 昨日の宿で信毎こと信濃毎日新聞の夕刊を読んでいたら、まだ咲いてるよと高遠の「さくらの丘公園」が紹介されていたのだ。今年はあちらこちらと桜を追いかける年で(バイクでってことではないが)しかしさすがにもう本州で見ることはないだろうと思っていたのだが、そうと知ってはぜひ今年最後の桜を見に行かねばという訳である。
高遠城趾は実に見事な桜の公園だった。咲いてさえいれば...。それでもきれいな新緑を楽しみ、桜の丘公園へ足を運ぶ。山の斜面に様々な種類の桜を植えてあるというのが売りなのだが、さすがに出来たばっかりではややさびしい。八重桜の区画だけはまさに散ろうとしている満開の桜が並んでいたけど、どうしても枝ぶりが見劣りするんだなあ。十年くらい経ったらもっとすごいかも。

さくらの湯
桜の町高遠を去る前にもうひと風呂と立ち寄ったのが「さくらの湯」。いわゆる公衆浴場なのだが...どこがどうさくらなのか? その答は風呂に入るとすぐわかった。湯船の向こう側は全面の大きな窓で外にはこれまた見事な桜の木が植わっているのである。ここも咲いてる時に来れれば最高だったのに。
帰途につく。すでにぽつぽつと雨が落ちており余裕はない。茅野に向けて山越えをする。幸いそれほど交通量もなくすぐに中央道に乗れた。あとはぼちぼちとSAで休みながらの高速走行で夜の11時に北習志野に帰り着いた。

本日の走行:483km

日  程:1998年5月1-2日
走行距離:825km
燃  費:約18km/l

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2泊3日のツーリングであれば、中日は朝から晩まで走ることだけに集中できるのだけど、1泊2日だと2日目には帰らないといけない。ちょっと残念なツーリングだった。しかし、前の日の夕方から大雨と判っていて走るのも辛いものである。次の機会にはもっと長く走ることにしよう。

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