(1)設定
・ マップ:思わぬ近道(勝利条件10000G)
・ 参加者:会社員Ｍ、世代交TAI、たにだ、羽場愛理

(2)展開
対戦メンバーは会社員Ｍ、世代交TAI(以下、世代)、たにだ、羽場愛理(以下、羽場)である。注目のゲスト羽場は たにだにリベンジするはずであり、会社員Ｍは宇宙一リーグ2位であり狙われやすい。世代は思った。「狙われないから勝てるぞ。」こんな考え方ではいつまでも強くならないということを、分かっていないらしい。 対戦前にしばしの会話。「ライフォ入れた?」「え?」「ライフォけっこう辛いよね」「ライフォ指数高いはず」「うそぉ」ライフフォース不要と思っていたのは世代だけらしい。世代はつぶやいていた。「狙われないにもかかわらず、今回も負けるのか。」

そのままゲームに突入。会社員Ｍと羽場は地属性、世代は無属性、たにだは風属性であった。地属性の土地レベルが上がることを読み、主に配置されている西側の護符を皆購入。全員が買っていては上げる意味もない。 さらには世代の引いてくる手札が「アンサモン」「イビルブラスト」「マジックボルト」。はっきり言って、上げられない。現金を持ち歩く人が多くなってきた。ここで世代が「ジャッジメント」をドロー。城通過直後の会社員Ｍを撃つ。

これにより会社員Ｍは戦線離脱。さて、たにだが城周辺の土地を風に変化させていた。この土地を世代が奪う。これ以降、世代は東の風地形を中心に固める。護符も80枚買っていた。ここで、世代は家での練習を思い出していた。 「4連鎖の土地のレベルを1から5に上げれば、総魔力は約3000Gプラス。いま総魔力は6000G以上で周回ボーナスは1000G以上。ようし。」 万全の態勢で、世代は転送円で上へ。たにだも転送円を使って上にいた。しかし、二人ともなかなか戻れない。世代が運良く店に止まり「ホーリーワード6」を入手。これで帰れると思いきやたにだがライフフォースを世代に使用。世代は当然、たにだは不思議と、下へと戻れなかった。

下で独壇場の羽場は東の地属性の護符を大量購入。勝つための布石は完成しつつあった。たにだも世代もダイスを振るだけモードに入っていた。ここで、目の覚めるようなことが起きた。画面にはジャッジメントのドローが示されている。ドローしたのは世代ではない。 世代は思わず「誰?」と周りを見回した。そこには、世界最高の笑顔を見せる会社員Ｍがいた。当然、持ち魔力の大きい世代に撃つ。2034Gのダメージ。先ほどの恨みを晴らした会社員Ｍはほくほく顔であった。世代は一気に沈んだ。 しかし、天は見放さなかった。ダイス運で転送円に到達。周回ボーナスを得てなんとか回復した。

羽場はがんがん地属性の土地レベルを上げて追いすがる。「ドリアード」なので侵略して倒すのはかなり苦しい。できればまわりたくない、そう思う世代の願いはかなった。羽場の誤踏みにより世代はレベル上げのための持ち金を得た。 そして、無事到達。ジャッジメント食らいから7ラウンド後に試合は終了した。世代に憑いていた「最下位のもののけ」は会社員Ｍへと移動した模様であった。

(3)コメント
会社員Ｍ
　負けぐせがついたか?

たにだ
　ニンジャ対策がなかった。

羽場愛理
　最後に世代の土地踏んでしもた(泣)

世代交TAI
　家での練習どおりです。

(1)設定
・ マップ:思わぬ近道(勝利条件10000G)
・ 参加者:松岡、ゼネス、ネリー、カッパ

(2)展開
近日掲載予定

(3)コメント
ネリー
　スワップされなければセレニアにビステアで攻め込めたのに〜(泣)

カッパ
　決め手はスワップスペルでした。

松岡
　村人レベル2、ネコパンチに沈む。

(1)設定
・ マップ:思わぬ近道(勝利条件10000G)
・ 参加者:ゆう、Max.M.Mine、TIO、ゼネス

(2)展開
近日掲載予定

(3)コメント
ゆう
　城から2マス目を2つとも揃えられたのが大きかったです。やっぱりテンペストブックは苦手です。

Max.M.Mine
　護符で大失敗

TIO
　負けるべくして負けました。ブックの順番がバラバラになったのが痛かった。最後のリンカネーションが甘かった。

(1)設定
・ マップ:思わぬ近道(勝利条件10000G)
・ 参加者:フラウス、ゼネス、ルマー、たか

(2)展開
ルマー風属性単色、たか地属性単色、フラウス風&地属性となり、ルマー、たかの連鎖形成合戦VSフラウスの(いつもの)重量攻撃ブック(&ゼネスのなんちゃって侵略)との睨み合いとなる展開。この争奪戦でキーとなったのは「先制能力」と「うっかり」。

たかのプレイ中の特徴として序盤〜中盤のまだ比較的余裕のある時間帯に他人のターン中タバコ休憩に出ることが多く(会場内禁煙)、そのため他人の手札を見逃すうっかりが以前から懸念されていたが、今回の たかはそれとはまったく関係ないうっかりを連発。

ゼネスの水属性「リザードマン」(支援効果ST+10あり)に対し、「ケルベロス」＋「クレイモア」のフルスイングで当然の先制返り討ちにあったのをはじめ、ルマーの風属性レベル2「ドラゴンフライ」に対し、生「サンドマン」でこれまた先制で倒されるなど「先制うっかり」が目立った。

18ラウンド、たかはトップに立った状態で地属性護符を買い占め更なるアドバンテージ獲得を図るが、護符を110枚買った直後にルマーが「コラプション」ドロー。 ルマーは手持ち魔力的にやや撃ち辛い状況だったためコラプション即撃ちは見送るも、たか「シャッター」をドローしここはコラプション破壊で安泰、と誰もが納得した状況であったが、たかは何故か「シャッターでシャッターを破壊」という平和的解決策を選択。 その和平交渉にルマー当然のコラプション発動。いやあ、そう平和的に来て頂いても「敵」なので。(この意図は最後まで不明。終了後の質問に たか氏本人も首をかしげてました)

そんなこんなで3人(ゼネス除く)横一線で終盤戦にさしかかり、城西横2マス目の分岐点を巡る攻防が勝負の分かれ目となる。

　グレム　　ミルメ　　 カビ
　地LV1 　　地LV4 　　地LV1　　城
　[フラ]　　[ルマ]　　[たか]　　

ルマーは (1)ドラゴンフライを「セイレーン」にクリーチャー交換。 (2)フラウスが領地コマンドを使えないタイミングを見計らって、レベル4土地を放棄して たかのグリーンモールドへセイレーン＋ドラゴンフライの移動侵略成功。 (3)ふたたび風レベル4へと再移動。 という移動侵略を成功させ、さらにグリーンモールドがいた土地には「シムルグ」配置、と一見安泰な状況を作る。セイレーン相手にはグレムリンは何もできないのが「当然」なので。

　グレム　　セイレ　　シムル
　地LV1 　　風LV4 　　地LV1　　城
　[フラ]　　[ルマ]　　[ルマ]　　

詰めカルド宇宙一実戦版
設問：フラウスが以下の状況でルマーの土地へと止まった。
　　　フラウスに勝機はあるか答えよ。

防御側(ルマー)
クリーチャー：セイレーン(HP=30、ST=30)
地形　　　　：風属性レベル4
支援効果　　：ST+20
手札　　　　：クリーチャー、アイテムなし
継続永久効果：なし
セプタ−状態：通常

侵略側(フラウス)
支援効果　　：ST+10(グレムリン)
手札　　　　：グレムリン、ミルメコレオ、ナイトメア、
　　　　　　　フュージョン、カウンターアムル
セプタ−状態：通常(ダイス振ったあと)

※応援は双方なし
　Eカード、自爆、確率、問題文から確定できない要素は禁止
　フラウスは領地コマンドは使えない

フラウスの一手：ナイトメア＋カウンターアムルで侵略

この戦闘の流れを「絶対にやられる」と見つめていたルマーは予想しない結果に「あ、そうか」と たにだ氏ばりに安堵、フラウスも「あ、そうか」と納得しつつも結果侵略失敗で脱落。

この戦闘を乗り切ったルマーが結果なんとか勝利。「先制」が要所での戦闘のカギとなった試合。セイレーンは評判どおりの高防御力クリーチャーでした(実はリーグ戦初登板)。置けさえすれば、あと手札にクリーチャーあれば。

(3)コメント
ルマー
　ノーアイテムブックでこの戦闘多発状態は胃に悪いです。

フラウス
　先制能力を甘く見ていました。

たか
　ミスが多い....

(1)設定
・ マップ:貿易都市スネフ(勝利条件7000G)
・ 参加者:カッパ、羽場愛理、ゼネス、ネリー

(2)展開
カッパのブックは水属性＋無属性、羽場は火属性単色、ネリーは風属性と地属性の獣族主体。3人全てが、地形変化スペルを入れていた。

序盤、カッパは西の水属性の土地で3連鎖を決める。羽場は手札の『アップヒーバル』でなんとか連鎖を崩すことを狙うが、しかしカッパの手札には『シンク』が2枚。『ランドプロテクト』が来るやいなや、さっさと蓋をされ、『リンカネーション』で手札を流される。(悔)

羽場の侵略手段は『ブラストスフィア＋ポールスター』の爆殺コンボのみ、ネリーの侵略手段は『コアティ』、『シムルグ＋チェンジソルブ』、そして攻撃スペルは・・・・・『アシッドレイン』。(爆)

羽場のブラストスフィアは水地形に入れず、カッパの西の連鎖は『アンダイン』『デコイ』そして風属性攻撃無効化の『Ｇ・イール』であったため、ネリーもまた直接カッパの連鎖を崩す手段は少ない。育っていくコアティのSTを嬉しそうに眺めるネリー。
「今、STどのくらいかな〜♪」
マップ上の獣族を少年のような顔で嬉しそうに数える。非常にほほえましい。そして、そのままカッパのレベル3『Ｇ・イール』を踏む。(笑) 頼みの『コアティ』はつい先ほどの戦闘でST75。

ネリー　「HP80か、ちょっと足りないな・・・。」
そのまま通行料を払う。するとカッパ、不敵に笑って
「今の、実はぎりぎり足りてましたね。」
「なぬう!?」
それを聞いて羽場は思いだした。(汗)

羽場の本音
・・・・そう言えば私、さっきのターンで東の水属性の土地に猫(ケットシー)置いた・・・・・しっかり見てるのね・・・・。それにしても、さっきから動きにも無駄がないし・・・・・ おいおい、ちょっと待っておくれよ、カッパ君。去年の2月からこんなに上手くなったなんて羽場は聞いてないぞい。(TдT) 本当にカッパ君? あの、首の後ろにチャックはついてませんか? もしくはこめかみのあたりに手術痕があるとかさ〜? ・・・あ、失礼。(^_^;)

「くっそー、負けてたまるかよ。」
去年の雪辱を果たすべく、力強くダイスを振る。羽場はほこらへ。出たのは『裏切り』。なんと東のゼネスの地属性レベル3の土地がカッパのものに！なんたることぢゃぁぁぁぁぁあ〜！！！

『マナ』と高速周回で、順調に魔力を貯めていくカッパ。総魔力は3000G近くまで伸び、手持ち魔力が1300Gを越した瞬間、カッパの踏んだほこらで奇跡は起こった。『魔力変換』！なんとカッパの1365とネリーの215の魔力が逆転！

羽場の本音
「ふ・・・・天罰。」　あ、失礼その2(^_^;)

これを機に、西でカッパが水属性連鎖を守りつつ、ネリーは東でシムルグ、ミルメコレオを配置し、風属性の連鎖が急激に伸びる。
羽場　「ハマった・・・・」
カッパとネリーの2人の争いになる。しかし、カッパの土地を奪う手段の少ないネリーに対し、カッパは『デコイ＋ライフジェム』でネリーの高額地を破壊して落としていく。

なにもできない、そして羽場の順位は4位。総魔力815G、手持ち魔力240G前後。ゼネスにも負けてやんの。(涙) 高額地を踏まないようにひたすら『マジックダイス』と『ホーリーワードＸ』にて回避。たまにゼネスのレベル3の土地を爆破したり、カッパが気まぐれで火属性に置いたレベル1デコイを爆風に巻きこむ程度。

どんどんカッパは魔力を伸ばす。お、やっとやらかしてくれました。こうでなくっちゃ。3連鎖の土地のはじっこをレベル5に！チャーンス♪隣は地属性だってばさ。うけけけけ。ウチの子(ブラストスフィアちゃん)は水属性には入れなくても隣の地属性には入れちゃうんだから♪ワクワク。

羽場にカッパの土地を破壊する手段は『ブラストスフィア＋ポールスター』でカッパの水属性連鎖のとなり、ネリーが配置している地属性の土地を爆破し、爆風に巻きこむ以外ない。羽場の位置は城。爆殺コンボはそろっている。
「4が出れば殺れる・・・・4出ろや〜、4！(呪)」
見事にダイスは4♪爆殺！南無〜。自分のミスに気づいてたカッパの顔はゲンナリ。いえ〜ぃ♪

羽場　「きゃはっ♪リンカネきちゃったよ。回したらコンボがまた来てくれそう♪」
それからリンカネを回して、爆殺コンボが来ていること2回。羽場はカッパの土地レベル5を計3回爆破する。

カッパはネリーの土地を爆破、羽場はカッパの土地をネリーの土地ごと爆破。やっと羽場にも魔力を伸ばすチャンス到来。 地味ながら西には火属性の3連鎖、東には火属性の2連鎖が決まる。移動系スペルで逃げ回ってた結果、手持ち魔力も900G前後に。西の連鎖のケットシーをレベル4に。それをゼネスが踏む、仕掛けてくるは空戦闘。ん〜、たまりません。またしても西の連鎖をレベル上げ。

ネリー　「あれ?ゴリガン(羽場)1位になってない?」
やべ、気づかれた。(汗) でも、せっかくのチャンス、意地でも勝ちたい。
羽場　「カッパ君にはぜってぇ勝ちたいんだよな〜！！！！」

羽場の本音
あ、なんで私、こんな大声で叫んでるの?思わず本音が・・・他の対戦中の皆さんも、こっち向かないでください。いやん。(*T-T*) 念入りにカッパ君には東京みやげ『バリアー』をプレゼント。

カッパ　「あとはダイスの勝負ですね。こっちがふさがれてる分、若干、あっちが有利ってとこですか。」

カッパを追いかけ、羽場も魔力に到達した。54ラウンド。羽場の引いたカードはバリアー。
「城に着かれたら終わっちゃう・・・」
カーソルはカッパに・・・あれ? まだバリアーかかってる?
カッパ　「かかってますよ、このターンまでですけど。フッ(小馬鹿にした笑)」

城に到達するマスは、カッパが4、羽場は6。カッパが運命のダイスを振る。当然、羽場は呪う。 カッパのダイスは・・・・1。(爆) よしよし、これで6が出れば・・・・・・。しかし5が出ると、なんとネリーのレベル5ミルメコレオ！羽場の運命やいかに?

運命の55ラウンド、羽場のドローはホーリーワードＸ！なんとか勝利をモノにして試合終了。やったね、リべも完了でしっ♪

解説
(1)今の、実はぎりぎり足りてましたね
　これをゲーム中に言っちゃうトコロが実にカッパさんらしい。

　この直後、たにだ氏は羽場氏へ「言い訳メール」を出したという。驚くべき先手を打つ早さ！松岡へリーグ連絡を返信するときも、このくらい早くあって欲しいものである。

(3)コメント
羽場愛理
　カッパさんへのリベが果たせてうれしいっす。

カッパ
　羽場さん、参りました、ごめんなさい、勘弁して下さいm(--)m

ネリー
　リンゴ嫌い。

(1)設定
・ マップ:貿易都市スネフ(勝利条件7000G)
・ 参加者:会社員Ｍ、たにだ、松岡、世代交TAI

(2)展開
近日掲載予定

(3)コメント
松岡
　ラッキーはあるよ、ここにあるよ...

世代交TAI
　戦闘では強かったぞ。

たにだ
　初めて人にジャッジメント撃って、外れた。

会社員Ｍ
　ドッかん

(1)設定
・ マップ:貿易都市スネフ(勝利条件7000G)
・ 参加者:たか、ゼネス、ゆう、ルマー

(2)展開
近日掲載予定

(3)コメント
たか
　ルマーさんに初勝利、うれしいです。

ゆう
　相手のカードはよく見ましょう(；；)

ルマー
　もうリバイバルは使いません。

(1)設定
・ マップ:貿易都市スネフ(勝利条件7000G)
・ 参加者:Max.M.Mine、フラウス、TIO、ゼネス

(2)展開
近日掲載予定

(3)コメント
フラウス
　初勝利です。キーはスワップスペルでした。

TIO
　相変わらずダイスの目が悪いっス(泣) でも、勝つ目が無かったのも事実。

Max.M.Mine
　1/2に負けるなんて....

(1)設定
・ マップ:JAPAN札幌(勝利条件5000G)
・ 参加者:カッパ、羽場愛理、松岡、たにだ

(2)展開
第6節最終戦、「JAPAN札幌」。カッパの沖縄作戦、羽場・カッパの因縁の対決第2ラウンド、エセ村人松岡独走か? いろんな意味で注目の対戦である。とりあえず私は松岡マークで目立たずいこっと！

序盤、早くも「ハウント」をドローした たにだは、躊躇なく松岡の思考回路を奪う。その後、さらにもう一発ハウント。

松岡「だいたい、ヒトのライフフォースをとやかく言う奴がハウント使うかねぇ?」

もともとたにだは基本的に選択肢の多いJAPANマップしかハウントは入れない。だが、なぜかこのマップでいつも松岡と当たるのだ。 で、当然一番小細工してくる相手にかけるわけだが、彼にとってはそれが増幅されているにすぎない。むしろ昨年の全国大会のスパーリング以来、始終ライフォハメ殺しを実践している人間のどの口からその言葉が発せられるのか問い返したいものである。

かたや既に福岡名物と化しているカッパ・羽場の対戦も序盤から熱い。カッパが「スワップスペル」で羽場の「リコール」を奪うかと思えば、羽場は「ライフフォース」でカッパを半身不随に追い込む。ガチガチやるのもいいけど、松岡を野放しにしておくと危険でっせ。

展開は北海道の地・水地形で覇権を争う三者に対して、たにだは東北の風地形に無属性連鎖を狙う構え。ボージェス配置後、奥州平泉の盗賊をレベル5に上げ、勝負をかける。 しかしカッパもそうはさせじと「シーフ」ではなく「ボージェス」の方に2体のクリーチャーをにじりよらせ、いわゆる「おやじフォーメーション」を完成させる。結局松岡の「リリス」におやじは狩られ、残るは単なるHP40のシーフである。 隣接地は「デコイ」で蓋をしているとはいえ、あまりにデインジャラス。カッパ、松岡の舌なめずりが聞こえてきそうである。

たにだの目標魔力到達とみるや、まずは松岡の「ワイルドグロース」。そして追い討ちをかけるように羽場「レイス」特攻。たにだは後退を余儀なくされる。 ちなみに羽場はこの対戦でレイス2回、リトルグレイ4回のアタックを全て成功させている。まるで悪魔に魂を売り飛ばしたかのような印象さえ感じる。おそらく出発前に帝都東京で黒魔術の儀式を済ませてきたのであろう。

中盤、たにだにとって苦しい時間帯が続く。なにせ3枚は入れている「ボージェス」「ミルメコレオ」が全くドローできないのである。 他の3人がST40のクリーチャーを引かないことを祈りつつ、右手に「グレムリンアムル」を握りしめている健気な私・・・そんな私に追い討ちをかけるように松岡の口撃が続く。

「絶対怪しい！ホーリーワードＸ、8枚入ってない?」
「みんな画面注意したほうがいいよ、土地からボージェスがこっそり湧き出て来る可能性があるから」
「ステルスには気を付けて！水面下から潜水艦のように浮上してくるから」
「コントローラー捌きが怪しい、今何かしたろ?」

いちいち枚挙のいとまもないほど浴びせられる罵詈雑言。薄幸なシーフの将来もあいまって胃がキリキリと痛む。しかしなんとか「マナ」「リコール」「パーミッション」の連続技で魔力到達。しかし松岡もここにきてのパーミッション2枚ドローで充分到達圏内。 ほ〜ら言わんこっちゃない！このヒトは墓穴に放り込んで砂をかけ、石を載せておくくらいで丁度いいのに・・・

結局、約1ラウンド分の優勢とダイス目に救われてなんとか たにだが逃げ切った。盗賊万歳！　あれそういえば「沖縄作戦」は?

(3)コメント
たにだ
　心臓に悪かった。

松岡
　拝啓 大宮ソフト様。
　R1ボタン連打で手持ち魔力を増やす技は禁止にしてください。

羽場愛理
　完全に力負け、悔しいです。

カッパ
　東京のリトルグレイは飛びが違う！

翌日、宇宙一八幡組本部にて
「たにだサンこのレポート、自分が勝つと書きたい放題やねぇ」
「はぁーん? 何言ってんですか。すべて事実に基づいたことしか書いてないし、全然問題無し。の・お・ぷ・ろ・ぶ・れ・む、ですよ、フハハハハ！」

.....羽場様。この黒セプターを葬りたいので、たにだサンが言うところの貴方が帝都で行使している黒魔術というやつを私にも教えてください。あと、魂の売り飛ばし方も。でも黒魔術って、闇の存在には効かないような気がするんですけど、その辺どうなんでしょうか?　　村人レベル2松岡

(4)結果

(1)設定
・ マップ:JAPAN札幌(勝利条件5000G)
・ 参加者:ゼネス、会社員Ｍ、世代交TAI、ネリー

(2)展開
近日掲載予定

(3)コメント
ネリー
　グレイちゃんDanke! パーミッション10回位使ったです〜♪

世代交TAI
　水って不死族が多いのですな。

会社員Ｍ
　もういや....

(1)設定
・ マップ:JAPAN札幌(勝利条件5000G)
・ 参加者:ゆう、フラウス、たか、ゼネス

(2)コメント
ゆう
　初めて参加させてもらいましたが、良い勉強になりました。負けたゲームは特に勉強になりました。

フラウス
　初めてのJAPANマップでしたが、勉強になりました。

たか
　お二人の戦いに感謝します。

(3)展開
上の三者のコメントを見て欲しい。一見すると互いの健闘を称え合う爽やかなコメントだが、そうではない。フラウスと ゆうが間断なく戦闘を繰り返した結果、たかがおいしいところを持っていき、「ごちそうさまでした」と言っているのである。 今回はこのゲーム中盤に起きた風地形を巡る争いに焦点を当てて、カルドセプトの追撃戦について考えてみたい。

ゆうは無風属性。わずかに「ミルメコレオ」や「サンダービーク」が入っているものの、実質は「ボージェス」配置の無属性単色に近い構成である。 たかは風属性単色、フラウスは水地属性。明らかに水地属性有利の「JAPAN札幌」であるだけに、ゲーム開始前から土地連鎖においてフラウスが圧倒的優位に立ったと言える。

JAPANマップは戦闘を仕掛けやすいマップでありながら、周って連鎖の高速周回作戦も決まりやすい。よって無属性クリーチャーのばら撒きで連鎖を流動的に作っていく作戦は本来有効なのだが、今回ゆうにとって風属性は単色の たかに対して分が悪く、水地属性は超武闘派のフラウスを相手にしなければならない。 無難にいくならば城から最も遠い火属性を選択するしかない状況であるが、ゆうが採ったのは水風の両天秤だった。

しかし、風属性の配置ではたかに対して完全に出遅れ、水属性に配置した「ニンジャ」はフラウスの「リリス」にあっさり倒され、序盤からいきなり連鎖で手詰まってしまう。ここから火属性に鞍替えする手もあったと思われるが、ゆうは北海道・東北を巡るフラウスとの土地争奪戦を真正面から受けて立ち、敗れた。

17R フラウス「リリス」(LV1函館) 勝→負 ゆう「ニンジャ」(LV3青森)
18R フラウス「リリス」(LV3青森) 分←分 ゆう「サンダービーク」(LV1岩手)
18R フラウス「リリス」(LV3青森) 勝→負 ゆう「サンダービーク」(LV1岩手)
18R ゼネス「バンディット」(L3青森)

海峡越しのリリスアタックにゆうのレベル3ニンジャは倒されるが、ゆうはすかさず岩手からのサンダービーク移動攻撃でリリスを麻痺させる。これに対しフラウスリリスはレベル3青森を離れて岩手のサンダービークを倒しに出かけている。直後、ゼネスが空き地となったレベル3青森にバンディットを配置。

19R フラウス「リリス」(手札) 勝→負 ゆう「イサークイーン」(LV1札幌)
20R フラウス「リリス」(LV1岩手) 勝→負 ゼネス「バンディット」(LV3青森)
20R たか「ミルメコレオ」(LV1岩手)
21R フラウス「リリス」(LV3青森) 負←勝 たか「ワイバーン」(手札)
22R フラウス「リリス」(手札) 分→分 たか「ミルメコレオ」(LV1岩手)

すぐにゼネスから激戦地青森を再奪取したフラウスだったが、移動出撃で留守となった岩手を たかに空き巣され、次ラウンドには苦労して獲った青森までも たかに強奪されてしまう。高い攻撃力と先制で守勢もしぶといリリスだが、風属性の土地で侵略側がワイバーンでは相手が悪かったと言うしかない。

フラウスは再再々奪取に執念を見せるものの、たかは倒されたミルメコレオの「ドラゴンフライ」を新鮮なミルメコレオに置き換えるなどして凌ぎ切った。この間、たかは「シャッター」でこまめにフラウスの「フュージョン」や「カタパルト」などを破壊している。

フラウスは17〜22ラウンドの6ラウンドで5回の侵略を敢行した。 17ラウンドで2300Gの1位たかにボーナス込み300G差と迫ったフラウスは、得意の重装備戦闘でレベル3土地を奪って逆転しようとした(そして一時的に成功した)のだが、この局面、フラウスにはもうひとつの選択肢があった。17ラウンドに出したダイス目で城東の地属性の空き地に「グリーンモールド」を配置できていたのだ。 置いて3連鎖、ロケーションは城傍、尚も空き地あり、クリーチャーはHP50再生付きと、願ってもない絶好の条件。手持ち魔力は、たか の700Gに対してフラウスは1200Gあり、潜在総魔力は既に3000Gで並んでいる。 あくまで結果論ではあるが、18ラウンドからの5ラウンド分を連鎖や周回に当てていれば、その後の「パーミッション」の引き次第でサドンデスまで持っていけたかもしれない。

状況にもよるので一概には言えないが、侵略対象となる土地が自分の狙った属性でなく、なおかつその土地レベルが3以下の場合、侵略するメリットはそれほど大きくない。 せっかく奪っても守りにくく再奪取されやすいし、その後地形属性変更スペルを使用したとしても、コストや手数の多さがネックになる。マップ上に空き地が残っているなら、単に置くだけ置いて走った方が圧倒的に早いし安いし、難しい判断もあまり要求されない。

多くの対戦は、誰かが先行すると何か妨害や侵略で引きずり下ろそうとする傾向にあるが、中盤で自分の態勢を崩してまで止めに行くのは下位2人の追い上げを待つことになる。 それに、高額地の侵略が必須とされるのはトップと余程差があるようなケースであり、実際には、トップの魔力の伸びをスピードで上回り、城への帰還勝負に持ち込む「まくり」の方が逆転劇として決まりやすいのではないだろうか。 トップから500G差程度の2位3位をキープしながら周回とばら撒きに専念し、条件が整ったらトップの足をほんの軽くひと蹴りして、一気に仕掛ける。 「まくり」ではこの段取りを何気に決められるかどうか、逆の立場から言えば、警戒すべきセプターを総魔力の大小ではなく、状況から判断できるかどうかが重要であると言える。

ただ今回の場合、派手な立ち回りを持ち味とするフラウスが、先行・守備重視スタイルの たかに対する妨害を放棄してまで連鎖・周回勝負に出るのは、わざわざ相手の土俵で戦うようなものでもあり、どちらが良かったかは非常に微妙なところだ。宇宙一リーグのルールにおいてはブック構成の事情も多分にあるだろう。

その後フラウスは24ラウンドに地属性へグリーンモールドを配置して3連鎖、25ラウンドにゼネス水レベル3リリスを「セレニア」で奪取し、28ラウンドに水レベル3セレニアを領地コマンドで地属性にして4連鎖と、たか王手の局面にしてはかなり重い手順。

一方、27ラウンドにリコールで帰った たかは、ミルメコレオをレベル3から5へ一気上げで魔力達成できる場面も、手持ち魔力が50Gを切ることに躊躇したのか、レベル4止まり。 再び北海道を後にした たかは、29ラウンドに ゆうの茨城レベル3風「ドラゴノイド＋ペトリフストーン」を「サーベルクロー＋オーディンランス」でなぎ倒して5連鎖とし、魔力達成。更に30ラウンド・パーミッション、31ラウンド・リコールと見事なダメ押しドローで乱戦に幕を引いた。

息をつく間もない戦闘で他者を圧倒したフラウスであったが、今回は地道にコツコツ魔力を積み上げた たかに軍配が上がった。たか から能動的に仕掛けた戦闘は少なかったが、そのどれもが決定的な一手となった。

解説
下位2人の追い上げ
こういう場合、むしろ上位2名のマッチレースに持ち込みつつ、3位4位にトップを攻撃してもらうのが正しいらしいです＞具体例(086)。この時ブツブツ言いながら困ったフリをするとなお良いそうです。図々しさ爆発ですね。 他人を止める手立てが無いとのたまうくらいなら、山盛り入れたヘイストとかホーリーワードＸを減らして攻撃アイテム入れろと言いたい。(上記試合のセプターとは関係ありません)

(1)設定
・ マップ:JAPAN札幌(勝利条件5000G)
・ 参加者:ルマー、TIO、ゼネス、Max.M.Mine

(2)展開
近日掲載予定

(3)コメント
ルマー
　テレキネシス＋鍬セット。ただそれだけ。

TIO
　またしても届かず....くやしー!!でも次は勝ちます！がんばります！ダイスの目が味方してくれないよ〜(泣)

Max.M.Mine
　このヘタクソ!!(泣)