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カルドセプト 対戦記録


084(2000/02/12)


松岡は、本番で対戦のなかった羽場氏とフリー対戦。羽場氏を通して関東の皆様に笑わるようなことのないよう頑張りたい。

(1)設定

  • マップ:開拓者たち(30ラウンド制限)(勝利条件5000G)
  • 参加者:たにだ、羽場愛理、ルマー、松岡

    (以下敬称略)

    (2)展開
    ルマーの手札に続々と重量級クリーチャーが登場する。20ラウンド+αで魔力達成する「開拓者たち」では、土地条件とコストが厳しい象(レベラー)や鯨(ベヒーモス)を配置する暇はない。 いつも通り後半戦を実験に充てて来たと見て「またまたまたルマーさんはー」と笑う松岡に対し、心外な表情のルマー。「んなコトないスよ。このブック、勝率高いですよ」

    確かに彼の場合、ウケを取るだけで全然回らないような、名ばかりの馬鹿ブックを出して来ることは無く、意外なカードで見事な逆転劇を演出したのも一度や二度ではない。 だが、その好成績はブック構成以上に卓越した状況判断によるところが大きい。誰もが重たいハンマーを振り回してドラゴンを倒せるわけではないのだ。

    「ヘイスト」「ホーリーワードX」をこよなく愛し、どんなマップでも必ず走る盗塁王たにだは、今回も初球からノーサインでゴーだ。今回のブック「ディノ」は、「ティラノサウルス」メインの無属性ブックだが、この恐竜は決して暴れない。 「HPとコストが高い」という理由で選ばれたからである。攻撃ではなく、守備。そして、無属性ブックに起因する“魔力余り”の調整という、あくまで自らの内部事情による要請という点が、実にたにだらしい。

    そのたにだの西エリア外側水地形に、ルマーの「バンディット」が擦り寄って来る。鯨に援護させて、たにだから土地と魔力を強奪する意図は明白だ。「テレキネシス」でたにだの土地からバンディットを遠ざける松岡。「その80Gは護符代に足せ」と松岡の中の天使は言ったが、「自分のことより、とりあえずルマー氏を刺しとけ」と黒い天使が囁いたのだ。

    ルマーにとっては1マス動かされたところで、外周時に移動して戻せば元通りだが、たにだの手札にもテレキネシスがある。これを使えばルマーも2アクション使ってまで攻めるわけにはいかず、手を引くだろう、と松岡は考えたわけだが、たにだはお構い無しに自分の手を進め、結果としてルマーの意図通りに事が運ばれたのだった。 ステルス故か、走り出したら前しか見ない。これこそたにだのプレーである。

    松岡は効率重視のブック運用で一気に突き抜ける作戦だったが、移動系スペルに恵まれながらも、有効箇所にクリーチャーを配置できず、連鎖作成に失敗する。方針転換の機会を狙っていたが、頼みの綱の「リンカネーション」が序盤に出たきり、二度と手札に来ることはなく、最終局面で更に苦しい状況へと追い込まれることになる。

    クリーチャーを引けずに出遅れたのは羽場も同じだったが、中盤で東エリア内側の無属性土地を立て続けに確保して、ルマーを射程に捉える。 羽場とルマーの手順からは、「護符」による明確なゲームプランが見て取れる。「護符」抜きの勝利はあり得ないこのマップで、ふたりは何度も聖堂を利用し、複数種の護符を押さえることによって勝負の選択肢を確保してゆく。 互いの護符数と「コラプション」に気を配って“合わせ打ち”する様は、用心深い策士の腹の探り合いを連想させるが、どこまで探ってもどうせ黒は黒だ。

    中盤も終りに差しかかる頃、松岡のライフフォース到来。ルマーは、ほぼライフフォースの影響が無い状況。「アイリーン」にカーソルを合わせて考え込む松岡に、腕組み微動だにせずキッと結んだ表情で「うむ。」と首肯する羽場。こわいです羽場確かに最大効果を狙うなら、「パーミッション」「リコール」「ドレインマジック」を手札に持つ羽場がターゲットだが、現時点で羽場の状況は魔力蓄積であり、最終局面への勝負手まで今少しかかる。 それに、出遅れて他者の力を最大限に利用したい松岡としては、羽場にはトップのルマー阻止に動いてもらいたい。ここは、僅差の最下位ながらもワンアクションで飛躍的に伸びる目を持った、たにだに撃つべきだろう。お花満開。直後、ルマーの絶妙のカオスパニックを食らったたにだは、城からロンググッバイ。ほぼ終った。羽場はルマーにドレインマジック。ルマーは羽場にコラプション。勝負は佳境へ。

    松岡は勝利への3連鎖を作るべく、羽場の東エリア内側土地に進入する。支援効果+20付きの「ニンジャ」には「ルナティックヘア+カウンターアムル」で攻撃を跳ね返せば勝てるが、羽場の手札には「フュージョン」がある。通常なら、ここでダミー戦闘を仕掛けてフュージョンを消費させ、次ラウンドの移動攻撃で勝負する手だが...松岡は一発目で勝負に出た。

    が、羽場は「ああ、また金かかんなあー。もうー」と呟くと、迷い無くフュージョンでこれを迎撃。「初手からアイテム使って来る気配がアリアリとしてましたよ」

    完全に読まれた。戦闘アイテム選択の心理戦に敗れるのは、ゲームの勝ち負け以上に悔しい。この侵略に失敗し、護符・連鎖どちらもルマー・羽場を下回ることが確定した松岡は、西エリアレベルアップではルマーが伸び、東エリアレベルアップでは羽場が伸びるというハマリ状態に陥り、土地運用において完全に手詰まった。

    東エリア内側無属性を緑に染めて段階的に仕掛ける羽場に対し、ルマーは西エリア内側の地属性土地(「カモフラージュ」付き「ドラゴノイド」)をレベル4まで上げて一気に王手をかけ、サドンデス状態に持ち込む。次にリコール等を引けばボーナス込みで魔力達成だ。

    ここでたにだのダイス目は、ルマーのアキレス腱となったドラゴノイドの土地にピタリ。誘拐率80%を誇るたにだの「リトルグレイ」登場は必定、と思われたが、何故かたにだはドラゴノイドへのルートを回避する。ルマーは、次のラウンドで見事にホーリーワードXを引いてゴール。

    「(ルマー口調で)あそこはリトルグレイでしょお!」(松岡)
    「まだゴールするとは思わなかったんです」(たにだ)
    「序盤のクリーチャーの引きがなぁ...」(羽場)

    (3)結果
  • 開拓者たち 25ラウンド
    順位 セプター 魔力 枯渇
    1 ルマー 5465  
    2 羽場愛理 4215  
    3 松岡 2477  
    4 たにだ 2345  


    フリー対戦後、ルマー氏と感想を交える羽場氏。「ルマーさん、ブック見せてもらっていいですか?」「ああ、これを使ってあれだけ出来るなんて凄いですねぇ。もし私ならこのブック、回せるかどうか...」 ルマー氏の腕は、サルダビア女王の眼鏡に適ったようだ。ルマー氏への高評価を同じ九州の対戦仲間として誇らしく思いつつも、我が試合運びの不完全燃焼ぶりにがっくりと肩を落とす八幡組二人であった。



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    085(2000/02/12)


    (1)設定

  • マップ:開拓者たち(30ラウンド制限)(勝利条件5000G)
  • 参加者:会社員M、カッパ、世代交TAI、タスク

    (2)結果

  • 開拓者たち 26ラウンド
    順位 セプター 魔力 枯渇
    1 カッパ    
    2 世代交TAI    
    3 会社員M    
    4 タスク    



    対戦会も終了予定の時間となり、参加者全員で互いに色紙交換をする。色紙の中央に自分の名前を書いた後で、他の7人がメッセージを回し書きするという、世代氏の粋な心遣いだ。

    特に、全員にとって今回が初対戦、そのうえ今度はいつ対戦出来るか分からない羽場氏の色紙には、対戦会のお礼や再戦の誓いなど暖かい言葉が次々と書き込まれていく。「ライフォ禁止 たにだ」「同じくライフォ禁止! カッパ」などと吐き捨てるように書かれた松岡の色紙とはえらい違いである。

    その夜、モツ鍋を囲んでカルドセプト論議に花が咲いた。

    羽場氏がカルドセプトを始めたのは去年の夏だと言う。時期的に後れて来たセプターということになるが、現時点のプレーぶりはそんなことを微塵も感じさせない。羽場氏がホームで戦っているのはどんなセプター達なのか? 自然と興味はそこに向かった。

    「この間マサ・オサダ氏に勝ったって聞きましたよ。チャンプを倒したわけですね」と水を向けると、即座に「私はまだマサさん達に及ばないですよ」と否定した彼女は、東京セプターズギルドや横浜組のセプターの名を挙げ、「彼らは駆け引き巧いし隙見せないしで、本当に強いですよー。ブック構成も凄くて、よくそんなの回して勝てるなぁって思います」と関東の様子を紹介してくれた。酒が入っても変わらない、低く重厚な語り口。穏やかな笑顔は彼らに対する尊敬の念と、その猛者達と渡り合って来たという強い自負に溢れていた。

    関東のトップセプターたち....松岡は、嵐の8月14日を懐かしく振り返る。「昨夏の予選で福岡大会は結構いいレベルだったし、もし今他所のセプターと対戦してもそれなりに戦えると思います。でも、あの日入間で会ったメンバーは衝撃的だった。強いセプターっているところにはいるもんだなぁと感...」「だぁーかーら、その日のレポート早く書いてくださいって言ってるでしょお!」 話題がそこに行った瞬間、鍋の向こうからルマー氏の電光石火のツッコミが。激ヤブヘビ。

    そう。私の8/14の対戦メモが公開される頃には、もしかすると次の全国大会が始まっているかもしれない(笑)。それって素敵なことだと思わないかい? (遠い夜空の星を見つめています)

    果てしなき全国大会への思いを胸に、その後も「ライフフォースの在り方」や「スミスの存在意義」など議論は止まるところを知らず、セプターの熱と共に博多の夜は流れていった。 「きっとまた来ます。次は勝ちますよ(^^)」 羽場氏の誰にも負けない強い姿勢が、最後まで印象的だった。


    羽場愛理氏のブック解説



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    086(2000/02/13)


    延長戦の提案に乗った会社員M氏・たにだ氏・松岡は、博多の闇に消えてゆく羽場氏らの背中を見送った後、カッパ氏宅へGO。道中、「ところで私の家ってどっちですかね」と期待を裏切らないあたりはさすがカッパ氏か。 「こんなこともあろうかと片付けておいたんですよー」と着いた部屋は、アヤナミ級に生活感がありません。柱に串刺しされた松岡のハガキは何かの呪術でしょうか。

    (1)設定

  • マップ:帰らずの森ビスティーム(勝利条件8000G)
  • 参加者:会社員M、カッパ、たにだ、松岡

    (以下敬称略)

    (2)展開
    マップがビスティームだけに、各々の手札は緑のクリーチャーだらけ、早速たにだは「パーミッション」と「ヘイス(略)。地属性護符に「買い」が殺到し、「ドリアード」の大量散布が進む中、カッパだけは偏愛する火属性でひとり気を吐く。 「今日は羽場さんにネコ馬鹿にされてちょっと悔しかったっス、ネコ使えるっスよねぇ」。もちろんその通りだとも。カッパさんには「ケットシー」でガンガン来てもらわないと、松岡のタマゴの餌が減るし。

    カッパは「ヘルハウンド」「バンディクート」ら獣族を使って城の西出口を制圧。東出口にはたにだが取付き、西エリアの地属性回廊は会社員Mとたにだが拮抗する。

    北の森で優勢の松岡はしかし、まず単価が安い東水護符を買い溜めて砦隣の水地形「ミルメコレオ」をレベル4、と攻勢に出る。砦周りを牽制しつつ、この稼ぎを北の地地形へ投入して最終局面に移行するプランだったが、たにだが「ワイルドグロース」で阻止。 通常ならこの段階では走りに専念するたにだだが、東の地護符上げという狙いもあり、今回は珍しく150G払って早めの妨害行動に出た。

    この間、カッパの介入で西エリアの形勢不利と見た会社員Mは、東地地形の東端に新たな拠点候補を確保。たにだは東エリア火地形に陣取り、隣の松岡のレベル4土地を窺う。カッパは西火属性を、松岡は北地属性を徐々にレベルアップ。

    7000Gの松岡と6600Gのたにだ。勝利へのアクションを前に、松岡の拠点はワイルドグロースされたレベル4土地が剥き出しだが、たにだの拠点は全て「ランドプロテクト」付きである。2人を200G差で追うカッパは「リムーブカース」「アンサモン」を手札に構え、「ちょっとでも動いたら撃つ」と二人に睨みを利かせる。

    ところが、ここで2枚のシャッターを引いたたにだは、何とカッパのリムーブカース“だけ”を破壊し、自らは土地レベルアップで松岡に並びかけたのだ。何という傲慢プレイ!たにだは「ほれ、松岡をアンサモンしろ」と、カッパをアゴで使おうとしているのである!憮然とする松岡。

    「ここで言いなりになるようなら、今後松岡はカッパさんのことを「たにだのイヌ」と呼ぶでしょう」
    「そんな...」

    屈辱の選択に悩み抜いた末、結局カッパは松岡の土地をアンサモン。
    「だって仕方無いっスよ、この局面で使わないと松岡さんが...」
    「何だい?ワン公(^^)」
    「ひでぇ(T_T)」

    空き地となった土地は、予定通りのクリーチャー移動でたにだの手中に。松岡は、東エリア水地形「ルナティックヘア」をMAXレベルアップして再びトップに立ち、城への帰還競争に持ち込もうとするが、ここでまたしてもたにだのワイルドグロース。それでもなお、ルナティックヘアを「サンドマン」に置き換えて僅かなチャンスに賭ける松岡だったが.... たにだを止める手段が無い会社員Mのダイスは4。城と反対方向に曲がれば、松岡のサンドマンにぴたり。

    「えーと、このサンドマン倒しちゃっていいですかね?(^^;」

    逃げる松岡の三度のトライを全て阻み、たにだの先行差しがスバリ決まって結果は圧勝。みんな、こうなることは分かっているのに、分かっているのに....(T-T)

    (3)結果
  • 帰らずの森ビスティーム 34ラウンド
    順位 セプター 魔力 枯渇
    1 たにだ 10425  
    2 カッパ 5719  
    3 会社員M 5539  
    4 松岡 5368  


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    087(2000/02/13)


    (1)設定

  • マップ:幽玄山脈カリン(勝利条件7000G)
  • 参加者:会社員M、カッパ、たにだ、松岡

    (以下敬称略)

    (2)展開
    蓋を開けると、松岡以外の3人は水属性中心のスクロールブック。「リリス」「カリブディス」「ヒドラ」らの攻防一体クリーチャーが主力となっているようだ。 大量の「リリス+フュージョン」が飛び交う中、水地形の4マスにはレベル3,4の土地があっという間に林立し、各セプターは枯渇の恐怖に慄きながらその上を飛び越えてゆく。

    各セプターのブック構成上、重要性を持たない火・風属性の土地は領地コマンドや「シンク」で次々に水びたしとなり、連鎖によって跳ね上がった通行料は既に即死レベル。 たにだ・会社員Mらは交互にお互いの土地に突っ込み、枯渇したかと思えば次のラウンドにその土地を奪うというめまぐるしい攻防戦を展開する。

    殴り合いを得意とする松岡だが、さすがにこの展開を嫌い、序盤からウーズとデコイで火属性連鎖を狙うが、やはりあっという間にリリスのスクロール攻撃に敗れてしまう。 リリスに侵略される度、「シェイド+デッドリィソーン」「ルナティックヘア」の波状攻撃で奪い返した松岡は、中盤から守備クリーチャーを「スチームギア」に切り替え、他セプターの乱打戦に合わせてやや強引にレベルアップ。通行料奪取+土地レベルアップによって目標額の瞬間突破を図る。

    水属性の戦いに見切りをつけたカッパは、「ドルイド」らを使って地属性に拠点を移行し始めるが、松岡が配置した楔クリーチャーの対応に追われる。 その間、たにだ・会社員Mの火地形への侵略をしのいで通行料を得た松岡は、土地レベルアップで勝負を仕掛け、「アンサモン」を受けながらも更にパーミッションで抜け出してゴール。戦闘用カードのストックに拘らずにブック回転を優先させた効果が、後半に活きた。

    (3)結果
  • 幽玄山脈カリン 33ラウンド
    順位 セプター 魔力 枯渇
    1 松岡 8631  
    2 カッパ 4791  
    3 たにだ 744
    4 会社員M 560


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    088(2000/02/13)


    延長3戦目は、松岡の希望で「JAPAN東京」。「重い・遅い」と不評のマップだが、ソーファット? JAPANシリーズは決してイロモノで終るマップではない。「タクティクス」的な戦闘部分と「目指せ王国」的な土地運用部分。それに加えて護符の駆け引き。おまけにほこらまで。まさにカルド満漢全席である。カオスパニックも意味無いしな(笑)

    その中でもJAPAN東京は、「JAPAN名古屋」「JAPAN大阪」と同様にバランスが良いマップだ。目標額が5000Gというのはちょっと物足りない気もするが、手軽に遊ぶための配慮だろう。さて、初のJAPAN対人戦はどうなりますか...

    (1)設定

  • マップ:JAPAN東京(勝利条件5000G)
  • 参加者:会社員M、カッパ、たにだ、松岡

    (以下敬称略)

    (2)展開
    ゲーム開始とともに各地へ散っていくセプター達。会社員Mは北上して奥州・陸奥の主となり、松岡は西へ進んで中国地方に居を構える。カッパは聖堂・ショップを経由して飛び、九州の地に舞い下りる。たにだはパーミッションで東京をクルクル周って山の手線と化した。

    北九州に柳を植樹しようとするカッパだったが、松岡が関門海峡越しにアタック。カッパもこれに応戦し、間隙を突いて都会者たにだが松岡の広島ウーズをスクロールで打倒する。一方のみちのく路は訪れる人も少なく、ほぼ会社員Mの独占状態となり、津軽海峡の前には大きな蟲が蠢いている。

    日本各地で活発な土地開拓が始まるが、当然ながら高額の通行料は全く発生しない。2つ目の大型開墾が勝負どころとなりそうである。 会社員Mとカッパはそれぞれ彼の地で連鎖を成功させたが、都までの距離がネックとなり、資金繰りが遅れ始める。カッパはそれをインサイダー取り引きで補填。

    松岡は、中国地方の形勢不利もあって東海地方にシフトし、安価な無属性労働者を原動力にしてこれに成功。山陽路へ下る途中でパーミッションを引くと、反転してランドプロテクトの無い土地へ一発投資の勝負に出た。めざすは東京。

    東京へ戻る間に、(1)勝負拠点を引き抜かれる、(2)隣地からの転勤コマンドでリカバー、(3)新幹線Xでゴール。の手順を想定していた松岡だが、会社員M・カッパの手に切り札は無く、睡魔に意識を奪われて小人さんお任せモードのたにだもイビルブラストを行使せず、予定より1ラウンド早い淡白な結末を迎えることとなった。 コタツの隅で半開きに白目を剥くたにだを見下ろしながら、松岡は思う。

    「明け方の対戦は、真に勝ちたいと願う気力とそれを支える体力の勝負だ」

    (3)結果
  • JAPAN東京 34ラウンド
    順位 セプター 魔力 枯渇
    1 松岡 5324  
    2 たにだ 3634  
    3 会社員M 2440  
    4 カッパ 2391  


    ゲームが終るや否や、眠りの淵に沈んだたにだ氏はもう戻って来なかった。今日の対戦会はこれにて終了。 それでも戦いの余韻冷めず、お気に入りのゲームを熱く語るうち、いつしか古き佳きゲームの思い出話に時代を溯る古のゲーマーたちであった。



    2000/02/12対戦会 戦績一覧
    順位 セプター 前哨 本選I 本選II 自由 延長戦 成績合計
    A B A B A B A B I II III
    1 たにだ 3 2 1 4 1 3 2 2-2-2-1
    2 世代交TAI 3 2 2 2 0-3-1-0
    3 ルマー 4 1 3 1 2-0-1-1
    4 松岡 1 1 4 3 4 1 1 4-0-1-2
    5 カッパ 2 4 1 1 2 2 4 2-3-0-2
    6 タスク 3 2 4 0-1-1-1
    7 会社員M 2 4 3 3 3 4 3 0-1-4-2
    8 羽場愛理 1 3 4 2 1-1-1-1


    大会主催のタスク氏にお礼申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。



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