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カルドセプト 対戦記録


001(1999/05/15)

(1)設定

  • マップ:貿易都市スネフ(勝利条件7000G)
  • 参加者:マサシ、松岡、ゼネス、コーテツ

    (2)展開
    セプターマサシを迎えての新人教育リーグ。ようやくカードコンプリートした松岡であるが、この日は初期ブックで参加。 マサシのブックはストーリーモードを3面程度クリアした段階なので、ブックを組み替えるほどの種類は揃っていないと思われる。 が、ゲームが始まってみると、マサシの手札に蝿の王様が。

    「それ、何に使うの?」
    「何だか強そうだから入れてみたんですけど」

    うむ。確かにそのカードは強いし、新しいカードを使ってみたい気持ちは分からんでもない。とはいえ、ベールゼブブは風の王。 マサシの水地ブックではメリットが無いのではなかろうか。いやまぁ私は水風の初期ブックなので、それを配置してくれると助かるけど。

    その後も次々とエルダードラゴンとかバジリスクを引いてくるマサシ。
    「置けませんねぇ」「まあねぇ」
    その後もマサシはクリーチャーカードがうまく回転せず、そうこうしているうちにゼネスのLV4土地などに止まってしまい魔力枯渇。ちょっとブックが重過ぎたようだ。

    コストバランス。クリーチャーの配置条件。いずれもブックを組む上で重要な要素だが、カルドセプトを始めて間もないセプターが見落としやすい部分である。

    「ゲームに慣れるまでは、使用制限の少ないカードだけでブックを組んだ方が無難。ただ、ブックの華として強いカードを一枚二枚入れるのもいいかもね」
    「なるほど。じゃあ、とりあえずバジリスクだけは残しておきます」

    (3)結果
  • 順位 セプター 魔力 枯渇
    1 松岡 9210  
    2 ゼネス 2304  
    3 マサシ 1520
    4 コーテツ 430


    (4)後日談
    「松岡さん。バジリスクですけど、あれ、やっぱダメです」
    「どして?」
    「だって攻め込まれたら土地のレベル下がっちゃうじゃないですか(;_;)」

    バジリスクを守備に使いましたか(^_^;。あれは基本的に侵略用クリーチャーなのだ。人・獣・竜クリーチャーを60%の確率で即死させられるし、 即死が空振りしても反撃で倒されない限り、相手の土地レベルを下げることができる。攻め込まれた相手にとって、これは辛い。

    バジリスクを敵の高レベルの土地に隣接して配置し、“移動”コマンドで攻め込ませる。(その際、相手クリーチャーの攻撃無効・先制能力と、ハンドなどのアイテムに注意) アイテムにスリングでも持たせれば先制・ST+10・HP+10が付くので、相手にとっては

    (a)カウンターアムル等の物理攻撃無効アイテムで即死をかわし、土地レベルダウンを諦める
    (b)即死が発動しない40%の確率に賭け、反撃でHP60を倒し切れる武器を持たせる

    という二択となり、かなり強烈だろう。そう思わせておいて、フェイントでバジリスクにスクロールを持たせる手も有効だ。

    で、土地を奪った後は、クリーチャー交換した方が無難ですね(笑)



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    002(1999/05/30)

    (0)経緯
    シレンランキングでお馴染みのシレンマスター、カッパ氏を迎えての対戦。カッパ氏はプレステ版からカルドセプトを始めたセプターだが、 会話の端々から滲み出す豊富な知識量はとても初心者のそれではない。聞けば攻略本やWebでかなり予習したとのこと。 何しろ既に「EXPANSIONにおけるスペルブックの傾向と対策」なーんてテーマを語ることが出来るレベルなのだ。

    どこが初心者だっつーの(笑)

    むぅ、さすがマスター。シレンランキング“究+”の称号はダテじゃない。よって今回は松岡、初期ブックではなく熟練者向けの様子見ブックで行きます。

    (1)設定

  • マップ:城塞都市ロカ(勝利条件6000G)
  • 参加者:カッパ、松岡、ゼネス

    (2)展開
    初戦のカッパはデコイ使いであった。メインは地属性だが、序盤は土地に拘らず相手の隙があれば倒す、ハンタースタイル。 バインドミストとテレキネシスの使い方が実に適確だ。しかもゼネスには目もくれず、松岡をタコ殴り。勝負のツボを分かってらっしゃる。

    松岡の基盤となる風地形を奪い、形勢有利と見るや一気に攻勢をかけるべく、カッパは風地形をドーンとレベルアップ!!....って、そこ、水地形じゃん。 カッパ、ニンジャ仮置きの水地形をレベル上げする痛恨の操作ミス。ゼネスのリリスにツルリと奪われる。

    これをきっかけに土地の高レベル化と略奪合戦が加速。互いに連鎖を整えるが...

    「目標額6000ですよね。ゼネスがこのまま勝っちゃいませんか?」
    「いや、ゼネスはあと2周あるから大丈夫。潰せますよ」
    「ああでも今、僕がゼネスの土地に止まったから、微妙になりましたね」
    「いやまだギリギリ大丈夫...っと、私も止まっちゃいました(笑)」
    「これでゼネス、間違いなく届きますね(笑)」

    お互いにスペルもアイテムも撃ち尽くした後であった。処置無し。
    教訓。人間マークもほどほどに。

    (3)結果
  • 順位 セプター 魔力 枯渇
    1 ゼネス 6732  
    2 松岡 3142  
    3 カッパ 2024  


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    003(1999/05/30)

    (0)経緯
    ナバトは、かなりテクニカルなマップです。

    1. 聖堂が2箇所
    2. 価値額が極端に低い土地
    3. 出口1箇所のみの離れ島
    4. 行き止まり

    というように特徴的な要素が多数あり、これをどう利用(対処)するかにより差がつきます。 今回のマップ選択は全てカッパ氏におまかせしたのですが、ナバトを選ぶあたり、何か狙いがあることをひしひしと感じさせます...

    (1)設定

  • マップ:廃墟の都市ナバト(勝利条件10000G)
  • 参加者:カッパ、松岡、ベルカイル、ヴァイデン

    (2)展開
    ゲームが始まってみると、カッパは水風高速ブックでクリーチャー運用を重視している様子。 ミューテーション済みのナイトメアを削り返して撃破し、松岡の拠点となりそうだった東の風地形をあっという間に奪うと、20ターン頃には完全に占拠。 奪った風地形は両側を固めてすかさずランドプロテクト。ここはかなり堅い。西の風地形は松岡とヴァイデンの争いだが、カッパのタイミング良い横槍で双方確保に至らず。

    土地をほとんど失った松岡は、西の風護符を買い続けて手持ち魔力を抑える。カッパは西の水連鎖を増やしつつ、城の横に陣を置くことに成功。 松岡のジャッジメントを警戒し、周回ボーナスをすぐさま水地形のレベルアップに充ててリードを広げていく。もちろん、水護符の運用にも抜かりはない。

    だが、カッパの西の水地形LV5(シーモンク)が完成したところで、 松岡はそこにウェザリング。水護符の下降と風護符の上昇で一気に追いつき、次の周回でカッパにジャッジメント。 陸に上がったシーモンクはヴァイデンに倒され、それを松岡が奪った時点で目標額を突破した。終了直前、カッパは東の火地形の奪取に向かうが、松岡は西の風地形連鎖で押し切った。

    ちなみにゼネスは、序盤からずっと内側の方をぐるぐる回ってました。

    (3)結果
  • 順位 セプター 魔力 枯渇
    1 松岡 16256  
    2 カッパ 5084  
    3 ゼネス 3842  
    4 ヴァイデン 2232  


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    004(1999/05/30)

    (0)経緯
    「最後の一戦は3人対戦にしましょうか」ということで、急遽セプター探し。その辺を徘徊していたセプターじょにーをキャプチャーする。 関係ないけど、カッパ氏は昼飯買いに寄った弁当屋でナンパされてました。やるのう。

    プレイヤー紹介
    じょにー
    平均的な正攻法セプター。ブックはやや重め。セプター歴は浅いが、元々ギャンブラーであり、勝負勘はなかなか。 モテ系の巧みな話術で試合を撹乱しようとするので、注意が必要だ。

    じょにー曰く、「松岡は当然初期ブック。」
    またかい(笑)。まぁよかろう。カッパ氏との勝負は君に任せた。

    (1)設定

  • マップ:アリーナ1(勝利条件7000G)
  • 参加者:カッパ、じょにー、松岡、ゴリガン

    (2)展開
    開始早々、カッパとじょにーはアイコンタクトでマジックボルト連射。松岡のグレムリンはこの世に生を受けて2ラウンド後、天に召されました。 君ら、なんでそんなに仲がいいかな?(-_-#

    カッパは火水ブックだがコボルドなんか出てきたり、アリーナ1用に軽量化を施している。松岡は水風初期ブック。 当然だけど思い切り軽いよーん(T-T)。じょにーは重めの水風ブック。ゴリガンはもちろん風ブック、相変わらず激重。

    ゲーム中盤、クリーチャーがうまく回ったカッパが優勢になり、北の水地形2連鎖をレベル上げするが、隣接地にじょにーがウィザードを滑り込ませると、 場に緊張感が漂い始める。数ターン後、じょにーがミゴールを引き、カッパと松岡が一瞬「あっ...」と声を上げる。 が、じょにーは気にも留めずに真っ直ぐ周回。次にスクロールも引くが、やはり動かず。それを使うためにウィザードを置いたんじゃなかったのか!?

    ブックが1周した頃、北エリアの火・水地形をカッパ、南北の風地形をジョニーが占拠。松岡は護符とホーリーワードで必死に命を繋ぐ。ゴリガンはまぁ、いつもの通りゴリガン。

    53ターン目、じょにーが松岡に言う。
    「カッパ氏は次の城でゴールなのでは?」
    「いや、南エリアのマークがないから、もう半周かかる。まだ手は打てる」
    それを聞いて不敵に笑うカッパ。「これならどうです?」

    北エリアの火地形へありったけの魔力を一気に注ぎ込むと、連鎖効果と微妙な数の護符に押し上げられた総魔力は、僅かに7000Gを超えた。 城まであと3マス。次ターンは4/7でカッパの勝利だ!

    じょにー・松岡の位置から狙えるカッパの土地は.....無い。こうなると、飛び道具が無い松岡では手の出しようが無い。カッパ遂に勝利か!?

    松岡「じょにー、さっき俺のグレムリン(またもや(笑))に使ったアンサモンを引くんだ!」
    じょにー「バックワードでもいいよな(^^;」
    松岡「(笑)それでもOKだ!」

    さあ、カードは...!!画面に映し出されたのは、不気味に輝く赤い隕石。のけぞるカッパ。カルドラ様は最後の最後で、シレンマスターカッパに試練をお与えになったのだ。

    (3)途中経過(55ラウンド時点)
  • 順位 セプター 魔力 枯渇
    1 カッパ 6241  
    2 松岡 4715  
    3 じょにー 3970  
    4 ゴリガン 1699  


    (4)結末
    カッパ氏の時間の都合により、無情にもここでタイムアップ。「こんな事が起こるんですね。深いです、カルドセプトは」と唸りつつ、再戦を期して帰路につくカッパ氏であった。
    See you next game!



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    005(1999/06/05)

    (0)経緯
    肌に絡み付く熱気と、街の喧騒から取り残された駅前の風景。熊本は相変わらずだ。この街にはゲーマーとして錆び付く前の私がいた。だから私はここに来る時、夢中だったゲーム達のことを鮮やかに思い出す。 だが、今日私がここにいるのはゲームのためではない。着替えを済ませてクロークに荷物を預けた私は、今から友人の披露宴に出席する。

    「だけど、あなたの胸ポケットにメモリカードが入っているのはどうしてなの?」
    「君はハンカチを持っている人に、その理由を訊ねたりはしないだろう?」

    きょとんとした顔のウェイトレスに、指でチップをはじきながら私は言った。
    "Because I'm the cepter." (それは私がセプターだからさ)

    プレイヤー紹介
    サダリオン
    格闘系・RPG系に強いゲーマーであり、セプターにしてデュエリスト。プレイスタイルは理論的かつ冷静沈着。 彼はこの日の新郎とは長い付き合いだが、二人並べるとディーダムそっくりである。ダメージが奇数にならないよう、十分に計算してから攻撃しよう。

    ミミミン
    アーケード・コンシューマ共にこなすオールラウンドプレイヤーで、サターン版からのセプター。 穏やかなプレイスタイルが災いして(?)サダリオンにはボコボコにされてるけど、「ギターフリーク」なら負けませんわ。

    「ところで松岡さん、この後ゲーセンに行きませんか?」
    「いいですねー(^^)。あ、そうだ。ゲーセンもいいですけど、カルドセプトはどうですか?」

    我ながら、あまりの白々しさに目眩がします。そのうえ松岡、メモリカード持参のくせに、肝心のソフトは持って来ていません。だけど、サダリオン氏が買ってくれましたよ。よっしゃあー!1本売れたぜ、(有)大宮ソフト!!

    ミミミン氏は、松岡コンプリートキャラのバランス型ブックをそのまま使用。サダリオン氏は松岡育成途中キャラのオーソドックスな水風ブックに修正を入れて使用。 サダリオン氏は十分な腕前なので問題無いとして、ミミミン氏の実力が分かりません。いつも負けてると言っても、そりゃ単にサダリオン氏が強すぎるからであって、ミミミン氏が弱いとは限りませんからね。 あーでもホントに初心者だったらどうしよ。どういう方針でゲームを進めようか?

    ...というわけで、結局松岡は、ダミーキャラのオール無属性クリーチャーブックを即興で作りました。

    (1)設定

  • マップ:貿易都市スネフ(勝利条件7000G)
  • 参加者:サダリオン、ミミミン、松岡

    (2)展開
    サダリオンはまずまずのクリーチャー配置で出足良し。ミミミンは松岡の借り物ブックが使いづらそうで、欲しいタイプのクリーチャーが来ない模様。 松岡がボージェスやホーンカメレオンを召喚すると、「おお、プレステ版にそんなカードが追加されたとは!」と盛り上がったり。

    土地さえなかなか確保できない状況のミミミン・松岡とは対照的に、水地形に拠点を築き上げるサダリオン。そろそろひと当てしておかないと、ワンサイドゲームになってしまいます... と思い始めた頃、ミミミンが松岡のホーンカメレオンの横にファイターを配置。次ラウンドにすぐさま領地コマンドで移動攻撃、しかもスクロール持ってます。 こういうのは初心者とは言いませんね。判別完了。松岡、真っ直ぐ戦わせていただきます。

    HP+20の鬱陶しさに意を決したサダリオン・ミミミンは、オヤヂ(ボージェス)に波状攻撃をかけて撃沈。ふたりともLV3の土地をずらずらと並べ出しました。 一方、松岡はミミミンが構築しかけた風地形の拠点をG・スネークで1つだけ拝借してイサークイーンに置き換えると、ジャッジメントを警戒しつつ、ホーンカメレオンとイサークイーンの土地を集中的にレベルアップ。 間もなくミミミンがイサークイーンの土地に止まり、軽く3桁ある女王様のHPに驚いています。

    実は、EXPANSIONのイサークイーンのHPってサターン版の2倍なんです。 マップ上には松岡の土地なんてほとんどありませんから、イサークイーン大活躍。相変わらず白目が恐い女王様ですが、EXPANSIONではとても頼りになります。

    続いて今度はサダリオンがホーンカメレオンに突っ込みました。おもむろに侵略しようとしますが、ナイトメアにばってんマークが。あ、しまったそーだった、とサダリオン。 地形効果無視の貫通攻撃能力を持つ風属性のナイトメアは、同じ能力を持つ水属性のクラステと比べると、力が強くて配置条件も無いので強力な切り札として使えます。が、難点は地地形への配置制限があること。

     (1)スクロールはグレムリンに対して使えない。
     (2)グレムリンの天敵はナイトメア。
     (3)ナイトメアの苦手は地地形。

    ここは試験に出ますのでノートとっておいて下さい。

    (3)途中経過(33ラウンド時点)
  • 順位 セプター 魔力 枯渇
    1 松岡 5797  
    2 ミミミン 2433  
    3 サダリオン 2077  


    (4)結末
    約束の時間が数分後に迫り、ゲームはここで途中終了。学生時代のサークル仲間同士で披露宴の2次会をやるらしい。 当時このサークルには知り合いが多く、私にとっても馴染み深い存在だった。(趣味的に大変合致していたということもあるのだけれど(笑)。) 小学生の頃からずっと体育会系サークルに所属してきた私は、文化系特有の香り漂う彼らの活動ぶりを傍目に見るたび、とても羨ましく思ったものだ。

    「一緒に来ませんか?」と誘ってくれたけど、彼らの久しぶりの再会に部外者が割り込むのも無粋なので、 今日はお気に入りの店で食事でもしてそのまま帰るつもりだ。みなさんどうもありがとう。
    オジュンゴ、さくらさん、お幸せに。



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