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カルドセプト 対戦記録


006(1999/06/05)


熊本から北九州へ。セプターの週末はまだ終らない。

(1)設定

  • マップ:極寒の村ケルダー(勝利条件8000G)
  • 参加者:じょにー、松岡、ベルカイル

    (2)展開
    ケルダーのマップは北・東・西の3エリアに分かれている。対称型の整ったデザインとは裏腹に、その性質は極端だ。

    エリアの地形属性はそれぞれ水&火・水&風・水&地と、土地の半数が水地形なので、水クリーチャーが圧倒的に有利である。 残りの属性は配置の関係上、風・地・火の順となるだろう。

    西エリアの聖堂では護符が売られているが、各エリアに存在しない地形属性の護符が2種類ずつあり、それらはすべて初期価格1Gと非常に安い。 この護符の運用は大きなポイントとなる。

    水・火・風の3色ブックで、クリーチャーの比率が高いじょにーは、ゲームスタートから積極的にクリーチャーを配置する。 風・水ブックの松岡と真正面から競合するが、東の風地形では五分五分、水地形では軒並みじょにーが圧倒する。 もちろん火地形は完全に独占状態である。松岡は唯一残った西の地地形にグレムリンを配置してミューテーション2発。 ホーリーワードで高レベルの土地をかわし、パーミッションを待つ。

    オーソドックスな護符運用で均等に土地レベルを上げたじょにーは、6500Gを超えて最終段階に入った。ボーナス1回+ワンアクションで8000Gに届く。 2500Gの松岡とは4000G差。勝利への手応え十分だが、パーミッションでボーナス後、グレムリンにウェザリングをかけた松岡に、 「そこ、それでいくら増えるの?どーんと、来る?(--;」と、警戒を強くする。更に松岡はランドプロテクト。

    じょにーは東へ進み、水地形のレベル上げと風地形の松岡殲滅で勝負に出た。 松岡はじょにーが東へ一歩踏み込んだのを見て、城へは戻らず西エリアを旋回して西の風護符を買い続ける。 レベル上げ・護符売り・レベル上げ・護符売り・地形変化。 一気に動いた両者は7000G付近で横一線となるが、最後のレベル上げで松岡が先に抜け出し、とどめはグレムリンによる北の水地形強襲。 際どいタイミングのラストスパート勝負に競り勝った。

    (3)結果
  • 極寒の村ケルダー 53ラウンド
    順位 セプター 魔力 枯渇
    1 松岡 10060  
    2 じょにー 6631  
    3 ベルカイル 2670  


    じょにー「ま、あそこが変だとは思ってたけどね。ふふん」
    分かってたんなら何とかしろよ、じょにー(笑)



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    007(1999/06/12)


    再び初心者セプターマサシ登場。
    まずは何とか松岡の初期ブックに勝ち、ビギナークラスを脱却したい。

    (1)設定

  • マップ:貿易都市スネフ(勝利条件7000G)
  • 参加者:マサシ、松岡、セバスチャン

    (2)内容
    セバスチャンは水・地二色ブックで守備的作戦を好む穏健なセプターだ。 この日もセバスチャンは地地形連鎖が好調で、トロルやドルイドを次々と配置してグロースボディ。火や風の地形には見向きもしない。 「いつも練習している」という理由からスネフとセバスチャンを選んだマサシだが、思ったように土地を押さえることが出来ずに苦戦を強いられる。

    セバスチャンのLV3ドルイドに止まってしまい、あれこれと倒す算段を考えるが倒せないと諦め、渋々通行料を払うマサシ。 続いて隣のLV1トロルにも止まるが、「まぁこれくらいの通行料なら」と今度はあっさり通行料を払う。その後、セバスチャンは更に土地レベルアップ。

    通行料の多寡で侵略する・しないを判断するセプターは意外に多いが、ゲームの仕組みとして攻め有利、奪ってナンボのカルドセプトであるから、侵略はその土地が自分にとって必要かどうかで決断したい。

    カルドセプトを始めて間もないセプターにとって、「侵略はその土地に止まった時にするもの」と考えてしまうのは無理もないことなのだが、カルドセプトにおいて理想的な侵略とは、隣接地からの移動による侵略である。 つまり、敵の高額土地の隣に自分のクリーチャーを配置する行為、言わば“楔を打ち込む配置”は非常に重要な準備作業なのだ。 配置するクリーチャーはとりあえず何でもよい。

    例えば、高額土地のとなりに他者の土地があり、そこに配置されているのがただのウルフであったとしても、大抵はこれを巡る激しい攻防が行われることになる。 なぜならば、そのウルフの持ち主が次の領地コマンド時にナイトメアやリトルグレイと交換し、更に次の領地コマンドで移動侵略することが目にみえているからだ。

    さて、先程の場面に話を戻すと、ここではLV1トロルの土地が攻防の鍵ということになる。ここを奪って隣接地への侵略を狙えばよいのだ。 トロルは再生能力を持っているから、少しずつ削って倒す作戦は使えない。

    松岡は、セバスチャンの防具をシャッターで壊してからエイドロン+ロングソードでトロルを倒す。 その後引いてきたグレムリンに入れ替え、ウィンドカッターでドルイドに移動攻撃。 クリーチャーを防具代わりに出来る援護クリーチャーを戦闘で倒すのは難しいが、グレムリンの前でドルイドはタイガービートル以下の存在に過ぎない。

    この侵略に成功した松岡は、安全に周回を繰り返しつつ風地形をレベルアップ。 これで目標額の7000Gを超えたが、気前のよいマサシやセバスチャンはなおも松岡に通行料をくれる。 優しい子達じゃのう。でもそんなにたくさんは要らんのじゃ。

    やはりセプターたるもの、他人が土地のレベルを吊り上げた時は、「うわぁ、そこに止まったら終りじゃん」とか口で言っておきながら、 心の中では「ラッキー!それがボクのものになるなんて!!」と地形連鎖を計算し始めるのが正しい姿であると思われますがいかがでしょうか。

    ただ、あまり嬉しいからといって、通行料691Gの土地を見ながら「576かぁ...」などとうっかり呟いてしまっては台無し(笑)なので、その辺は充分注意しましょう。

    (3)結果
  • 貿易都市スネフ 42ラウンド
    順位 セプター 魔力 枯渇
    1 松岡 15145  
    2 マサシ 1432  
    3 セバスチャン 470


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    008(1999/06/20)


    (0)経緯
    週末の対戦会が定着しつつある今日この頃。今回のメンバーは、最近セプターとして進境著しいじょにー氏と、サターン版カルドセプトの頃から対戦経験が無いままソフトに埃を積もらせているたにだ氏。 加えて、カルドセプト初体験のかある氏。夕食で偶然会ったかある氏に(何度目になるかは忘れたが、まぁいつもの如く)カルドセプトの素晴らしさを熱弁したところ、一度お付き合いいただけることになったのだ。

    元々かある氏はゲーマーなのだが、近年は時間を食いまくるゲームを日常生活から排除しようとするもなかなか縁が切れず、プレイステーションを買っては売り、買っては売り、を繰り返す日々である。 彼の中途半端な自制心には失笑を禁じ得姿勢こそまさに社会人の鏡。そんなかある氏に何とかセプター魂を植え付け、共に地獄のカルド道を歩みたいものである。

    (1)設定

  • マップ:豊穣の地タリオ(勝利条件8000G)
  • 参加者:かある、じょにー、たにだ、松岡

    使用マップのタリオは、じょにーの希望。一見ただ長いだけのオーバルコースだが、その難易度は非常に高い。いかに無事ボーナスを得るか。いかに効率よく敵の周回を妨害できるか。 下手をすると、一回もボーナスを受け取ることなくゲームが終る可能性すらある。セプター同士の殺傷沙汰が起きるとしたら、その可能性が最も高いマップはタリオかもしれない。豊穣の地は、セプターの血を求めている。

    かあるは松岡がタリオ用に編集した地風ブックで試合に望む。「クリーチャーやスペルの可用性が高く、効率よく回るブック」がこのブックのコンセプトだ。 自ら希望しただけあって、じょにーのブックはタリオ用の移動系スペルが詰め込まれている様子。実力と考え合わせると、彼が優勝候補だろう。たにだは、ごく平均的な風ブック。松岡はいつもの水風初期ブック。

    (2)内容
    スタートダッシュでクリーチャー配置に成功したのは、かあるとじょにー。かあるは強力な防御系クリーチャーの配置に成功し、じょにーはいきなり大規模な土地連鎖を見せる。 早めの土地レベルアップで獲物を狙う構えのかあるに対して、じょにーはクリーチャー移動・交換などを経た、慎重な土地運用。総魔力はかあるがトップだが、潜在的にはじょにーの伸びしろが大きい。

    自由にプレイさせてはまずいと、かあるが隠れ首位のじょにーを狙って矢継ぎ早にアポーツ・リコール・アポーツ。驚くべきは、かあるの的確なスペル用法である。松岡が組み込んだ妨害系スペルの意図を何の説明も無しに理解している。 いたストなどの対戦ゲームで培った勝負経験が、初カルドセプト・初対人戦でいきなり炸裂したのだ。周回が遅れて手詰まりのじょにーと入れ替わるように、かあるの拠点の一角を突き崩したたにだが2位に浮上。

    かあるはターゲットをたにだに変更。通行料を奪うべく拠点レベルを一気に吊り上げると、たにだは最大の拠点をかわしたものの、レベル4グリーンモールドに突っ込んで苦しくなる。かあるの勝利まであとワンアクション+一周。たにだの反撃なるか!?

    その頃、西の水護符を買い溜めながら移動系カードで必死に延命を試みていた松岡が、聖堂横のアイスウォールを全額レベルアップ。 最後のフライで一気にかあるの拠点を飛び越え、小額の土地通行料支払いで手持ち魔力がマイナスになると、護符を大量売却。そこで得た手持ち魔力を、城西側のキングトータスに全額レベルアップ。

    もう移動系カードも守備アイテムも無い松岡はこれが唯一のチャンスであったが、城でボーナスを受けると総魔力は目標額を7G越えた。 かあるにレベル3リザードマンを奪われながらも、最後まで高額土地に止まらず周回できたことがワンチャンスに繋がった。

    (3)結果
  • 豊穣の地タリオ 48ラウンド
    順位 セプター 魔力 枯渇
    1 松岡 8007  
    2 かある 5332  
    3 たにだ 4499  
    4 じょにー 1904  


    じょにー「いちいち松岡の言うこと信じてボクらを攻撃しちゃダメですよ、かあるさん」
    たにだ「うん、そうそう」
    松岡 「いやあれは第三者の客観的な視点による判断で...」
    かある「んー、まさに口車ってヤツ?」
    たにだ「ははは、そうそう」
    松岡 「じゃなくて、今回の結果は非常にレアなケース...」
    じょにー「そういうわけで、松岡は次回から対戦中の会話一切禁止。ついでに、ダイスを振る時は目隠しするように

    どうしてあなた方は、初期ブックの私にそこまで言うですか。鬼め(T_T)



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    009(1999/06/26)


    カッパ氏との対戦は、初対戦の前回から一ヶ月ぶり。
    希望マップをゴザに絞ってきた彼には、なにやら秘策があるらしい。

    (1)設定

  • マップ:死の砂漠ゴザ(勝利条件8000G)
  • 参加者:カッパ、松岡、ゼネス、セバスチャン

    (2)内容
    カッパはウィルオウィスプをミューテーションで育てあげると、周辺のゼネスのクリーチャーをバインドミストで麻痺させる。 そして、領地コマンド・チャリオット・テレキネシスなどでウィルオウィスプの移動攻撃。戦闘終了時に残りHP*2Gを相手から奪うという、ウィルオウィスプの特殊能力を利用した魔力稼ぎでアドバンテージをとる作戦だ。

    人間相手ではすぐに麻痺を解かれるためそれ程うまくいかないが、コンピュータの場合、一旦土地とクリーチャーの属性を合わせた後は、クリーチャー移動・交換、ステータス変化スペルなどを一切行わないので、いくらでも魔力を吸い取れる。 コンピュータプレイヤーを貯金箱代わりに使うとは、なかなかうまい作戦である。ゼネスを家畜化したカッパは、その魔力を元手に西火属性の土地をレベルアップ。連鎖した土地の価値が一気に伸びる。

    麻痺させられても魔力を吸われても一向に意に介さず、土地レベルを上げ続けるゼネス。通行料もそれなりに上がって来た。そろそろヤバいと考えたカッパは、魔力吸い作戦を止めて土地奪取。相手クリーチャーは麻痺している上にさんざん削った後であるから、いくら土地レベルが上がっているとは言え、奪うのは容易い。

    カッパがゼネスの土地を奪って目標額直前になると、松岡はカッパのウィルオウィスプをアンサモンして追撃開始。カッパの拠点となった西火属性にはグレムリンを潜り込ませ、機を見て移動スクロール侵略。両者の魔力は横並びとなる。

    勝負を決定付けたのは、松岡に対するカッパの通行料支払い。ミューテーション済みレベル5バンディクートを倒す手段が無く、2048Gのダメージを受けたカッパは、突然残り半周となった松岡を阻む術が無かった。

    (3)結果
  • 順位 セプター 魔力 枯渇
    1 松岡 8138  
    2 セバスチャン 5205  
    3 カッパ 3158  
    4 ゼネス 2452  


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    010(1999/06/26)


    北九州のリトルグレイ(主に風貌が)、ISA氏登場。触れると飛びます。誘拐注意。 彼はサターン版からのセプターですが、EXPANSIONを持ってません。前日、ブックを作っておいて欲しいというメールが松岡宛てに来ました。

    スチームギア、デコイ、ニンジャ、
    ドレインローパー、ミノタウロス、ガスクラウド、ゴーレム、ウィルオウィスプ、ビステア、
    キングトータス、ファンガス、ブラッドプリン、マッドクラウン、G・リーチ、アヌビアス、
    ウーズ、サンドマン、ドワーフ、ノーム、マミー、G.スラッグ、マントラップ、
    グレムリン、ジーニー、ペガサス、ミルメコレオ*2、グリフォン、
    イクシア、グレムリンアムル*3、ガセアスフォーム*2、テレイア、ヘルブレイズ、
    パーミッション*3、マナ、ランドプロテクト*3、リコール、ヘイスト*3、フォッグ、ミューテーション*2、イビルブラスト

    どれどれ。全体としてまんべんなく入っていますが、目立ったところとしてはパーミッション*3。ゴザでどう使うのか注目です。G・リーチ...そんなのいません。どーでもいいけど51枚ありますね。

    (1)設定

  • マップ:死の砂漠ゴザ(シャッフル)(勝利条件8000G)
  • 参加者:ISA、カッパ、松岡、オライリー

    (2)内容
    ぞんびぞんびぞんび。カッパのブックからスペラーの匂いがする。 EXPANSIONのゾンビはサターン版とは性格が異なる。HP50にも拘らず30Gまでコストが下げられ、一方で毒の減少量が戦闘終了時HP-10からHP-20に増えた。つまり、スペル攻撃に強く通常戦闘に弱いという性格付けが為されたわけで、これはEXPANSIONにおけるスペルブック対策の一環と捉えることができる。

    だが、スペルブック対策として有効なクリーチャーは、逆にスペラー本人にとって使いやすいクリーチャーであるともいえる。自らの攻撃スペルに耐えうる激安クリーチャー、というわけである。 常々「スペルブックは真剣勝負で勝ち切れない」と主張する松岡がスペルブックで来る確率は非常に低く、カッパが松岡に対してスペルブック対策をとったとは考えにくい。数ターン後、カッパが金色に輝く破壊者の象徴を引いてくる可能性は濃厚だ。

    と思わせておいて、カッパが引いてきたのは金色のガチョウ。
    なるほど、ゾンビならHP50*5=250Gも貰える割に、ST30のクリーチャーに突っ込むだけで死んでくれるから、ゴールドグースとの相性は抜群である。 にしても初戦に続き、何と稼ぎが好きなセプターだろう。骨の髄までゲーマーと言うべきか。

    ゾンビの内職で稼いだカッパと、ごくフツーに火風の領地を拡大する松岡が首位争いを演じるゲーム中盤、忘れた頃に嵐はやって来た。 テンペスト、そして雨上がりの廃墟に羽虫の大群。自軍クリーチャーをも見捨てるカッパの強引な攻撃スペルは、松岡の警戒レベルを遥かに越えて大地を焼き尽くした。

    ただひとり、ライフストリームで難を逃れるオライリーが微笑ましかった。

    この災厄により、松岡は後退。カッパは大後退。高レベルの土地をピンポイントで回収しまくるISAが一気にトップへ躍り出る。あまりの調子のよさに、ISAの止まった土地が自動的にレベルアップしているようにすら見える。 スペル系ブックのカッパはほとんどクリーチャーを入れておらず、松岡は元々クリーチャー比率が高くない。ここに来て、ISAの多クリーチャーブックが活きた。

    たて続けにISAの土地に止まるカッパと松岡。汗水流して耕し、つい先程まで自陣だった土地達は2人に冷たかった。1000G・2000G当り前。ISAは前半の不利を一気に挽回する大逆転で、EXPANSION初戦を大勝で飾った。

    (3)結果
  • 死の砂漠ゴザ 53ラウンド
    順位 セプター 魔力 枯渇
    1 ISA 9999  
    2 松岡 2982  
    3 カッパ 2304  
    4 オライリー 81


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