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セプターズカップ2001予選


破壊的セプター氏のレポート


第1回大会は未出場ゆえ今回がカルドセプト公式大会初参戦。というか「公式大会というもの」に初参戦。最初は、「まあ、地元のところだけは参戦しておくか」くらいの軽い気持ちだったのだが・・・。その地元京都には1月13日、予選大会の開幕戦となる「ニュータイプ大将軍店」があった。

1週間前に登録した時に人数を聞くと、「まあ、大体10人前後ですかね」
おっ、これなら私でも勝てるかも。いや、決して「俺ぁ宇宙一リーグであのBLT-phive氏と2度戦い、2度とも破った破壊的セプターだ、文句のある奴ぁかかってこいやー!」とは思ってません。断じて思ってません。

そして当日。ガラにもなく緊張気味。昼飯の吉野屋の牛丼が思うように喉を通りません。まあ生まれて初めてだもんね、店舗大会なんて。 世代氏が直前に京都遠征を断念したので(ホッ)私が顔を知っている人はいないはずだった。(とは言っても私は元々あまり人の顔を覚えない人間なのだが・・・。ちなみにあべっち氏が来ることは分かっていたが、その時は顔は知らなかったです。)

30分くらい前に会場入り!既に(初期ブック&ロカで)対戦している人がいました。なかなか熱心ですな。 さあいよいよ見知らぬ人とカルドで真剣勝・・・あれ、なぜどこかで見たことあるような人が私の目の前にいるんでせう。ちなみに京都はその方の地元じゃありません。じゃあ他人の空似ですね。今そう決めました。あっ、そのある方に似ている人が私に話し掛けてきましたよ。

「こんにちは、久しぶりです、まさぶーです。」

ゴフッ やはり本物なのか(当たり前)。ぐぬぬ、早くも予想外の展開。

そんなこんなしているうちに抽選開始。参加者は13名。全試合2位抜けで1回戦の組み合わせは4・4・4・1(!)。 「ふっ、この黄金の左腕(これまで幾度となく剛運のくじを引いてきた私の左腕。昨夏の愛知大会でもその威力を発揮した) さえあれば「1」の枠を引くなんざぁ造作もないわ!ははは!」と意気込みくじを引く・・・だめでした。おお我が左腕よ、こんな時に仕事をせぬとはなにごとだ。やはり将棋の大会で使いすぎたのがいけなかったのですか。 追い討ちをかけるように私と同じブロックをまさぶー氏が引く。ゲフッ、ガフッ。ひどいやカルドラ様!

黄金の左腕を使ったにもかかわらず、くじは最悪、でも嘆いてもくじが変わる訳ではない。2位抜けだから何とかなるだろう。(ちなみに「1」の枠はあべっち氏が引きました。やるな)

(試合レポートの文中では対戦者の敬称は略させて頂きます)

[1回戦]
相手はまさぶーの他は無名の地元セプター勢。と言う事は当面の相手はまさぶーか。開始早々、「ホーリーワードX」「パーミッション」「リコール」「アポーツ」を使い、走るまさぶー。ライフォなしの見事なまでの高速周回ブックだ。 そうか、確かぷちなん氏レポ(対戦記録090)に「高速周回重視」って書いてあったな。もちろんここは「ハウント」辺りを使って妨害すべき所である。

・・・って自分が全然周回できてないではありませんか〜 南円右端で「6」を出して1回転。東円右上でまたも「6」を出し1回転・・・そしてとうとう手持ち魔力が枯渇寸前・・・。どないせいっちゅ〜ねん。妨害をしている暇なし。結局、ハウントは捨てる羽目に・・・

地元2名のうち1名は手札に今は要らないスペルばっかりなのにリンカネを行使しないし、もう1人は手なりでごく普通に進めている。 さらに まさぶーは「バンディット+α」「ゾンビ+ゴールドグース」「ビステア」といった元々はライフォ対策と思われるクリーチャー達で資金調達。そして北円火地形にケットシー配置。後はレベルアップの機を図るのみといったところ。まさぶー独走態勢。

私がオムニポーテントを「均衡」に使って資金不足からようやっと脱出し、周回を再開、2位まで上昇した直後、とうとうまさぶーの「ケットシー」レベルアップ。だがここで私の手に待望の「リトルグレイ」が。 城にいた私はここで勝負に出る。なけなしの「ホーリーワード6」で北円「ケットシーハウス」に飛び込んだのだ。もう手札にホーリーワード系はない。が、ここで無事に周回するか、宇宙人でケットシーを飛ばせば2位の確保が見える。突撃。

さて、転送円上。ここで「6」を出すとケットシーレベル3(4連鎖)に突撃してしまう。出来れば避けたいが・・・やっぱりでました、「6」。今日の「6」の出目は最悪です。しかしシチュエーション的には熱いので

「熱いぜ!」と叫ぶ。←これが間違い

まさぶーの手札にリトルグレイを封じるアイテム無し。京都のリトルグレイは「飛び」が違うぜ!ひかれ、ひかれ、ひ〜か〜れ〜!「効果がなかった」

・・・な、なぬぅ〜!?なぜだ・・・・・・カルドラよ、ぬしはわしのリトルグレイではなく、猫を選ぶと言うのか・・・認めぬ、認めぬぞ・・・しかし、京都の宇宙人は「飛び」が違うはずでは・・・な・・・なんと、これは松岡氏のリトルグレイではないか!

そうか、あの最初の宇宙一遠征時のスワップスペルか・・・(宇宙一リーグ9b参照) くっ・・・今冬の遠征では宇宙人を使わなかったから気付かなかった・・・む・・・無念。・・・とするってーとこの予選、私は松岡氏のリトルグレイで挑めと言うのですか。 誘拐確率5%と言われるあの宇宙人で。ぐぶっ きっと今頃松岡氏は福岡ベスト電器店の大会でクリーチャーをぶんぶか吹き飛ばしているに違いない・・・

・・・ということで(長)この侵略に失敗し、沈む私。まさぶーは1位ほぼ確定。が、当初の「周回する」という目的は早々に達成したため、なんとか2位を確保し、迎えた29ラウンド。手札にはバインド、リトルグレイ。場所は例の「ケットシーハウス」(もう入りたくないのに・・・)。 手持ち魔力85G。3位は手なりでプレイしているセプター。さあどうする?

・・・さて、どうやら私の頭の中は先のリトルグレイ事件のせいでライオンメインと化していたようです。3位のセプターに「バインド」。彼は私より順番が後。つまりはそういうこと。もちろんそんなミスを猫どもが見逃すはずなし。猫に身包み剥がされる私。

最後は安全策をとって転送円上で「アポーツ」を撃ったまさぶーが私の仕掛けた「マイン」にはまる(でも独走なので全然大丈夫)というオチがついて終了。

不完全燃焼のまま観戦モード突入。さて注目はただ一人の女性セプター。やっぱ関西は女性セプター多いなぁと思ったのになんで羽場愛理嬢ですか。くっ・・・既に京都包囲網が完成していたというのか・・・ 結局決勝に進出したのは実力通りのまさぶー氏、羽場嬢の2人に、先の剛運に加え、実力を兼ね備えていた新鋭あべっち氏、そしてsnowdrop氏であった。

[決勝戦]
さて、この戦いの勝負を決めたのは「ライフフォース」であった。その行方を追ってみよう。まずその餌食となったのは1・2回戦で走りまくっていたまさぶー。しかも北の円周から全然帰ってこれません。まさぶー、大欅の向こうで故障発生。嗚呼、さようなら。

さて、snowdropはスペルばかりをひたすらドロー。なんとも不気味なブックだ。(後にこのブックはクリーチャー7(しかもサンドマン入り)、アイテム0、スペル43というとんでもないブックである事が判明) しかもライフォ入り。そのライフォを羽場に撃つ。前試合の別卓を見て羽場こそライフォ所持者だと思ったからだ。その見識は正しかった。 という事はこのまま遠征組の京都包囲網をくぐりぬけ、snowdrop・あべっち両名が勝利・・・するはずだった。

しかしここで羽場、予想外の奇策を発動。なんとまるで呪詛を唱えるが如く「あの3発のライフォは私だけではないのになー」などとのたまっているではありませんか! しかし温情からか、はたまたこの呪術が効いたのか、羽場のライフォを自らの「ホーリーワード1」で剥がすsnowdrop。この恩を羽場はライフォでお返し。いくら大量のスペルを持ってるからってあんまりな扱い。 ・・・結局この間全くの無風だったあべっちが1位、そして羽場が2位を確保して全国進出。

終了後、まさぶー氏、あべっち氏、羽場嬢とともに帰路へ。あまりに不完全燃焼であったため、まさぶー氏の「岐阜」遠征の誘いを受ける。青春18きっぷが余っていたので丁度良い。

帰路の途中、snowdrop氏のブックへの批評など(でも「ライフフォース」「ドレインマジック」なしのブック相手←それ俺(^^;ならかなり強いと思うぞ)の話題の後、福岡大会の話題へ。 世代氏の羽場嬢へのメールによると参加者は34人らしい。(うち3人棄権) しかも世代氏決勝進出とのこと。世代氏本選進出は私としては遠征者が減るので大歓迎。誰が優勝か、どんなレベルか、などの話題が出るが結局結論は「とりあえず松岡氏は無理」

・・・が、その夜に会議室をのぞくと「松岡氏おめでとう」の文字が。「なんでじゃー!」と思わずディスプレイの前でツッコミ。が、世代氏は後に「先リコール事件」と称される事件を引き起こし、決勝戦で敗退したとのこと。くっ・・・結局大遠征をしそうな人物の数は減っていないという事か・・・。だめじゃん。

はっきり言ってこの負け方は悔しかった。ふくしぅを誓い、岐阜へ(18きっぷで)旅立つのであった。

次回「驚愕!怒号と悲鳴の岐阜リバーサイドモール編」に続く



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