セプターズカップ2001予選
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1月13日(土) AM 11:40 ちょっと早めに着いたので喫茶店でお食事。前園の移籍と能代工業の選抜一回戦敗退の話題で盛り上がる。とりあえずカレーご馳走様でした>松岡氏。 会場に戻り、くじ引き。ふ〜、どうやら宇宙一のメンバーと緒戦から当たらなくて済みそうだ。一つ空席があるのが気になるが、まずはひと安心。トイレ行ってこよ。戻ってくると一回戦であたる最後の一人も決まっていた。なになに・・・どうも聞いたことある名前だな、なんとカッパ氏ではないか!
「前回の福岡予選といい、奴はどうしていつも私の前に現れては邪魔をするのか?」
[1回戦] 展開は2位抜けルールという性格上、私とカッパ氏が相手を抑えつつ進行していく。私はいつになく快調で走る走る・・・7周もしてしまった。終盤ほぼ勝敗が決しかけた時、ヒゲのおじさんが「グレムリン」で攻めてきた。私の手札には「ネクロスカラペ」が2枚。ここで私はあえて「ネクロスカラペ」を使用。当然破壊される。
私は思い出したように、「あ、そうか!」と叫ぶ。 彼はこのゲームで長時間ライフォ状態にあり、精神的にストレス過多の状態にある。このまま隙なくゲームが終われば当然私への負の感情は多少なりとも残る。今後のセプター人生を考えるならば、本拠地福岡でそうした関係は築きたくない。 そこで私は、あえて自分が低位者であることをアピールし、彼のストレスを多少なりとも和らげようとした訳だが・・・まぁそこまではいかなくても緊迫した公式戦で対戦者と会話をするきっかけくらいにはなるだろう。 そうこうしているうちにヒゲのおじさんが私の「オルメクヘッド」に攻め込んできた。う〜んここはさっきとは違い、奪取されるとやばい。が、なぜか相手はスクロールを使用して攻めようとはしなかった。何で? 結局、ゲームは私とカッパ氏のワンツーフィニッシュ。試合後、カッパ氏になんであそこで相手がスクロール使わなかったのか聞いてみる。するとオルメクにはスクロールが効かないとおっしゃる。 全く何をいいますか、それじゃあ、あの地蔵は無茶苦茶使えるクリーチャーじゃないですか。 議論が収束を迎えないのでカッパ氏が私を松岡氏のところに連れて行く。松岡氏は口にこそ出さないが、「また何をいってやがる、この男は!」と露骨に侮蔑の表情を顔に浮かべている。そうかオルメクって使えるんだ!
その後、2回戦を待つ間、先程のヒゲのおじさんが話し掛けてくれた。(よかった)
[2回戦] 序盤、NO.001氏の手札に「ジャッジメント」が見える。配置もそこそこにガンガン周回している私としてはかなりヤバイ。しかし明らかに使っていい場所でもカーソルを合わせる動作のみで使用してこなかった。ブラフということか? 中盤、NO.001氏が北の輪の「ウーズ」をレベル4にする。まずい、このラウンドはともかく次のラウンドで踏んでしまう可能性は拭えない。そこでNO.001氏の「リコール」を「スワップスペル」で奪う。一緒に「ネクロスカラベ」も相手に渡ったが自己保存優先の法則が働いた。 終盤、カッパ氏は兎チャンスを狙っていたようだが、相手の徹底した妨害と私が渡した「ネクロスカラベ」がネックとなり及ばなかった。
[3回戦] と、それにしても3人がローディングまでして待っている状況でまだ松岡氏が現れない。前大会から観察しているが毎回この調子である。宮本武蔵的な心理戦を仕掛けているのか、トイレでなにか呪術を行使しているのか知らんが、いい加減出て来てくれ。みんな待ってるぞ! 序盤、ルパン氏が走る。「パーミッション+リコール」×2で周回的に優位に立つ。私としてはここで彼に独走されては2位すら危うい。そこでまず「バリアー」で足を止め、ライフォで自由を奪う。 中盤、周回は順調に進むが、配置が殆ど出来ない。「ホーリーワードX」「ホーリーワード6」でひたすら転送円を行き来するスタイルとクリーチャーが少ないブック構成が裏目に出た展開である。そうこうしているうちにルパン氏のレベル4オルメクに停車。仕方ないのでとりあえず削る。 その後、再停車。また削る。ルパン氏はこれを「ストーンウォール」に置き換えるが、NO.001氏の「オルメクヘッド+ライフジェム」に沈む。 終盤。松岡氏優勢のままで展開し、私が「ドリアード」をレベル1の空き地に飛ばした時、松岡氏が小さな叫び声を上げ、私に何か訴えるような眼差しを向けている。 どうしたんですか? まさか本当に体の調子が悪いの? いろいろ考えたが答えは見つからず、結局ゲームは松岡氏、NO.001氏のワンツーフィニッシュ。 試合後、松岡氏からオルメク跡地にドリアードを飛ばし忘れていたことを指摘される。あ〜そういうことか? 確かにあそこであの土地をフォローしておけば、2位にはなれたかも・・・所詮私はここまでの男ということか、キルヒアイス?
ゲームは松岡氏がMax.M.Mine氏にライフォを撃った時点で松岡氏、世代氏で確定と思った。これは明日、福山で松岡氏と当たり、次週には岡山で世代氏と当たることが確定している私としては最も嬉しい展開といえる(ごめんなさい、Mineさん)。 ところが世代氏は世にいう「リコール」事件を起こし、脱落。松岡氏、NO.001氏が全国への切符を手にした。
試合後、蕎麦屋にて。 ・・・。後半部分は全くその通りだが、前半部分のセリフに鼻白む残り全員。どう考えても現在宇宙一の順位は実力を反映していると思うぞ。過度の謙遜が逆効果ということを御存じないのでしょうか>松岡氏。しかし文無しの私としては反論は差し控えた。
PM 11:30 次回「驚愕と発見の福山編」に続く
ルマー・・・・ヤン・ウェンリー カッパ・・・・ダスティ・アッテンボロー 世代交TAI ・・ユリアン・ミンツ 会社員M・・・ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ たか・・・・・エドウィン・フィッシャー Max.M.Mine・・フョードル・パトリチェフ フラウス・・・イワン・コーネフ TIO ・・・・・ルイ・マシュンゴ 松岡・・・・・アレックス・キャゼルヌ ネリー・・・・チュン・ウー・チェン ゆう・・・・・バグダッシュ たにだ・・・・ヨブ・トリューニヒト
(2)そうかオルメクって使えるんだ!
小倉駅に車を停めて、新幹線の時間を確認。ちょうどレールスターに間に合いそうだ。もともと車での移動を考えていたので時間的には大丈夫。余裕を持って乗り込む。途中山口辺りでは雪が積もっていた。やはり新幹線で正解だった。第一、楽だし。
AM 11:30 目的のお店は幹線道路沿いにあるとはいえ、駅からはかなり離れている。仕方ないのでタクシーで移動。しかし早く着きすぎてエントリーもできない。しょうがないので近くの古本屋で時間を潰す。「キャプテン翼」全巻読破した頃、お店に戻りエントリー。
PM 1:30 参加者6名ということで、1回戦は1組。1回戦は勝ちあがった2名と不戦勝2名とが対戦することとなる。私は1回戦A組。この時点で既に運がない。
[1回戦] ここで対戦者の方は「バリアー」の意味を知らないらしく、対戦している私に効果を尋ねてきた。 マジですか? でも嘘をつくほど私も悪人ではないので、画面の彼の手札を指で指しながら「コレ(パーミッション)は使えるけど、コレ(リコール)とコレ(ホーリーワード)は使えませんよ。」と解説してあげる。 しかし彼は効果が6ラウンドまでということも知らなかったようで、リコールを使う場面で使用していなかった。でも流石にそれを教えてあげるほど私もお人好しでないので黙っていた。 ゲームは私が快速によるアドバンテージを最後まで守り終局。30ラウンド目に彼が「ホーリーワード1」を引き、この時私が彼の 高レベル「ミルメコレオ」の一歩手前にいたため、彼は後1ラウンドあれば勝っていたと何度も悔しがっていた。しかし 私に言わせてもらえば、30ラウンド目で「オムニポーテント」を護符に使ったのも、1が出たのであえてミルメコレオ 方面に進んだのも30ラウンドルールだからこそなんだけど・・・でも折角盛り上がっている彼の興を削ぐのもなんなので、 「そうですね、危なかったです」 と応えておいた。 [2回戦]将棋の羽生名人に似ている眼鏡をかけた小柄な少年が対戦相手。物腰からしてこのヒトが一番手ごわいと直感する。第一彼は1回戦、私の対戦をじっくり観戦している。この時点で既にかなり不利。 彼のブックはクリーチャーは先制ブック。ねずみや「シェイド」に「ヘビーハルバード」を持たせることを意識しており防具もかなり入っている。あと無属性地形を意識してか「モスマン」まで控えている。少なくとも中級者以上の腕前とみた! 試合はやはり私の快速ぶりが活き、徐々に差が開き始める。しかも昨夜の松岡氏のアドバイスからクーリャーを3体増やしたことも優位に働いた。余裕が出来たので隣のB卓を覗いてみると、驚くべき会話が聞かれた。 「ランプロかけるとマジックボルトが当たらないらしいよ」 常日頃「初心者のフリ」を研究している私としては背中に電撃が走る。しかしコストがかからない技ではあるが、あまりにベタでは? 逆にコレでは相手に警戒されるんじゃないだろうか? いやむしろその辺りの精神的動揺を誘うのが目的なのか? いろいろと考えが駆け巡る。 ただ一つ言えることは彼は私の2歩先を行っているということだ。 おっと、こっちもまだ対戦中だった。しかも「ハウント」食らって無意味なレベルアップしてるし・・・。さらにその後の再「ハウント」で折角回収した「ドラゴンフライ」も再配置されてる。(笑) 結局ゲームは序盤の優位を守りきった私が辛勝した。対戦後、羽生名人にあの「ハウント」はキツかったねぇと水を向けてみると、対人戦は初めてということだった。末恐ろしい少年である。
[決勝戦] ゲームはやはり私の快速ぶりが発揮され、「ホーリーワード6」と「ホーリーワードX」でクルクル回る展開。観戦しているギャラリーからは 「なんか、面白くないね」 との一言。なるほど、前試合B卓はクリーチャーが入り乱れる楽しそうな試合だった。本来ならば魔力的にも土地レベル的にも安全圏を守りつつ、最後まで進める予定だったが、予定変更。土地レベルを最大まで上げて魔力到達。一気に勝負をかける。この時点で城まであと2歩の位置である。 が、ここでKUROGANE04氏の手札に「アースシェイカー」登場。突如の地震で私の魔力は3000Gまで落ち込む。私の意図とは違う方向で盛り上がってしまった。 結局、全対戦を通して、私以外ライフォが全く見られない穏やかな試合だった(私も慌てて流す)。試合後、歓談。どうやら今日参加のセプターは大半が岡山県出身のようで、次週の岡山での再開を期していた。ちなみに彼らの大半とは1週間後、岡大前で再開することとなる。
PM 3:30 |