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Home > World Grand Prix > Japanese Grand Prix > 2002 SKYY VODKA Grand Prix of Japan Final

4ストローク最初の勝利はロッシ - 決勝

Round 1 SKYY VODKA Grand Prix of Japan: Suzuka, Japan, April 5-7, 2002

 

4ストローク最初の勝利はロッシ - 決勝

MotoGP - 4ストローク最初の勝利はロッシ
南東の風のち北の風、朝のうちは雨が残るも後晴れという天気予報で6時現在はしっかり降っている。決勝は125ccクラスが11時からだが果たして路面は乾くのか?なんとも微妙な感じである。
案の定、ピットウォークが終わっていったんは止んだように見えた雨がまた降り始めた。そんなに強くはないが、しとしとと降り続く雨でトラックは乾きそうにない。

2時にスタートしたMotoGPクラスの決勝レースは予選8番手からロケットスタートを決めたオリヴィエ・ジャックがホールショット。これに梁明、伊藤真一、カルロス・チェカ、ヴァレンティーノ・ロッシらが続いた。ワイルドカードの二人は雨の中積極的にとばし、オープニングラップは梁がトップで帰ってくる。そしてなぜか加藤大治郎が最後尾。いったい何があったのか...。2周目の2コーナーでギャリー・マッコイが転倒。4周目のシケインでロッシがジャックを捉えて3位に浮上。梁、伊藤、ロッシ、ジャック、チェカ、ジベルノーのオーダーとなる。ここで、ホールショットのジャックがジャンプスタートと判定されピットストップのペナルティを受け脱落。7周目、デグナーでマックス・ビアッジが転倒、スプーンでケニー・ロバーツが転倒。雨の鈴鹿で足下をすくわれるライダーが続出する。
8周目の130R、伊藤のリアが縁石に乗り上げて暴れたところをロッシがすかさず前に出て2位に。梁、ロッシ、伊藤、チェカ、ジベルノーのトップグループに、少し送れて阿部典史と宇川徹の6位争いが続く。10周目、ヘアピン立ち上がりでジベルノーがチェカをかわす。続く11周目には伊藤をも抜き去り3位に浮上。ファステストラップを刻んでロッシを追う。しかし、ジベルノーは13周目のデグナーでフロントからスリップダウンしてしまう。トップグループに残ったのは梁、ロッシ、伊藤、チェカの4台。レース中盤を過ぎていよいよロッシが前を行く梁に迫ってきた。必死にロッシを抑え込もうとする梁だが、16周目のシケイン突っ込みでついにロッシがトップに立った。18周目、チェカが伊藤をかわして3位に。2位に後退した梁はあきらめずファステストラップでロッシに追いすがる。中野真矢がスプーンで転倒。宇川がS字で転倒。梁が最後の力を振り絞ってロッシに迫る。二台のバトルの先に周回遅れとなる加藤大治郎の姿が...。
そしてファイナルラップ、ロッシが最後の最後にファステストラップを更新して梁を振り切り、MotoGPクラス最初のウィナーとなった。2位に大健闘の梁、3位にチェカ。と、ホンダ、スズキ、ヤマハの4ストロークマシンが表彰台を分け合うことなった。4位に伊藤、5位の阿部は2ストローク勢の最上位。青木は7位、加藤は10位、原田は11位。宇川、中野はリタイアとなった。21台中完走は12台というサバイバルレースだった。

250cc - 宮崎、GP初優勝!
予選ではこのクラスはつまらないと思っていた。こう言ってはなんだが、加藤、原田の二人がMotoGPクラスに移り、地味な感じなのである。ああしかし、私が間違っていました。こんなに手に汗握るレースになるとは、しかもそれがワイルドカードのライダーで争われるとは。

ホールショットはマルコ・メランドリだったがすぐに松戸直樹がトップに立った。松戸に続いたのはランディ・ド・プニエ、酒井大作、青木治親。青木は3周目にトップを奪いそのまま逃げにかかった。そこに宮崎敦、青山博一も加わってトップ集団は6台。宮崎は6周目にシケインでトップに立った。7周目、メランドリがデグナーで転倒、再スタートはしたがトップ争いからは脱落。そのトップ争いは宮崎と酒井の一騎討ちとなり、2秒離れてド・プニエと青木、さらに離れて青山、松戸となった。
青山はド・プニエと青木に接近し、17周目のスプーンで青木を捉えて4位に浮上、続く18周目の1コーナーで青木が抜き返し、ダンロップでは再び青山が前と互いに譲らない。しかし、青山はデグナーで転倒して脱落してしまった。
そしてクライマックス。青木とド・プニエの3位争いはファイナルラップのシケイン突っ込みで抜かれた青木が最終コーナー立ち上がりに勝負をかけたところでハイサイド。そのままグラベルまでふっ飛ばされ地面を叩いて悔しがるも再スタートできず、チェッカー目前でリタイアとなってしまった。優勝は宮崎、2位に酒井、3位にド・プニエ。松戸は6位、亀谷長純が7位、青山は12位。青木、関口太郎、中冨伸一はリタイア。

125cc - ヴァンサン、緒戦を飾る
雨の鈴鹿はいつもサバイバルレースになる。125ccクラスの決勝はスティーヴ・イェンクナーとヤロスラヴ・ユレスの二人が逃げ、アルヌー・ヴァンサン、ステファノ・ビアンコ。東雅雄らが追う展開になった。しかしそのビアンコは7周目にスリップダウン、同じ周回のデグナーで3台が絡むクラッシュがあり、東のレースもここで終わってしまった。さらに次の周回でユレスもスプーンで転倒。トップのイェンクナーはスローダウンしてトップを譲ってしまう。
替わってトップに立ったのはヴァンサン、これにマヌエル・ポジャーリ、ルーチョ・チェッキネッロ、シモーネ・サンナ、上田昇、ミルコ・ジャンサンティらがついて行った。中盤の2位争いはジャンサンティ、上田、ポジャーリの3台に絞られ、上田が盛んに仕掛ける。互いに譲らず迎えたファイナルラップ、130Rで上田が痛恨のオーバーラン、転倒はまぬがれたがポジャーリが3位でフィニッシュ。上田は惜しい表彰台を逃した。優勝はヴァンサン、2位にジャンサンティ、3位にポジャーリ。上田が4位、青山周平が6位。葛原稔永、宇井陽一、東、生形秀之、小室旭はリタイア。

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