2006/1/18(日にちが出発日へ戻りま〜す)
いよいよバリへ出発である、昨年ゴールデンウイークにJALの手荷物オーバーウエートチャージ事件(Part 6)でけっこうな超過料金を支払うはめになってしまったので、今回はガルーダのビジネスクラスにしてもらったのだ。
ダイビング機材と水中カメラハウジング、それに2週間分の生活用品とパソコン+プリンタで今回はさらに大量の荷物である。しかしカウンターで言われたのは「ガルーダは受託手荷物エグゼクティブで30キロまでとは別に、スポーツ用品一点20キロまで無料サービスなんですが、お客様は両方まとめた手荷物なので次回からはちゃんと分けてくださいネ。」という事で書類を渡されただけでパス、超過料金一切無〜しである。(ちなみにエコノミーは受託20キロ+スポーツ20キロまでだそうです。)
何はともあれ今回はエグゼクティブ・クラスなのだ。ついでにラウンジでのんびり出来るし機内の座席はゆったりだし、機内食だって上等だし・・・。(*^_^*)
考えてみれば、エコノミークラスでいきなり超過料金取られて気分害したうえに狭い座席で長時間ガマンしているよりも、多少高くてもビジネスクラスで快適に過ごした方が楽だし差額はそれほど違わない(JALのチャージは高すぎ?)、むしろストレスを考えれば安いほどで、今回の選択は大正解・大満足である。
今回気になったのは、しばらくガルーダを利用していなかったら名物の「機内出国審査」が廃止になってしまったようで、デンパサール空港で出国審査の行列に並ぶ必要が出来てしまった事だ。ガルーダの「機内出国審査」は到着後すぐに空港を出られるので大変気に入っていたサービスなのだが、本当に残念である。
おそらくインドネシア入国に「滞在ビザ」が必要になってからではないかと推測されるが、機内で出国審査と滞在ビザ発給の両方を行う事は困難と判断し、廃止するはめになったのではないだろうか、経費もその分浮くし・・・(最近燃料代高いしナ〜(^^ゞ)。
という事で、無事にデンパサール直行便でバリへ到着。しかし、何となく今までと様子が違う。何が違うかというと、いつもは飛行機を降りた瞬間に襲ってくるはずの「うだるような蒸し暑さと強烈な熱気」が感じられないのだ。いつもならこれで一気に体中の汗腺がブワ〜!っと開いて「バリに到着したゾ〜!」と実感するのだが、いつもよりわずか半月遅いだけでこんなに違うとは思えない。空港を出て空調が無くなってもいつもの「うだるような蒸し暑さと強烈な熱気」が無いので完全に拍子抜け、どうも気候がおかしくなっているようである。
空港の出口で迎えを捜すと、一足先に到着していた大沼さんが迎えに来てくれていた。その後、残りの二人も無事に捜し出して今回のメンバー全員揃ってホテルに直行である。
ホテルに到着してまずは身支度を整えてシャワーを浴びて、1時間後に食事へ出かける段取りで一時解散。
その後今回お世話になる現地ツアーのアルダナ氏の案内で、彼の行きつけの店へ行ってみた。ここは現地の人達が集まる店で、観光客などは一人も来ないローカルな雰囲気がたっぷり。明かりは天井に裸電球だけで、薄暗くて何とも怪しい雰囲気である。
早速ビールを注文し、その後に食事を注文。出てきたのはソト・アヤム(チキンスープ)とサテ(焼き鳥)に、紙に包まれたナシプチ(ライス)。私は慣れてしまったので平気で食べていたが、今回初めての二人はこちらの冷めたボソボソご飯に馴染めないようで苦労している様子である。
食事も終わりビールも空いた頃、現地の酒だと緑色の怪しい液体を勧められた。これが飲んでみるとメチャクチャ甘い、そして何となく危ない酔い口を感じたので、私は少し口を付けて止めておいた。これを現地の連中はビールなど後目にグビグビ煽るように飲んでいるのだから驚いてしまう。
後で聞いたら、ビールは高級品なので普段は安いウォッカのシロップ割りをピッチャーに入れ、氷で薄まらないようにビニール袋に入れた氷を上から突っ込んで冷やした庶民の酒を飲むそうで、お金がある時はさらにここにビールを足して飲むのだそうだ。
そう言われて、大学生時代に打ち上げで「簡単に酔えるから」という理由で安いウイスキーのビール割りなんて代物を飲まされて、翌朝ひどい目に遭った経験をつい思い出してしまったのだった・・・。(^_^;
食事とお酒と旅の疲れでそろそろ眠くなってきた本日到着3人組は、まだ飲み足りない様子のアルダナ氏の人質として大沼さんを残したまま、いそいそとこの怪しい店を後にしたのである。明日はダイビングの初日、7時朝食・8時ピックアップ予定なので出遅れないように・・・。
2006/1/19
レストランで食事を終え、ダイビング機材を準備して迎えの車でボートのあるビーチまで移動。
今回のガイドはネネールというかなり日本語が達者な青年である。いろいろ話を聞いてみると、一時期日本でバーテンの仕事をやっていた経験があるそうで、何かにつけ「ハイッ!」と元気な返事が返ってくる、エスニック情緒たっぷりのイケメン青年である。
今回の目的は、私だけが水中写真で残り全員魚突き。特に今回初めての二人は完全にスピアフィッシングが目的で、立派なスピアガンを準備しながらポイント到着を今か今かと待ち遠しい様子である。

今回のダイビングポイントは KUNIO POINT の計画だったのだが、ボートを進めるうちに「そこまで燃料が持たないから!」と言われて一悶着。大沼さんは事前にダイビングサービスとポイントの打ち合わせをしてあったらしいが、ここまで来てダメ!と言い出されて困り果てている様子である。
今回初めてのHさんとSさんはそれぞれダイビングショップのオーナーで、今回バリでのダイビングの下見が目的で来ている。大沼さんとしても、普段はなかなか行けない
KUNIO POINT へ二人を是非連れて行きたいと計画していたのだ。
結局普通のポイントの PAD と S.D で潜る事になったが、 Hさんは1本目でマグロに命中したがマズルが壊れてしまい、シャフトごとラインを持って行かれてしまったと残念がる事しきり。2本目はSさんがしっかりカスミアジを仕留めて上がって来た。
私の水中写真は?このポイントでは大した被写体もなく、気合いが抜けていたので完全にピンぼけばかり。
帰りは何故か海が荒れ出してしまい、ボートがバリ本島との間の水道を抜けるのに一苦労。後で聞いたらこの日に漁師のボートが流されて行方不明になったとの事で、サヌールビーチ全域に出船禁止命令が出たのだそうである。
そんな事とは知らない我々は、ダイビングを終えてホテルへ戻って一休み。今日はみんなでジャヌールガーデンへ出かけて中華の夕食を食べる予定である。その前に、バリツアーの下見が目的のHさんとSさんは「ケチャック・ダンス」の見学に出かけるという事なので私も便乗。昔見た事があるが、日本へ帰る直前に、出発までのわずかな時間にさわりを見ただけだったので、全体を通して見るのは今回が初めてなのだ。
2006/1/20
いつもの通りレストランで朝食を摂り、みんな今日こそは念願の
KUNIO POINT へ行くぞと意気揚々・・・。しかし迎えに来たネネールの「サヌールビーチ全域に出船禁止命令!」という話で意気消沈・・・。
結局テペコンまで車で移動し、そこでボートをチャーターしてダイビングする事に決定したが、移動中時々見えるおだやかな海に、みんなそれぞれ文句タラタラ・・・(-。-)。 ビーチからボートで、まるで鏡のように穏やかな水面を岬の右側へ廻ってワン・ダイブ。ところがポイントを少し外してしまったようで延々と続く砂地ばかり。
2本目は岬を左に廻って少し先のカンビン島まで。ところが急に海が荒れだしてしまい、潮流から陰になる島の裏側へ廻ってツー・ダイブ。荒れた海でダイバーを見失わないように大沼さんはボートに残って監視役を申し出た。
たぶん普通のツアーダイブだったらこれだけ荒れた海では中止するはずだが、ベテランばかりなのであえて決行したらしい。
急な気候の変化でかなりスリリングなダイビングを終え、今日はデンパサールのナイトマーケットへ行く事に決定。

お店のお手伝いしていた女の子 |

豚の丸焼き、バビグリン |

バビグリンとカンビンスープ |

石油缶入りオイルツナ缶 |
相変わらずゴチャゴチャとした雑踏をあちこち冷やかしながらウロウロと進んで行くと、小さな女の子が一生懸命にお皿を洗っている姿がつい目に止まった。
思わずカメラを向けて写真を撮ってしまったが、こんな小さな子がこんな遅い時間に、両親のお店のお手伝いでシャカシャカと音を立てて夢中でお皿を洗っているという姿にいささか感心してしまったのだ。
ここで夕食を済ませる予定の我々は適当なカウンター(当然ビンタンビールがある店)を見つけて席を設け、回りの屋台からカンビン(ヤギ)スープとバビグリン(豚の丸焼き)を取り寄せて夕食開始。Sさんが「あれは何だ?」とナシゴレンの屋台を指差して言い出したので、「インドネシア風チャーハンだょ。」と答えると、「それ、食べてみたい!」と目を輝かせて言い出したので、Sさん・Hさん・そして私がナシプチからナシゴレンに変更。少し焦げ臭かったけれど、不味くもなくありきたりのナシゴレンの味。
後で聞いたらバリが初めてのSさんとHさん、こちらの冷めたボソボソご飯に馴染めず食が進まず困っていたらしいのだが、さすがにナシゴレンは食べられたらしくお二人ともペロリと完食。(言ってくれれば別メニューのランチも用意出来たのにネ・・・。)
という事で、明日がいよいよ最後のダイビング。サヌールからの出航禁止が解除されている事を祈るのみである。
ダ イ ビ ン グ ロ グ
誠に申し訳ありませんが、ツアー中あまりに頭の中がバリニーズしてしまい、今までのログのメモリー情報を見事に「クリアボタンをポチッとな!」してしまった為情報消失デ〜ス。(^◇^;)
一瞬、Part6のログも執筆途中に紛失かとアセりましたが、幸い事前にログ部分だけは作成してあったので難を逃れました。(^^ゞ
という事情で、今回のダイビング ログ情報は不掲載といたしマ〜ス!・・・_(_^_)_ |
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