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2.ハプニングの序章!(前編)

2005/4/29

 いよいよ待ちに待った出発当日、今回は海外旅行専用パーキングに申し込んであるので荷物ごと成田までマイカーで直行なのである。ETCを積んだので高速料金所もス〜イスイ、帰りも荷物抱えて階段を上り下りしなくても済むので楽々。(^^)

 ところが、予定より30分早めに出発したのだが途中から大渋滞にはまってしまい、結局30分遅れでパーキングに到着。当然渋滞する事は予想していたので1時間サバを読んでおいたのが大正解、空港へは結局予定表よりも30分早めに到着。


 さすがに今回のゴールデンウイークは日数が長いとあって成田空港は旅行客でゴッタ返している。JALの受付カウンターのあるブロックも長蛇の列でグチャグチャ、旅行客はあっちへうろちょろ、こっちへうろちょろで大混乱、どこへ並んだら良いのかみんな迷ってしまっているのだ。
 エーイッとばかりに大量の荷物を引きずって入り口へ向かう列に適当に並んだが、ようやくたどり着いた入り口で「ここはエコノミーの入り口じゃないんですけどね〜。」と係員から苦情を言われてしまった。さすがにこの混雑状態の中、あちらへ並び直せとまでは言わずに「中に入ったら右側へ回ってエコノミーのカウンターへ進んでください。」と言って通してくれた。
 しかし、「この混雑の中を大量の荷物引きずって入り口を探り当てて、この列が自分の並ぶべき列かどうかしっかり確認した上で、延々と長蛇の列をひたすら最後尾目指して逆戻りして
(たぶんこの時点でかなり切れ始める?)、付いたら最後何が何でも入り口を通過するまで延々と待ち続ける。」ってのは何だかスマートじゃ無い、こういう時は最後尾に案内を立てれば簡単なんだがナ〜。

 ようやく中に入ったら今度はカウンターまでの長蛇の列。大きな荷物を引きずっている私に周りの客の目から「こいつ、ジャマだ!」光線がビシバシと飛んで来る。そんな私に気が付いた係員が「どうぞ。」と言って荷物用台車を貸してくれたので助かったが、私の前の外人は最後まで「こいつ、ジャマだ!」光線を発射して来るので、思わず睨み返しちゃいましたデス。


 今回成田空港内に「機内にライター持ち込み禁止!」という見慣れない看板をそこら中に見かけるので良く読んでみると、「欧米へ向かう便、及び欧米の航空会社の便はライターの機内持ち込みを完全禁止」となっている。
 ヘビースモーカーの私としては非常に重要な問題なので、カウンターへ着くなり最初に「ジャカルタ行きの便はライターの機内持ち込みはどうなのか?」と問い合わせたところ、「ジャカルタ便は問題ありません。」という返事で安心した。

 しかしチッキ預けの荷物で問題が発生、今までガルーダ便(インドネシア国営航空便)を使っていたので請求された記憶は無い(マリンスポーツ目的のインドネシア訪問客は優遇。一度だけ帰りの便で請求されたが、少し多めのチップで済んだのだ。行きでの請求は一度も無い。)のだが、しっかり重量オーバーなのである。それもかなりのオーバーチャージをきっちり請求された、ディスカウントは一切無しである。恐るべし、JALのオーバー・ウエート・チャージなのであ〜る。
 受付の女性に荷物の機内持ち込みを申し出るが、「この便は満席で機内に余裕がありませんので、申し訳ありませんがお受け出来ません。」と丁寧に断られてしまった。結局JALのオーバーウエートチャージ¥77,900-と、ご丁寧にもジャカルタからデンパサールまでの分¥1,700-を、わざわざガルーダに問い合わせてまでしっかり請求されてしまったのである。
「ジャカルタからの分はちゃんと支払い済み証明を発行しますのでご安心下さい。」と親切に言ってくれたが、いやはや出発最初からずいぶんと高い出費になってしまったなぁ。
(¨;)


 今回は直行便の手配が付かず、JALでジャカルタまで飛んで一度便を降りてからインドネシアに入国して、そこからガルーダに乗り換えてデンパサールまで行くという初体験コースなのである。
 当然ジャカルタでチッキ預けの荷物を受け取って、改めてガルーダのカウンターで搭乗手続きをして預ける事になるのだが、いつもはトランジットでボケ〜っとただ待っているだけのジャカルタへ降りるのは初めての事。当然ジャカルタでの入国審査は初めてだし、今回から入国時にインドネシアから滞在ビザの発行が義務付けられたという事で手続きも複雑になったのだ。

 案の定、ジャカルタで降りていきなり滞在ビザ発行窓口で日本人の長蛇の列、窓口はおそらく急ごしらえで通路の途中の空き部屋を使っているらしく通路左右に2つしか無い、しかもこれがいくら待ってもなかなか先に進まないのだ。

 インドネシアは観光が大きな収入源の国である。その観光客から滞在ビザでさらに収入を得ているのだからもっと親切に対応しても良さそうなものだが、相変わらず役人面した係員が偉そうに人の顔をジロジロ眺めて「お前らに滞在ビザを発行する権限はオレにあるんだゾッ!文句あっか。」という顔付きでじっくりと時間をかけてじらし、ようやくスタンプを押しているのだからたまらない。しまいにがまんしきれなくなった子供達が親の制止も聞かずに騒ぎだしたのでなおさら待っている旅行客はイライラし始めている。

 どこからともなく日本語で「のんびりやりやがって、もっとサッサと手続き出来ないのかよ。」といよいよ不満の声が聞こえ始めた所でようやく私の番、滞在ビザさえ貰ったらあとは用は無いのでサッサと入国審査へ進んだが、後ろにはまだまだ険悪ムードたっぷりの長蛇の列が・・・。

 滞在ビザ窓口でかなり時間が経過してしまったのでチッキ荷物はすでにテーブルをグルグルと回って放置状態。目を皿のようにして自分の荷物を探すが見あたらないのでおかしいと思いテーブルの外に目をやると、すでにテーブルから降ろされて固めて置かれているではないか。
 あまりに長時間グルグル回っている荷物は次の荷物の邪魔になるのでテーブルから降ろしてまったようなのである。という事は、今回っているのは次の便の荷物?恐ろしや、滞在備座発行窓口的長時間耐久長蛇列・忍
-.-#

 荷物をカートに乗せて今度はガルーダの搭乗カウンターへ向かいたいのだが、初めて降りた空港で様子がまったく判らない。しかも案内に日本語なんて書いてあるわきゃ無いし〜・・・。(..;)
 ようやく禁煙区域を出たのでとりあえず出口付近の灰皿のある所で一服、ライター持ち込み禁止じゃなかった事に感謝。
(それまでの長時間、禁煙ガムのニコレットでガマンしてました、たぶん使用目的とは逆だな。(^。=))

 一息付いたので、近くにいた空港関係者らしき青年をつかまえて航空券を見せ「ガルーダ・カウンター、デンパサール」と言ったら親切にエレベータまで案内して乗せてくれ、3階のボタンを押して指を3本立ててから上を指し、ジェスチャーで3階へ上がれと教えてくれたのである。あまりに親切だったのでチップを渡そうと荷物を探っている間にエレベータの扉は閉まってしまい渡せなかったが、イヤ〜本当に助かった。

 3階まで昇ってはみたが今度はガルーダのカウンターの場所が判らない。とりあえずインフォメーション・カウンターで聞いてみたらカウンターナンバー8だと教えられたので奥の方まで行って探すが見慣れたガルーダのマークが何処にも見あたらない。
 しかたなく戻って今度はJALのカウンターで聞き直したところ、ガルーダはナンバー3だと言う、インフォメーション・カウンターで全く逆方向を教えられた訳だ。
 以前大沼氏から「インドネシアの連中は自分は知らなくても平気で自信たっぷりに知ったかぶりするから気を付けろ。」と聞いた事があるが、なるほどこれがそうか、と妙に納得してしまったのである。


 いよいよカウンターで手続きを終えチッキ荷物を預けようとしたが荷物にバンドを掛けないと受け付けないと言う。決まりだからとにかくバンドを掛けろの一点張りなので、仕方なく重たい荷物を引きずってバンドを掛けてもらいようやく荷物を預けたが、よほど荷物破損のクレームか何かがあったのだろう、確かに私にも帰りの便で何度か荷物破損のトラブルを経験している。

 出発ロビーのチェックカウンターはHだと教えられたのでズ〜と奥のそちらに行きチケットを見せると、今度は此処ではなくCの入り口へ行けと冷たく言われてしまいまたまた逆戻り。いやはや、荷物抱えてあちこち歩き回らされるので大変である。(;^_^A アセアセ…

 という事で出発までの3時間はアッという間に経過、時計を見るともう出発時間ギリギリなので急いで搭乗ロビーへ向かうと、いつもトランジットで退屈している懐かしい通路があったではないか。なるほどここへ出るのかと感心している暇はない、時間が無いから急げ急げ。

 一番奥のロビーへ駆け込みセーフかと思いきや、搭乗客がのんびり椅子に腰掛けてまだ待っている。思わずロビーを間違えたかと慌てて便名を確認し直したが、ちゃんと私が乗るべき便である。こちらではいつもの事だが、またまた出発が遅れている様子だ。
 しばらくして搭乗の案内、これでは予定よりも1時間遅れでバリへ到着する事になってしまうが、入国手続きはすでに終わっているのでまあ良しとしよう。



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