2005/5/2 昨日のウエイト調整失敗で少し重めにセッティングしてあるので中性浮力を取るのに一苦労。しかし下は一面見事なサンゴの、樹海というかジュータンというか、フィンが少しでも触れればポッキリ・グッシャリと壊れてしまうような繊細でまったく荒らされていない見事な一面のサンゴである。 BCにエアーが入らないので、何とか呼吸だけで中性浮力が取れないかしばらくやっているうちに何となくコツが掴めて来た。ほぼ目一杯肺を膨らませた状態でかすかに浮き気味になるので、その間に呼吸を整えてからまた肺を目一杯膨らませて浮力を保つ。
正直言って呼吸は楽ではないが、「この一面の見事なサンゴを永遠に壊したくな〜い!」という気持ちが強くて、中性浮力を保ったままここを無事に乗り越えたのである。 何故これだけサンゴが荒らされていないかというと、こちらではボートから海中によほどでなければアンカーを打たないのだそうだ。 ダイビングボートからむやみやたらとアンカーぶん投げて、停泊が終わるとサンゴをバキバキへし折ってアンカー引き上げて荒らしまくり、オニヒトデの被害でサンゴが白化して困ったなんて言っているどこかの国のリゾート地とは雲泥の差なのである。 2本目が終わった所で島影に移動して遅めの昼食。の〜んびりとして、ダイビングの合間の至福の一時。
かなり時間が遅い事もあり、海は日の光が少なく少し暗くなっていたが見事に張り出したテーブルサンゴに感動。 ダイビングが終わって浮上して、さてボートを見つけてフィンでそちらに移動を始めたところ、後ろからNさんが必死で私を追いかけて捕まえようとして来た。 別のボートに辿り着き私をピックアップし終わると、もう1台のボートに近付いて機材の回収作業開始。結局このボートは走行不可能らしく、今日はそのままここに放置するらしい。 コテージに戻ってオーナーが自分のボートが戻らない理由を聞いた瞬間、顔が引き吊って本気で頭抱えてました。 予定ではPM4:00に出発だったのが、あれこれトラブルですでにPM6:00である。マタラムまで運転のドライバーは待ちくたびれているようだが、こちらもお腹が空いてしかもマタラムのホテルへ到着してからでは遅くて食事は無理と考えたのでここで食べて行く事にした。 ようやくマタラムへ出発、ドライバーはまだ小さな息子を一緒に連れて来ていたが途中から助手席で寝てしまい、ホテルの前にドライバーの自宅へ立ち寄って息子を降ろしてからホテルへ到着、少しかわいそうだったが、しかたが無い。
「ウルセ〜ナ〜!」と思いつつ夜中の2時を過ぎたのまでは覚えているが、いつの間にか寝てしまったようだ・・・。
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