カスタム検索

7.懐かしいバリで、久しぶりの散歩(^^)オシマイ!

2005/5/3

 朝、目覚まし時計で目を覚ますと、一瞬「あれ、ここはドコ?」になってしまった。今までのコテージから、夜にただ寝るだけにマタラムのホテルに移動して来て、マタラム市街も散策していない訳だからしかたがない。

 レストランで朝食を摂って、やがて来た迎えの車でマタラム空港へ到着。荷物を降ろし終わると、アグスさんの奥さんが昨晩預けた我々のチケットを持って来てくれていた。
 そして開口一番、「大沼さんたち、ボートが沈没しちゃって大変らしいわよ。」と相変わらず他人事みたいにあっけらかんとした早口口調で我々に報告。
 あまりにあっけらかんと報告されたのでその時は事の重大さに気が付かなかったのだが、良く良く考えれば小さなボートは前日に途中で放棄しちゃって来てる訳だから、当然沈没したというのは残りの大きなボートの方で、それが使えなければボートは一艘も無い訳で、そうなればダイビングは中止(ビーチエントリーでコテージ沖でダイビングなら可?)になる訳で、昨日の素晴らしい海で感動して期待が膨らんでいる連中は大変ショックな訳で・・・。(呪・・・)(^_^;)

 という事実は後から気が付いた事で、その時はバリ便の手続きで頭が一杯。アグスさんの奥さん、我々の荷物を無事に通過させるために現地語でベラベラと係官に指示を出して大忙し、私の手荷物のカメラバッグが大きすぎると苦情が出たらしく、「これは高いカメラで、日本円で100万円する貴重品よ、あなたの給料の何倍?と言ってやったわよ!」と楽しそうにご報告である。

 という事で無事にバリ便へご搭乗。ロンボック島が眼下に見える中、まだ事の重大さに気が付いていない私は「今頃、連中はまたあの素晴らしいサンゴの樹海で潜っているんだろうナ〜!」などと羨ましく思っていた訳で〜す。


 バリへ到着して到着ロビーへ向かうバスの中、「行きも一緒でしたよね。」と関西弁で声をかけられた。私はすでに気が付いていたのだが、行きも帰りもたまたま同じ便に乗り合わせた日本人の家族で、私には苦手な関西弁のダミ声で喋っていたので気になっていたのだ。
 「最近東京へ転勤になって、関空からはガラガラだったのに成田からはメチャ混みでまいりましたワ。」と言うので、「たぶん成田は関東以北の旅行客が集まるからじゃないですか?西は名古屋・大阪・福岡と分散されますから。」と言ったら納得したみたいです。

 到着ロビーを出て、たまたま私がエナ・ダイブのTシャツを着ていたのが功を奏したのか、迎えのガイドがすぐに我々を発見。
 次に行きに荷物を減らした残りを預けてあるエナ・ダイブセンターへ行って荷物を回収、その足でタマナグーン・ホテルへ到着し、日本へ出発の夕方ピックアップまで一休み。
 まずはバズタブへ湯を張ってお風呂。コテージでは水のシャワーしか無く、久しぶりの湯船なのであ〜る。

 一息付いて、カメラ片手に勝手知ったる懐かしいサヌールのビーチを散歩してみる事にした。昼食はビーチの以前行った食堂で「ビール&ナシゴレン・イスティマワ」に決定、帰りにスーパーで適当に何か仕入れて戻る予定だ。Nさんも誘おうと内線電話でコールしたが出ないので一人で出発する事にした。

 けっこうあちこちとビーチを歩き回り、以前は波の浸食で崩れていた遊歩道が新たに造り直されている事に関心した。特に以前はドラム缶を並べてあっただけのビーチの区切り目に、左下のような歩道が出来ていてその先に休息所が建てられているのだ。

 久しぶりに以前行った食堂を探したが、何だか様子が変わってしまって行ったり来たりしてようやく見つけた。そして丁度お腹が空き頃に「ビール&ナシゴレン・イスティマワ」である。以前食べた時は刻んだレタスが良い食感だったのだが、時期のせいかレタスではなくキャベツになっていたのが残念だが、ボリュームは十分である。

 次にビーチから道路に出て逆戻り、昔みんながお気に入りで通ったカウンターバー、「apa kabar」があるので覗いてみる事にした。
 まだ昼間のせいか、お店はもぬけの殻。ふと店の前で見覚えのある顔を発見、「ドラエモン」と名乗っていた昔カウンターのバーテンで、前回来た時はマネージャーだった人物である。

 声を掛けてみると、私を覚えているらしいがあまり元気が無い。「オープンは何時からか?」と聞いてみると、「レストランはPM8:00からで、カウンターバーはPM11:00からだ。」との返事である。以前は夕方から家族の旅行客を呼び込んで繁盛していたのに、前回来た時は雰囲気が変わってどうも売春っぽい様子だったのだが、いよいよそちらがメインの営業に切り替えちゃったようである。
 「私は今夜フライトで日本に帰るのでその時間には来れないな。」と言うと、寂しそうに握手を返して来たが、せっかくの楽しかった店が寂れてしまうのは悲しい。

 途中「サークルK」には立ち寄らず、お目当てのスーパーマーケット「Hardy's」へ直行である。
 時間は丁度PM2:00、空港へのピックアップがPM8:00だから、ここで冷えた缶ビールを5本仕入れてNさんにもおすそわけ。マンゴスチンも食べたいから、丁度フルーツ売り場に居た店員の女の子に食べ頃なのを選ばせて6個購入、あとは知り合いのおみやげにこちらの「日清カップヌードル」を適量購入。
(味は日本と強烈に違うので、ジャンクフードのおみやげとしてはけっこう面白いデスョ。)

 ホテルへ戻り、マンゴスチンをつまみにビールを開けながら今まで撮り貯めた写真をPower Bookにバックアップしつつ整理を開始。今回CD-Rメディアも持って来たので、人数分焼いて皆に渡す予定なのである。
 整理している途中、気に入った写真をiPhotoでスライドにしてみたくなったのでついでにそちらの作業も開始。うん、これは次々とアイデアが出て填ります。

 焼いたCD-Rはホテルのフロントに「Mr.Ohnuma」宛として預け、そろそろ夕方でお腹が空いてきたので2階の食堂で「ジュース(ビールはかなり飲んじゃったので)+ミー・ゴレン」を注文、ついでにわざわざ日本から持って来たのにほとんどコテージで使っていなかったモンカフェ・ブルマンブレンドを持ち込んで、「ボイルド・ウオーター+コーヒーカップ」を注文。さらに冷蔵庫で冷やしておいたマンゴスチンもお持ち込み〜。
 マンゴスチンは厨房で食べやすいように綺麗に割ってくれました。

 以前来た時にここのレストランで注文を受けてくれた女性が私を覚えてくれていて、「前にお会いしましたね。」と声を掛けて来たのでつい話が弾んでしまい、部屋に戻ってPower Bookをレストランに持ち込んでさっき作成したばかりのスライドをご披露。
 ついでにNさんの部屋にコールしてレストランに呼んで夕食かたがたスライドをご披露。そして焼いたCD-Rも手渡して、本日の私の作業全て完了〜。
(*^_^*)


 とうとう空港へのピックアップの車が到着、部屋から荷物を運び出して車へ積み込み開始。
 来る時に重量オーバーで手荷物扱いにしたハンドキャリアーは、馬鹿らしいので持ち帰る気になれずドライバーに進呈する事に決定。
 説明に窮して「If You Carry Baggage ,Use This, It's "Goro Gooro Goooro !" 」と擬音で説明しちゃいましたが、納得いただけたようで喜んで貰っていただけましたデス。

 という事で、とうとう日本に戻る事となってしまった。流石に消費した荷物の重量分は減ったとはいえ、帰りもしっかりオーバーチャージ発生で〜す。
 最初女性が数字を提示して来たので、ドル立てなのは知りつついつもの通り「ルピアか?」と押し問答を繰り返しているうち、どこからともなく片言の日本語を喋る男性が現れて「私は彼女達の教官をやっています、私ならこの金額で通せますがいかがでしょうか?」と提示して来た金額が日本円で約13,000円、十分納得出来る金額。Nさんと重量配分で折半して、Nさん5,000円・私8,000円で支払い窓口でクレジット払いにしちゃいました。
(という事は、リベートだったら窓口通せないし、本物か?)

 帰りにデンパサール空港で見た新しい真事実、「空港内に日本食レストランが何軒か進出。」。
 正直言って高くてそこそこの味なのは判っているが、バリの香辛料の味に馴染めなかった日本人が押し掛けるのだろうな、とつい想像してしまった。

 私とNさんは出発ロビー近くのバーでNさんはビールを、私は「アラックがあるか?」と聞いたら店員が喜んじゃったのでそのままオンザロックでアラックを、結局3杯頂きましたとさ。

 いよいよ出発アナウンスが始まったので搭乗開始、私は行きと同じくジャカルタでの乗り換えを覚悟していたので当然Nさんとは違う便と思っていたら同じ便で、何故かジャカルタでのトランジットも無くそのまま成田までの直行便、ラッキー。

 いつもなら冬の富士山を写真に納めるところなのだが、流石に5月では綺麗な富士山を望むべくもなく、結局富士山は無し。
 車を預けたパーキングで、何故か帰りにサツマ芋を貰う。家に帰って蒸かして食べたら結構美味かった。

 という事で、またまた日本での忙しい毎日の始まり始まり〜。(呪・・・)(^_^;)



 日本に戻り、大沼さんからのその後の報告。

 翌朝、残りのボートまで夜中に沈没しちゃってて、結局その後のダイビングは全て中止。せっかく盛岡から来た連中には申し訳なかったけどしかたがない、本当に良い時に帰ったよネ。

 ダイビングのキャンセル分はみんなに払い戻ししたけど、当然アグスの所にはその分の支払いは無し、今回はたまたま先払いしてなくて良かったけど。

 アグスの方は沈没したチャーターボートの修理代やらで大変らしいけど、契約通りの支払いなんだからしかたがないよね。


 という話を聞いて、
「大沼さんたち、ボートが沈没しちゃって大変らしいわよ。」と相変わらず他人事みたいにあっけらかんとした早口口調で我々に報告して来た、アグスさんの奥さんの顔がつい浮かんでしまったのである。(他人事じゃなかった・・・(T.T))(呪・・・)(^_^;)


ゲストブック    
イースト・ロンボックのスライド・ムービーを作成しました。
ダウンロードの都合で小さな画面ですが、お楽しみ下さい。
(ファイルサイズ 11.5MB ちょっと重いかな?)

気に入りましたら是非 ゲストブック へご感想をお寄せ下さい。
お待ちしております。
も く じ
 1.Nexus D70 水中ハウジングを買うのだ〜!
 2.ハプニングの序章!(前編)(後編)
 3.ハプニング(その1)のフライト!(前編)(後編)
 4.ハプニング(その2)の漂流ボート事件!
 5.初日のダイビングはコブシメづくし〜!\(^-^)/
 6.見事なサンゴの樹海に、思わず感動!(前編)(後編)
 7.懐かしいバリで、久しぶりの散歩(^^)オシマイ!
  オ マ ケ

tomokazu☆venus.dti.ne.jp