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6.今日は村のお祭りだ〜い!・・・(^。=)

2006/1/28

 今朝は昨日の雷雨も上がってまずまずの天気、薄曇りなのでジリジリとした直射日光の暑さも無く過ごしやすい天候だ。
 朝食を終え、いつものようにビーチ沿いの遊歩道を朝の散歩に出発。今日は何となく、ビーチ沿いの店が閑散としている気がしたが、あまり気にも止めずに先へと進んだ。
 途中、ベンチに座ってオジサンがいっしょうけんめいに綺麗な花飾りを作っている姿を発見。

 そろそろビーチ側とメインストリート側を結ぶ路地がどこに出るのか解って来たので、途中からメインストリート側へと抜けてみた。途中、昨日の落雷で倒された大木が路地を塞いでいる。いやはや、雷のパワー恐るべし、である。
 その横をおそる恐る通り抜けてメインストリートへ出てみると、何やらお巡りさんが交通規制をかけて車の通行を止めている。何事かと思ったが、少し先からガムランの音が聞こえて来たので、近くまで行って様子を見てみた。

 ガムランの演奏会場は立派なお寺のすぐ隣、今日はこのお寺のお祭りで、正装した人達が次々と集まってはお寺の中へと入って行く。
 なるほど、ビーチ沿いの店が閑散としていたのも、オジサンがいっしょうけんめいに綺麗な花飾りを作っていたのも、お巡りさんが交通規制をかけて車の通行を止めていた
(いきなりなので、車はえらく遠回りの迂回をさせられて本当は迷惑なのだが・・・)のも、全てこのお祭りの為だったのか!

 ガムランを演奏している人達もみな揃って正装姿、中には女性や子供、さらに外国人のお兄さんも交じっていて、これが有志を募った素人楽団である事は一目瞭然。
 こちらでは「正式に人前でガムランを演奏出来るのは、国から許可を受けたプロの人達だけ」なのだが、お祭りの時は別で素人が人前で演奏しても良い事になっている。みんなここぞとばかりに、日頃の練習の成果を見せようと気合い十分である。

 右で笛を吹いているオジサンがリーダーのようで、このガムラン全体の指揮を取っている様子である。
 途中、演奏が盛り上がって来たところで左端のドラを叩いているお姉さん→がどうやら叩く場所を間違えちゃったらしく、その瞬間リーダーのオジサンがギロッとお姉さんを睨み付け、回りの人達もニヤニヤと流し目を送っている様子を私は見逃さなかったのだ。
 間違えちゃった当の本人は、何食わぬそぶりであたりをキョロキョロ見回して「アラッ!今何かあったのかしら〜?」といったとぼけた仕草に、私は思わず吹き出してしてしまったのである。

 ガムランの演奏も終わり楽団員はその場でしばらく待機。みんなそれぞれに今の演奏の出来でも話しながら、次の演奏が始まるまでの間しばし休息。

 お寺に目を向けてみると、カラフルな旗や神様の飾りが何本も立てられていて入り口の前には立派な祠が安置されている。
 お寺の中を覗いてみると、お線香の煙と共に沢山の人達が床に座って何やらお祈りをしている。いやはや、それにしてももの凄い檀家の数である。

 しばらくそのままお祭りを見物していたが、そろそろ時間もお昼時となりお腹が空いて来た。
 昨晩行った屋台村の屋台で何か食べられないかと思い立ち行ってみると、そこには屋台の陰も形も無くガランとした駐車場だけである。
 「ナルホド!昼間は駐車場のこの広い場所に、夕方になるとあちらこちらから屋台が集まって来てあんな夜市が立つのか〜。」屋台村の舞台裏を垣間見てしまった気がして、妙に納得してしまったのである。

 「今日の昼食は、安くて美味しい屋台で食べた〜い!」と決め込んでしまったので、屋台村の屋台がダメ〜!となると次に思い浮かぶのは、いつものお気に入りの屋台の登場である。
 という事で、結局今日も「昼食はいつもの屋台で!」という事になってしまったのである。
 ビーチへ戻る途中、道端で見付けたお供えは、お祭り用に特別豪華なお供えが並んでいた・・・。
 ビーチ手前の通りで、昨日の Fuyumiさんが細い路地からヒョッコリと現われた。私を見付けて、「お昼ごはんですか?私は今丁度この子達
(のら犬達)にごはんあげている所なんですヨ〜、もうすこしごはんを配ってから屋台に行きますから、お先にどうぞ〜!」と言って、犬達に囲まれながら嬉しそうに歩いて行ってしまった。

 いつもの屋台へ到着すると、今日は奥さん一人でダンナが店にいない。
「ハハ〜ン!ダンナは奥さんに店番まかせて、自分だけお祭りに行っちゃったな〜?」
 バリの男性は、村の祭りとなると何があろうが祭りへ行ってしまうそうだ。仕事があろうが約束があろうが、男性の生活は宗教儀式が最優先なのである。

 「ダンナはお祭りかい?」と店番している奥さんに聞いてみたかったのだが、私のつたない現地語では会話など成立するハズも無く、かといって英語で問いかけても相手は理解不可能。という事で、残念ながらヤボな突っ込みは不成功・・・。ザンネ〜ン(x_x)

 今日は午前中お祭りを見て気分が良かったので、いつもと目先を変えてバビ・ゴレン(豚肉炒め、Rp 8,000-=日本円で約100円ナリ)なる物を注文してみた。
 今までは一皿で収まっていたのだが、これはナシプティが別の皿に盛られて一緒に付いて来た。味は「エスニック風味の肉野菜炒め定食」といった所だろうか、肉もけっこう軟らかくて美味しかった。

 私がバビ・ゴレンを食べていると、後からナシゴレンブンクスを注文にやって来たお兄さんがいきなり私に怪しい笑いを投げかけて来た
 どうもこちらでバビ・ゴレン特別なスタミナ食らしく、それを食べている私に「これから何か特別な事でもあるのかい?」といった意味深な怪しい笑いを投げかけて来たようなのである。
 がしかし、私はただ単純にメニューに載っているバビ・ゴレンがどんな食べ物なのか試しに食べてみたかっただけなので、怪しい笑いを投げかけられようが何だろうが、「ティダ・アパアパ
(ま、いいか)なのであった・・・。(∩.∩)

 ホテルへ戻って、改めてロビーを見回してみると、綺麗な神様の飾りが入り口正面に鎮座している。
 今まであまり気にもせずに「民芸品か何かが飾ってあるのだろう」ぐらいにしか思っていなかったのだが、いやはやとんでも無い。今日のお祭りを見た後に改めて観てみると、これが神様に捧げる神聖なる飾りである事が十分理解出来たのである。

 ホテルに戻りしばらくすると、今まで何とか持ちこたえていた空がいよいよ怪しくなり、とうとうになってしまった。
 こうなっては、雨が止むまでしばらく部屋でのんびりと過ごすしか無いのである。幸い昨日スーパーで仕入れて来た缶ビールやつまみは沢山あるので、しばしのんびり、午後はゆっくりと骨休めである。

 夜になってようやく雨が上がったので、夕食かたがた行動開始。今日はそろそろ、リベンジで撮り直したカルパタルでの写真↓ブディに届けたいしな〜。

 という事で、今夜は他の店へは立ち寄らずにカルパタル夕食を食べて、続いてブディを相手にアラックのオンザロックを飲んで、ついでに帰り道にお寺でお祭りのその後の様子を見て帰って来ようという段取りで、イザ、出発〜!

 カルパタルへ到着して、まずはブディにこの前撮った写真を手渡すと、「今度のは前よりもベリーグッドだ。」と喜んでくれた。
 注文は、何を食べようかあれこれ考えるのも面倒なので「昼はバビ・ゴレン」を食べたから単純に「夜はナシ・ゴレンアラック・オンザロック」と決め込んでそれをオーダー。

 出来上がって来たナシ・ゴレンは、見た目は綺麗だが作り立てではなく作り置きしたもののようで、パラパラではなくベチャベチャだったのはちょっと残念。
 このところ、屋台作り立てナシ・ゴレンを食べ慣れて口が肥えているから、こいつの味にはちょっとウルサイのだ。
 ナシ・ゴレンを食べ終わってアラックのお代わりを頼んで飲んでいると、店の奥から一人の青年がブディのいるカウンターへやって来た。ブディは私に「厨房で働いている仲間で、今仕事が終わったところだ。」と紹介してくれたので、記念に写真を撮ってあげた。

 今晩はもう雷雨は無いようなので、久しぶりに夜道をジャランジャランしながらホテルまで帰ってみた。

 途中、気になっていたお寺のお祭りのその後の様子だが、当然ながら通りの人混みはすでに無く、お寺の前に何台かのオートバイがエンジンが掛けられたまま置いてある。
 という事は、お祭りの片付けが終わってみんなそろそろ帰り支度、という所なのだろうか?お疲れさまでした〜!
…(__).。oO

 この日の夜中、ホテルの隣の部屋がやかましくて眠るどころぢゃぁない。たぶん男3人組だと思うのだが、大音量でテレビのバラエティー番組を見ながら「グフグフ〜ッ!」「ウケケケ〜!」「カ〜!」と、実に品の無い異様な笑い声をあげて騒いでいるのだ。(普通の笑い声ならまだガマンするんだけどネ、夜中に妖怪が引きつけ起こしたような笑い声上げられちゃ、寝てる方はたまった物ぢゃないのだナ。)
 見た目は綺麗なホテルの部屋だが、こちらの建て付けは日本みたいには良くない、本当に良くないのだ。特に防音対策など皆無に等しいものだから、音なんてみんな筒抜けである。バリのホテルではくれぐれも騒ぎすぎないように気を付けよう・・・。
 あまりに喧しいのでフロントへ行って「隣の部屋がうるさくて眠れない。すぐに隣を静かにさせるか、私の部屋を変えてくれ!」と申し入れたところ、しばらくして静かになったのでようやくお休み・・・。時計を見るともう夜中の2時過ぎ、クソ〜、マイッタ!
(`ヘ´) プンプン。
 翌朝フロントで再確認すると、相手はインドネシア人客でホリデーでホテルに泊まった勢いで大騒ぎしていたとの事。
 「騒音は何とかします。」との回答通り、その夜からは部屋を入れ替えたらしく、静かにクラシック音楽を楽しむ人物がお隣さんになったのであった。



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