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6.朝の散歩で抜け道発見!

2001/12/31

 明け方まで雨が降っていたようで、目が覚めてベランダから外を覗いてみると目の前の竹林が水滴を滴らせて濡れている。
 まだ雨は降り続いているのかなと、だんだんと明るくなる空を見つめると曇ってはいるが雨は止んでいるようだ。

 今朝は、準備をしておいた写真データを焼き込んだCD-Rメディアを「エナ・ダイブセンター」のスタッフに渡して、エナ氏へ渡してもらう予定で散歩に出発なのである。

 初日である昨日は地理を理解するために大通りを通って普通にビーチへ向かったが、今朝は少し抜け道を探してみようと出発。

 ホテルや店の並ぶ中に、門を開いたままの空き地を発見。この空き地の中にはニワトリが放し飼いになっており、親鶏の後をヒヨコがピーピー鳴きながら追いかけている、ほほえましくものどかな光景が展開されているのである。

 その先には牛がのんびりと草を食べていて、この空き地は家畜達の放牧地として利用されているようである。

 町中の繁華街でこのような光景はとうてい日本では考えられない事だが、今日本で問題の「肉骨粉」などで育てられている訳がない事は一目瞭然、狂牛病など問題外である。

 こんな中を牛たちに睨まれながら空き地を抜けて行くと、予想通りビーチへ出たのである。抜け道発見、大成功!ナノダ。

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 ビーチへ出ると、目の前の水中から神様の飾りがス〜ッと立っているのを発見。
 ここは本当にいろんな所で神様を見付ける事が出来る、素敵な島である。

 ビーチをのんびり散歩していると、相変わらず白人連中が朝からセッセとジョギングしている姿を目にする。
 バカンスでわざわざリゾートへ来てまでもとも思うが、彼らの勝手なんだからツベコベ言うのも何なので邪魔しないように通り道を開けて通してあげる。
 バリの人達はニッコリと挨拶を返してくれるのに、ジョギング連中はムッっとした顔のまま挨拶もしないので、あまり愉快じゃないけどそれはそれで良しとしよう。

 エナダイブセンターのボートが係留してあるビーチへ来ると、朝からスタッフが大量の荷物をボートに運び込んでいる。

 ダイビングの荷物はエアタンクを運び込まなければならないので大変である。力自慢のスタッフは、そんなエアタンクを3本から4本肩に抱えて悠々と運んでいるのには感心したが、やはり仲間に自慢したくて無理をしているのは見え見えだ。

 その他にボートの燃料やクーラーボックス、客のダイビング機材一式や食事を運び入れるのだから、朝から大変な力仕事なのである。

 そんな彼らを感心しながら眺め、スタッフルームへ行ってCD-Rをエナ氏に渡してもらうよう頼んでから先へと散歩を続けたのである。

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 今日は潮の引きが大きいようで、普段水面から顔を出している目印になる神様のヤグラが陸の上に出ている。
 犬たちが嬉しそうに突然水面から現れた地面を走り回っているので、ついつられて私もそこへ渡ってみたくなった。

 渡ってみると、まだ水分を含んだ砂で足を取られて歩きにくいが広々としていて気分が良い。
 グルッとここを一周して、そろそろ帰って朝食を済ませないと今日のダイビングの出迎えに遅れそうな時間なのでホテルへ戻ってそのまま2階のレストランへ直行。

 昨日座った見晴らしの良い席は、到着したばかりの日本人グループに占領されていたので隣の空いている席へ着席。
 注文を聞きに来たので、「サニーサイド(目玉焼き)」と注文したがどうも通じないようなので身振り手振りで説明したら、「オ〜、フライドエッグ!」と言ってようやく理解してくれたようだ。それにミックスジュースとトーストとコーヒーを注文。

 バリで出てくるトーストパンは、どうも米の粉を混ぜるせいか「スカスカ・ガリガリ」であまり美味しくないのが普通だが、このレストランのトーストパンは他とは違ってなかなか美味しい。特別に作らせているか自前で作っている様子である。イヤ〜!こだわってます、感心カンシン。
 心配していた目玉焼きも、私の好みにピッタリで黄身の中身が半熟トロトロで、白身も焦げすぎていない丁度良い焼き加減。他では焼きすぎて黄身はボソボソ、白身はガリガリが普通なのに、さすがここはコックの腕が良いようです。

 のんびり美味しい朝食を楽しんで、昨日は迎えの車が大幅に遅刻したので安心していたら今朝は時間通りに到着して大慌て、急いで部屋に荷物を取りに戻ってそそくさと車に乗車。
 すると先ほどレストランで会った日本人グループも同じ車に乗っているではないか。まだ彼らが大沼親分の客である事を知らない私は、適当に挨拶をしてダイブセンターへと向かったのである。

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 今日のボートは高速艇ではなく普通のダイビングボート、ポイントまでは昨日の倍の1時間半ほどかかるのだ。
 ビーチで前々回ガイドを勤めてくれたトゥデが「今日はマンタポイントへ行くけど同じグループか?」と聞いてきたので、「今日はヌサペニダポイントだ。」と答えると残念そうな顔をして自分のボートへ乗り込んで行った。レストランで会った日本人グループはトゥデとマンタポイントへ行ったようだ。

 今日のガイドは、スドゥリタがチーフでレノ(左上写真中央)ともう一人名前を聞き忘れた若いガイドの3人。今日も初心者が多いので、一眼レフハウジングカメラはボートに置いたままデジカメだけでスナップ写真中心のダイビングである。

 ボートから上がる際、そろそろヤバイと思っていたフィンのストラップがプツンと切れてしまった。スタッフにフィンの予備を聞くと無いと言う。すかさずスドゥリタが備品箱からストラップの予備を持ってきて「ノープロブレム!」と言ってくれた。
 ところが、私のフィンはDIVEX製で口金を分解しなければストラップ交換出来ないというやっかいな代物。スドゥリタとレノの2人がかりでようやく交換してくれたが、そうとう苦戦させてしまった。

 昼食は他の客は全員サンドイッチだが私だけいつもの「ナシ・チャンプルー+チリソース」である。
いつもならこれに捕れたてサシミなのだが、アブナイオジサン達のスペシャルツアーじゃない今回はこれはお預け・・・。ついでにビールもお預け・・・。寂しいナ〜!(;^_^A アセアセ…

 本日も普通に観光ダイビングを終え、ビーチへ戻るとトゥデが「今日はマンタ・イッパ〜イ!」と身振りを交えながらしきりに私に自慢してきた。
 明日が最後のダイビングの私は、「明日ドゥデと一緒のボートにチェンジ出来ないか?」と聞いてみると、「ガイドの勝手にはならないから。それに明日は・・・」と何だか口ごもっている。

 ホテルへの帰り際、エナ氏から「今晩一緒に食事をしたいので、7時に迎えに行く。」との申し出があった。特に予定は無いので「オーケー!」と言っておいたが、これがエナ氏の「新しいビジネスプラン」だとは、その時点では気が付かない私だったのである。

ダ イ ビ ン グ ロ グ

1 ダ イ ブ

2 ダ イ ブ
エントリー 11:35 エントリー 13:58
エキジット 12:23 エキジット 14:47
潜水時間 00:47 潜水時間 00:49
最大水深 25.9m 最大水深 25.7m
平均水深 15.0m 平均水深 15.8m
水  温 28度C 水  温 28度C


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  オ マ ケ

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