いよいよ今回の初潜り、ビーチで顔なじみのスタッフと再会の握手を交わし、そそくさと高速ボートへ乗り込む。
正直に言って、今まで大沼氏率いるダイビングレベルの揃った気の知れた仲間と、一般とは別グループで潜っていたので初心者の混じった中でガイドに引率されながらのダイビングは久しぶりだし、それなりに覚悟が必要なのだ。 おそらくグループから離れすぎるとガイドが心配するだろうから、目的の写真の被写体を見付けてもへばり付くわけにも行かないし、初心者に何かトラブルがあれば面倒を見なければならないだろうから今までとは自由度に大きな差があるのだ。 今回はハウジングに入れた一眼レフの水中カメラとは別に、デジタルカメラでの水中撮影のテストも結果が楽しみの一つである。 _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ いよいよヌサペニダへ出発。普通のバンカーボートだと1時間半かかるが、高速ボートなので半分の40分で到着してしまうし、途中潮がぶつかって荒れる海上も簡単に乗り切って快適である。 うんうん、ナルホド、空いていないより、客を沢山運べないのと燃料費が何倍もかかる事が原因であまり使わないのだな?と勝手に理解したが、ベッドも供わっており、この船で何日かかけてクルージングダイビングなんて事もステキだな!などと思ったのである。
という事で、今回のポイントPad(お寺下?)へあっという間に到着し、いよいよダイビング開始である。 そこでマクロにセットしてしまった一眼レフハウジングを片肘でホールドし、おもむろにポケットからデジカメを取り出してこちらでの撮影に変更。
このポイントはけっこう潮の流れがあり、一緒に潜るビギナーダイバーが心配で正直楽しめなかったのが本音だが、写真を諦めていたのであれこれ面倒を見ながら付いて行く事にした。 案の定、BCのエアーが抜けずに浮いてしまうダイバーにBCのエアー抜き方法を説明したり、逆にBCにエアーが足り無くて立ち泳ぎになっているダイバーにエアーを入れろと説明したり、そんな事をしながらグループの前へ出たり後ろに回りながらデジカメでダイバーの写真を撮って回ったのである。 エキジットの時、ガイドがロープに繋いだセーフバルーンにエアガンから空気を送り、それを海面に放ちロープに印した3メートル減圧停止位置でしばらくダイバーに停止をさせた。 これはとても良い方法だ。ボートの上では流されてゆくダイバーから上がる呼吸の泡を見失うまいと必死で追いかけているだろうから、目印のバルーンが上がればそろそろ上がって来る頃だと安心して近づいてピックアップできるし、浮上中のダイバーをスクリューに巻き込む危険も無くなる。また、3メートルの減圧停止位置をしっかり把握できるので、ガイドも安心なのである。 _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ いよいよランチタイム。みんな「サンドイッチ」の注文だが、私だけ毎度おなじみ、ボリューム満点の「ナシ・チャンプル」を注文してあるのだ。(写真、残念ながら撮り忘れました。) これはナシプチ(白いごはん)・ミーゴレン(焼きそば)・アヤムゴレン(鳥の唐揚げ)が入ったバリでは定番の食事の詰め合わせなのだが、「サンバル(唐辛子ソース)」を付けてくれと頼んでおいたら、しっかりと機内食で付いていたのと同じ小さな袋入りの「サンバル」が2つ付いていました。 是非とも明日からは「ナシ・チャンプル + チリソース」にしてもらおうと決め、「サンバル」をタ〜ップリとかけたミーゴレンとナシプチとアヤムゴレンを、私も慣れちゃったので、手で混ぜこぜにしながらワシワシと美味し〜くいただいたのである。 デザートにバナナとパイナップルも付いていたが、ボリューム満点の「ナシ・チャンプル」なので食べきれないと思い、これとまだ手を付けていないアヤムゴレンを一緒にボートクルー達にお裾分け。この時の彼らの飾らない笑顔、私は大好きです。 いつも我々の食事中彼らが食べないので不思議に思っていたのだが、後で聞いたら我々のダイビング中にしっかり食事をしているのだそうです。(ただし手弁当で、ナシプチとチリと少量のおかずだけだとの事。) _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/
ランチが終わって、外人連中がいきなりボートから飛び込んで泳ぎだした。(トイレはちゃんとボートに備え付けてあるのに、ナ〜ンデ?)はしゃぐ彼らもまたバカンスを思い切り楽しんでいるようで、これまたヨロシイ! いよいよ2本目のダイビングである。ポイントはS.Dといい、日本語で言うと「学校下」なんだそうである。 今回はダイバー以外に魚をデジカメで撮って試してみようと思い、さっそく行動開始。けっこうカラフルな魚達が近づいて来るので、銀塩カメラの感覚で撮ってみたが見事に失敗。 水中では光量が不足するのでストロボを発光するのだが、デジカメのストロボでは光量不足でシャッタースピードが極端に遅くなり、ブレが生じる。しかもレンズに近い位置から発光するので被写体からの反射光をまともに写し込んでしまうのだ。 やはり水中で動く被写体をきちんと撮影するためには、デジカメにも光量の大きな発光位置を離せる、外部ストロボが必要なようである。
という事で、無事に2本目のダイビングを終え水中等でデジカメで撮った、一緒に潜ったダイバー達の記念写真を公開させていただき、そろそろお開きにいたしたいと存じますデス、ハイ〜!
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