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4.初めてのデジカメ水中撮影テストはいかに・・・

 いよいよ今回の初潜り、ビーチで顔なじみのスタッフと再会の握手を交わし、そそくさと高速ボートへ乗り込む。
 今回のガイドはエナ社長スゥドゥリタ
(たけし軍団のガダルカナル・タカに似ている?)の2名で、日本人6名と外国人(バリでは我々も外国人なのだが)4名のダイビング。外国人はエナ社長が担当、我々日本人はスゥドゥリタが担当のダイビングである。

エナ社長 スゥドゥリタ

 正直に言って、今まで大沼氏率いるダイビングレベルの揃った気の知れた仲間と、一般とは別グループで潜っていたので初心者の混じった中でガイドに引率されながらのダイビングは久しぶりだし、それなりに覚悟が必要なのだ。

 おそらくグループから離れすぎるとガイドが心配するだろうから、目的の写真の被写体を見付けてもへばり付くわけにも行かないし、初心者に何かトラブルがあれば面倒を見なければならないだろうから今までとは自由度に大きな差があるのだ。
 覚悟の上で一人でバリまで来たのではあるが、仲間のオジサン達の存在を懐かしく、そして今回いっしょに潜れない事を残念に思う瞬間なのである。

 今回はハウジングに入れた一眼レフの水中カメラとは別に、デジタルカメラでの水中撮影のテストも結果が楽しみの一つである。
 コンパクトなのでBCのポケットに入れておいて邪魔にならないし、そのためにわざわざポケットが大きくて沢山付いているBC
(これの本当の目的は、ナイショ!)を、重たいのを覚悟でわざわざバリまで持ち込んで来たのだ。

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 いよいよヌサペニダへ出発。普通のバンカーボートだと1時間半かかるが、高速ボートなので半分の40分で到着してしまうし、途中潮がぶつかって荒れる海上も簡単に乗り切って快適である。
 そこでエナ氏に「何故あまりダイビングに高速ボートを使わないのか?」と聞いてみたところ、「高速ボートは運べるダイバーの数に制限があるし、フィッシングを目的に作ったので普段は空いていないノダ。」との返事である。

 うんうん、ナルホド、空いていないより、客を沢山運べないのと燃料費が何倍もかかる事が原因であまり使わないのだな?と勝手に理解したが、ベッドも供わっており、この船で何日かかけてクルージングダイビングなんて事もステキだな!などと思ったのである。

 という事で、今回のポイントPad(お寺下?)へあっという間に到着し、いよいよダイビング開始である。
 このポイントは「トリップダイブ」と彼らが呼んでいたが、いわゆる潮に流されながら水中の景色を楽しむというダイビングで、接写写真にはまったく向かない。

 そこでマクロにセットしてしまった一眼レフハウジングを片肘でホールドし、おもむろにポケットからデジカメを取り出してこちらでの撮影に変更。
 手軽にダイバーを撮るにはストロボの光量不足はしかたがないとして、液晶画面で確認しながら撮れるこちらの方がはるかに便利なのである。思ったよりもちゃんと撮れている事には、我ながら感心してしまいましたデス

 このポイントはけっこう潮の流れがあり、一緒に潜るビギナーダイバーが心配で正直楽しめなかったのが本音だが、写真を諦めていたのであれこれ面倒を見ながら付いて行く事にした。

 案の定、BCのエアーが抜けずに浮いてしまうダイバーにBCのエアー抜き方法を説明したり、逆にBCにエアーが足り無くて立ち泳ぎになっているダイバーにエアーを入れろと説明したり、そんな事をしながらグループの前へ出たり後ろに回りながらデジカメでダイバーの写真を撮って回ったのである。
 ボートの上でみんなにデジカメの写真を再生して見せたらとても喜んでくれたので、「普通のダイビングでこれ以上望むのは、やはり無理だろうな。」と妙に納得してしまった次第である。

 エキジットの時、ガイドがロープに繋いだセーフバルーンにエアガンから空気を送り、それを海面に放ちロープに印した3メートル減圧停止位置でしばらくダイバーに停止をさせた。

 これはとても良い方法だ。ボートの上では流されてゆくダイバーから上がる呼吸の泡を見失うまいと必死で追いかけているだろうから、目印のバルーンが上がればそろそろ上がって来る頃だと安心して近づいてピックアップできるし、浮上中のダイバーをスクリューに巻き込む危険も無くなる。また、3メートルの減圧停止位置をしっかり把握できるので、ガイドも安心なのである。

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 いよいよランチタイム。みんな「サンドイッチ」の注文だが、私だけ毎度おなじみ、ボリューム満点の「ナシ・チャンプル」を注文してあるのだ。(写真、残念ながら撮り忘れました。)

 これはナシプチ白いごはん)ミーゴレン(焼きそば)アヤムゴレン(鳥の唐揚げ)が入ったバリでは定番の食事の詰め合わせなのだが、「サンバル(唐辛子ソース)を付けてくれと頼んでおいたら、しっかりと機内食で付いていたのと同じ小さな袋入りの「サンバル」が2つ付いていました。
 ウ〜ム!「サンバル」と言わずに「チリソース」と頼むべきだったとその時気が付いたのだが、もう遅い。エナさんを見ると、しっかり「ナシ・チャンプル」に自家製のチリソースを混ぜながら手で美味しそうに食べているではないか。
(彼は高血圧症で、医師から禁止されているはずでは?・・・)

 是非とも明日からは「ナシ・チャンプル + チリソース」にしてもらおうと決め、「サンバル」をタ〜ップリとかけたミーゴレンとナシプチとアヤムゴレンを、私も慣れちゃったので、手で混ぜこぜにしながらワシワシと美味し〜くいただいたのである。

 デザートにバナナとパイナップルも付いていたが、ボリューム満点の「ナシ・チャンプル」なので食べきれないと思い、これとまだ手を付けていないアヤムゴレンを一緒にボートクルー達にお裾分け。この時の彼らの飾らない笑顔、私は大好きです。

 いつも我々の食事中彼らが食べないので不思議に思っていたのだが、後で聞いたら我々のダイビング中にしっかり食事をしているのだそうです。(ただし手弁当で、ナシプチとチリと少量のおかずだけだとの事。)

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 ランチが終わって、外人連中がいきなりボートから飛び込んで泳ぎだした。(トイレはちゃんとボートに備え付けてあるのに、ナ〜ンデ?)はしゃぐ彼らもまたバカンスを思い切り楽しんでいるようで、これまたヨロシイ!

 いよいよ2本目のダイビングである。ポイントはS.Dといい、日本語で言うと「学校下」なんだそうである。
 今度は流れはあまり無いようなので写真に専念とも思うが、半分諦めてガイドのスゥドゥリタのサポートをする事に決めてデジカメ撮影中心にしてエントリー。

 今回はダイバー以外に魚をデジカメで撮って試してみようと思い、さっそく行動開始。けっこうカラフルな魚達が近づいて来るので、銀塩カメラの感覚で撮ってみたが見事に失敗。

 水中では光量が不足するのでストロボを発光するのだが、デジカメのストロボでは光量不足でシャッタースピードが極端に遅くなり、ブレが生じる。しかもレンズに近い位置から発光するので被写体からの反射光をまともに写し込んでしまうのだ。

 やはり水中で動く被写体をきちんと撮影するためには、デジカメにも光量の大きな発光位置を離せる、外部ストロボが必要なようである。


 という事で、無事に2本目のダイビングを終え水中等でデジカメで撮った、一緒に潜ったダイバー達の記念写真を公開させていただき、そろそろお開きにいたしたいと存じますデス、ハイ〜!

ダ イ ビ ン グ ロ グ

1 ダ イ ブ

2 ダ イ ブ
エントリー 9:59 エントリー 12:15
エキジット 10:52 エキジット 13:09
潜水時間 00:52 潜水時間 00:53
最大水深 29.0m 最大水深 22.7m
平均水深 16.2m 平均水深 13.9m
水  温 29度C 水  温 26度C


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