本文へジャンプ西国愛染十七霊場巡り 
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西国愛染十七霊場
第一番:勝鬘院愛染堂

第二番:東光寺

第三番:鏑射寺

第四番:摩耶山天上寺

第五番:大龍寺

第六番:須磨寺正覚院

第七番:大聖寺

第八番:教王護国寺

第九番:覚性律庵

第十番:増福院

第十一番:愛染院

第十二番:久修園院

第十三番西大寺

第十四番:寶山寺

第十五番:施福寺

第十六番:福智院

第十七番:金剛三味院


2016年12月17日満願。

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2016年 1月17日~12月17日
はじめに
須磨寺正覚院の永代供養堂を申込み平成28年1月17日落慶法要が行われました。その折、朱鷺書房の法話と札所案内の本『西国愛染十七霊場巡礼』を頂きましたので、ご縁をより確かなものとする為に、巡礼を行うことにしました。
尚、記載内容(住所など)は本書〔下休場由晴氏著〕を参考にさせて頂いております。

愛染明王とは
梵名はラーガラージャと言い大日如来の化身だそうです。愛染明王は我々が生まれつき備えている愛欲、むさぼりの心(貪染)をそのまま御仏の菩提心に変えて下さる仏様(煩悩即菩提)と言われている。赤蓮華上に座して一面三目六臂、頭上に忿怒像、身は愛情を表す赤色。第一手左に金剛鈴、右に金剛杵。次手左に弓、右に矢。第三手左は拳、右に蓮華。夫々健康・敬愛・無知の調伏を意味しているそうです。写真撮影の許可を得ました。


表:愛染明王 裏:正覚院(本堂)
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2016年4月3日
第一番 勝鬘院愛染堂 (しょうまんいんあいぜんどう) 開山:聖徳太子(開創:593年)
ご詠歌
愛嬌を授けて 衆生を救わんと 誓いや深し 愛染明王
愛嬌の人に 福徳集まりて 家は栄えつ 商売繁盛  
『愛染かつら』で名が知られている四天王寺の愛染堂です。本堂(金堂)に愛染明王が祀られている。多宝塔(大日如来が安置)は豊臣秀吉が再建し重要文化財である。境内には石席がありのんびり出来た。近くには聖徳太子が開かれた四天王寺があり、骨で仏を作る寺、等あります。

表:多宝塔 裏:愛染かつら

         表:入口 裏:本堂

表:哲学の椅子       表:お骨佛の寺
裏:腰痛封じ        裏:安居天満宮
(境内の石席)     (真田幸村戦死の地)
住所:大阪市天王寺区夕陽丘5-36    電話:06-779-5800
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               2016年4月19日
第二番 東光寺 (とうこうじ)   開山:弘法大師(829年)
ご詠歌
諸厄も救わせ給う 愛染尊 佛の妙縁 あらたなりけり
通称門戸厄神、阪急今津線門戸厄神駅より北西約500mの高台にある。男厄坂(42段)女厄坂(33段)登ると正面が厄神堂。人には、七難九厄四十五災の小厄があると言われているので一段一段と足を踏みしめながら登ってお参りした。尚、今年小厄なので『そえごま』を書き厄払いをした。厄神様とは厄除けの神様、厄払いの仏様、厄を除き福を下さる明王様のことだそうです。身体にはあか、ほこり等の汚れが自然に付くように目に見えない厄、煩悩が身に付いていて不動様にお願いして煩悩を護摩祈祷で焼いてもらい元気に過ごしたいと思います。

表:厄神明王道碑
裏:不動明王

   表:正門(男坂) 裏:中桜門(女坂)

   表:愛染堂(大黒天) 裏:厄神堂

表:大師堂裏:薬師堂(20番) 春季厄除大祭
4月19日は春季厄除大祭で不動明王前で見学。 
住所:兵庫県西宮市門戸西町2-26 電話:0798-51-0268
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               2016年5月20日
第三番 鏑射寺(かぶらいじ)  開山:聖徳太子
ご詠歌
 百千代に かけて高鳴る かぶら矢を 民安らかれと はなつおん寺 
通称かぐら(甘楽)寺と言われ聖徳太子が仏教弘通の道場として創建。道場町の由来も道を修め鍛錬修行の場として栄え、また、太子が鏑矢を射ると敵は必ず戦わずして降伏したので名前がついたそうです。明治6年焼失している。毎月22日が例祭。立派な石垣が印象に残った。

三重塔(昭和48年5月落慶)

         表:本堂 裏:大師堂

表:入口看板 裏:護摩堂 石仏(33、88ヵ所)
境内の33ヵ所及び88ヵ所巡りの石仏は江戸時代に造営されたものだそうです。
住所:神戸市北区道場町生野1078-1 電話:078-986-4095
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               2016年5月20日
第四番 天上寺中院(てんじょうじちゅういん) 開山:天上寺(法道仙人) 中院(弘法大師)
ご詠歌
 この寺に おはすみほとけ とこしえに 大師のえにし まことたうとき 
尊称は中院御房。神戸市の有料駐車場(一回500円)に車を置いてお参り。西山門入り右手に手洗場。自動給水スイッチにびっくり。振返ると、天竺堂。インドより贈られた大理石のお釈迦様ご生母の摩耶夫人像。写真撮影禁止の札がなく、余りの美しさに撮影させて頂く。金堂内や摩耶夫人堂は写真撮影禁止。金堂内には88ヵ所の掛け軸があり砂踏みでお参りする。

表:延命大地蔵尊 裏:法道仙人像

        表:金堂 裏:摩耶夫人堂

表:入口 裏:西山門 表:天竺堂 裏:摩耶夫人
住所:神戸市灘区摩耶山町2-2   電話: 078-861-2684
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               2016年5月20日
第五番 再度山 大龍寺 (だいりゅうじ) 開山:和気清麿公
ご詠歌
 六つの塵 五つの欲も たちかえり 再び洗う 山の井の水
称徳天皇の勅を受け和気清麿公が刺客に狙われ大蛇に救われた後に聖如意輪観世音菩薩が現れ霊験を感じてこの地に伽藍を創建し大龍寺と名付けられたそうです。また、『中風除けの寺』『病気平癒の寺』としても有名。愛染明王は寺務所内に祀られています。住職よりお茶の接待を受けお参りしました。

表:ボケ封じの表示あり。
裏:駐車場への入口

      表:山門   裏:本堂

      表:毘沙門堂 裏:境内の石仏  
参拝メモ
再度山とは?弘法大師が唐に渡るとき、道中の安全祈願をされ二年後無事帰朝出来たので報恩感謝の為に再びここにお参りされたことから再度山と言われるようになったそうです。さて、私は第4番摩耶山天上寺よりカーナビで向かい再度公園まで案内を受け無料駐車場に止めたが、大龍寺表示が無くて結界に入った様に同じところを探しました。結局徒歩で一山超えて大龍寺の毘沙門堂の横に出ることが出来た。住職にお聞きするとナビ表示を変えるよう手続き中…とか。三宮から再度山ドライブウエイに入り左手側に山門がありタクシーで10分です。駐車場は山門前を通り直ぐ先を左に入ったところです。
住所:神戸市中央区神戸港地方字再度山1-3  電話:078-341-3482
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               2016年1月22日
第六番 須磨寺正覚院 (すまでたしょうかくいん)  開山:聞鏡上人(開創 886年)
ご詠歌
世にひびく 青葉の笛の 名にぞきく すまのみ寺の 松風の声
須磨寺仁王門入口の赤い龍華橋手前左側に正覚院は有ります。右側には良寛様の句碑〔すまでらの昔を問えば山桜〕、その横に永代供養堂が有ります。山本周五郎処女作『須磨寺附近』文学碑もありました。境内には、青葉の笛、源平の庭、等見所一杯です。


表:良寛さんの句碑 
裏:源平の庭
〔平敦盛(左)熊谷直実(右)〕

     表:正覚院本堂 裏:須磨寺本堂

表:山本周五郎句碑 表:永代供養堂(外景)
裏:永元揚柳観世音菩薩 裏:弘法大師像
住所:神戸市須磨区須磨寺町4丁目2-28 電話:078-731-0374
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               2016年6月8日
第七番 大聖寺 (だいしょうじ)   開山:行基菩薩(開創 738年)
ご詠歌
 恵龍の 抱きし玉に 愛染の 慈光床しや 花のみ寺は
通称あじさい寺と言われ夏はあじさい、冬は南天が見所。寺の北東には宮本武蔵の生家がある。吉川英治原作の『宮本武蔵』の舞台となり、山門前の二本の大イチョウの木は武蔵が吊り下げられた千年杉のモデルとなったそうです。

表:多宝塔:般若心経が納められている。
裏:イチョウ(天然記念物)樹齢:300年

『幹は2本、天を仰げば1本の大樹』

武蔵の2刀流剣法『二天一流』は2本のイチョウの木に秘められているのかも知れないと…言われているようです。

表:山門入口 裏:愛染堂

観音堂入口階段     楽寿観音

表:武蔵&通の像  寺側から見たイチョウ
住所:岡山県英田郡作東町大聖寺5  電話:08687-6-0001
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               2016年8月25日
第八番 東寺 (とうじ)   開山:藤原伊勢人(開創 796年)
ご詠歌 
 身は高野 心は東寺に おさめおく 大師の誓い あらたなりけり
真言宗の総本山の東寺、京都三弘法のお寺でお参りしていたが愛染明王の国宝大師堂としては、未だであった。生憎7月22日より平成31年12月末までひわだ屋根及び建物を修復中であった。手前の大日堂に弘法大師は移され仮御影堂での参拝となった。京都に嫁いだ娘と孫を連れ東寺を見学した。

表:五重塔(国宝=江戸時代)
裏:大日堂(左が仮御影堂)

   表:入口 裏:西院御影堂(修復中)

表:講堂(重要文化財)室町時代
 中に国宝の梵天、帝釈天、不動明王等、大日如来を中心に、二十一の仏像が安置されている。
 裏:金堂(国宝)桃山時代
 本尊は薬師如来座像と日光・月光菩薩(重文)、台座の十二神将像も必見です。
住所:京都市南区九条町一番地      電話:075-691-3325
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               2016年9月18日
第九番 覚性律庵  (かくしょうりつあん)  開山:得善近住(開創 1716年)
ご詠歌
  ありがたや 我が立つ杣の 寺尾山 みのりのそのに 有明けの月
大津より国道161号線北上、仰木道から小椋神社を目指し鳥居の右側を入る。お寺まで車で行ける。参拝者も少なく朱印を頂く納経所は不在で母屋の勝手口のブザーを鳴らしてお呼びした。また、残念ながら、鎌倉時代作の等身大愛染明王は法雲堂に安置されているようでしたが、見ることは出来なかった。外より拝み、右横の妙見堂と左の不動明王堂で焼香した。

妙見菩薩は国土を擁護し、災厄を除き、人々に福寿を与える御佛として崇められ、住居の移転や家屋の造作の際の方除けとして祈願された…と書かれていたので長男(広島在住)、長女(山科在住)の新築移転の祈願を行った。

表:道路入口 裏:参道入口

表:法雲堂(愛染堂) 裏:不動堂

表:妙見堂 裏:内部  表:水かけ不動
          裏:車入口
住所:滋賀県大津市仰木4丁目36-20    電話:0775-73-2507
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               2016年12月16日
第十番 増福院 (ぞうふくいん)   開山:源賢和尚 
ご詠歌
 今ここに 愛に溢れし 仏あり 福増す寺の 愛染明王 
本では三重県鈴鹿郡の『地蔵院』となっていたが、今は高野山の『増福院』となっている。工事中で本堂も拝観できなかった。情報がないのでパンフレットを頂いた。境内に延命地蔵が祀ってあったのでお参りをした。高野山は標高909m、雪が降ってとても寒かった。南海電鉄難波駅で『高野山・世界遺産きっぷ=2,860円』を購入した。

    雄峰延命地蔵

表:極楽橋からのケーブル
裏:切符(二日間有効)

表:山門入口 裏:本堂

頂いた昔のパンフレット

表:高野山駅 裏:九度山駅
住所:和歌山県伊都郡高野町346      電話:0736-56-2126
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               2016年10月26日
第十一番 愛染院 (あいぜんいん) 開山:憲深僧正
ご詠歌
  曼荼羅の 遍く光 愛に染め おろがむ双手に 浄菩提心
近鉄伊賀神戸より伊賀鉄道に乗換かえ松尾芭蕉の生家がある広小路駅下車徒歩3分。住職に案内されてじっくり拝観した。写真もOKと言われ撮影させて頂く。
3体の愛染明王が安置されていて本尊は写真だけだが、弘法大師の横に一体、前には小さな愛染明王(立像は初めて見ました)がおられました。
芭蕉は51歳で没、遺骸は大津市(義仲寺)ですが、遺髪は菩提寺の愛染院に埋められています。

表:伊賀神戸駅(いがかんべえき)
裏:松尾芭蕉生家

         表:本堂  裏:内部

表:安置の像 裏:木彫りの雲水 表:故郷塚入口 裏:記念碑
境内には松尾芭蕉の8つの句碑が有りました。
故郷塚(200円)も必見です。
住所:三重県上野市農人町354     電話:0995-21-4144
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               2016年9月21日
第十二番 久修園院 (くしゅうおんいん)  開山:行基菩薩(開創 716年)
ご詠歌
 法の道 久しく修せば み佛の 園に入るぞと 聞くも嬉しき
京阪電車橋本駅より南西へ440m。道路工事中であったが建物もなく直ぐ見つけることが出来た。が、不在で(何と不在の場合は13番札所で朱印を受付けるとのこと…)暫く、境内で散策して帰ろうとしたらご縁が有ったのか帰って来られ愛染堂を解放され内部に案内されました。
高さ6尺の日本唯一の『慈母愛染像』を身近にみた。天球儀も必見です。

 表:鐘楼 裏:勝手口
本尊は釈迦如来、宗派は真言律宗。

表:入口 裏:本堂

表:愛染堂(開) 裏:愛染堂(閉) 
住所:枚方市樟葉中之芝2丁目46  電話:0720-57-3969
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               2016年10月26日
第十三番 西大寺 (さいだいじ)   開山:祢徳天皇(開創 764年)
ご詠歌
 さりともと 西の大寺 頼むかな そなたの願い ともしかりしか
重要文化財に指定されている鎌倉時代の『愛染明王像』は年二回見れる。秋は、10月25日~11月15日人も少なくてじっくり拝観する。この愛染明王は、元寇の役(13世の紀蒙古来襲)の時に、叡尊が祈祷した愛染尊勝法の本尊となり、その結願の夜に、明王が持つ鏑矢が妙音を発し西に飛び敵を敗退させたそうです。
横の部屋には重要文化財の『興生菩薩叡尊座像』もあり、拝顔しました。

表:案内図 裏:四天王

        表:西大寺東門 裏:愛染堂

     表:本堂  裏:不動堂(護摩堂)
住所:奈良市西大寺芝町一丁目1      電話:0742-45-4700
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               2016年10月26日
第十四番 宝山寺 (ほうざんじ) 開山:役小角
ご詠歌
 往昔より 聖僧の住める 生駒山 法の流れは 変わざりけり
近鉄奈良線、生駒駅よりケーブルに乗換宝山駅下車。旅館街を歩き宝山寺へ。生駒の聖天さんとして賑わっていたようですが旅館街は少し寂れていました。断崖の弥勒菩薩にびっくりです。
愛染明王は多宝塔の中に安置されていて見ることは出来なかった(残念)。

表:多宝塔 裏:般若窟(断崖)

         表:参道 裏:境内

表:ケーブル乗場 裏:景色 表:多宝塔前 裏:奥の院への道
明王は智恵の弓、方便の矢を持って愛敬を与え善運を開き、諸人の病苦、天災、貧窮飢饉の苦厄を除去し大寿無量の福徳を与える…そうです。
『諸人に愛敬(人気)なくして、諸道成就し難し』
参拝メモ:近鉄奈良線が阪神神戸三宮駅迄、直通で乗り入れているのを知りませんでした。奈良が近くなりました。11番、13番、14番、三ヶ寺を日帰りで参拝出来ました。
住所:奈良市西大寺芝町1丁目1-5     電話:0742-45-4700
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               2016年12月17日(2012年5月9日西国4番札所として参拝)
第十五番 施福寺 (せふくじ) 開山:行満上人
ご詠歌
 みやまじや ひばらまつばら わがゆけば まきのをでらに こまぞいさめる
標高491mの槇尾山山頂にある修験堂、一番の難所である。西国33ヵ所霊場の4番でもある。高野山の帰り再度お参りした。泉北高速鉄道泉中央駅より南海バス2番乗り場で槙尾中学校前でオレンジバス乗換槙尾山登山口迄行く(一日5便)。帰りは登山口より4km歩いて中学校前迄帰りました。『観音八丁登れば命の泉わく』約1kmの山道を約40分(下り約30分)谷川のせせらぎを聞きながら登る。まず左手に『迎え観音』、その上に『山門』があります。紅葉がきれいでした。空海は16歳でこの寺に入り、20歳で剃髪されたそうです。愛染堂より148段の石段を登れば本堂です。本堂では『方違大観音』『弥勒菩薩坐像』『文殊菩薩立像』『十一面千手千眼観音菩薩坐像』等、開帳されていたので拝観料を払いじっくり見学。写真が撮れないのが残念でした。

表:槙尾中学校前
裏:紅葉

表:愛染堂 裏:本堂

表:山門前面 裏:山門裏側

表:八丁 裏:迎え観音 表:空海髪堂 裏:メモ
住所:大阪府和泉市槙尾山136      電話:0725-92-2332
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               2016年12月16日
第十六番 福智院 (ふくちいん)  開山:覚院阿闍梨(平安末期)
ご詠歌
 あいぜんの ふかきちかひや ふくちいん ちえとたからを さずけたまはる 
初雪で寒かったが美しい写真が撮れた。山門を入ると左手に素晴らしい『愛染之庭』がある。受付で待っているとお坊さんが本堂まで案内してくれた。一人でお勤めをすませじっくり愛染明王を拝観する。
庭は写真OKとの事で、凄くきれいに撮れた。高野山唯一の温泉、宿坊としては最高だと思う。


表:玄関
裏:温泉表示

表:正面 裏:境内(愛染庭)

登仙庭
住所:和歌山県伊都郡高野町高野山657      電話:0736-56-2021
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             2016年12月16日
第十七番 金剛三昧院 (こんごうさんまいいん) 開山:北条政子、栄西禅師 開創1211年
ご詠歌
 はるばるとこそ こんごうさんまいの たふときのりに あうぞうれしき 
世界文化遺産に登録されている本寺は源氏、北条氏、足利氏など有力武家の菩提寺であり鎌倉時代に創建された多宝塔(国宝)や経蔵(重文)など多くの文化財がある。本堂の愛染明王は鎌倉時代の運慶作、北条政子が源頼朝公の等身大の座像念持仏として作成されたものだとか…朝のお勤めの後まじかで拝観させて頂いた。眼が大きくて迫力がありました。
満願でしたので、精進料理と般若湯でお祝いをしました。風呂も温泉ではありませんが山水を沸かした湯で体があったまりました。

お箸入れの裏に
一生丈夫で暮らすには
四季の変わり目に注意して
七歩の暮らしで気を安く
十分運動するがよし
二ちにち朝起き早くなし
五臓を充分強くせよ
八方明るくふさがらず
気は長く、心は円く腹立てず
三度の食事は腹八分
六根きはめて疾をさけ
九気の流通よくはかり
口つつしめば自然長命…と
書かれていました。     
             合 掌

表:山門入口 裏:内側から撮影

表:本堂  裏:経蔵(重文)

表:精進料理 裏:多宝塔(国宝=鎌倉時代)
住所:和歌山県伊都郡高野町高野山425  電話:0736-56-3838
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参拝後記
須磨寺正覚院に永代供養堂を購入したご縁で霊場巡りを始め、一番札所では桜が咲いていましたが、最終は雪が降っていました。先達さんもいませんでしたが、何とか一年以内に終えることが出来て、ホットして達成感も感じています。

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願わくは この功徳を以って あまねく一切に及ぼし 我らと衆生と皆ともに 仏道を成ぜん。