四国八十八ヶ所お遍路の旅 もう一人の自分を見つける為に四国八十八ヵ所お遍路参りを始めました。
 下記札所〔着色部〕をマウスでクリックして下さい。
第0番札所
中国西安市
 青龍寺
発心の道場

 徳島県 阿波
第一   霊山寺
第二   極楽寺
第三   金泉寺
第四   大日寺
第五   地蔵寺
第六   安楽寺
第七   十楽寺
第八   熊谷寺
第九   法輪寺
第十   切幡寺
第十一  藤井寺
第十二  焼山寺
第十三  大日寺
第十四  常楽寺
第十五  国分寺
第十六  観音寺
第十七  井戸寺
第十八  恩山寺
第十九  立江寺
第二十  鶴林寺
第二十一 太龍寺
第二十二 平等寺
第二十三 薬王寺
修行の道場
 高知県土佐
第二十四最御崎寺
第二十五 津照寺
第二十六金剛頂寺
第二十七 神峯寺
第二十八 大日寺
第二十九 国分寺
第三十   善楽寺
第三十一 竹林寺
第三十二禅師峰寺
第三十三 雪蹊寺
第三十四 種間寺
第三十五 清谷寺
第三十六 青龍寺
第三十七 岩本寺
第三十八金剛福寺
第三十九 延光寺
菩薩の道場
 愛媛県伊予
第四十 観自在寺
第四十一 龍光寺
第四十二 仏木寺
第四十三 明石寺
第四十四 大宝寺
第四十五 岩屋寺
第四十六浄瑠璃寺
第四十七 八坂寺
第四十八 西林寺
第四十九 浄土寺
第五十   繁多寺
第五十一 石手寺
第五十二 太山寺
第五十三 円明寺
第五十四 延命寺
第五十五 南光坊
第五十六 泰山寺
第五十七 栄福寺
第五十八 仙遊寺
第五十九 国分寺
第六十   横峰寺
第六十一 香園寺
第六十二 宝寿寺
第六十三 吉祥寺
第六十四 前神寺
第六十五 三角寺
涅槃の道場
 香川県讃岐
第六十六 雲辺寺
第六十七 大興寺
第六十八 神恵寺
第六十九 観音寺
第七十   本山寺
第七十一 弥谷寺
第七十二曼荼羅寺
第七十三出釈迦寺
第七十四 甲山寺
第七十五 善通寺
第七十六 金倉寺
第七十七  道隆寺
第七十八 郷照寺
第七十九 天皇寺
第八十   国分寺
第八十一 白峯寺
第八十二 根香寺
第八十三 一宮寺
第八十四 屋島寺
第八十五 八栗寺
第八十六 志度寺
第八十七 長尾寺
第八十八 大窪寺
以上1月8日現在
参拝完了。寺名を
クリックして下さい。
印の寺は、歩き遍路で、もう一度参拝したいと思っているお寺です。

高野山
満願お礼参り

(平成24年1月9日参拝完了する)

津軽弘法大師霊場
第一番札所
  最勝院五重塔
  長勝寺

高野山金剛三昧院


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  表:満願の掛軸  :第三番札所 金泉寺
1996年3月29日松山51番札所『石手寺』に気が合った友と一緒にお参り(発願)して15年ぶり(2011年1月8日)に再開し、自分の為にこの一生があるのではなく『世の為に自分を大きく生かしたい』と念じて、煩悩を捨てて経を唱え、もう一人の自分を見つける為に、お参りした。まず、巡拝用仏品を購入した。私は納経帳は持っていたので白衣(半袖)、御影保存帳、輪袈裟、留め金具、さんや袋、金剛杖、菅笠を購入した。
弘法大師42歳の時、全ての人が厄年数〔子供13歳、女性33歳、男性42歳足して88歳〕の札所をお参りすることにより、幸せに暮らせることを願い八十八ヶ所の霊場を創られたとか、あるいは元来人間には88個の煩悩があり、ひとつ一つ消滅させる為にお参りする…とか色々言われていますが、私は自分自身を見つめ直す、もう一人の自分を見つける修行の旅だと思って参拝致しました。満願は一年後の2012年1月9日です。
また、人間には、百八の煩悩があり、それらを〔八十八ヵ所プラス二十ヶ所〕を滅する為に、
2015年度に『四国別格二十霊場巡り』を終えました

 勤行次第                              2011年01月8日
合掌礼拝:『うやうやしく、み仏を礼拝したてまつる』
開経偈:『今ここで仏様の教えに出会えたことを喜び導きに従うことを誓います』
   無上甚深微妙法 百千萬劫難遭遇 我今見聞得受持 願解如来真実義
   この上なく奥深く尊い教え、すなわち仏法は長い年月の間にも巡り合うことは大変難しいのだが、幸いなことに私は今知ることが出来た。これからは仏(如来)の真の願いを理解することに努めます。
懺悔文:『我昔より造りし所の諸の悪行は皆無始の貪・瞋・癡に由る身と語と意より生じる所なり一切を我今皆懺悔したてまつる』
   我昔所造諸悪業 皆由無始貪瞋癡 従身語意之所生 一切我今皆懺悔
三帰:『仏を信じる弟子になった私は何時までも師である仏に従い、仏の教えに従い、仏の教えを守るお坊さんに従います』
   弟子某甲 盡未来際 帰依仏 帰依法 帰依僧

三竟:『仏の弟子になった私は何時までも仏様に従い、教えを究めつくします(竟=おわり、究めつくしてとどのつまり)、仏様の教えを守るお坊さん達を尊敬します』
   弟子某甲 盡未来際 帰依仏竟 帰依法竟 帰依僧竟
十善戒:『仏の弟子になった私は何時までも次のことを守って仏様のようにします』
   弟子某甲 盡未来際 不殺生 不偸盗 不邪淫 不妄語 不綺語 不悪口 不両舌 
   不慳貪〔けちんぼにならない〕 不瞋恚〔腹を立てる〕 不邪見〔間違った見方をしない〕
発菩提心の真言→おんぼうじしったぼだはだやみ 3回
   私は今、発心(発菩提心の略=悟りの世界を求める決心をした)しました。
三味邪戒の真言→おんさんまやさとばん 3回
   私は仏様の心と同じになります。
般若心経ご本尊真言 3回
光明真言:『知恵と慈悲の光明を与えて下さい』 3回
  おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まにはんどら じんばら はらばりたらうん
大師宝号:『弘法大師に帰依します』 南無大師遍照金剛 3回
回向文:『私も他の人と共に仏道成就を願っています』
  願わくは此の功徳を以て あまねく一切に及ぼし 我らと衆上と皆共に仏道を成ぜん
合掌礼拝
阿波〔徳島県〕発心の道場→札所間距離約414.9km→土佐〔高知県〕修行の道場→402.3Km→伊予〔愛媛県〕菩提の道場→414.9km→讃岐〔香川県〕涅槃の道場→179.7km・・・
全行程は時計回りで1450kmとか1400kmとか言われている。歩けば40日以上とか・・・。
菅笠に記載してある言葉。
迷故三界城

迷うがゆえに、三界は城なり
〔彷徨っている時はどこに住んでも同じ〕

悟故十方空

悟るがゆえに、十方は空なり
〔心の目で悟と、八方は十方に〕

本来無東西

本来、東西はなく
〔東や西にこだわらないように〕

何処有南北

何処んぞ、南北あらんや
梵字(ゆう)
 正面の梵字は弥勒菩薩示す
  

 
1)参拝後記
①線香とローソクは何のために・・・               2011年01月 8日
線香を3本づつたてるのは
 1本目は弘法大師様へ 2本目はご先祖様へ 3本目が自分の為?・・・とか。
ローソクは心をともす知恵とか・・・このローソクの淡い光は仏の慈悲によって人の心を明るくし、先祖が子孫(つけた本人)へ生きる為の光を導き出す一種の道しるべだそうです。本堂、大師堂夫々にローソクと線香をつけてお参りします。
②もう一人の自分とは?                       2011年02月13日
もう一人の自分を探す為にお遍路をすると一番札所で決意したが今、思う自分とは
1)会社における自分が考えられる。しかし、これは退職したら無くなる…。
2)家族が認める自分がいる。これは死ぬまで無くならないし大切にしなければならない。
3)他に社会が認める自分。今考えられないが日々の努力で認められる可能性は有る…。
  OB会・同窓会での歓談や故人を偲んでの法事など、人との共通の想い出は、生きてきた
  『証』であり、大切にしたいと思っている。
  まあ、ボチボチ、取り組んで参りたいと思います。
③遍路道の由来                           2011年03月26日

私達は死ぬと、まず、お遍路〔冥土〕の旅に出るそうです。悟りを開いた人は、直接極楽に行けるそうです。だから、私は修行で生きている間に悟りを開く(もう一人の自分見つける)お遍路参りをすることにしました。それと、あの世のお遍路の旅は、弘法大師の胎蔵界曼荼羅思想の十三仏巡りをするのだそうです。つまり、七ヶ所の裁判所があって七日目毎に裁判を受け、生前の罪が審査され次に生まれるべきところが検討されるそうです。六道輪廻*です。見送った遺族としても死者に対する裁判官の印象が少しでも良くなるように法事をして供養〔回向〕をするのだそうです。49日目を『満中陰』と言って満中陰志の香典返しを行います。
1)初七日のお不動様〔発心〕 2)二七日(14日)のお釈迦様〔修行〕 3)三七日(21日)の文殊様
4)四七日(28日)の普賢様  5)五七日(35日)のお地蔵様     6)六七日(42日)の弥勒様
7)七七日(49日)のお薬師様 8)百ヶ日の観音様      9)一周忌の勢至様
10)三回忌の阿弥陀様    11)七回忌の阿しゅく様  12)十三回忌の大日様
13)三十三回忌 虚空蔵様〔涅槃〕   それぞれの、真言を唱えて巡ります。
それから、祖霊となり永遠に宇宙霊界を生き続けるのだそうです。それが究竟(くぎょう)だそうです。

*六道輪廻について〔補足〕
この世に生きる全てのものは、六道世界の生と死を何度も繰り返して、さ迷い続けるそうです。仏教語の『六道』は生前の行為の善悪によって、死後に行き先が決まる六つの世界(地獄、餓鬼、畜生、、修羅、人間、天上)があると言われております。『輪廻』は車輪が回転してきわまりないように、霊魂は不滅で死後また生まれ変わるという考え方だそうです。生前も毎日の行いや、心の持ち方で六道を出たり入ったりしているのだと思いますが、せめて死後は、色々な裁判を上手く切り抜けて安らかな天上で過ごせるようにしたいと思います。
平成26年8月16日
若い頃、須磨寺の近くに住んでいて良く散歩がてらお参りをしていた。境内で買った絵本『地極と極楽』を子供達に読んで聞かせたことを覚えていたので、お盆で帰った折、孫達の為に買いに行った。なんと全く同じ内容の絵本が置いてありプレゼントする。

     

絵本の内容
①家の方が、仏様を信じて、ご供養を続けていると、その功徳で極楽へお迎えされる・・・
②長い箸はお互いに食べさせて頂く箸・・・だとか
③子供達が続けてくれたご供養で地極から極楽に来れた・・・とか
六道輪廻の話がありますが、浄土も西の彼方阿弥陀如来が統治する極楽浄土だけと思っていましたが、南のはて観音菩薩が住む補陀落浄土、東方の薬師如来がいる瑠璃光浄土があるようです。仏教は相手の立場に合わせ、相手の資質に適した教えで広まったそうですから、自分が納得する浄土を求めたいと思います。

④修業とは?                            2011年06月07日
森羅万象起るべきことは起こるので、起こった時それをどう受け止めるかが、大切だと思っている。何事も自分の心の持ち方次第と思う。→しあわせは いつも 自分の心が決める。
自分の器の中で作り上げる満足が何なのか?調べるのが人生・・・と聞いたことがる。自分を磨く、これは、他人には出来ない、自分しか出来ない。これが修行かな。修行すれば、勘違いが見えてくるらしい。自分の無知に気付き、死は確実に全ての人にやってくるので、それを自覚して、毎日毎日を精一杯楽しく生きようと思う。業とは繰り返し行う事であり、仏法を繰り返し行う事で心に溜まっている垢を流してくれるそうです。

⑤私にとって弘法大師とは?                     2011年11月12日

もう一人の自分を見つける為に始めたお遍路。札所ごとに建立の、いわれを学びながら弘法大師の生きざまに触れ、益々ファンになりつつあります。『同行二人』お大師様と一緒にお参りして自問自答しております。年の差もある老若男女、祈願目的はそれぞれ違うと思いますが同じ札所で先達さんの発声の元、大きな声で『御真言』を唱える…。実に爽快であり、
気持ちが良い。色んな出会いもあります。お大師様のお陰です。弘法大師に関して現時点で知り得た事は
西暦774年6月15日父は香川県善通寺市の豪族、佐伯善道氏(さいきよしみち→善通寺はこの名前から…)母は玉寄御前で阿刀氏、幼名を真魚(まお)と言うそうです。王朝や政権は人が作るもので文明も滅びるが、企業文化・伝統・文字・教え…とか人が伝えるものは滅び難く、受け継がれていく。真言密教は西暦804年、弘法大師が31歳で唐に渡り二年五ヶ月で、梵語を習得し青龍寺の恵果和尚より密教の文法を授かり日本に広めた。讃岐うどんもお大師さんが長安より小麦を持ち帰り広めたとか・・・。大師に関し色々勉強してみたい…。
空海のことば
夏月の涼風 冬天の淵風。 一種の気なるも、嗔喜(しんき)同じからず。『徒懐玉』
夏の涼しい風、冬の冷たい風、どちらも同じ風なのに、人は怒ったり喜んだりする。起っている事の真実は一つ。ただ、受け取り方が違うだけ。その理屈を知り根本に返ることが余計な苦悩や動揺から逃れる術だそうです。


⑥人間と宇宙                          2011年12月08日

八栗寺で先達の岡上さんに聞いた話ですが標高600m~800mの気圧が人間の修行に良いそうです。神様は400m位の処に多く祀られているとか…。人の体温は36℃、その二倍は72、これは脈拍の平均。その二倍は144、これは血圧の値だそうです。逆に体温の半分18、これは平均の呼吸回数です。お産も満潮時に陣痛が起きやすく生まれるとか・・・。人間の体と宇宙は関係があるようです。従って、春夏秋冬季節の移り変わりや自然の景色は体に心地よく受け入れることが出来るのだと思います。自然の恵みには癒されますが、人間の心が作る、四苦八苦〔生・老・病・死・愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五蘊盛苦〕の苦しみは悩めば悩むだけ深くなります。当に自分の心が作る苦しみです。損得を抜きにして、やるべきことを行い、裸で生まれてきて、裸でこの世を去るのですから〔今回お遍路で着た白衣と金剛杖、菅笠、六文銭は持っていきたいと思いますが・・・〕物質や肉体への執着を薄め、煩悩を捨て去る努力をして、自然を愛でれば人生を楽しめるようになるのだと思います。今回のお遍路で、ほんの少しですが判ったような気がして参りました・・・。


⑦『いろは歌』→85番八栗寺を見て下さい。声で紹介しています。   2012年08月15日
空海作の『いろは歌』四十七文字一字も重複していないそうです。
『色は匂へどちりぬるを 我が世誰ど常ならむ 有為の奥山けふ超えて 浅き夢見じ酔ひもせず』
涅槃経の言葉〔諸行無常 是生減法 消滅滅己 寂滅為樂〕から引用され仏教思想を盛り込んでいる…とか、紹介します。

春になって、匂い豊かに美しく咲いている花もやがて散っていく。人間もまた、いつまでも若いつもりでいてはいけない。知らぬ間に年をとってしまい、ついに死なねばならない。もちろん、人間ばかりでなく、全ての動物も植物も、この世に出てきたあらゆるものは必ず滅びなければならない。これは自然の道理である。それを悲しみ悩むことはない。『エネルギー不滅の法則』という物理の法則から言っても、宇宙万物を構成している物質はどんなに変化しても、そのエネルギーの量は一定で不変である。人間をはじめ、全てのものは因縁により新陳代謝をくりかえししているだけである。この永遠不滅の真理に気づけば、はなかい生命を嘆いたり、浅ましい夢をみて物事にこだわることはない。煩悩の迷いの酒に酔ったりすることもなく、いつも明るい心で永遠に生きぬくという安心した信念をもつことが出来る。
〔空海感動の人生学:大栗道栄〔高野山真言宗大僧正著より抜粋〕


歩き遍路記 その1                2013年10月9日~11日

『車遍路』で満願成就したので気に入った場所を『歩き遍路』したいと思い(のお寺)出かけた。まず、6番札所『安楽寺』に参籠〔一泊二食付きで6500円=インターネットで予約〕した。宿泊者のみに開放されている『性霊殿』内では、壁面の空海直筆石彫に触り、一丈の阿弥陀如来の廻りを『南無阿弥陀仏』と3回唱え先祖供養、家内安全を祈願した。薬師如来や大師像にも触らして頂き霊感スポットとしての体験をビシビシ感じることが出来た。境内の多宝塔内陣には『五智如来』が祀られていて八十八ヶ所ご本尊があり一周するとお砂踏みが出来た。宿泊して温泉で疲れを癒し、境内を含めじっくり参拝した。
団体さんと個人宿泊者4名〔東京から71歳のKさん、群馬から65歳のSさんは今から約44日余りかけて歩き遍路をされる。また、20代の女性は一人で車遍路・・・〕夕食時、和やかに歓談した。このご縁が翌日の歩き遍路のアドバイスとご指導を頂く、きっかけとなり助かりました。
翌朝七時出発。安楽寺→1.2km→十楽寺→4.2km→熊谷寺→2.5km→法輪寺→4.2km→切幡寺→12km→吉野旅館〔42,268歩╱日〕→翌日→藤井寺。
何と約8km歩いて、法輪寺で左右の足小指に豆が出来、途方にくれていたところSさんに治療して頂き〔豆を針でつぶして消毒テーピング〕助かりました。そして、歩き遍路のイロハをアドバイスして頂く。
①靴は約1cm大き目を選ぶ〔朝と夕方では大きさが違う・・・〕
②歩き疲れたら、しゃがまないで歩幅を少なくして歩き続ける。
③豆はつぶしたら駄目。針で穴を開け水抜き〔全部抜かないほうが良い〕消毒してテーピングする…。
秋の編路地は涼しいと思い長袖を着て汗だくだく…十楽寺で半袖のシャツ〔1000円〕を購入。台風の影響で真夏の歩き遍路となる。初日22km余り歩き、藤井寺の近くの吉野旅館〔0883-24-1263〕に宿泊。JR鴨島駅まで徒歩約30分、藤井寺に宿坊が無いのでお勧め宿坊です。ここでも、昨日のSさん、Kさん、それに43歳のフランス人歩き遍路と4人で夕食は盛り上がりました。彼らは翌朝、藤井寺より41kmの難所〔遍路ころがし〕山道を12番札所焼山寺へ向かったが私は足に豆が出来ていて藤井寺で午前中厄除け臼を叩いたり、ミニ四国八十八ヶ所巡り、ミニ西国巡り、水彩画を描いたり…とのんびり過ごし〔後日再挑戦することで〕徳島駅より高速バスで帰った。3時間近く時間があったので徳島の阿波踊り会館、眉山、パゴダ塔〔仏塔〕、モラエス館を見学した。ドイツ人の歩き遍路もいたが一番多いのはオランダ人だそうです。モラリス〔ポルトガル人で徳島をこよなく愛した文人〕の影響かも知れません。

 
表:安楽寺宿坊〔工事中〕 裏:夕食

表:旅館吉野 裏:JR鴨島駅
 
 吉野川の川島橋

表:おへんろさん休憩所 裏:道しるべ

 新町橋欄干(女と男)

表:モラエス館裏:パゴダ塔 
 
表:阿波踊り会館 裏:ロープウエイからの展望
 
歩き遍路 その2。                     2015年04月23日~25日
4月23日(木)
一番札所『霊山寺』にお礼参りをして数珠を頂き、地元老人会の接待を受けた。そして、前回中断した十一番札所『藤井寺』から十二番札所『焼山寺』12.8Kmの遍路ころがし〔六ヶ所:1╱6~6╱6〕に挑戦し清清しい汗をかいた。そして、自然の中で生かされている自分を見つけられたようです。
 
表:霊山寺 裏:接待風景
 
表:霊山寺納経〔接待袋〕 裏:藤井寺の藤棚
4月24日(金)
前日、吉野旅館に宿泊して〔6,800円╱一人部屋〕、おにぎり二個を用意して頂き7時出発。
藤井寺→へんろころがし1╱6〔7時23分〕→端山休憩所〔7時48分〕→水大師〔8時41分〕→長戸庵〔9時8分〕→風景発信の地=見晴台〔9時24分〕→柳水庵奥の院〔10時28分〕→柳水庵〔10時41分〕→おへんろ仮眠所〔10時47分〕→左右内一本杉〔11時57分〕→食事→浄蓮庵〔12時29分〕→左右内谷川〔13時16分〕→へんろころがし6╱6〔13時21分〕→焼山寺〔14時20分〕到着。
 
表:藤井寺 裏:焼山寺みち入口

表:へんろころがし1╱6 裏:端山休憩所 
 
表:水大師 裏:長戸庵
 
展望景色〔表:7時41分 裏:9時24分〕
 
表:4.6Km地点裏:柳水庵奥の院 

表:柳水庵 裏:仮眠所 
 
左右内の一本杉

表:浄蓮庵 裏:左右内村 
 
表:谷川道  裏:へんろころがし6╱6 
 
表:焼山寺からの景観  裏:焼山寺タオル〔300円〕 
道中メモ
1)端山で休憩していたら地元の方より、鳥の鳴き声〔センダイムシクイ鳥は『ちびりちびりグイ』、こじけい鳥は『ちょっと来い』…〕や木々の様子や、道中の見所等を教えて頂いたので、自然と対話しながら歩くことが出来た。
2)道中でお逢いしたのは、お遍路さん4人〔一人は高知の人で仮眠所に寝て電気が無く充電出来なくて困っておられました〕と逆打ちおへんろさん一人でした。
3)左右内の一本杉〔県指定の天然記念物〕
 弘法大師が焼山寺に向かう途中木の根を枕に仮眠したところ夢に阿弥陀如来が現れたので尊像を刻み、お堂を建立して安置した時にお手植えされた杉だそうです。〔高さ:30m、樹周:7.62m〕
4)一本杉で昼となり〔16,622歩〕昼食をとりました。
5)へんろころがしは6ヶ所有りますが、最後が一番きつかった。この日の総歩数は26,417歩です。

4月25日(土):焼山寺宿泊〔6,000円〕
朝、6時からお勤めをして〔住職の講話:喧嘩は相手をしなければ喧嘩にならない。廻りを大切にすることにより自分を大切に出来る。同じことでも時間によって違う。自分達でやって来た事を後世に残す。求めたら駄目、サングラスと同じ、自分の目?で見てあげる・・・。〕、6時40分から朝食。精進料理でお米も美味しくて最高でした。部屋は相部屋です〔埼玉より初めての歩きお遍路=5月9日まで歩き高知より新宿行きのバスを予約している方〕テレビもないので8時に寝る。
足に豆を沢山作っておられたので治療方法〔針に木綿糸を通し、そのままで水を抜き木綿糸より消毒液(イソジンでもOK)を流し込み糸は抜かず切ってそのままにしておく〕とマキロンを差し上げた。
朝のお勤めは5人。宝塚から来られた住職と雑談した折『正座』は千利休から始まったと、お聞きする。つまり、茶室は狭いのと。刀を持ち込まないので、しびれても良いことにより正座することが始まったとか…。前回、登っていないので摩蘆山頂上にある奥の院『蔵王大権現』938mに登ることにした。
朝、7時40分焼山寺〔標高約800m〕を出発→大蛇封じ込め岩〔7時55分〕→頂上〔8時20分〕→下山宿坊到着〔9時20分=往復2.2Km=5,681歩〕→宿坊で休憩→徒歩で焼山寺出発〔10時18分〕→杖杉庵〔10時53分〕→ふもとのバス停(おへんろ駅)〔11時38分〕→徒歩で神山温泉着〔約12Km弱=13時30分〕→バスで徳島駅へ〔14時36分発=960円〕→徳島駅到着15時40分→高速バスで神戸へ〔3,300円〕、本日は29,272歩です。
 
表:宿坊の部屋 裏:奥の院登山口
 
表:大蛇封じ込め岩 裏:側面
 
表:奥の院(頂上) 裏:朱印
 
杖杉庵 
 
表:外人お遍路 裏:梨の干し物
 
表:うらしまそう裏:神山温泉バス停
道中メモ
1)奥の院への登り、下り、誰とも逢わなかった。
2)焼山寺より麓まで下山するときに外国人と仲良くなった。ドイツ人のK氏より自宅で作った『梨の干し物』を頂いたので日本の菓子をあげた。彼はお遍路5日目、55日かけて満願する予定とのこと…。
3)道端に咲いていた面白い花を見つけたので、写真に撮り宿坊の方に聞いたら図鑑を出して幹が斑なものは、さといも科の『まむしぐさ』斑が無ければ『うらしまそう』と教えて頂く。私はマムシには逢わなかったが、相部屋の方は2回あったとのこと…。
4)神山温泉で『歩き遍路』の疲れを癒した。ぬるぬるしていて、とても良い温泉だった。
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 願わくは この功徳を以って あまねく一切に及ぼし我らと衆生と皆ともに 仏道を成ぜん。