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第4戦 フランスGP: 雨を味方に

Round 4 Polini Grand Prix de France: Le Mans, France, May 17-19, 2002

 

ヤマハの逆襲- 予選1日目

MotoGP - ヤマハの逆襲
ル・マンで開催される第4戦フランスGP、MotoGPクラスの予選1日目はこれまでホンダの後塵を拝し続けていたヤマハがついに巻き返しを図ってきた。1'36.591で暫定ポールを獲得したのはヤマハのカルロス・チェカ。2番手にホンダのヴァレンティーノ・ロッシ、3番手はヤマハの中野真矢、4番手にヤマハのマックス・ビアッジ、と暫定ではあるがフロントロウに3台のヤマハが並んだ。しかしタイム差はほとんどなく、トップのチェカから14番手のジェレミー・マクウィリアムズまでが1秒以内に入っている。宇川徹は6番手、阿部典史は7番手、加藤大治郎は11番手、原田哲也は15番手、青木宣篤は16番手となった。スズキ勢はセテ・ジベルノーが9番手につけている。

250cc - 予選通過は9台のみ?
250ccクラスは1'43.775でアプリリアのフランコ・バッタイーニが暫定ポールを獲得した。2番手にホンダのロベルト・ロルフォ、3番手にアプリリアのロベルト・ロカテッリ、4番手にアプリリアのランディ・ド・プニエが続いた。予選が始まってすぐに降り出した雨のためトップタイムから107%以内という予選通過圏内に入ったライダーがわずかに9人という不思議な状況が発生してしまった。青木治親、関口太郎、松戸直樹の3人とも予選順位がついていない。

125cc - ヴァンサン、暫定ポール
125ccクラスはアプリリアのアルノー・ヴァンサンが1'44.491で暫定ポールを獲得した。2番手に前回スペインGPで失格となったジレラのマヌエル・ポジャーリ、3番手にアプリリアのアレックス・デ・アンジェリス、4番手にアプリリアのシモーネ・サンナが続いた。東雅雄は6番手、宇井陽一は10番手、上田昇は20番手となった。

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ロッシ、ポール獲得- 予選2日目

MotoGP - ロッシ、ポール獲得
MtoGPクラスの予選2日目はホンダのヴァレンティーノ・ロッシが1'36.046でポールポジションを獲得した。2番手にはヤマハのカルロス・チェカ、3番手はヤマハのマックス・ビアッジ、4番手にホンダの宇川徹が続き、ホンダとヤマハの4ストロークマシンがフロントロウに並んだ。加藤大治郎は5番手、原田哲也は8番手、青木宣篤は10番手、阿部典史は11番手,中野真矢は13番手となった。4ストローク勢がフロントロウを占めてはいるが、相変わらずタイム差は僅かで予選15番手のアレックス・バロスまでがトップから1秒以内のタイムとなっている。ル・マンはパワーの差がタイムに出にくいコースなのかもしれない。2ストローク3気筒のプロトンKR3に乗るジェレミー・マクウィリアムズが加藤大治郎に続く6番手に、青木宣篤も10番手に入っている。

250cc - ニエト、ポール獲得
250ccクラスはアプリリアのフォンシ・ニエトが1'38.903でポールポジションを獲得した。2番手にアプリリアのランディ・ド・プニエ、3番手にアプリリアのロベルト・ロカテッリ、4番手にアプリリアのマルコ・メランドリが続いた。青木治親は8番手、松戸直樹は10番手、関口太郎は13番手となった。

125cc - ポジャーリ、ポール獲得
125ccクラスはジレラのマヌエル・ポジャーリがが1'44.002でポールポジションを獲得した。2番手にホンダの東雅雄、3番手にホンダのダニエル・ペドロサ、4番手にアプリリアのルーチョ・チェッキネッロが入った。宇井陽一は10番手、上田昇は17番手となった。

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宇川、雨に泣く- 決勝

MotoGP - 宇川、雨に泣く
どんよりと曇ったMotoGPクラスの決勝レース、ホールショットはヴァレンティーノ・ロッシだった。これに宇川徹、マックス・ビアッジ、カルロス・チェカとホンダ、ヤマハの4スト勢が上位に続いた。ロッシと宇川が36秒台に入れてやや2位3位に間隔が開く。4スト勢4台に続く5位グループをリードするロリス・カピロッシのペースが上がらない中、加藤大治郎が6周目の第二シケインで前を行く阿部典史をとらえて6位に浮上。さらに次に周回ではカピロッシもとらえて5位となり、一気にカピロッシを引き離して4位を走るチェカを追う。そのチェカは9周目第二シケイン立ち上がりで転倒してしまった。コースの一部で雨が降ってきたのだ。

ロッシがスローダウンし宇川、ビアッジを前に出して様子を見る。ビアッジ、宇川、ロッシ、続いて4秒差で加藤。ロッシは様子見という状態。11周目、宇川がトップに立ったがタイムは相当落ちている。後続の加藤、阿部が接近してきた。しかしその加藤が12周目に転倒リタイアしてしまった。宇川、ビアッジ、ロッシ、少し離れて阿部。ロッシがビアッジを突きまわす。そろそろ抜きにかかるのか? 宇川はまだトップでがんばっている。2位ビアッジと0.7秒差。また雨が降ってきたか。阿部が完全にトップグループに追い付いた。宇川が1秒差をつけてひとりトップ。2位争いの3台ビアッジ、ロッシ、阿部という形。宇川逃げる。宇川逃げる。19周目、ロッシがビアッジを抜いて2位に浮上。あっという間に宇川に接近してぴたりと背後につけた。21周目の第二シケイン、ロッシが宇川をかわしてトップに立った。そして、さあこれからロッシと宇川の最後のバトルという23周目、一瞬雨が強くなったところで赤旗が提示されてレースは中断。2/3を消化していたのでそのままレースは成立してしまった。

皮肉にもレース後は再び日射しが戻ってきたル・マンでロッシが今シーズン3勝目。宇川が悔しい2位、3位に4ストローク初の表彰台となるビアッジが入った。阿部典史は4位、青木宣篤6位、中野真矢13位、加藤大治郎と原田哲也はリタイアに終わった。

250cc - ニエト、連勝!
250ccクラスの決勝はマルコ・メランドリがホールショット、これにロベルト・ロカテッリ、ランディ・ド・プニエ、フォンシ・ニエト、ケイシー・ストーナー、青木治親らが続いた。3周目、青木のリアにトニー・エリアスが接触して2台がコースアウト、転倒はなくコースに復帰するも大きく順位を落としてしまい、青木はその後リタイアとなってしまった。

先頭はロカテッリ、追うメランドリ、ニエト、ド・プニエ、ストーナーと5台のアプリリアによるトップグループとなった。少し離れてバッタイーニがファステストラップをマークしてトップグループを追う。11周目、ストーナーが転倒して集団から脱落、同じ周回で追い上げていたバッタイーニも転倒。ニエトがロカテッリをとらえてトップに立った。ペースがいま一つ上がらないロカテッリをメランドリがかわして2位に立った。

中盤以降はニエトとメランドリ、2台のトップ争いとなった。ニエトは非常に安定した走りで19周目にはファステストラップを刻みトップで逃げ続ける。2位のメランドリもファステストラップをマークして必死についていくがどうしてもニエトを抜くところまでは至らない。残り2周、いったんメランドリが前に出る、いやニエトがメランドリを前に出す。そしてすぐにニエトが抜きかえす。最後の駆け引きである。再びメランドリが前に、そしてニエトが抜きかえす。ファイナルラップ、メランドリの追撃をかわしきってニエトが優勝。2位にメランドリ、3位にド・プニエが続いた。松戸直樹は11位、関口太郎は12位、青木治親はリタイアに終わった。

125cc - チェッキネッロ、連勝!
ダニエル・ペドロサがホールショット、東雅雄、マヌエル・ポジャーリ、アンヘル・ロドリゲスといったところが続くがペースが上がらないまま混戦となった。6周目に上田昇が転倒リタイア。8周目には宇井陽一も転倒リタイアとなってしまう。9周目に混戦の中からルーチョ・チェッキネッロがトップに立った。東も3位につけていたがデ・アンジェリスが目の前で転倒して後退。チェッキネッロは9周目以降リードを保ち続ける。その後方でいったんは後退した東がぐいぐいと順位をあげて3位まで戻ってくる。表彰台をかけて最後のアタックを敢行した東だが、結果、オーバーランとなってしまい5位でフィニッシュとなった。優勝はトップを守りきったチェッキネッロ、2位にポジャーリ、3位にダニエル・ペドロサが入った。東は5位。上田と宇井はリタイアとなった。

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Grand Prix in Japan

2002 Grand Prix

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