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加藤、鈴鹿4連勝! - 決勝

Round 1 Grand Prix of Japan: Suzuka, Japan, April 6-8, 2001

 

500cc - ロッシ、ホンダにGP500勝目をもたらす
ホールショットは予選3番手からスタートのマックス・ビアッジだったが、すぐにポールシッターのロリス・カピロッシがトップを奪う。西コースから帰ってきたシケイン突っ込みで中野真矢が2位に上がる。さらにギャリー・マッコイが順位を上げてくる。序盤は8台ものマシンによる混戦模様となった。その中で次第に前に出てきたのがホンダのヴァレンティーノ・ロッシである。5周目の最終コーナー立ち上がりでは前を行くビアッジのアウト側ギリギリにもぐりこんで、ビアッジに押し出される形でリアをダートに落として盛大に土煙をあげる(それでも転けないところがさすがというべきか)という激しい走りを見せた。そのロッシが7周目で前を行く3台を一気に抜いてトップに立った。この時点での順位はロッシ、マッコイ、ビアッジ、芳賀紀行、宇川徹、阿部典史、中野。

3人の日本人ルーキーがトップ集団にからんでその才能を証明した。予選2番手の中野はオープニングラップで2番手の位置につくとマッコイ、ビアッジらと競り合いを続けたが、さすがにバトルの中ではジリジリと順位を下げてしまった。芳賀紀行は予選中に宙に舞ったマシンがあわや体の上に落ちてこようかという激しい転倒を喫していた。転倒をくり返してどこまで攻められるかつかんでいくというスタイルか。決勝レースでは5番手までポジションを上げていたが11周目のS字でフロントからスリップダウンしてリタイアとなってしまった。宇川は芳賀がリタイアしたあたりからファステストラップをマークしてぐいぐいと順位を上げていった。芳賀、マッコイを抜いてビアッジと激しい2位争いを展開してスタンドを大いに盛り上げてくれた。

レースに戻ろう。トップに立ったロッシは少しずつ後続との差を拡げていった。ビアッジと宇川がバトルをしている関係でその後ろの集団も含めた2位グループのペースが上がらない。宇川はなんとかビアッジの前に出るとペースを上げてロッシを追いにかかった。ファイナルラップまでに追いつけるかどうかといった17周目、シケインを立ち上がって最終コーナーに入るところでリアが流れてハイサイドを起こし転倒してしまった。コース脇でうずくまって動けなかった宇川は担架で運ばれたが右足首の打撲だけで大事にはいたらなかった。
この前の周回で2位にあがっていたマッコイがそのままのポジションをキープして2位でフィニッシュ。残り3周での3位争い阿部対ビアッジはファイナルラップでビアッジが阿部をかわして3位となった。優勝はロッシ。ロッシの優勝で125cc、250cc、500ccとホンダが3連勝で、GP通算500勝の偉業を達成した。阿部は4位、中野は5位(よくやった)、2気筒マシンの青木治親は12位、ワイルドカードの梁明はリタイアとなった。

250cc - 加藤、鈴鹿4連勝!
予想された結果ではあった。1周に1秒ずつ。スタート方式が変更されたことと、フライングの判定が厳しくなったことで、出だしこそ遅れをとったが、終わってみれば18.763の大差でホンダの加藤大治郎がポール・トゥ・ウィン。鈴鹿での日本グランプリでワイルドカード出場時代からの4連勝を飾り、またホンダのGP通算500勝に王手をかける499勝目をあげることとなった。今年の250ccクラスはもはやチャンピオン決定ではないだろうか。いや、冗談ではなく、それくらい異次元の走りだったのだ。
スタート直後にアプリリアのマルコ・メランドリをかわしてトップに立ったのは原田哲也だった。しかし、2周目にトップを奪った加藤はそのままぐいぐいと差を拡げていく。2番手に原田、以下、メランドリ、ロベルト・ロカテッリ、フランコ・バッタイニのアプリリア勢が続き、その後ろにヤマハの松戸直樹。加藤の独走でレースの興味は8周目以降2位に上がったロカテッリと原田の静かなバトルに絞られた。大きな展開がないまま迎えたファイナルラップ、原田がしきりにロカテッリを抜くそぶりを見せるが、ロカテッリもシケイン侵入まで前を譲らずそのまま逃げ切るかに思われた。しかし、最後のシケインを立ち上がり最終コーナーに侵入するところで原田がするするとロカテッリのインに並んで頭ひとつリードを奪い、0.072秒差で2位のチェッカーを受けた。最後の最後に狙いすました逆転劇で魅せてくれた原田のヨーロッパラウンドでの走りに期待したい。優勝は加藤、2位に原田、3位にロカテッリ、4位に松戸。
関口太郎は10位、青山博一は13位、中富伸一は19位、嘉陽哲久は20位となった。

125cc - 東、逆転優勝!
予選6番手から飛び出したのはアプリリアのジーノ・ボルソイ、これにデルビの宇井陽一、ホンダの東雅雄、ジレラのマヌエル・ポッジャーリ、TSRの上田昇が続いた。鈴鹿を庭とする上田は7周目にはトップに立ち、元チームメイトのチェッキネッロと手の内を知り尽くした同士の駆け引きを見せたが、15周目の逆バンクでハイサイドでふっとびリタイアしてしまった。
ポッジャーリ、チェッキネッロ、東、ボルソイ、宇井、シモーネ・サンナのトップグループ。宇井は17周目のS字で3位にポジションアップ、130Rで2位に上がる。続くシケイン突っ込みで東が3位に上がり、チェッキネッロ、宇井、東の順でファイナルラップに突入。200Rでついに宇井がトップに立つ。続くスプーンで東がチェッキネッロをかわして2位に上がり、ストレートで宇井も抜いてトップに。東はそのまま宇井を振り切って優勝。2位に宇井、3位にチェッキネッロ、ポッジャーリをかわしたサンナが入った。
菊池寛幸は15位、小野真央は20位、藤岡祐三は22位、仲城英幸、上田昇、加藤直樹はリタイアとなった。

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