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息詰まる接戦/大治郎4勝目! - 決勝

Round 15 Pacific Grand Prix of Motegi: Motegi, Japan, October 13-15, 2000

 

500cc - ロバーツ、一人旅
500ccクラスの決勝は予選2番手からスタートした新チャンピオン、ケニー・ロバーツが速い!ホールショットを奪うと得意の先行逃げ切りパターンでぐいぐいと後続との差を広げていく。2位以下は長い列となった。今年こんなに前を走っているのは珍しいのではと思わせるレプソルホンダの3台、岡田忠之、アレックス・クリヴィーレ、セテ・ジベルノー。そしてカルロス・チェカ、スタート失敗のノリック、青木宣篤、ヴァレンティーノ・ロッシ、マックス・ビアッジと続く。
逃げるロバーツを追う集団の中でポジションを上げていったのはロッシとビアッジの2台だった。ロッシは5周目には岡田を抜いて2位にポジションを上げ、これまた岡田を抜いて3位に上がったビアッジとの激しい2位争いとなった。ファイナルラップ3位のロッシが3コーナーでビアッジを抜いた。ビアッジはストレートエンドの90度コーナーでロッシのインに飛び込んで再度ロッシの前に出たが、ロッシが立ち上がりでビアッジをかわしてそのままチェッカーを受けた。優勝はロバーツ、2位にロッシ、3位にビアッジ。阿部はバロスとの6位争いを制し、クリヴィーレもかわして5位でフィニッシュした。青木宣篤は9位、岡田忠之は10位、原田哲也は13位、嘉陽哲久は16位、小西良輝は18位。

ロッシは20ポイントを加えてランキング2位を確定した。3位争いはチェカ、ギャリー・マッコイ、バロスの3人に絞られそう。

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250cc - 息詰まる接戦/大治郎4勝目!
250ccクラスは予選3番手からスタートの中野真矢がホールショットを奪うがすぐに加藤大治郎がトップを奪い返し、加藤、中野、宇川、マルコ・メランドリ、オリヴィエ・ジャックのオーダーとなった。この集団は次第に加藤、中野のトップ争い、メランドリ、そして宇川、ジャックの4位争いの3つに別れていった。その後ジャックが宇川をかわして4位にポジションを上げたが、それ以降上位陣のポジションの変動はなかった。こう書いてしまうと動きの少ないつまらないレースだったように思われる(特に500ccでロッシ怒濤の追い上げが見られただけに)が、その実は超ハイレベルな接戦が展開されていたのだった。
中盤以降、完全な一騎討ちとなった加藤と中野の2台はお互いにファステストラップを出し合ってそのペースをさらに上げていく。0.2〜0.3秒の差で加藤にプレッシャーをかけ続ける中野だが、どうしても加藤を抜き去ることができない。V字コーナー辺りまででかなり差を縮めているように見えるのだが、ダウンヒルストレートに入るとどうしてもNSRの方が速いのだ。レース終了間際、中野は1分52秒265という自身の予選タイムを0.7秒弱も縮めるファステストラップを刻むが、加藤に追い付くことはできずそのままチェッカーとなった。優勝は加藤、2位に中野、3位にメランドリ、4位にジャック。宇川は5位、青山博一は8位、宮崎敦は10位、畠山泰昌は11位、松戸直樹は17位、興梠義則は18位、中冨伸一はリタイア。

500cc、125ccはチャンピオンが決定したが、250ccのチャンピオン決定は最終戦に持ち越されることになった。依然としてランキングトップはジャックだが、中野が僅か2ポイント差と肉迫。2人の実力からして最終戦のオーストラリアGPで相手より前でチェッカーを受けた方がチャンピオンになる可能性が高い。また、優勝した加藤がジャックと11ポイント差の3位まで詰め寄っており、次戦での加藤の優勝、ジャック、中野の4位以下という条件で逆転チャンピオンとなる可能性を残している。

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125cc - 宇井、無念の転倒/ロカテッリ、チャンピオンに
125ccクラスはスタートからポールシッターのロベルト・ロカテッリがリードを広げ、あっという間に2位グループとの間に大差を築き上げてしまった。これを追ったのが宇井陽一、東雅雄、ルーチョ・チェッキネッロ、さらに後方からエミリオ・アルツァモーラの2位グループだった。ランキングトップのロカテッリに8ポイント差まで詰め寄っている宇井はなんとかロカテッリに追い付きたいところだが、ロカテッリが速い。そして迎えた14周目、ダウンヒルストレートエンドの90度コーナーで宇井がクラッシュ! ロカテッリに残された仕事は無事にチェッカーを受けることだけだった。2位にはアルツァモーラ、3位にシモーネ・サンナが入った。東雅雄は5位、上田昇は8位、藤岡祐三は16位、小山知良は17位、小野真央は21位。宇井、加藤直樹、柚木伸介はリタイア。

ポール・トゥ・ウィンの快勝で5勝目を挙げたロカテッリが15戦目にしてチャンピオンを獲得した。リタイアした宇井は依然としてランキング2位をキープ、7ポイント差の3位にアルツァモーラが迫っている。

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