私辞苑 Naru's Edition


英数字

166円
幼い私が、父親に「お年玉いくら欲しい?」と訊かれて答えた金額。
金額の根拠は、100円、50円、10円、5円、1円の各硬貨が一枚ずつ含まれるから
で、これを気に入った父親はまだ年末であるにも関わらず166円くれた。
今なら18666円だな。万札や二千円札とかあるし。

2000年問題
Windows9xからWindows2000に乗り換えた時に起こるトラブルの総称。
代表的なものは以下の通り。

ABCの歌
「きらきら星」の節に「ABCDEFG♪」とアルファベットを歌詞として乗せた歌。
正式名称は不明。
英和辞典を引くときにはこれを歌わないと目的の見出しを検索できなかったりする。
ところでこの歌、最後の「xyz」まで歌うとメロディーが中途半端に終わってしまう。
本来はその後か途中に別の歌詞が入るのだろう。

ATOK
ジャストシステムが開発したIME(日本語入力システム)。
最新バージョンは13。(99/12/25現在)
何を略してこの綴りになるのだろう?諸説入り乱れているが、
その一例を示そう。
  1. Awa TOKushima(阿波徳島・ジャストシステム発祥の地である)
  2. Alphabet TO Kanji
  3. Advanced Technology Of Kana-kanji transfer
正解をご存じの方はぜひご一報頂きたい。

[補足]
正解は「Advanced Technology Of Kana-Kanji Transfer」であった。
ヘルプを見たら載っていて、年来の疑問が氷解してしまった。
まさに灯台もと暗し。

「CMの後もまだまだ続くよ」
こういう場合CMの後はだいたいエンディングである。

CUI
Characteristic User Interfaceの略。文字によるコマンドをキーボードから
入力して機能を実行する操作方式。MS-DOSやUNIX系OSは基本的にCUIである。
視覚的に操作するGUIと比較すると、取っつきにくいが慣れれば操作は速い。
特にWindows環境においては、DOSコマンドを使用することで思いもかけない操作が
可能となったりするので、バカにできない。

D.O.D
hideの楽曲。「Drink Or Die」の略で、「飲め、さもなければ死ね」という意味。
うちの後輩に飲み会に参加しても絶対に酒を飲まないヤツがいるが(何しに来てるんだ
ろう)、まるで彼のためにあるかのような言葉である。
転じて飲み会のことを指すこともある。

DTI
私が加入しているメインプロバイダ。Dream Train Internetの略である。
URLはhttp://www.dti.ad.jp
料金プランはキャップ制で、最高でも月に3000円弱である。今の相場ではやや
高めだが、それだけにサービスの品質は高い。アクセスポイントはテレホーダイ
タイムでもつながるし、サポートの質も高い。

私はDTIのアドレスからメールを出す時にNaru@DTIと名乗るのだが、かつてこれを
見てDangerous Teacher I****(私の名字の頭文字はI)の略だと思った友人がいた。
いくら何でもひどすぎるぞ。>小学校教諭Y.Oさん

FANKS
TM NETWORK(後のTMN)の造語で、FUNK、PUNK、FANSの合成語。
ソウル、ファンク、モータウンの雰囲気を取り入れたディスコサウンドを主張しているようである。
参考:BMS PLACE

goo
1.中古車情報誌。カーといえばグー。
2.ロボットによる検索サイト。URLはhttp://www.goo.ne.jp/であるが、間違えて
  http://www.goo.co.jp/を入力するとアダルトサイトへ飛んでしまうので注意。

H
性倒錯的行動や性行為を指す。
日常使われることが多い割にはあまり知られていないが、もともとは「変態(hentai)」
の頭文字である。

Hello World!
たいていのプログラム言語は、最初にこの文字列を表示するようなプログラムを
作って練習としている。そんなに由緒ある文字列なのだろうか。

HP
1.コンピュータ業界では、Hewlett Packard
2.RPGゲームではヒットポイント。
3.Webではホームページ
4.医療業界では、Hospital(病院)。

HTML
HyperText Markup Languageの略。W3Cという機関で仕様を公示している。
Markup Languageとは文章の論理構造を記述するための言語である。
決して見ばえを決定するための言語ではないということに
注意されたい。
見ばえを整えたい場合にはスタイルシートを用いるべきである。

IT
最近流行の、情報技術のこと。Information Technologyの略である。
Internet Technologyではないので注意。

iαppli
iモード端末で動作するアプリケーション。JAVAで記述されている。
Webから携帯電話にダウンロードして使う。圧縮後のファイルサイズが10KBまでという
制限があるために複雑なモノは作成しづらいが、それだけに作成者のセンスが問われる。
ジャンルとしてはゲームや時計が一般的である。
ただでさえダウンロードするのにパケット料金がかかっているのに、ネットワークに
接続してさらにパケット料金がかかるものもあるので要注意である。
時計やスクリーンセイバーはスタンドアローンで動作するモノが多いので比較的安心
だが、待受画面代わりに起動させておくと電池を著しく消耗するのであまり意味がない。
かてて加えて、液晶画面は焼き付きを起こさないのでスクリーンセイバーは正真正銘
意味なしである。

iモード
DoCoMoの携帯電話単体でインターネットに接続できるという、画期的かつ恐るべき
システム。iはInternet、Interactive、Information、I(1人称)を意味するらしい。
Eメールはもちろん限定的ではあるがWEBブラウズが可能で、1999年のサービス開始以来
爆発的にユーザを増やしている。
auのEZ WebやJフォンのSKY Webも同様の機能を持つが、サービス開始で先発した分だけ
ユーザ数、一般ユーザのサイト(勝手サイト)数ともに大きく引き離している。
欠点としてはメールの文字数が250字に制限されていること、設備能力を超える勢いで
ユーザが増えたことによるアクセス集中時の接続トラブル。
2000年夏以降の機種にはiモード機能が標準搭載され、携帯電話でインターネットは
ごく日常的なものとなった。
電話機能を持たないiモード専用端末というのは存在しないが、開発しないのだろうか。
結局電波で接続となると携帯電話と同等の機能を必要とするので意味がないのだろうか。
機能的にはWEBブラウズ機能付きPDA+通信機能−通話機能ぐらいをイメージしているが。
ちなみに私のサイトにもiモードサイトが存在するのでヨロシク♪
http://www.venus.dti.ne.jp/~naru-i/imode/

Internet Time
Swatchで開発された、全世界統一の標準時。
1日を1000単位(ビート)に分け、@340のように表記する。
@000はスイス標準時の午前0時で、日本では午前8時である。午後8時は@500となる。
マサチューセッツ工科大学メディア研究所所長でのニコラス・ネグロポンテ氏がこの方式を
支持し、注目を集めている。

KKD
勘と経験と度胸の略。
なんとなく「えいやっ」と決めること。
そういう場合に、きちんと数理的、定量的な方法を提案することが研究
目的である。

MDI
Multi Document Interfaceの略。アプリケーションのウィンドウの中に、
ドキュメントのウィンドウがいくつも開くというアプリケーションの形式。
代表的なアプリケーションは、Microsoft Office97、ワードパッド
ツールバーやメニューのためのリソースを節約できるというメリットがあるが、
最近のマシンはリソースに余裕があるので余り意味がない。
インターフェースとしては、SDIの方が使いやすいと思う。

MOディスク
Mugneto Opticalディスクの略。光磁気ディスクと訳すこともある。
容量は、最近では640MBが主流。
なにしろFDに比べると桁違いの容量を誇っている。ディスクの信頼性も
FDより高く、もうこれがあればFDはいらなくなる。
私はかつて、IE3.0のインストールファイルをFD10枚くらいに分割して
持ち運んでいたが、そんな苦労も今は昔である。

MP3
MPeg-1 Audio layer3の略で、音声圧縮のための国際標準形式の一つ。
人間に聞こえない領域の音を間引くことによって音声を圧縮し、WAV形式の
10〜11分の1程度までサイズを圧縮できる。不可逆圧縮なので本来は音質が
落ちるのだが、聴いた感じほとんどCDと変わらない音質というなかなか
グレートな規格。
再生には専用のプレーヤーソフトが必要。有名どころではWinampSCMPXあたりか。
Windowsに標準でついているメディアプレーヤーの6.0以降でも再生できる。
入手はMicrosoftのサイトで。

MP3は音質がいい上にコピーが容易であるため、著作権に関する問題が絶えない。
インターネット上には違法なMP3ファイルが多数公開されており、問題となっている。
しかし規格自体にはまったく問題が無いどころかきわめて優れた規格である。
最近はパソコンからMP3データを取り込んで演奏するプレーヤーも販売されて
いる。私も最近購入した。

MSE
Mean Square Error(平均二乗誤差)の略。推定精度を表す指標。
推定値の、真値との二乗誤差の期待値を表し、(推定値−真値)^2/試行回数で
求められる。
推定値の期待値とばらつきを同時に評価できるため、推定精度の評価指標として
有効なものである。

MTBF
Mean Time Between Failure(平均故障間隔)の略。製品が故障して修理されてから
(または製造されてから)次に故障するまでの平均間隔を表す。耐久試験を実施して
算出する場合が多い。
MTBFが長い(例えば4000時間)製品はその分故障しにくい。しかしその試験の実施に
4000時間もかかるかというとそうではなく、次のようにして算出される。

100個の製品を用意し、同時に稼働させる。50時間後に1個故障し、80時間後にもう1個
故障したところで試験を打ち切ったとする。
この時、総稼働時間は50+80×99=7970時間。
故障したのは2個なので、MTBFは7970÷2=3985時間となる。

Northernlight Industry
私のサイトの名称。私の本名はイニシャルでN.Iになるので、うまくそうなるように
考えた結果こうなった。Industryなどと言う割には何も生産的なことはしていないのがミソ。
もともとはポケコンでプログラムを組むときに作成者として使っていた名称なのだが、
これを踏襲した。
いつかは何かクリエイティブなことを・・・などと書くとソフト開発に手を出すのかと
誤解して期待する輩が現れるのでそんなことは書かないが、はっきり言って名が
体を表していない状況である。

Outlook Express
Windows98に標準で付属するメーラ。
文字コード、送信形式などに問題があり、非常に評判は悪い。
初心者はよくこのソフトを使い、メールをHTML形式で送ってしまって熟練者に怒られる。
まともに使えるようにするにはあちこちの設定を変える必要がある。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~yyyy/にて公開されている、「IE Power Tool」に含まれる
OE簡単設定機能を用いることで簡単に設定できる。

readme.txt
オンラインソフトやパッケージソフトなどで、最初に読むべき内容が記述されて
いるドキュメント。
拡張子が示すように、通常はテキストファイルなのでメモ帳エディタで読む。
readme.1stやread.meとなっている場合もあるが、これだと拡張子が登録されていない
ので直接開けないのが難点。
かつてはreadme.docなっている場合も多かったが、Microsoft WordやWordpadが標準の
拡張子としてdocを採用してしまったので、直接開こうとすると軽いメモ帳ではなく
それらの重たいソフトが起動してしまうようになってしまった。このために最近は
あまり使われていない。

Red Zone
略してRZ。1月から2月に1回ほどのペースで定例会(飲み&カラオケ)を
開く謎の集団。そのルーツは1990年度神奈川県立某K高校にある。
主なメンバーは、はいびじー三等兵新瀬進WATANABE、そして私Naruである。
それぞれのサイトをご覧頂けばおわかりかと思うが、多士済々海千山千魑魅魍魎な
連中である。高校時代彼らと知り合った私が「こいつらやばいぜ。危険度Red Zoneだ」
と感じたのがネーミングの由来となっているのだがそう思っているのは私だけだろうか。
彼らの私辞苑でRed Zoneの項目を参照してみたいものである。
主な活動実績(?)は、かつてはTRPG、部活を乗っ取ってのパソコンゲーム三昧など。
現在は飲み会、カラオケくらいだが、「私以外はみんな、いつか何かとんでもないことを
やろうと思っているに違いない」とみんな思っているのだろう。

Samba
UNIX系OS上で動作するソフトウェア。このソフトが動作しているUNIX系OSマシンは、
Windowsのネットワークコンピュータからアクセスでき、UNIX系OSであることを意識
せずWindowsマシンであるかのように利用できるという非常にグレートなソフトである。
具体的には、ファイルサーバ、プリントサーバ、ドメインサーバなどのサービスを
利用できるようになる。使いこなせればNTサーバはいらなくなるのだ。
詳しくは日本Sambaユーザ会を参照。

私もマイルームLANのLinuxサーバで使用しているが、大変に重宝している。サーバ機に
取り付けてある大容量HDDをネットワークドライブとして使用できるのだ。
MP3ファイルやら仮想CDのコンテナファイルやらを大量に放り込んで使用している。

SDI
某国で進められている、スターウォーズ計画・・・ではなく、
Single Document Interfaceの略。一つのファイルにつきウィンドウが一つ開く
アプリケーションの形式。
MDIと比べてリソースを消費するため、比較的小規模のアプリケーションに
多く見られる。ただし、タスクバーを用いて編集するファイルを切り替えられるため、
インターフェースとしては使いやすい。

STANS
かつて私がポケコンU-6000で作成したプログラム。STatistical ANalysis Sistemの略。
その名の通り統計解析を行うプログラムで、平均、分散、標準偏差といった基本統計量は
もちろん、中央値を初めとする順序統計量や、相関分析にまで対応。成績処理をする
必要もあったため、おまけとして偏差値の算出機能まで搭載していた。
U-6000に標準装備されていた統計機能とデータに互換性があり、またデータをファイルにして
セーブ・ロード可能(ポケコンとしては画期的?)であったため、簡易データベースとしても
機能した。
私は学部時代に、統計演習の試験にこのプログラムを持ち込んで楽々突破。このプログラムと
別作の分散分析プログラム(ANOVA)があれば統計解析に関する試験にはすべて対応できた
ため、1セットにして売りに出せば価格は現在のシェアウェアの相場を軽く上回ったのでは
ないかと思われる。
現に卒業がかかっている友人に「5万円でも買う」と申し出られたこともあった。
さすがに悪いので500円で手を打ったが。友人なのだからタダでもよかったのだが、
数百行にわたるプログラムの入力までしてやったのだからまああんなもんだろう。
パソコンを始めたからにはWindowsに移植してみたいのだが、いかんせん私にはプログラム
言語の知識がない。しかもExcelなどの表計算ソフトを使えばだいたいことたりるし、
専門の統計解析ソフトも多数存在するのではっきり言って需要がない。残念。
WindowsCEに移植できたらいいなあ。

Suica
JR東日本が導入した新システム。改札時にカードをセンサーに
近づけるだけで入出場記録がなされるため、楽である。
Suica定期券にもIOカード機能があるため、乗り越し精算も楽。
なくしたら再発行してくれるというのも心強い。
首都圏中心に移動するなら必携である。

TM Network
私が初めて個人的に好きになったアーティスト。とは言え、最近他の方の私辞苑を
見るまで自分でも忘れていた。(笑)
宇都宮隆、小室哲也、木根尚登の三人からなり、後にTMNに改名した。
TMはTime Machineの略らしいが詳しいことは不明。
私個人としては、後期のTMNよりも80年代のTM Networkの頃の曲が好きだった。
カラオケ向きではないけど。
その前身たるSpeedwayは、小室が参加していなかったためかだいぶイメージが違う。
やはりTKは偉大だ。自分で曲出すと売れないけど。
90年代に入るとあまり新曲は出さずに、ベスト版やリメイク版を細々とリリースする。
1994年に、「プロジェクト終了」と称して解散した。残念と言えば残念だ。

[補足]
最近、再びTM Networkとして復活を果たした。どうやらTKがやる気になったらしい。
復活を果たしたシングルは、かつての名曲「GET WILD」のセルフカバーである
「GET WILD DECADE RUN」だった。またしても新曲を作らずセルフカバーでしのぐ
のかと不安になったが、その後は新曲をリリースしたのでちょっと安心。

TRPG
Tabletalk Role Playing Gameの略。
本来RPGと言えばこちらを指すが、ゲームマシンのRPGと区別するためにこのように
呼ばれる。ゲームは会話によって進められる。不確定事項の処理にはダイスが用い
られる。
1974年にアメリカで発売されたD&D®が元祖。以後様々な作品が出版されている。
個人的なお気に入りは、国産TRPGの代表作たるソードワールドRPG、近未来世界を
扱ったサイバーパンク2.0.2.0.。ちなみにソードワールドRPGの背景世界である
「フォーセリア」は、ロードス島戦記、クリスタニアシリーズなどを含むもので、
すでにロードス島を扱ったサプリメントが発売されている。
将来的にはクリスタニア世界の統合も期待される。

WMA
Microsoftが開発した音楽フォーマットであるWindows Media Audioファイルのこと。
MP3よりも高圧縮率が謳い文句だが、同じビットレートであればどちらも大差ないどころ
か、ファイルサイズはMP3の方が小さかったりする。
どうやら、低いビットレートでも音質を保持できるということらしい。
それなら高圧縮率ではなく高音質であろう。MSに踊らされてはいけない。(笑)

Word
Microsoft社のワープロソフト。Windowsの普及とともに、ワープロ業界における
シェアを大きく拡大した。
最新バージョンはWord2000ではインターフェースを大きく改善。MDIからSDIに変更し、
メニューは最近使ったものを優先的に表示するようにした。これは初心者にはいいかも
しれないが使い慣れたユーザにはかえって不便だと思う。
Microsoftの製品だけあってWindowsとの親和性は高い。しかし、編集した図が他の
ページへ吹っ飛んだり、テキストボックス内の文字が表示されなくなったりという
問題が存在している。インターフェースを変えるのもいいが、編集機能そのものを
もっと見直してほしいものである。


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