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セプターズカップ用ブック


ルマー氏

日付 区分 大会名 結果
08/01 店舗大会 ベストビデオ西新店 キャンセル
08/08 地方予選 セプターズカップ福岡大会 第3位
09/15 全国大会 セプターズカップ本選大会 二回戦敗退

予選用ブック: ライブキング (1999/08/08時点)

[コンセプト]
コンセプトは、「戦闘で倒されない拠点を作る」ことに集約されています。 大会での戦闘機会は少ないであろうと踏んで、スクロールでないと倒すことが困難等、とにかく死ににくいクリーチャー中心で構成されています。 拠点はヴァンパイアかガーゴイルを城の周りの土地に配置、それ以外のクリーチャーは真打ち(ヴァンパイア&ガーゴイル)召還用の連鎖要員と割りきっています。

クリーチャー(20)
地属性中心にした理由は以下のような感じです。

(1)7月の時点では公式HPなどでも風属性人気がかなり高く、風単色では対戦者と属性がかちあう可能性がかなり高いと判断した。

(2)最強の攻撃手段、グレムリン+フュージョンに対抗するには先制かつHP40以上のクリーチャーを拠点に置きたい。

(3)個人的にヴァンパイア大好き、ガーゴイルも好き、ウーズもわりと好き。

アイテム(6)
戦闘力(=アイテム)は可能な限り削り、スペルに充てています。ハンドカフスを入れている理由は、クリーチャーの大半がスクロールでないと倒されないということと、STを0にする(デコイの侵略に耐える)アイテムとしてはカウンターアムルやガセアスフォームよりも安上がりという二重の利点がある、と判断したからです。

スペル(24)
パーミッションを使い、城の周りの土地を早めに押さえることを念頭に置いています。 拠点候補のクリーチャーにはミューテーション+ランドプロテクトで万全の体制を敷きます。機先を制することさえできれば勝率はかなり高いです。 逆に出遅れると苦戦必至になるのですが。

相手の領地に干渉する手段は、

 デコイorアンシーン+ライフジェム
 リムーブカース+アンサモン

くらいしかありません。あまり起こらないであろう戦闘のためにアイテムを割く必要性はないと判断したためです。

カードのうちわけは以下の通りです。


Creature 20 Item 06 Spell 24
アンシーン 2 グレムリンアムル 1 アンサモン 2
デコイ 4 ハンドカフス 2 カオスパニック 1
バンディクート 2 フュージョン 1 シャッター 1
ヴァンパイア 1 ライフジェム 2 ドレインマジック 3
ウーズ 4     パーミッション 4
ガーゴイル 1     バリアー 1
グリーンモールド 2     ヘイスト 2
マミー 1     ホープ 2
ミルメコレオ 3     ミューテーション 2
        ライフストリーム 1
        ランドプロテクト 2
        リムーブカース 1
        リンカネーション 2


以下は予選後の改訂版で、これをもって「ライブキング確定版」とさせていただきます。


Creature 20 Item 06 Spell 24
アンシーン 3 ハンドカフス 2 アンサモン 1
デコイ 4 ペトリフストーン 1 カオスパニック 2
バンディクート 3 ヘルブレイズ 1 シャッター 2
ヴァンパイア 1 ライフジェム 2 ドレインマジック 1
ウーズ 4     パーミッション 3
ガーゴイル 1     ヘイスト 2
ミルメコレオ 4     ホープ 1
        ホーリーワードX 1
        マナ 2
        ミューテーション 2
        ランドプロテクト 2
        リコール 2
        リムーブカース 1
        リンカネーション 2

[弱点]
結局予選でテンペスト使いや妨害オンリーのセプターとは当たらなかったのですが、その対策として入れたライフストリームやバリアーが手札を圧迫し、思いどおりにブックを回すことが難しくなっています。 また移動系などの「自分を有利にする」スペルが乏しく妨害要素の強いものが多いため、手札的には対戦者にマークされやすく、妨害を受けやすいブック、とも言えます。 アイテムが少ない分、早いターンで出尽くしてしまうと土地のレベルアップもやりにくくなります。

移動系が乏しく、かつアイテムが少ないということは、敵の拠点を避けることも奪うことも思いどおりにはならないということが言えます。 今気付いたけど、予選ではカオスパニックは1枚でした。よくぞ二度も最善の時に使えたもんです。


本選用ブック: X∞’(エックスマルチプライダッシュ) (1999/09/15時点)

[コンセプト]
コンセプトは「中心部の高額土地で護符を転がす」ことをメインとしつつ、対戦者には何をやろうとしているかを読ませず、かつ自分の行動の選択肢をできるだけ多く持つことに重点を置いたブックです。 (ただしこの戦略は本戦1回戦目にしてかなり崩れました。理由は後述)

クリーチャー(17)
わけあって水属性中心です。と言うより水属性の土地を意識した構成になっています。 その「わけ」とは、

(1)城のとなりが地属性と水属性になっており、このどちらかを中心にしてクリーチャーの属性を絞ったほうが有利、ならば予選後に人気急上昇の感がある地属性よりも水属性のほうが対戦者とかちあいにくいと判断した。

(2)護符戦になる事は必至、しかも中心部の高額の土地はみんなこぞって占領しようとするはず、だが地価が高い分レベルアップに要する魔力も半端じゃなく高い、ならば、と思い付いたことがあったのです。

「それ」ができれば間違いなく護符戦で優位に立てる、「それ」をどうせやるなら水属性のあのクリーチャーをぜひ利用したい・・・という皮算用が働いたという感じです。「それ」とは何かは後述。

水属性以外では、予選と同様にとにかく死ににくいクリーチャーで固めることでアイテム不足を補う構成となっています。

アイテム(4)
はっきりいって予選よりも火力は低下しています。しかも防御アイテムは全くありません。 シルバープロウはそれを補うための「削り侵略への牽制」にしか使えなさそうなのですが、コンセプト上じつは必要不可欠なアイテムなのです。

スペル(29)
偏っています。ドローサポートとリバイバルに6枚も使い、30ラウンド中にやりたいことができるようにしたつもりです。 スワップスペル2枚とスクイーズ3枚で相手の手札にプレッシャーをかけつつ自分の余剰カードを処理、防御アイテムがない分はミューテーションとランドプロテクトでカバー、相手が護符を転がそうとレベルアップした土地にはシンクで護符価値大変動、そして・・

「それ」
テレキネシスで敵クリーチャーを自分の領地に呼び込み、シルバープロウを使い土地レベルアップのコンボ。 中心部の土地はレベル2→3にするのにも480G必要ですが、これならまるまる300G得し、さらに護符価値も上がれば、魔力的にも手数的にも大きなアドバンテージが取れます。 レベル3→4、4→5ならばさらに効果が大きくなることは言うまでもありません。

また、シルバープロウが手元になくとも、ディープスポーンの土地に呼んだ場合、愛しのわかめが生き残りさえすれば相手にバインドの効果がつきます。 ラウンド制限があるルールでのバインドはかなりの痛手となり得ます。よって土地は水属性、拠点候補クリーチャーはディープスポーンとなったのでした。

ちなみにどうしても潰したい土地にはデコイ爆弾(デコイ+ライフジェム)で特攻、というのは予選時となんら変わりありません。

パーミッションは「初期の手札にあれば、先んじて護符を買い中心部の土地にクリーチャーを置ける」というメリットがあるのですが、連鎖作りとのバランスを考え、リバイバルもあるので2枚にとどめました。

もはや自分の登録商標となった感もあるカオスパニックですが、個人的には、タイミングよく使用することさえできれば「自分を利し、同時に対戦者の周回を妨害できる」という万能なスペルだと思っております。買いかぶりすぎですか?

カードのうちわけは以下の通りです。


Creature 17 Item 04 Spell 29
アンシーン 3 シルバープロウ 2 カオスパニック 2
デコイ 3 ライフジェム 2 シンク 1
ディープスポーン 3     スクイーズ 3
リリス 2     スワップスペル 2
オルメクヘッド 3     テレキネシス 3
ミルメコレオ 3     パーミッション 2
        ヘイスト 2
        ホープ 2
        ミューテーション 3
        ランドプロテクト 2
        リコール 2
        リバイバル 1
        リムーブカース 1
        リンカネーション 3

[弱点](山ほどあります)
シルバープロウにしろ、ライフジェムにしてもそうですが、コンボとして使うことを前提にしてブックに入れているカードは、その片割れ(テレキネシス、デコイなど)と同時に手札にないと使いみちがないまま手札を圧迫することになります。

また、「使いたいとき」にあわせてコンボとなるカードを都合良く手札に持つ、というのはいくらドローサポートカードを駆使してもなかなか思うようにいきません。 逆に、その組み合わせが手札にあっても局面上、効果的に使えない状態である方がむしろ多いかも知れません。

拠点候補のクリーチャーをレベルアップする前に潰されるとどうしようもありません。スワップスペルに期待するのも危険ですし。 たしかペトリフストーンを入れていたはずなんだけど・・・確認したらなかったから たぶん「防具?スワップスペルでもらえばいいじゃん」とでもたかをくくっていたのでしょう。

ミューテーションしてもランドプロテクトを引く前に倒されては無意味です。 総合的に、ラウンド制限のある短期決戦にはあまり向いてない構成、というのが致命的な弱点であるような気が・・・・・ 防御型クリーチャーを拠点にするという戦略自体、「テレキネシスに弱い」というかなり難儀な問題があるし・・・・・

結論、そりゃ決勝に残るの無理だわ。

蛇足ですが、ディープスポーンの土地へのテレキネシス+シルバープロウのコンボは、大会前の対戦会にて松岡氏、たにだ氏、カッパ氏に披露済みでした。 その時点では本戦のマップも公開されておらず、自分もこんなやりにくいコンボを本戦で使用するつもりなどなかったからです。

あれこれ考えた結果採用したのですが、よりによってその戦略が筒抜けになった松岡氏と一回戦で当たるとは・・・・ 自分がディープスポーンを置いたとたん、となりに配置されていた松岡氏のニンジャが逃げていく・・・・・ 戦略バレバレだよ、と痛恨の念にかられながらの対戦とあいなったのでした。フュージョン持ってるニンジャなんか呼び込んだりしませんってのに。

で、すかさずAHO氏のドリアード送り込んでくるあたり・・・・お上手。



逆走「_ 」TKB: http://blackwood.blog3.fc2.com/



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