fractal |
フラクタル図形は、自己相似性を持つ図形の総称。自己相似性とは、図形の一部を取り出したとき、それが図形全体の縮小図になっているという性質である。フラクタルは、破片、断片、切れ端といった意味のフラクションからきた造語で、米IBMワトソン研究所のベノワ・マンデルブロ博士が1975年に命名した。 自己相似性を持つ図形としては、コッホ曲線やシルピンスキーのギャスケットが有名だが、マンデルブロ博士の功績はこれらの図形にランダムな要素を盛り込んだことである。これによって、フラクタルという概念が、株価変動の予測といった経済分野や自然科学の分野にまで拡張された。 近年、フラクタル理論は、コンピューターグラフィックスによる自然描写やアート、画像や通信データの圧縮技術、医療分野でもガン細胞の早期発見を目指す診断技術など、幅広く応用されている。 |
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