悠久なる西安と兵馬俑〔2019年12月13日~12月16日〕 

 HA社の西安4日間ツアー〔総勢27名(女性15名、男性12名)現地ガイドのみ〕に一人で参加した。関西空港19時55分発、約5時間のフライトで西安国際空港〔標高:479m〕到着。ホテルには翌朝、現地時間の1時30分着。一日目は、世界遺産の秦の始皇帝陵と兵馬俑博物館、興慶宮公園(阿倍仲麻呂記念碑)、青龍寺、大唐芙蓉園と西安の夜景観賞(OP=280元)。二日目は陜西省、美術博物館、歴史博物館、小雁塔、書院門古文化街散策、回民街散策、西の城門(安定門)から南門迄散策、三日目は世界遺産の『大雁塔』を見学して空港へ。三泊四日の充実した歴史を振り返る西安観光を楽しみました。ガイドさん曰く中国国土(約960万㎢)は日本の26倍。5ブロック23省有って、鶏のようになっていて、北京は首で、西安は心臓の部分、シッポがウイグル…だとか。なる程と思った。

陜西省西安について
 
昔、長安(長久平安)と呼ばれていた古都西安は紀元前11世紀から紀元後10世紀迄の約2000年間、秦、漢、随、唐等の中国歴代王朝の都として繁栄する。秦の始皇帝、漢の武帝、司馬遷、則天武后、楊貴妃、等多くの歴史上の英雄やヒロインが活躍した場所である。遣隋使や遣唐使が日本から18次派遣されており、阿倍仲麻呂、空海等が学んでいる。また、シルクロードの起点でもある。時差は1時間遅れです。通貨は元。為替レイトは1元=約16.66円(ガイドさんの交換レイト=1万円=600元)、元の表示額の約16.6倍が日本円となります。


関西空港搭乗口

表:機内 裏:西安空港

 表:部屋 裏:風呂と洗面

表:夕食 裏:ホテル朝食

   各画像にマウスを当てるともう一枚画像が見れます。

出発日程

 夕方、17時55分関西国際空港第一ターミナル4階出発ロビーでHA社担当者よりeチケットを受領。HA社とはこれで終り。海南航空でチックイン、スーツケースを預ける。北出発口より入り保安検査を受けて出国審査を受けて北ウイングシャトルで中間駅下車。海南航空HU-410便に搭乗。機内で中国入国カードを貰って記載する。中国への入・出国カードも日本への入国カードも海南航空の為、中国語で書かれているので事前に確認しておいた方が良い。また、今年6月からと思われるが、通達により中国入国時、満14歳~満70歳迄の全ての外国人は指紋及び顔画像(個人生体識別情報)の採取が義務付けられているので私は受けなかったが入国審査場の列に並ぶ前に登録が必要である。無事入国審査を終えて荷物を受取り出口で現地ガイド(段さん)の出迎えを受けました!(^^)!。

1)西安観光一日目。

 令和元年12月14日(土)曇り→西安市内観光:鐘楼・鼓楼→秦始皇帝兵馬傭博物館:1~3号杭、銅車馬→秦の始皇帝陵→華清宮(昼食:火鍋料理)
                   →興慶宮公園→青龍寺→夕食(麺料理)後:OP夜景観賞(大塔芙蓉苑と西安の夜景観賞)


   世界遺産『兵馬俑』『始皇帝陵』→→興慶宮公園(阿倍仲麻呂碑)→→青龍寺 ←左の文字をクリックして下さい。

  私は朝、5時(日本時間は6時)に起床。6時より朝食、ホテルを9時出発。まず、現地ガイド(段さん)に両替して頂いた。関空よりレイトは良かった。西安から東へ約38km高速に乗って始皇帝陵に向かった。昔は宮中があり、科挙試験もここで行われていたようです。中国建国70周年のお祝いのモニュメントもあり、出店では特産品のザクロや干し柿等が売られていた。ガイドさんより、笑わない皇后を笑わす為に『のろし』を焚き各地の将軍を都に集めたとか…。昼食は華清宮の中の菜鮮堂で火鍋料理を頂いた。閑散期の為、観光客は少なかった。夕食は麺料理、店より成都市の薬用酒『大丈夫酒=元気な旦那さんの意味=クコの実、人参他、12種類の薬味の入っている?』を無料で、ふるまわれ味見させて頂き気に入ったので3本購入した。一旦ホテルに帰りOPの夜景観賞(9人参加)を楽しんだ。夜景としては神戸ルミナリエ以上で素晴らしかった。大塔芙蓉苑内を電動カートでゆっくり案内して頂いたが「紫雲楼=シルクロード展を開催していた模様」内には入れず歴史的な背景も判らず少し残念でした。その後、週末の繁華街を散策。提灯が本当にきれいでした。本日は23,109歩でした。


           高速の料金所

      出店

      出店

         のろしを揚げた山(?)

       表:華清宮入口 裏:宮中内

            宮中内

      表:菜鮮堂 裏:火鍋料理

夕食
酒(大丈夫)
表:紫雲楼 裏:小雁塔が見えます。

表:城壁 裏:大塔芙蓉苑入口

表:正面 裏:入った所
 
表:紫雲楼 裏:?(エレベーターで上がる)

表:80年代中国家庭 裏:90年代

照明は時間と共に変わりました
 
週末の繁華街

2)西安観光二日目。

 令和元年12月15日(日)曇り→陜西省美術博物館→陜西省歴史博物館→昼食(餃子宴)→小雁塔、書院門古文化街散策、回民街散策、西の城門(安定門)から南門迄散策→夕食(楊貴妃宴)

   陜西省美術博物館陜西省歴史博物館城壁散策(南門~西門)・鐘楼・鼓楼
←左の文字をクリックして下さい。
 

 朝4時起床。8時出発。、午前中に美術館、博物館見学。昼食は餃子苑、店内には餃子の包みで作った鶴等の人形が展示されていた。小雁塔がある書院門古文化街散策では、孫のお土産に習字の筆(黄色の毛は高く、白毛(羊?)は安いので各々1本買った。珍しく気に入ったのは、般若心経が書かれている『戒尺=竹の物差し』。小物等のお土産を買った。回民街散策では昔懐かしいケンポナシ(甘い木)だと思うが売っていたので試食。ガイドさんに聞いたら難しい名前を教えてもらった。いずれにしても中国から日本に来た物と知ってビックリです。回民街の狛犬(右が男、左が女=足元のボールと赤ちゃんに注目)。夕食は楊貴妃苑で頂きましたがOPの唐歌謡ショ~は観覧しないでホテルに帰りホテルの近くのセブンイレブンによく似たコンビニでお土産(陜西十大怪=ピーナツ味で色々種類が入っていました)を購入する。


昼食の餃子苑

包みの人形

表:小雁塔 裏:書院門入口

表:西安文理学園 裏:戒尺・小物
 
回民街
 
ケンポナシ?

回民街の狛犬(右が男、左が女) 

楊貴妃苑

お土産のお菓子

3)西安観光三日目。

 令和元年12月16日(月)曇り→午前中大雁塔→興慶宮公園→西安空港。

 
世界遺産『大雁塔』左の文字をクリックして下さい。

 ガイドさんの時間調整で世界遺産『大雁塔』内を見学出来た(20元)。附近の建物を含めて流石、世界遺産見応えが有りました。空港近くのホテルのレストランで西安料理を昼食で頂きましたが辛くも無く日本人好みの味で一番美味しかった。出国手続きも皆さん、スムーズに終えましたが出発便は遅れ、関空へは予定時間より一時間20分?遅れの到着となりました。無事帰ることが出来てガイドさん他、皆さんに感謝、感謝~す。


表:30年前 裏:工事中の建物

表:西安空港 裏:西安料理

   表:乗り場変更 裏:海南航空機(737)

  

旅行後記
1)日本から遣隋使、遣唐使が計18回派遣されいて、命を懸けて中国文化を持ち帰っている。仏教経典は三蔵法師がインドから中国に640部?持ち帰り世界遺産の『大雁塔』内に保管されいて、中に入り経典を見て感動しました。般若心経は中国でも日本でも同じであり、通用することが『青龍寺』に参拝して判りました。物差し(戒尺=子供の教育用?)に般若心経が書かれていてびっくりもしました。
2)ホテルのテレビ、今回は日本語放送を見ることが出来ませんでした。また、ホテルのWiFiは無料でしたが、FBもLINEも使用出来ませんでした。

3)今回も仏像などの写真撮影はOK(フラッシュは不可)素晴らしいと思います。歴史博物館などの仏像の写真を沢山撮ることが出来ました。後日写真でじっくり楽しみたいと思います!(^^)!。
4)ガイドさんに30年前の西安市の写真を見せて頂きました。現在は、附近に5~7階建てのエレベーターが無いマンションが多く建てられて、見渡すことが出来ません。高齢化に伴い建て替えも進んでいて、小雁塔や大雁塔等の遺跡が遠くより見えるように壊してエレベーター付きの高層マンションにするそうです。中国の土地は国のものでありに強制的に立ち退きされているようです。日本は失われた20年、中国は発展の20年が続いているようです。
5)広場で上手に踊っている人々を多く見かけましたが、大人に比べて子供が少なかった(2018年4月1日より二人っ子政策となる)気がして少し気になりました。
6)今回も新しい出会いがあり、古都の歴史に触れ、念願の『青龍寺』に参拝出来て、お陰様で愉しい観光が出来ました。


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