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The Longest Sprint - Suzuka 8-hours Endurance Race
 
Home > Suzuka 8-hours Endurance Race > 2001 "Coca-Cola" SUZUKA 8-hours Endurance Race

ロッシ/エドワーズ、ホンダ5連勝

"Coca-Cola" SUZUKA 8-hours Endurance Race: Suzuka, Japan August 2-5, 2001

 

バリバリ伝説な8耐
金曜日の晩にサーキットに着く。前日に京都の実家に帰っていたので、初めて近鉄を利用してみた。京都-八木-白子と乗り継いで約2時間。白子駅前でいつものメンバーと合流した。今年は関西2名、浜松1名と私の4人体制となった。

明けて土曜日、4耐とスペシャルステージである。コースへ向かう途中でまずパンフレットを買う...って。表紙にいきなり巨摩郡がぁっ!あああ、バリバリ伝説って「あの番組」だけのことじゃなかったのか。オフィシャルグッズとして巨摩郡タオルとかレプリカヘルメットとか、果ては最近講談社から復刊されたバリバリ伝説全38巻なんてものまで売っているとは...。

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梁、気を吐く!
気を取りなおしてコースへ。ライダー3人制とスペシャルステージの関係がどうなるのかいまひとつ理解していないままD席へ陣取ったが、ややこしいこともなく例年通りの2ステージ制で2人のライダーが走るのだった。しかし、玉田誠が第3ライダーということで走らないのはほんとにもったいない。改修前の鈴鹿でとんでもないタイムを出していただけに、ロッシや加藤と同じマシンでどこまで走るのかホントに見てみたかった。

スペシャルステージで注目された事ども。当日誕生日でその時点でのトップタイムをマークした#778 TSRの小西良輝。2人ともにフロントからスリップダウンして記録無しの20番手に終わった#19 モリワキレーシング。へたなワークス勢よりよっぽど速い最速のXフォーミュラ#8 ケンツの北川圭一。彼が走るとD席向かいの救急ブースから看護婦達も見に出てくる(実話)という走るいい男#3 カワサキの井筒仁康。そして今年の真打ちロッシがお約束通り最速タイムの2'08"146をマークしてトップに立った。
これで決まりかと思われたラスト2人、前日の計時予選で2番手につけていたスズキの梁明が、ロッシの上を行く2'08"093をマーク! おお、今年のスズキはひと味違うぞと翌日への期待を持たせてスペシャルステージは終了した。

ポールポジションは#7 TEAM SUZUKIの梁明/加賀山就臣/渡辺篤組、2番手に#11 チーム キャビン ホンダのヴァレンティーノ・ロッシ/コーリン・エドワーズ/鎌田学組。3番手に#4 チーム キャビン ホンダの宇川徹/加藤大治郎/玉田誠組、4番手に#3 カワサキ レーシング チームの柳川明/井筒仁康組となった。

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柳川、不運の転倒- 0-1時間
8月5日日曜日午前11時30分、鈴鹿8時間耐久ロードレース決勝のスタート。ホールショットはポールポジションから抜群のスタートを見せた#7 スズキの梁。これに#11 ホンダのヴァレンティーノ・ロッシ、#3 カワサキの柳川明、#4 ホンダの加藤大治郎が続いた。

2年目のVTR1000SPWはやはり直線で速い。後続を引き離そうとする梁の背後に裏のストレートでロッシが迫る。なんとかこれを押さえた梁だが、さらに続く1コーナー突っ込みでトップを伺うロッシ。しかし次の瞬間トップに立っていたのは3番手から牽制しあう2台をするりとかわした柳川だった。オーダーはカワサキ、スズキ、そしてキャビンホンダの3台となった。これに#8 ケンツの北川圭一、もう一台のカワサキを駆る#5 芹沢太麻樹、桜井ホンダの#71 武田雄一、そしてようやくこの位置にヤマハファクトリーの#41 アンソニー・ゴバートが続いた。

3周目のスプーンで#12 ヨシムラの出口修が転倒リタイア。

8周目に入ったホームストレートでロッシが一気に前を行く2台を抜き去ってトップに立った。懸命に追う柳川と梁もロッシのスピードについていけない。さらに岡田、加藤もロッシに続いて序盤はホンダの1-2-3となった。

そして事件は起こる。20周目の最終コーナーで柳川が前を行くマシンに追突して転倒!マシンのダメージは少なくすぐに再スタートを切ったが、事実上優勝の望みは絶たれてしまった。あろうことかこの時前にいたマシンがなにかと話題のガチンコであった。現場ではそれは判らなかったのだが、家でBS-iを見ていた家人からのメールでずっこける我々であった。よりによってガチンコかい! シフトミスは誰にでもあることだと思うが、あのタイミングでやらかしてくれるとは。柳川、不運の転倒であった。

この後、各チーム最初のライダー交代を行ったが、特筆すべきはスズキのピットワークで、ややもたついた感のある#33 ホンダのバロスを押さえて2番手で加賀山がコースに戻ったのであった。

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加賀山、痛恨のコースアウト - 1-2時間
1時間が経過した時点でトップは#11 ホンダのコーリン・エドワーズ、2番手に#7 スズキの加賀山就臣、3番手に#33 ホンダのアレッシャンドレ・バロス、4番手に#4 ホンダの宇川徹、5番手に#5 カワサキのグレゴリオ・ラヴィッラ、6番手に#8 ケンツの新垣敏之!。以下、#41 ヤマハの芳賀紀行、#71 桜井ホンダの山口辰也、#21 ヤマハの吉川和多留。

今年はここまでスズキがいい位置につけているし、ピットワークも速いしかなりいけるかもと思った時、加賀山がスプーンでコースアウトしてしまった。転倒はせずコースに復帰したが4番手まで順位を下げてしまい、この後トップに絡むことはなかった。

また、転倒後もピットに戻らずに走行を続けていた#3 カワサキの柳川は井筒仁康と交代していたが、井筒はアウトラップからいきなりピットインしてしまう。やはり先程の転倒でリアブレーキ回りの調子が悪いようで、修復を終えてピットアウトした後、再びピットに戻り大きく後退してしまった。

この時間帯でもっとも目立ったのは#41 ヤマハの芳賀で、ペアライダーのゴバートにやや譲ったかならずしもベストではないセッティングのマシンで追い上げ、#5 カワサキのラヴィッラをかわして5番手まで順位を上げてみせた。

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エドワーズvs.バロス:SBKライダーvs.GPライダーの競演 - 2-4時間
2回目のライダーチェンジ。トップは#11 ホンダのロッシ、2番手に#33 ホンダの岡田、3番手に#4 ホンダの加藤と相変わらずホンダの1-2-3が続いた。やや、飽きがくる展開だったが、この後激しいバトルが見られた。

3回目のライダーチェンジが行われ、2番手をキープしたまま岡田と交代した#33 バロスがトップを行く#11 エドワーズに宣戦布告。さかんにエドワーズを突きまわすバロスは何度となく130Rやシケインの突っ込みで前に出る。しかし最終コーナーの立ち上がり方が違うのかホームストレートエンドの1コーナーでは明らかにエドワーズが速い。何度も何度も同じパターンで順位が入れ代わる。
もはやコース全周に現れる数限り無いバックマーカーをものともせずに2台のバトルは続く。周回遅れをよけながら、バトルをしつつ、それでいて2分9秒台を立て続けにマークするという離れ業は、眠くなった中盤の大きな見どころとなった。第1ライダーのロッシ、岡田の影に隠れているように思われるが、このへんがホンダの層の厚さである。

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岡田、無念の転倒 - 4-6時間
バロスとエドワーズのトップ争いはバロスが前でピットイン。ライダーチェンジとなった。しかしまだまだドラマは続く。トップで交代した#33 岡田がロッシのプレッシャーに負けたのかシケインで転倒してしまうのだ。これでロッシがトップに立ち、15秒程遅れた2番手に岡田、さらに15秒離れた3番手に加藤がつづく相変わらずのホンダ1-2-3。

転倒、ピットインで大きく順位を下げていた#3 カワサキは13番手までポジションを上げてきたが、17時過ぎに井筒がヘアピンで転倒。再び順位を下げてしまう。

そして、私は17時過ぎにコースを後にした...。そうしないと帰れないので...。ああ、1コーナー外の通路を歩いている私の耳にペースカーが入ったというアナウンスが聞こえる。これは、もうひと波瀾おこるのか? 誰がどうなったのか判らないまま家へ。

レポートはここまでとさせていただきます。後は録画を見終わってから簡単に。

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