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芳賀、スーパーラップ! - スペシャルステージ 待ち合わせのシケインに向かって最終コーナー付近を歩いていると、みし奈さんの声がどんどん高くなってきた。ヤマハのエース芳賀紀行がそれまでのタイムを大幅に上回って周回していたのだ。芳賀は異次元の速さで2分7秒836をマークし一気にトップに立った。続くホンダ勢、加藤大治郎とヴァレンティーノ・ロッシは9秒台に留まり、最後に芳賀のタイムに挑んだのがカワサキのエース井筒仁康だった。全日本スーパーバイクで絶好調の井筒は2ケ所のチェックポイントのタイムで芳賀を上回り、芳賀自身「途中まで負けたと思った」という抜群の走りでこれも7秒台をマーク。しかし芳賀のタイムには僅か1000分の2秒及ばなかったのだった。 ポールポジションは#41 ヤマハ レーシング チームの吉川和多留/芳賀紀行組。2番手に#2 カワサキ レーシング チームの井筒仁康/柳川明組、3番手に#71 Team高武と桜井ホンダの玉田誠/アレッシャンドレ・バロス組、4番手に#4 チーム キャビン ホンダの宇川徹/加藤大治郎組となった。 序盤の攻防 - 0-1時間 この中からエドワーズがどんどんポジションアップして6周目にトップに立った。エドワーズ、井筒、玉田、梁、吉川のトップグループ。スタートから20分で早くも周回遅れが現れ、エドワーズと井筒はこれをうまく使って後続との差を広げていった。エドワーズと井筒のデッドヒート。しかし、バックマーカーの金太郎飴状態(みし奈さん)の中、先行する2台に玉田、梁、吉川が追い付き再び5台の編隊に。周回遅れの処理で間隔が変わる息のつまる展開となった。 そのトップグループ5位走行中の吉川が130Rで転倒!ピットインして修復にかかり、12:22に芳賀紀行にチェンジして復帰。トップグループはまずエドワーズがピットイン、ロッシに交代。続いて梁と玉田もピットイン。梁から北川圭一へ交代。桜井ホンダは玉田からアレッシャンドレ・バロスへ交代したが、ピット作業中にフロントブレーキを閉じてしまい40秒のピットストップで順位を落としてしまった。最後に井筒がピットインし柳川に交代してトップでコースに復帰。 ペースカーが入る - 1-2時間
ペースカーが入っている間は前のライダーを抜くことができない。この間に3位宇川が1、2位との差をつめた。4位争いはもう1台のペースカーの後ろとなり3位との間があいてしまった。その4位争いは#3 カワサキ レーシング チームのピーター・ゴダード、バロス、#8 ヤマハ レーシング チームのサイモン・クラファー。#33 チーム キャビン ホンダの鎌田学がこの間にピットインし、シフト回りを修復2分15秒のピットストップ。 ペースカーは13:00にアウト、レース再開した。トップグループは北川がダッシュ。すぐに柳川が抜きかえす。この2台に宇川が迫る!追い付いた!シケイン突っ込みでトップに!トップグループからは1分離れてバロス、ゴダードの4位争い。宇川速い、どんどん差を広げる。ピットインしていた加賀山が復帰。2位柳川がピットイン。 デッドヒート、加藤vs.井筒 - 2-3時間
2位の井筒が徐々にトップ加藤との差を縮めてきた。シケイン突っ込みで井筒がトップを奪うが、1コーナーで再び加藤が前に。VTRは直線が速い。加藤リード、しかし離せない。デグナーで伊藤が転倒!ピットインし修理して復帰。トップ争い2台の激しいバトルが続く。周回遅れを縫うように走る2台から目が離せない。 宇川、トップを奪う - 3-4時間
宇川/加藤組、独走へ - 4-6時間
この時点での順位、#4 ホンダ、#2 カワサキ、#7 スズキ、#3 カワサキ、#95 Team高武と桜井ホンダ、#15 阪神ライディングスクール。 井筒から柳川へ、加藤から宇川へチェンジ。その差は30秒近くとなっている。宇川、3位の北川を周回遅れに。柳川との差もさらに開いてきた。 (ヘアピンスタンドからの写真はこの時間帯) 井筒、転倒!カワサキ、力尽く - 6-8時間
残り1時間。カワサキはまだ修理中。しかし、再スタートは難しそう。ライトオンのサインが出された。モリワキのパークスが白煙をあげてピットイン。18:42 加藤から宇川へ最後のチェンジ。カワサキ井筒/柳川組はついに修復をあきらめガレージへ。残念!ヤマハの芳賀が最後の走行で凄いタイムを出している。7時過ぎ、スプーンで雨という情報が。まさかここまできて大どんでん返しがあるのか?しかし、雨はすぐ止んだ模様。宇川が209周目を走行中、残り時間はあと13分。ぎりぎり215周目に入れるか。宇川215周目に突入、そして8時間が経過。 23回目の8耐は#4 チーム キャビン ホンダの宇川徹/加藤大治郎組が周回数215周の新記録で優勝。ホンダはニューマシンVTR1000SPWでデビューウィンを飾り97年からの連勝を4にのばした。2位に#7
チーム スズキの梁明/北川圭一組、3位に#3 カワサキ レーシング チームの芹沢太麻樹/ピーター・ゴダード組。 宇川徹 −1973年5月18日生まれ、27歳 93-94年:全日本GP250チャンピオン 8耐 加藤大治郎 −1976年7月4日生まれ、24歳 97年:全日本GP250チャンピオン 8耐 レース中の事故で亡くなった#55 山川 守選手の御冥福をお祈りします。 |
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