詩歌逍遥
(1) 古今和歌集「大空は恋しき人の形見かは物思ふごとにながめらるらむ」
(2) 古今和歌集「夕暮れは雲の旗手に物ぞ思ふ天つ空なる人を恋ふとて」
(3) 古今和歌集「ほととぎす鳴くや五月のあやめぐさあやめも知らぬ恋もするかな」
(4) 萩原朔太郎「五月の貴公子」
(5) 室生犀星「ふるさと」
(6) 北原白秋「手にとれば桐の反射の薄青き新聞紙こそ泣かまほしけれ」
(7) 室生犀星「寂しき春」
(8) 丸山薫「汽車に乗って」
(9) 立原道造「わかれる昼に」
(10) 佐藤春夫「少年の日」
(11) 伊東静雄「春浅き」
(12) 高浜虚子「金亀虫擲つ闇の深さかな」
(13) 高浜虚子「遠山に日の当りたる枯野かな」
(14) 三好達治「雪」
(15) 中原中也「頑是ない歌」
(16) 中原中也「憔悴」
(17) 名取里美20句鑑賞
(18) 八木重吉「鞠とぶりきの独楽──第8番」
(19) 萩原朔太郎「帰郷」
(20) 室生犀星「蝉頃」
(21) 名取里美「緑陰や今日あふ人の声きこゆ」