しらみ

それは、暖かいある日、次女の髪の毛から始まった。
髪の毛をとかしていると、すっと走る小さい物体。目を疑った。良く見ると、ふけでもない小さい白いつぶ。
思わず背筋がぞぞーっ。
「もしや」私の頭の中に、しらみ の３文字が・・・。

その後慌てて、小児科へ行ったが、しらみの卵があったので、いることは確かだが、薬を買って自分で退治するしか手はないとのこと。
スミスリンンパウダーというのを買う。
しばらく子どもの髪の毛を凝視していると、ぽかぽか陽気に誘われて、ひよっこっと顔を出した。すかさず捕獲。1匹で多くの卵を生むようだ。

しらみが最近増えていると言う話は聞いていたが、まさか我が家にもくるとは思いもしなかった。
近くの小学校でも大流行だそうだ。
そして、近所の子もうつされたと言っていた。
今の世の中まさかと思う人が多いが、プールなどでうつることが多いと言う話だ。
事実、私が薬局でスミスリンパウダーを購入しようとしたら、１件は売り切れだった。

　退治方法　　　　　　

シャンプーの１時間前にスミスリンパウダーを振り掛け、ビニールキャップをかぶり、シャンプー。家族全員でしたほうがよい。卵が孵化する２日おきくらいに行う。我が家は２回行った位で消滅。
成虫には、スミスリンパウダーが効くが、卵には効果がないので、実力行使。毎日根気よく一つづつ捕獲。
目の細かい櫛でなんどもとかす。
シーツや洋服の洗濯と掃除はいつもよりこまめに。
・広島のやりて主婦、マダムホーリーに教えてもらって実戦したこと。
610（むとう）はっぷのお風呂にはいり、頭にもかける。（しらみはこの匂いが嫌い）ー裏付けは取れていません。一応はしてみましたが。
リンスをすると、しらみがすべりやすい。ーこれも裏付けは取れていません。気休めかもしれません。

　観察　　　　　　　　

近所の子に借りて顕微鏡で卵を見てみた。もうつぶれていたので死んでいたと思ったら、血液のようなものが見えた。
成虫は毛が多く、かにとちょっと似ている。しばらく　かには食べられそうにない。透明で血を吸ったばかりだと、血が透けて見える。

　反省点　　　　　　　

子ども達が自分でやりたがったので洗髪させていたのが最大の原因だと思う。私と３女には卵だけが少しだけついていただけだった。

　身近な存在　　　　　

実家の母にしらみのことを話したら、明治生まれの祖祖母が使った梳き櫛があるとのこと。昔はそれで退治したらしい。そういえば「しらみつぶし」なんていう言葉もあるし。身近な存在だったんじゃないだろうか。今は病気でもなんでも、存在をはなっから消してしまおうとするけど、昔は共存してたような気がする。かかっても重くない病気でも予防接種で防いでしまったり。私も摂取の度に迷うし、専門家の意見もまちまちだ。食中毒予防でも漂白剤をばんばん使ったり、かえって体に悪いのではと思ってしまう。消滅させようとするから、生き延びようとして、菌も強くなるのでは。昔は、ちょっとぐらい腐り掛けたものでも口にしたり、病気にも面とむかってたから、それに対応するように体も強くなったのでは。自分の行動を振り返りながら、そんなこと考えた。たかがしらみ、されどしらみ。

　その後　　　　　　　

子どもの気持ちを考えて、”しらみ ”のことは、幼稚園の担任の先生と近所の人にしか言ってなかったが、友達に「しらみのページ作ったんだ。」とぽろっと話してしまった。「ええー、なに？」「じつは・・・」と話したところ、子どもが頭をすごくかゆがって、皮膚科に行こうとしていたという。もしかしてと髪の毛を見ると、「いたー！！」しろいつびゅ、つびゅ。友達、言葉もない。薬局へ直行。やっぱり、いるんですね～。
私も、初めはもういやでいやで、夢にまでみるくらい神経質になったけど、考えてみれば、目に見えるか見えないかの違いだけで、ダニやその他の微生物はごろごろいて血吸ったり、舐めたりしてるわけで、別にそんな嫌うこともないかなあ、なんて思ったりする。しーちゃん、仲良くしようね。

　その後２、幼稚園で　

長女が、「ママあ～、○○ちゃんも、しらみいるんだって、おかあさんもだってぇ」と言うのを聞いて、数日後、幼稚園から、「しらみが園児の間で増えています。」なる、お手紙が。そういえば、私も先週から、かゆい。長女も担任の先生に、まだいる、と言われたらしい。お互いにチェックしてみると、卵がひとつふたつだけ。この間の残骸だろう。でも、一度なったからといって、もうならないものでもなし。友達にその話をすると、子どもはいないようだが、私がかゆいのよね、というので、みてみると、いたいた。猛威はまだ続きそうだねぇ。

　その後３、新聞で　　

新聞の投書欄に「しらみ撲滅せよ」なる記事を発見。仙台では、保健所が「しらみに注意」チラシを発行しているらしい。この記事によると、ここ数年大都会を中心にしらみが増えたのは、海外旅行者が増えたためである、としている。また、しらみは、衣類、寝具にもすみついていて、家族、学校ぐるみで駆除しなければならない、そうだ。このかたは、戦争中、しらみの媒介による発疹チフスに悩まされたそうで、吸血虫だから油断はできないと、忠告もされています。おー、こわいですねー。しーちゃんなどと、いってる場合じゃないですねえ。でも、蚊だっておんなじですよね。

ちょっと待っててくださいね。素人話ばかりで、無用な恐怖心を煽っても仕方ないので、今、スミスリンパウダーを作った会社の人にラブコールを送ってますから。そのうち、専門家の方の意見が聞けるかもしれません。

　その後４　　　　　　

スミスリンパウダーを作った住友ヘルスケアの人にはふられちゃいましたが、しらみのホームページみつけました。しらみではなくシラミだったんですね。
その後もこのページを見ましたとメールを何通かいただきました。今の世の中　しらみのようなものの存在が許せないらしく、しらみそのものより、精神的な問題が大きいように思います。

　我が家にも再来？　

2001/1/5

笑ってる場合ではないのです。先日、ふと長女の髪の毛を見たら、、、、、、「卵？あれー又来たな、、、？」でも数も少ないし、卵がぺたーっとしているし、もう死んでるみたい。次女や三女の頭をチェックしてもないし。もうどっか行ったんだな。ほほほほほ、居心地が悪いと見て、去ったのだな。勝利！
でも4年生になったと思って、子供まかせにしてたんだが、たまにはチェックせんとあかんな。

2002/10/27

今年に入って、我が子供たちの小学校でもしーちゃんが、また猛威を振るっているようです。
学校からも、しーちゃんがいるかどうかの確認をしていたら教えて欲しいとのお手紙も来ましたし、子供達の話によると「誰々ちゃんも誰々ちゃんもいるんだって～」ということ。
友達からも「どうしたらいい？」と慌てて聞かれたりします。
子供達はさも、私は経験者よと言わんばかりに「私もいたよねー」などと達観しています。
何言ってる、その時の私の慌て振りは忘れているんだな。でもそう言えばわりと子供達は平気だったなあなんて思い出しています。
子供達の話によると、しーちゃんに襲われたお宅では、落ち着いてスミスリンで対処しているようです。
日本でもしーちゃんは以前のポピュラーな存在を取り戻しつつあり、そのために過度な存在否定とかなくなってきたように思います。
切ってもは切れない間柄であるなら、その方が落ち着いて対処出来るので、却っていいような気がします。
久々のしーちゃん、多賀城情報でした。

皆さんでしらみページつくりましょう。ここでは、しらみたかり、などといって仲間はずれになることもありません。声高らかに、しらみについて語ろうではありませんか。
専門家のかたのご意見もまってまあす。

ある音楽家の方作曲『しーちゃんの曲』♪シラミ　シラミー　シラミ　シラミー♪

アメリカのしらみ専門webぺーじ
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笑うシラミの生活

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