LAST UPDATE 2002/6/26

ジュネーブ条約について

日本人は人権の話をするとき,同和問題や障害者差別が主役となり,
高齢者社会などが将来への問題として取り上げられ,
ジュネーブ条約 の話をしている先生はほとんど見かけません。
残念ですが,現状では仕方がないのでしょう。
政府も力を入れて広報活動を行っているわけではありません。

いつも思うことですが,8月の終戦記念日に近づいても
ジュネーブ条約 についていろいろな話題を提供するTV番組は,残念ながら見たことがありません。
人情と理性のせめぎ合いの世界が中心で,悲惨さをあおるのは得意ですが
それだけで,これからの人たちのための行動に結びつけられるのでしょうか。
これは残念を通り越して,むなしい気がします。

世界的に見れば人権差別は山のように存在し,大量虐殺があちこちで起こっています。
世界各地の当該国内で起こる民族紛争がその代表的な例です。
国の単位で取り決めたジュネーブ条約がその役目を果たせない場面が増えています。
非常に嘆かわしいことです。

ジュネーブ条約には人の生きていく上で基本的なことが書かれています。
基本的には戦時のことに言及しているのですが,
読み替えれば,普段の生活に生かすべき内容が詰まっているのです。

個人的には有事3法案と呼ばれる法律よりもジュネーブ条約全ての批准のほうが
大事だと思うのですが,皆さんはどうお感じになりますか?

ですから,ここでは原点に立ち戻るためにも,
ジュネーブ条約
から,自分の生きかたついて考えてみましょう。

ジュネーブ条約の基本

ジュネーブ条約の立役者 − アンリ・デュナン

国際人道法(人権法)について

日本とジュネーブ条約

国際司法裁判所(ICJ)と国際刑事裁判所(ICC)

制作資料,および協力団体 日本赤十字社,日本赤十字社香川県支部
※ ここに登場する資料等は日本赤十字社に許可を得て掲載したものです。
赤十字以外が使用してはならない赤十字のマークや写真も登場しますが,教育目的という条件で承諾を得ています。
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<参考資料等>
・青少年赤十字指導者手引き (平成13年10月15日初版)
・赤十字関係者のための国際人道法普及入門 (2000年3月31日初版)
・教師のための国際人道法ガイドブック(1997年8月15日初版)
・赤十字のしくみと活動(平成14年版)
・ICRC 国際人道法(平成13年3月31日発行)