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カルドセプトFAQ


IIEX版 セプターデータのコピー
Special Thanks to カッパ氏及び宇宙一セプターの皆様


カルドセプトセカンドエキスパンションのセプターデータは、通常の方法では他のメモリカードに移動はできてもコピーができません。よって万が一データが消えた場合、数百時間をかけて集めたメダルや何千枚ものカード、二度と会えないかもしれない人のセプタータグなどが一瞬にして失われ、取り返しがつかないことになります。 オフ対戦会のようにたくさんの人が集まる場所では、他人のセーブ中にメモリカードを抜くなどうっかりミスからデータを破損させてしまうこともあるようです。

セプターにとって、汗と涙と思い出が詰まったセプターデータ。しっかりバックアップさえ取っておけば、そんな悲劇とも無縁ですね。

それではバックアップ手順を説明いたしますが、ドリームキャストの時と異なり、手順の一部に不確定要素が含まれるため、僅かながら作業リスクが高くなっている点にご注意ください。 また、これから説明する手順をいきなり大事なデータで試してはいけません。発売から約1年間複数のセプターによって実施されてきて、私自身も今回の掲載にあたり改めて100回試行した結果、この方法による元データの不可逆的破損は一度も起きていませんが、その事実をもってしても貴方の環境で成功することを完全に保証することはできないのです。 少なくとも一度以上新規ダミーデータで試し、コピーできることを確認してから本番に移行することをおすすめします。

なお、この方法を実施して何らかの損害を被ったとしても当方は一切の責任を負いません。全て自己責任の下で行える方のみ、以下の手順をお試しください。

バックアップ手順

用意するもの
 ・プレイステーション2(PS2)本体一式
 ・カルドセプトセカンドエキスパンション(IIEX)のソフト
 ・コピー元データが入ったメモリカードA(他のセプターデータが入っていても可)
 ・バックアップ用メモリカードB(他のセプターデータが入っていても可)
 ・秒単位を計測可能な時計

手順の概要
データ管理のセプターデータの「移動」は、
 1)移動先に移動元データをコピー
 2)コピー完了後、移動元データを削除
の順序で実現されています。よって、「1)の完了後 且つ 2)の開始前」のタイミングで処理を中断すれば、結果的にセプターデータのコピーが出来上がります。

ステップ1
(01)メモリAとメモリBをそれぞれPS2のメモリ差込口1と差込口2に挿す。
(02)IIEXを起動し、タイトル画面から対戦モードに入る。

ステップ2
(03)コピーしたいセプターデータ以外をロードもしくは新規作成する。
(04)そのデータのメンテナンスメニューから「外部データ」−「データ管理」と選択する。
(05)差込口1のメモリAからコピーしたいセプターデータを選び、メニューから「移動」を選択する。
(06)移動先に差込口2のメモリBを選択する
(07)確認メッセージに対し「はい」を選んでデータ移動開始。その際時計を見て開始秒を確認しておく。
(08)数秒後(詳細は表2参照)にPS2前面のリセットボタンを押してリセットする。
(09)トレーからソフトを抜き、PS2のブラウザ(メモリカードのデータ管理画面)を立ち上げる。

この時点でセプターデータはメモリAとメモリBの両方に存在しますが、慣れないうちはA,Bどちらか一方のデータが破損しているかもしれません。 データの状態は大きく3パターンに分類されます。

表1
状態 ブラウザ ゲーム
ファイル名表示 サイズ(KB) セプター名表示 ロード
(a) 57
(b) 57 「壊れています」 不可
「破損データ」 42〜57 「壊れています」 不可
31 不可
(c) 15 「壊れています」 不可
「破損データ」 00〜15 「壊れています」 不可

(a)ゲームからロードできる破損無しのデータ。ファイルサイズは57KB。

(b)壊れているがコピーの材料に使えるデータ。以下の2種類がある。
●移動完了前に中断された移動先データ(メモリB)。ブラウザでもゲームのロード画面でもセプター名が表示されるが、ロードはできない。サイズは31KB。
●移動完了後に削除され始めた直後の移動元データ(メモリA)。ゲームのロード画面では「壊れたデータ」と表示され、ロードはできない。サイズは42〜57KB。

(c)壊れていてコピーの材料に使えないデータ。以下の2種類がある。
●移動完了前に中断された移動先データ(メモリB)。ゲームのロード画面では「壊れたデータ」と表示され、ロードはできない。サイズは0〜15KB。
●移動完了後に削除される途中の移動元データ(メモリA)。ブラウザでは「破損データ」、ゲームのロード画面では「壊れたデータ」と表示され、ロードはできない。サイズは0KB。

上記破損具合はリセットタイミングによって左右され、その後の手順はメモリA,Bのセプターデータの状況に合わせて以下のように移行します。

表2
秒数 メモリA メモリB 次の手順
0.0〜5.0 (a) (c) ブラウザで破損データを削除してステップ1からやり直し
5.0〜5.5 (a) (b) ステップ3へ進む
5.5〜6.0 (a) (a) ステップ4へ進む
6.0〜7.5 (b) (a) ステップ3へ進む
7.5〜9.0 (c) (a) ブラウザで破損データを削除してステップ1からやり直し
9.0〜X.X (a) ステップ1からやり直し
上記で使用したPS2はSCPH-10000、メモリは純正でセプターデータ数0〜1、その他のデータ数6(メモリA)、60(メモリB)。秒数はおよその目安でありそれぞれの環境で異なる可能性が高いので、まずはダミーデータのコピーで実施環境での時間を実測してから、重要なデータのコピーに臨んでください。

ステップ3
(10)IIEXを起動し、タイトル画面から対戦モードに入る。
(11)セプターデータが壊れていないメモリからデータロードする。
(12)セプターデータのメンテナンスメニューから「セーブ」を選択し、セーブ先にセプターデータが壊れているメモリを指定する。→壊れたデータに正常なデータが上書きされる。

ステップ4
(13)メモリA,Bそれぞれのセプターデータでゲームがプレイできることを確認する。

以上です。
しつこいようですが、各自の責任の下、くれぐれも慎重に行ってください。



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