1. トップページ
  2. ギャラリー・トップ
  3. 須貝バレエ「ドン・キホーテ」2011公演リハーサル

須貝バレエ「ドン・キホーテ」2011公演リハーサル

ガマーシュ登場 ガマーシュずっこけ キトリへラブコール 肘鉄くらって尻もち

須貝バレエの「ドン・キホーテ」のリハーサル!今となっては、西区フィルのニューイヤーコンサートを聴いて感動なんて言ってられるけど、その当時は必死!

初めて出演したのは、2008年の須貝バレエのバレエ・コンサートという、言わば発表会。コッペリア第3幕での市長役。その時も踊らないとはいえ、バレエ出演は初めて。おまけにまるまる1幕、舞台の奥の壇上中央に出ずっぱり。リアクションの演技をしないといけないんだけど、下手に動くと目の前で踊っているダンサーの邪魔になりそうだし、かといって、じっとしてばかりもいられない。カチカチに緊張して、後からロボット市長なんて言われちゃいました。

そんなことがありながら、勇気ある須貝先生はまたも起用!今度は1幕1場で闘牛士の来場を告げるラッパ手と2場の酒場の給仕役。ということでスタートしたリハーサルだったけど、もっと勇気がある演出の牧阿佐美バレエ団の重鎮、高田紀男先生は、こともあろうに1幕1場で、世界的な名ダンサー平野玲先生演じるへなちょこ貴族ガマーシュの登場シーンの召し使い役に変更!本当に絡む演技をしなくちゃいけなくなってしまった!!

階段でずっこけるガマーシュを支えたり、後ろ向きで投げるギターを受け取ったり、最初は勝手が分からず、どう動いていいのかまごついていたものの、さすが重鎮の高田先生。役柄の説明や動きを細かく指導してくれて、だんだん見えてきた。指導には必ずその理由を教えていただき、それがいちいち理にかなっていて、本当に凄い先生なんだと尊敬です。

なぜその動きが必要なのか、その時の心理は…と教えていただき、バレエは実は立派なお芝居なんだと再認識。基本をきっちり指導すると、後は自分で考えて動く。それが先生の演出。ほんの短い出番だったけど、得るものは大きかった!!

だから、2場の酒場の給仕は「適当に動け」という指示。その「適当」が恐ろしい!だからウエイターになりきって動くように心掛けた。ただどの部分で誰がどこから登場して、どこへ引っ込む、これを押さえておかないとぶつかったり、とんでもないことになってしまう。それにここもメインの物語の進行やダンスの邪魔になってはいけないしで「適当」の大変さを思い知らされた!

2場の酒場はテーブルを囲んだ席が上手にも下手にもあり、途中でテーブルの上にダンサーが上がって踊るシーンもある。主なダンサーは舞台中央のゲートから出たり入ったり。だから中央には席がない。ウエイターだから上手にも下手にも酒を持っていったりということになるんだけど、この中央の空間が恐ろしくて横切れない!本当に舞台全体が分かってないと大変。

とにかくコッペリア出演以来、海外のバレエ団のダンサーの後ろに出演しているエキストラの自然な演技が本当にすごいなと思う今日この頃であります。

さて本番は、おかげさまで大盛況!投げたギターはちょっと取り損なったりもしたけど、ドジな召し使いなのでOKと自分で採点。2場の酒場の中央もなんとか渡れて、多分なんとかなったと思う。ゲストダンサーの先生たちは本当に人柄も素敵で、平野先生も僕が緊張しないように気を配ってくれ、オーケストラの音も最高。本当に贅沢で幸せな経験でした!

My Works

ドン・キホーテ
(2011年)

Lucky Hill Project
(2011年)

Aoi Yamaguchi featuring Bill Mays & Friends
(2010年)

コッペリア
(2009年)

くるみ割り人形
(2007年)

中野ブラザーズ
60周年記念公演
(2007年)

中野ブラザーズ物語
Steppin' Happy
(2004年)

W3C Validation

Valid XHTML 1.1

正当なCSSです!