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Continental Circus - Road Racing World Championship
 
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第13戦 パシフィックGP: ライバルなき独走

Round 13 Pacific Grand Prix of Motegi: Motegi, Japan, October 5-7, 2001

 

原田、ライバルなき独走 - 決勝

500cc - ロッシ、チャンピオンに王手
N.Y.での同時多発テロの被害者に対する黙とうで始まったパシフィックGP500ccクラスの決勝レース、もてぎはうす曇リでそれほど気温も高くない絶好のレース日よりとなった。前回のヴァレンシアGPまでに7勝を挙げ、ランキングトップをひた走るホンダのヴァレンティーノ・ロッシにとっては、非常にラッキーな、そしてチャンピオンをほぼ手中に納めることになるであろう非常に重要なレースとなった。

レースはヤマハのマックス・ビアッジがトップ集団を引っ張り、これにロッシ、ケニー・ロバーツ、アレックス・バロス、ロリス・カピロッシが続く展開となった。トップを走るビアッジは傍目にも目一杯という感じで逃げており、追い上げるロッシがプレッシャーをかけながらチャンスをうかがっていた。そして6周目、90°コーナーからセカンド・アンダーパスを潜った先でビアッジがクラッシュ!そのままリタイアとなってロッシに無傷の25ポイントを献上してしまった。これによってロッシとビアッジのポイント差は67に拡がり、残り3戦でロッシが8ポイント以上獲得すればチャンピオンが確定する。おそらくは次のフィリップ・アイランドで。

レースはビアッジのクラッシュによってやや興味を削がれてしまった。トップを快走するロッシは2位を走るバロスとの間に充分以上のアドバンテージを保ってペースをコントロールし、シーズン8勝目を飾った。2位にバロス、3位にカピロッシと終わってみればホンダの表彰台独占となった。4位には予選16番手からジャンプアップした阿部典史、5位には宇川徹、6位に中野真矢と日本人ライダーが続いた。ワイルドカードの加賀山就臣は10位、芳賀紀行はリタイアに終わった。

250cc - 原田、ライバルなき独走
250ccクラスの決勝も500ccクラスとよく似た展開となった。ホールショットはポール・ポジションからスタートしたアプリリアの原田哲也。これにアプリリアのマルコ・メランドリ、ホンダの加藤大治郎、ヤマハの松戸直樹、アプリリアのジェレミー・マクウィリアムズが続くオーダーとなった。問題の6周目、2位を走るメランドリがクラッシュ。メランドリの直後を走っていた加藤も避けきれずに転倒し2台ともリタイアとなってしまった。これでトップの原田をおびやかすライダーはいなくなり、原田はそのまま独走で今シーズン3勝目をあげた。2位にホンダのエミリオ・アルツァモーラ、3位にマクウィリアムズ。原田は貴重な25ポイントを得て、ノーポイントに終わった加藤との差を一気に24ポイントまで詰めた。残り3戦、まだまだチャンピオンの行方はわからない。

松戸直樹は7位、ワイルドカードの関口太郎は9位、大崎誠之は10位、宮崎敦は13位、酒井大作は20位、青山博一は21位、加藤大治郎と小野寺貴行はリタイアに終わった。

125cc - 宇井、今シーズン3勝目
125ccクラスの決勝。序盤、トップで逃げるホンダのトニー・エリアスを宇井陽一、マヌエル・ポジャーリ、東雅雄、ダニエル・ペドロサらが追う展開となった。2周目の90°コーナーで宇井がエリアスのインをついてトップに浮上した。宇井を追うエリアスは、しかし、5周目にクラッシュしてリタイアしてしまった。宇井はエリアスのクラッシュの後は危な気なく走り切り今シーズン3勝目をあげた。2位争いはポジャーリとペドロサの2台となり、最終ラップでペドロサがポジャーリをかわして2位でフィニッシュ、ポジャーリは3位でフィニッシュしエリアスに12ポイント差をつけてランキングトップに浮上した。25ポイントを加えた宇井も依然としてランキング3位ながら、2位のエリアスとの差を21ポイントまで縮めている。

東雅雄は5位、葛原稔永は18位。藤岡祐三、高橋裕紀、上田昇、仲城英幸、青山周平はリタイアに終わった。

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原田、ポール死守 - 予選2日目

500cc - カピロッシ、ポール
500ccクラスの予選2日目は静かな始まりとなった。トップタイムは前日のケニー・ロバーツのタイムのまま。残り15分の時点から動きが出た。まず、ヤマハのマックス・ビアッジが1'50"792でこれを更新。さらにホンダのロリス・カピロッシが1'50"674、同じくホンダのアレックス・バロスが1'50"584、ビアッジ1'50"248と続けざまにトップが入れかわった。そして最後の最後にカピロッシが唯ひとり1分50秒を切る1'49"800を出しポール・ポジションを獲得した。2番手にビアッジ、3番手にバロス、4番手にロッシが続いた。
中野真矢は5番手、宇川徹は9番手、ワイルドカードの加賀山就臣が14番手、芳賀紀行は15番手、阿部典史は16番手、青木治親は19番手。

250cc - 原田、ポールを死守
250ccクラスも前日のタイムが更新されないままに時間が過ぎて行った。アプリリアの原田哲也、ホンダの加藤大治郎、アプリリアのマルコ・メランドリの3強がリーダーボードの上部を独占していた。残り5分、メランドリが1'53"135で2日目のトップタイムをマーク、さらに1'53"115とタイムをつめる。そしてチェッカーが振られたラストラップ、加藤大治郎が1'52"813でトップに立ちスタンドが沸く。さすが大治郎!しかしその直後にホームストレートに戻ってきた原田は加藤を0.024秒上回る1'52"789をマークしたのだ。うなるスタンド。予選2日目最大の見どころだった。前日は体調不良により点滴を打っての走行だったという原田が明日の決勝レースにポールポジションから臨む。2番手に加藤、3番手にメランドリ、4番手にはジェレミー・マクウィリアムズが入った。
松戸直樹は10番手、ワイルドカードの関口太郎は16番手、大崎誠之は17番手、青山博一は19番手、宮崎敦は20番手、酒井大作は26番手、小野寺貴行は27番手。

125cc - 宇井、逆転ポール
125ccクラスの予選2日目はジレラのマヌエル・ポジャーリがまず2分を切るタイムを出してトップに立ち、デルビの宇井陽一が続いて1分59秒台に入れた。宇井はさらにタイムを上げてポジャーリを抜き去ると、続く周回では唯ひとり1分58秒台に突入した。残り3分、ポジャーリは途中まで宇井を上回るタイムを出していたが、ヴィクトリーコーナーの進入でクラッシュしアタックを終えた。宇井はさらにラストの周回で1'58"603までタイムを削ってポールポジションを奪った。2番手にポジャーリ、3番手に東雅雄、4番手にトニー・エリアスが続いた。
上田昇は8番手、ワイルドカードの高橋裕紀が11番手、藤岡祐三が18番手、仲城英幸が19番手、青山周平が26番手、葛原稔永が33番手。

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原田、暫定ポール! - 予選1日目

500cc - ロバーツ、暫定ポール
春の鈴鹿で始まった2001シーズンはサボっているうちにはや第13戦、秋のもてぎへと帰ってきた。

500ccクラスの予選1日目、1'50.944で暫定ポールを獲得したのは2年連続でもてぎを制しているスズキのケニー・ロバーツ。2番手にホンダのアレックス・バロス、3番手に同じくホンダのロリス・カピロッシ、4番手にヤマハのマックス・ビアッジが続いた。チャンピオンに王手をかけたホンダのヴァレンティーノ・ロッシは5番手。 芳賀紀行は6番手、中野真矢は8番手、阿部典史は11番手、宇川徹は14番手、青木治親は17番手、ワイルドカードの加賀山就臣は19番手。

250cc - 原田、暫定ポール!
日本人同士のチャンピオン争いとなった250ccクラスはアプリリアの原田哲也が1'52.945で暫定ポールを獲得した。2番手にはランキングトップをゆくホンダの加藤大治郎、3番手にアプリリアのマルコ・メランドリと今シーズンの3強が並ぶ。4番手、5番手にジェレミー・マクウィリアムズ、ロベルト・ロカテッリとアプリリア勢が続き、ヤマハの松戸直樹が6番手となった。
ワイルドカードの大崎誠之が13番手、関口太郎が19番手、青山博一が22番手、小野寺貴行が23番手、宮崎敦が25番手、酒井大作が27番手。

125cc - エリアス、暫定ポール
125ccクラスはポイントリーダー、ホンダのトニー・エリアスが2'00.383で暫定ポールを獲得。2番手にデルビの宇井陽一、3番手にホンダの東雅雄、4番手にミルコ・ジャンサンティが続いた。
ワイルドカードの高橋裕紀が19番手、上田昇は22番手、藤岡祐三が25番手、仲城英幸が29番手、葛原稔永が30番手、青山周平が31番手。

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Grand Prix in Japan

2001 Grand Prix

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