When I grow too old to dream

Sigmund Romberg の曲にこのような歌があったと記憶しています。
日本語の題名は「夢見るころを過ぎても」というものでした。


The Impossible Dream                見果てぬ夢

To dream the impossible dream                見果てぬ夢を夢見ること
To fight the unbeatable foe                  打ち倒せない敵と戦うこと
To bear with unbearable sorrow,              耐えられない悲しみに耐えること
To run where the brave dare not go           勇者がひるむ場所であろうと駆けつけること
To right the unrightable wrong               正しからざる悪を正すこと
To love, pure and chaste, from afar          はるか離れて、純に汚れなく愛すること
To try when your arms are too weary          腕が萎えようとやりぬくこと


To reach the unreachable star!               届かぬ星にたどりつくこと!
This is my quest,                            これが私の使命
To follow that star                          あの星を追うこと
No matter how hopeless,                      いかに絶望的であろうと
No matter how far,                           いかに離れていようと
To fight for the right                       正義のために戦うこと
Without question or pause,                   疑念もためらいもなく
To be willing to march into hell             勇んで地獄へ進撃すること
For a heavenly cause!                        天命のためならば!
And I know, if I'll only be true             私にはわかる、私がこの輝かしい大義に
To this glorious quest,                      誠実であるときのみ
That my heart will lie peacefull and calm,   私の心は平和で穏やかになれる
When I'm laid to my rest.                    休息が訪れたときに
And the world will be better for this-       そして世界はきっとよくなっている−
That one man, scorned and covered with scars,ひとりの男が、さげすまれ傷つきながら
Still strove with his last ounce of courage  最後の1オンスの勇気で奮闘したことが
To reach the unreachable star!               届かぬ星にたどりつくために!  


(by Mitch Leigh/Joe Darion. from "A Man of La Mancha")

このばかばかしいほど時代錯誤な詩は、ミュージカル「ラ・マンチャの男」からもってきました。
ドンキホーテが高らかに歌い上げるこの詩は、すこし悪ふざけ気味ながら、セルバンテスの精神をよく表現していると思います。
年は七十を過ぎても、心のなかに
「見果てぬ夢」があるものですね。
(右の絵は、ギュスタヴ・ドレのものです)


ここには、エツセイとか、好きな詩とかを勝手に収録しました。よろしければ、どうぞお入り下さい。

1.リルケの詩
2.エツセイ「女流三様」(佐多稲子さん逝去の報に接して)
3.エツセイ「三題噺」(求む異能人、行ってみたい国、サバイバル・ゲーム)


この部屋は、まったくの私的趣向で用意したものです。もし、ご共感頂けるものがございましたら、左記アドレスへE‐mailください。

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