月さえも眠る夜〜闇をいだく天使〜

おわりに



ここまで読んで下さった皆様、ほんとうにありがとうございました!
心より御礼申し上げます。
おかげさまをもちまして、第1部・14話、第2部・21話合計全35話の長編を終わらせる事ができました。

この話でどうしても書きたかったのは、クラヴィス様に「救う側」になって欲しい、という部分でした。
ゲームであれだけ「救い出してくれる人を待っていた」といっているから仕方ないのですが、
クラヴィスさま一押しの私としては、どうしても物足りなく……このような話ができあがった、というわけです。
一部で一生懸命育てた(?)女王アンジェリークや、オリキャラとは言え無念の死を遂げさせられたセリオーン。
生みの親としては、たいへん申し訳なく思っています。冥福を祈り、合掌。
そして、もうひとつ書きたかった、佳月の個人的なテーマも、アンジェリークの世界におじやまして、書かせていただいた気がします。

エピローグの最後に、「別の話」とありましたが、ゲームの2の世界は書く予定はありません。
ただ、どれくらいの方が気付いて下さったかわかりませんが(笑)2人だけ、2のキャラクターが出てきています。
彼女たちは女王にならず、きっと彼らと生きる事を選ぶのでは…というのが、今の所の私の見解です(笑)


ただでさえ、蛇足な文章を、長くかいてしまいました。
この辺りで、失礼します。
1988.3.10佳月。


■2005年7月追記
Sp2の世界は書かないなどといいながら、おもいっきり第3部「〜それぞれの夜明けへ」で、書いております。


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