海棠の夢

あとがき


宿屋「燕子庵」には、休暇といって、やたら目立つ9人ほどの客が主星から来たとか、来なかったとか。

読んで下さった方、ありがとうございます。
掲示板の方で話題になっていたので解説など。

カティス:光栄の方から発売されているCDドラマに登場する前任の緑の守護聖です。
金の目に金の髪。ワイン作りの名人で、気さくな人柄は誰からも好かれる元聖地の人間関係円滑油(笑)
不思議の国のアンジェリークにも、旅の商人として登場しています。
「海棠の夢」の設定としては、シリーズ「月さえも眠る夜」に登場する美幻とは よい飲み友達であり、良き理解者でもあったということになってます。(静夜思君不見:「古別離」参照)

孔明:三国志に出てくる蜀の軍師 諸葛亮の字、「孔明」を頂きました。なんでか?って?(笑)
光栄から出ているCDドラマで、声を塩沢さんがあててらっしゃいます。
しかも、「めくりCD」ではキャラデザインが由羅さんの為、見た目もそっくりなのよ!(誰と?(笑))

公瑾:同じく三国志の登場人物。孔明の永遠のライバル。
呉の軍師 周瑜(漢字これで良かったっけ?)の字「公瑾」を頂きました。
主に忠誠を誓う実直な性格。「美周郎」と仇名されるほどの美形で、類希なる知略の持ち主、なんだけど、 孔明に勝てぬまま、彼と同じ時代に生まれたのを呪いつつ、病に倒れ非業の最期を遂げます。
なんで彼かって?(笑)
光栄のCDドラマで、声を速水さんがあててらっしゃいます。
バラエティのCDでは、仲の悪いふたりの(孔明と、周瑜)漫才が爆笑です。
アンジェファンは、妄想を掻き立てられる事間違いなし(笑)


今回の話はもう、おもいっきり趣味に走った話をかいてやれ!と思って書きました。
ふつうのアンジェ創作では書けないような雰囲気を書いてみたくて、こういう設定になりました。
(「啼唖」だの、「沙羅」だのの擬音表記は適当なので、本気にしないでくださいね。「蕭蕭」は本当ですが)

では。今回も長いあとがきでしたが。1998.8.19  佳月拝

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