<Lesson #9>
'02.10.27 曇り,でもなく,晴でもない。
かげればちょっと肌寒い季節になりました。
さて,今日は副担任の授業の最終日です。花束,用意すりゃよかったなぁ。
<モデルって,何よ?>
先ずは体操。体をほぐして,首をほぐして。
次いで,自己暗示(^^;;)。そう,「おまえは虎だ,虎になるんだ!」ってやつです。
「誰も言ってくれないでしょ,だから自分でそう思うこと,結構重要なんだ」そうです。
このあたりだったかな,モデルってのは自分が一番よく見えるところを知ってる,という話がありました。
ここには書けないような話も飛び出しましたが…
#ちょっと,調べてみよう…
はて,なんでモデルの話になったのか,覚えていません(^^;;;)
発声練習は「ま」「ば」「ぱ」でやりました。
「ぱ」のところではモーツアルトのオペラ,「魔笛」の一節が。そういえば,花月先生も言ってましたな。
一通りの発声練習が終わり,ピアノの先生が…おっと,山本先生じゃありません(お名前,失念)。
<歌う姿勢>
今日はどうも記憶が飛んでしまってて…どこからやったのか,まるで覚えてないんですね。
確か,P46,Sからだったよーな。(^^;;)
いきなり,注意を受ける。最初は”息”を入れて,小節ごとに大きくして行く感じ,というのを何度かいわれました。
これまでにもいわれてるんですが,やっぱり染みついてないんですね。
”Alle Menschen”のところ,4回目の”Alle”まではそれまでのスピードで,そのあと(P48,810小節)の”Menschen”は
ゆっくりになる。いきなり速度が変わるのを意識しておくこと,そしてそのあとの”werden
Bru(der)”のクレッシェンドも
しっかりと,とのことでした。
とくに”Bruder”は重要なkey-wordなんで,重要視しておかなければなりません。
このところよく言われるんですが「音が違う人,いるよ」。加えて「歌う姿勢がダメですね」とバスが言われてました。
「いつでも臨戦体勢になってないと。だからいつも止まってしまうんですよ」
うん,たしかにそうです。
やっぱり時々は立って歌いましょうよ,それ相応に緊張しますから。
そのあとの”sanfter Flugelweilt”のところ,ソプラノは修飾音のところが変にうねうねしてるなんて,言われてましたね。
アルトはもっと明るく!といわれてました。「どうやったら明るくなるのか。顔と目!明るく!」と何度もいわれております。
「歌い終わった後,つまらなさそうな顔をしない!」とも。
<今日の料理>
で,ようやくいい感じかなと思ったら,「おしい,色気がない…」もっと色っぽく,と言われていました。
その説明に,「しゃきしゃきのれんこん」という表現が…そしてにわかに料理教室へと変身していく大阪Gクラス…
れんこんを刻んでから揚げにするとおいしいですよね,しゃきしゃきしてて。そのしゃきしゃきなんですよ,今のは。
でね,そのままてんぷらにしても,なかに何か入れて揚げても…そのしゃきしゃき感をなくして,もっと粘る…
#要は「とろろの如くねばって色っぽく」ということを言いたかったようです(^^;;)。
#「でね,」からは余計です(笑)。
##これを読んでる皆さんのうち,夕食にれんこんが入ってた人,手を挙げて!
あと,ここでは,”Menschen”の”sch”の部分…”シェ”ですね…のハクを合わせなさいということでした。
<だから…なんですよぉ>
この後の”Deine Zauber”は目印になる音がないところ,そして,ここはいきなりハーモニーにならなくては
ダメなところで難しいところなんだそうです。
確かに,595小節からの男声で始まる部分,コーラスは一拍休んでオケが音を鳴らす。
それを目印に歌い出せるわけなんですが,818小節の”Deine
Zauber”はそれがない。
特にアルトは究極に音が取りにくいらしい。
けど,パート練習ではそんなようには聞こえず,先生もしきりに首をひねっていました(笑)。
795小節の”Deine Zauber”は息を入れてささやくような感じでソロに横入りしていくんですが,
818小節の”Deine Zauber”は,ソロがいないんだから,最初っからしっかりと歌わなくてはダメとの事です。
そのあとに続く822小節のあたり,801小節と同じなんですね。唯一,アルトがちょっとだけ違う。
でも,オクターブ違うだけで同じ音(ん?音程?音階?)。だから……なんだそうです(笑)。
#このホームページを運営してて,面も割れてるから,ほとんど名指しで「書くな(笑)」と言われちゃいました。
「同じにしてくれたらいいのにねぇ…」「まぁ,楽譜を書くときに間違うことはよくあります」ってホントか?
P50,832小節の”Menschen”は,さっと切って余韻はなし。ソロに「どうぞ〜」って感じで引き渡せばいいんだそうです。
<-----(エ)ルト!>
さて問題のPrestissimo。(笑)←何故に”(笑)”だ!
最初は歌詞の早口読みから。色んなリズムをつけて,アクセントをつけて歌詞を読む。
口もしっかりと動かしてはっきりと読む。そして,伴奏込みで練習に移ります。
ここでの最重要ポイントは,860小節から始まる”We---------------------lt!”と次の”Bruder”にあります。
”Welt!”の子音,”(e)lt”=”(エ)ルト”を必ずしっかりと言いきってから,”Bruder”と爆発させること。
この”(e)lt”=”(エ)ルト”がないと,”Bruder”が生きない。流れていってしまうと”Bruder”が活きない。
そして,これまでちゃんとできていなかったことが多い!
Prestissimoはいわばお祭り騒ぎのフィナーレで,タカラヅカでいえば,ちょうど階段から降りてくるところのような
感じなんだそうな。もっとも小生はタカラヅカを見たことがないんで,フィナーレなのかオープニングなのか,
知る由もないんではありますが…とにかく,ど派手にバーンなんだそうです。
で,”Bruder”まで(^^;;)。なんとまぁ,ホント,おあずけを食らった感じですよね。
<シャッフル!>
そしてとうとうシャッフルした状態での練習です。あー,やな感じ(笑)。
音を外したり,出だしを間違えたりすると,周りに白い目で見られそうですよね…
いっそのこと,ご近所のパートに紛れこむか。
通常,パートの配置は
AAAAA BBBBB TTTTT SSSSS
AAAAA BBBBB TTTTT SSSSS
AAAAA BBBBB TTTTT SSSSS
AAAAA BBBBB TTTTT SSSSS
AAAAA BBBBB TTTTT SSSSS
って感じに並んでます。
シャッフルとはいうものの,さすがにランダムにするのは難しく,
AAAAA BBBBB TTTTT SSSSS
SSSSS AAAAA BBBBB TTTTT
TTTTT SSSSS AAAAA BBBBB
BBBBB TTTTT SSSSS AAAAA
AAAAA BBBBB TTTTT SSSSS
となるわけです。
しかしながら男声は少なく,1ブロックにせいぜい3人ぐらい。
#なんと,小生の後ろには母上殿がおるではないか。だからってどうってことはないんですけどね。
席替えの後,身元調査。
おおよそきれいに散らばってます。
#う〜みゅ,なんとも居心地が悪いなぁ。これからこの少数で戦うのか。
#あっという間に潰されそう。(^^;;)
<え,ここからやるの?>
で,どこをやるのかというと…はぁぁ…Mだよ…その前に,「席替えはストレス状態だから前後の人と
1分間なんでもいいからお話ししてストレスをほぐしなさい」って…そのほうがストレスだよ…(--;;)
ここは有名な主題が歌われるところで,耳馴染みの旋律はソプラノ。何度やってもソプラノに引っ張られるんですよね。
通常の練習でソプラノに引っ張られなかったことはないくらい,ヤなところ(笑)。じゃ,ソプラノになりきるか!(爆)
まずはパートごとに歌う。
ソプラノ…う,多いぞ。アルト…げ,それにも増して多いぞ。テノール…わ,すくな!バス…(^^;;;;)
さて,本番。
8小節前から入ります。”Freude”でいきなりストップ。まぁ,一番重要なwordですからね。
…お,案外いける。ソプラノに引っ張られないですな。うんうん,いけます。
595小節,男声のみのところ。すくな!…少ないよぉ。散ってしまってるだけに,いつにもまして小さい音。
けど,自分の声はよく聞こえます。アルト,ソプラノが入ってきて…まぁ,いけるじゃないですか。
でも,男声のみになるとやっぱり寂しいわね…
<私はだれ?>
631小節,”Ihr sturzt nieder”,ここはしっかり止められました。
再開後の638小節,”welt ?”。ここ,完全に自分の音を見失ってしまいました。
私はだれ?って感じで多分,ソプラノと一緒に歌ったんじゃないかな…(笑)
647小節からの長い音,ここはもう無茶苦茶でした。
ご近所さん含めて,どこを歌ってるのか,わからない状態(だったと思うぞ)。
655小節からのフーガ。アルトがアタマの”Seid”でいきなりすべる。当然,止められる。
まぁ,そりゃそうですな。素人目に見ても,パーンと出てませんから。
でも小生,フーガには自信があります。同じ歌詞をハモる事がなく,いわば「独立採算」の部分ですから,
出だしさえ間違えなければあとはジェットコースターに乗ったが如く,身をゆだねるだけ。
問題と言えば,ジェットコースターに弱いこと(笑)。
高いところ低いところがぞろぞろ出てきて大変で,大音量が出せない(出ない)こと。
端から聴くとテノールの部分だけ「スポッ」と抜けた空白の部分が出てきそうなことです。
止められはしなかったものの,なんか間抜けた感じに聞こえましたが…自分だけかな,そう感じたのは。
フーガの後もそこそこに進み,ソロの”Freude
Tochter aus Elysium !”のところもぶっ通しでやりました。
ここは先生の一人4役。よくもまぁ,そんなことがってくらい,芸達者ですよね…
Sの部分もすべることなく,歌いきる。
というのはウソで,831小節の”alle Menschen”のでだしを間違えたのは,ハイ,わたしです。
Prestissimo,851小節はそつなくこなし,864小節の”Bruder
!”で終わり。(^^;;)
なんと中途半端な…
<ふっ,ソプラノ,恐るるに足りず…ってなこといっていいのか(笑)>
こうやって練習して思ったんですが,「散ると小さいんだな」と。
パートごとに集まって練習すると,数の原理っていうか相乗効果があるのか,特にソプラノは強大な力(笑)を
持ってるんですよね。そりゃもう,他を寄せつけない。
でも,こうやって散ると効果が薄まる…そりゃ,一人でも強大な力をお持ちの方はいらっしゃいますが…すると,
案外引っ張られないもんだナと感じました。
恐れていたMではしっかり自分のパートを”聴いて”歌えましたし,フーガもなんら問題ない。
しかもご近所でハモる感じがわかって,これは新しい発見でした。
なんせ弱小男声チームなもんで,自分がしっかりせにゃと思うと,まぁなんとかなるもんですね。
(あ,自分が引っ張らにゃ,という意味ではなく,男声は少ないんでサボると音がなくなる…)
なーに,「ソプラノ,恐るるに足りず」(笑)
今日で副担任,有元先生の授業は終わりです。ちょうど半分の6回,ありがとうございました。
ピアノの先生が変わると,雰囲気ががらりと変わるんですね。
いい,わるい,っていうのではなく,同じ所を弾いてても,デフォルメというか…うん,やっぱり雰囲気ですね…
が違うように思いました。だから面白いのかな…